サンシャイン水族館とマーチエキュート神田万世橋で夢かなえる【親子で東京往復記2020年６月編その2】

2020/06/29 - 2020/06/30

　月イチ上京記、2020年６月編。コロナ関連の外出自粛要請はどんどん緩和されていくのに、東京の感染者数は増加傾向という、なんとも受け止めが難しい状況です。
　「新しい生活様式」を順守しつつ、ずっと我慢が続いていた家族での東京見物も、ちょっぴり楽しみました。

エリア 池袋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

　病院最寄りの築地駅から、日比谷線の誇る最新鋭の13000系に乗ります。かっこいいぜ。

東京メトロ 日比谷線 乗り物

　銀座で、丸の内線に乗り換え。こちらも最新鋭の2000系電車でした。真っ赤な塗装に回帰してて、また別のかっこよさがあります。丸窓もレトロでかわいい。

東京メトロ 丸ノ内線 乗り物

　池袋に到着。地上に出てみれば、そこには東京の風景がありました。平日なのにすごい人出。コロナ前よりは少ないのかもしれないけど、だいぶ日常に戻っているように感じられます。
　ずっと来てみたかった、サンシャインシティのサンシャイン水族館に来てみました。

サンシャイン60通り 市場・商店街

　入場した途端、お昼寝モードになってしまった息子(笑)。水族館内のカフェで、しばし休憩して目覚めを待ちました。
　人と人との交わりを分かつ飛沫防止のビニールシートも、工夫次第で楽しい場の演出にもなるのですね。

　ぼんやりながらもお目覚めしたので、まずは名物「空飛ぶペンギン」をバードウオッチングしに行きました。

サンシャイン水族館 動物園・水族館

　池袋のビル街を背景に、自由自在に泳ぐペンギンたちは、本当に飛んでいるみたい。
　ちょこまか動く動物が大好きな息子も、さぞかし喜ぶだろうと思って来たのだけど、思いのほか、しらーっと見てました。

　飛ぶのはペンギンだけではありません。下からのアングルが、なかなか新鮮です。

　館内を巡る頃には目も冴えてきたのか、笑顔もチラホラ。

　水族館にはじめて行って大喜びした大分の「うみたまご」に行った時は、お昼寝前の時間だったもんね。

　福岡の「マリンワールド」も今回も、がっつりお昼寝の時間にかかってしまい、楽しませてやれずに残念。寝る前か、きちんと昼寝した後に来られるよう、次回は調整しなきゃ。
　簡単なことじゃないんだけど…。

　再び池袋から丸の内線に乗り、淡路町駅で下車。歩いてすぐの、マーチエキュート神田万世橋にやって来ました。
　もとは、埼玉に移転する前の交通博物館があった場所で、僕も中学２年生の頃に来たことがあります。エントランスには、懐かしい写真が飾られていました。

マーチエキュート 神田万世橋 ショッピングモール

　高架下は、1943年まで存在した中央線・万世橋駅の遺構。駅の全盛期が、模型で再現されています。
　故郷の偉人・辰野金吾設計の赤煉瓦駅舎、見てみたかったなあ。

　ホームの遺構にも上がることができて、目の前を通過していく電車を、ガラス越しに眺められます。さすがは都心、ひっきりなしに電車が行き交って、退屈している暇がありません。

　息子はここを駅と思っているのか、どうか。

　マーチエキュートの高架下には茨城のクラフトビール「常陸野ネスト」の直営ビアバーがあります。１年前、息子が大きな手術を受けた日の夜に立ち寄り、落ち着いたらヨメさんとも来たいなと思っていた店です。
　テラス席もあるし、昼間なら密でもないので、サクっと１杯傾けに立ち寄ってみました。

常陸野ブルーイング・ラボ マーチエキュート神田万世橋店 グルメ・レストラン

　まだ授乳が続いているので、ヨメさんは「ノンエール」で乾杯！ うーむ、安定のウマさです。幸せ…

　すべての席にアルコール消毒剤が置いてあり、入手するのも大変だろうなと思い、見てみると…

　木内酒造特製の「ウイスキー」でした。クラフト消毒剤ですね。

　１日出歩いて疲れたので、晩飯は大人しくテイクアウトにしました。浅草橋の韓国料理屋さんの、本格サムギョプサルです。
　コロナ禍は大変だけど、今まで持ち帰りがなかった店でも積極的にテイクアウトを始めてくれたので、出歩きにくい幼児連れとしては助かってます。

　そして翌日。帰路は大人しく、都営浅草線～京急空港線のルートで羽田に向かうことにしました。
　泉岳寺でやって来たのは、最上位のエアポート快特。しかも最新鋭の、京成3100形です。

泉岳寺駅 駅

　羽田、成田の２大空港への旅客へ対応するため、ロングシートの中央部分を跳ね上げて、大型荷物置き場にできるようになってます。
　座席の座面も高くて、座り心地も良好。これなら羽田～成田を乗り通すのも苦ではないかも。京急車両の一部にある、クロスシートが最高ではあるけど…

アクセス 特急 (京成電車) 乗り物

　エアポート快特は、分岐駅の蒲田も通過。品川から羽田第３ターミナルまで、ノンストップが自慢です。分岐が急カーブなので、どちみち減速は不可避なんだけどね。

京急蒲田駅 駅

　羽田空港には、自動荷物預け機が登場。人手を介さずに預けられるので、ウィズコロナの世界にもマッチしたマシンです。
　エラーが連発して、結局担当者さんにお願いすることにはなってしまいましたが。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

　11時過ぎなので、早めのランチタイム。3月に飛行機に乗った際、キッズスペースがあるということで案内所に勧められた「ル・シエール」に再訪してみました。
　うまい洋食が相応の値段で食べられて、オリジナルビールもある、至極居心地のいいレストラン。知らなければ、キッズスペースがあるとは思えません。

ル・シエール グルメ・レストラン

　しかし、ここにきて息子の睡魔が！ 持ち込み離乳食にほとんど手を付けることなく、夢の世界へと堕ちて行きました。
　せっかくキッズスペース付きのレストランにしたのに、寝てしまったら意味ないやんけ。今朝、早起きだったんだよな…

　屋上の展望デッキに上がると、割と機嫌よく覚醒。飛行機を見ながら、残りの離乳食を食べてもらいました。
　すっかり覚醒した息子は、機内でも大騒ぎ。夫婦ともども、げっそり疲れてしまいました。往路では、うまく睡眠コントロールできたんだけどな…

羽田空港国内線第1ターミナル展望デッキ (ガリバーズデッキ) 名所・史跡

　おまけに福岡空港に着いたら、次の久留米行き高速バスが減便になっており、その次のバスは1時間後。はやく帰ってゆっくりしたかったのに…

福岡空港 空港

　とはいえ地下鉄と西鉄電車を乗り継いで帰る気もせず、ラウンジでひと休み。帰れば夕方５時を回っていて、怒涛のように風呂⇒夕食⇒寝かしつけを済ませたのでした。
　この後都内のコロナの陽性患者は右肩上がりを続け、2週間後には300人に迫る勢いに。制限が緩和されたから出かけてもいいかなと思ったのに、なんだか騙されたような気分になったのでした。

ラウンジTIME ノース 空港ラウンジ