1歳5ヶ月の空旅デビューはピーチ＆JAL【親子で東京往復記2020年２月編その2】

2020/03/01 - 2020/03/03

　2020年2月末、コロナウイルスは拡大を続け、北海道では非常事態宣言が発令されるに至りました。不要不急な旅行は控えるよう呼びかけられる中ではありますが、我が家には毎月避けられない所用があります。しかも東京で。
　いつもは新幹線ですが、しばらく続く上京なので、ぼちぼち飛行機に移りたいタイミング。往路は距離の短い関空～成田のピーチで「お試し」して、問題なければ帰路は距離の長い羽田～福岡のJALで「訓練」することにしました。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JALグループ 私鉄 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

　阪九フェリーを下船し、送迎のタクシーで泉大津駅に着いたところから続きます。
　まずは関空へ。とりあえず来た下り電車に乗ったものの、結局そのまま空港急行を待つのと同じでした。
　日曜日早朝とはいえ、電車は目立ってがら空き。インバウンド輸送で活況を見せていた南海としては痛手だろうけど、このご時世では、正直助かります。

泉大津駅 駅

　関空でラピートと対面。空港旅客がメインな分、より影響を受けているのはラピートのようです。
　低空飛行からようやく脱したラピートだけに、キン肉マンも残念そう。どうか早く収束しますように。

関西空港駅 駅

　関空のLCCターミナル（第２ターミナル）へは、バス移動になります。バス乗り場も駅から徒歩５分ほどかかり、子連れではなかなか大変。
　連絡バスは立派な連接バスなので、趣味的には楽しめました。福岡市内の連接バスは子どもに大人気。我が子にも楽しさ、伝わってたかなぁ。まだ無理かぁ。

　アクセスこそ不便なLCCターミナルも、コンパクトな造りなので、着いてからはラクです。
　待合室は意外と混んでてビックリ。入って左手の大きな待合室に「避難」しました。ささやかなキッズスペースもあって安心です。

関西国際空港 空港

　いよいよ搭乗。地平からの搭乗は、わくわくしますよね～！子どもを抱っこしている状態なので、タラップの階段は慎重に慎重に。
　こりゃ夫婦２人じゃないと、LCCは厳しいな～と思う横で、余裕で自撮りする赤ちゃん連れママさんの姿が。すごい…。

　LCCということで特段のサービスはないけど、シールと紙コップをもらいごきげん。手遊びできる紙コップまで渡してくれるとは、赤ちゃん心を分かってらっしゃる(笑)。
　機体後部は空いていて空席で遊ばせられたし、初のフライトは思いの他、気楽な気持ちで過ごすことができました。これなら帰りも、大丈夫そうだね。

　無事に成田着。離着陸でもぐずることはなく、安心しました。
　1時間半のフライトを我慢してくれたご褒美は、ママからの愛情です(笑)。LCCターミナルとはいえ、赤ちゃん連れ設備は充実していました。

成田空港第3ターミナル 空港

　成田空港から素早く脱出。宿舎は浅草橋なので、都営に直通するアクセス特急を選びました。

　こちらも極めつけに空いていて、大助かり。ロングシートで遊ばせても、周囲の迷惑にならなかったのでよかったです。
　インバウンドで好調だった頃は、どんな様子だったんだろう…

アクセス 特急 (京成電車) 乗り物

　無事に浅草橋に到着。せっかくやって来た東京なんだから、「所用」以外はいろいろ出かけようと楽しみにしていましたが、自粛です。
　外出は「散歩」として完結できるエリアに留め、近所の柳橋、隅田川へ気分転換に出かけてみました。

柳橋 名所・史跡

　東京っていうより、江戸って感じの界隈の景観。最近まで橋の上には観光バスが停まり、外国人観光客がカメラを向ける様子も見られたものだけど、今はひっそりです。
　屋形船にネガティブなイメージが付いてしまったこともあり、少し寂しさも感じます。どうかいつか「あの頃は大変だったね」と笑いながら、江戸のクルーズを楽しめますように。

　隅田川テラスに降りて、大好きな風景を１枚。次の上京は３月末。東京の桜名所で花見できたらいいねと、この時は話していました。
　現実には、２つの意味で厳しいものになりましたが…。

隅田川テラス 名所・史跡

　ほとんど出歩けなかった分、せめて江戸の味（佃煮）をおうち土産に。

　帰路は羽田空港へ。浅草線沿線だと、成田も羽田も１本（あるいは最小限の乗換え）で行けるので便利です。

浅草橋駅 駅

　平日昼間とはいえ、羽田空港もガラガラ。この時点では欠航はほとんどありませんでしたが、ビジネスでの移動も自粛が浸透しはじめた時期です。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

　時間は昼１時前。子どもにご飯を食べさせて搭乗しようと目論んでいたのに、すっかり眠りこけてしまいました。
　仕方ないので、我々だけ先にランチタイム。念のため、風通しのよさそうなフードコートのテラス席にしました。

　なかなかうまいじゃん。

　帰路のJAL便、ご覧の通りガラガラでした。

　おかげで息子も自由にくつろげて、楽しめた様子。CAさんから記念品とジュースをもらって、ごきげんです。

　もっともこの状態が航空会社の経営的に望ましいわけはなく、この数日後から減便が始まりました。
　この時期に搭乗するのは、止むに止まれぬ事情がある人ばかり。混雑を避けるためにも、減便は避けてほしかったですが…

　無事に福岡空港に到着。改築の進む福岡空港は、赤ちゃん設備も最新型。授乳室にはスマホ充電用のコンセントまであり、至極快適だった（ママ談）とのことです。
　1時間超をバスに乗せる自信はまだなく、地下鉄＆西鉄の乗り継ぎで久留米へと帰りました。天神での乗り継ぎはタッチの差で間に合わず、30分余分にかかることに。次回は高速バスにしようね。

福岡空港 空港