福岡空港ビアガーデン、常設で復活！【親子で東京往復記2020年９月編その１】

2020/09/05 - 2020/09/07

　東京の病院で診察のため、毎月の上京が欠かせないわが子。コロナ禍でも同様で、毎度ヒヤヒヤしながらも無事に診察を受けられています。
　２０２０年９月初旬は、第２波と呼ばれる感染のピークが、やや落ち着いてきたかなという局面。相当な警戒が必要とされた台風１０号が接近中で、予定を１日前倒しにして上京することにしました。

エリア 博多(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

　まずはおなじみ、西鉄久留米駅から高速バスで、福岡空港に向けて出発。４枚回数券を使えば１人あたり1,000円を切る価格になり、乗り換えもなくラクラクです。
　僕ら以外の乗客は５人で、このところずっとこの程度。乗客ゼロで走る姿もたびたび見ており、厳しい状況が続きます。

空港バス (福岡空港) 乗り物

　渋滞もなく、スムーズに福岡空港に到着。改修工事はほぼ完成、以前の増築に増築を重ねた第１～３ターミナルビルから、１つの建物にまとまりスマートになりました。

福岡空港 空港

　もともとは明日６日の便を「おともdeマイル割引」で確保していましたが、今日の便に変更。本来は変更不可だけど、台風接近に伴う特例です。
　明日の便の予約はそのまま、今日の便を普通運賃で支払いなしで予約して、窓口に申し出ることで変更できました。一時的に２便をブッキングしている状態になり、なんだか申し訳ない気もしました。

　さて、先月ほぼ完成したターミナルビル。改修工事中は「仮」で狭くなっていた展望デッキも、復活しました。
　地下鉄駅に直結した乗り継ぎホールのシースルーエレベーターに乗れば、屋上のある４階までストレートに登れます。お、空港ＰＲコーナーも復活しとるやないけ。

　展望デッキの「目玉」が、ビアマルシェ「ソラガミエール」！ 改修に入る前、予約には数ヶ月待ちの人気を誇ったビアガーデン「ビアエア」が、全天候型・常設になって復活です。

福岡空港ビアマルシェ SORAGAMIAIR グルメ・レストラン

　屋内型になったものの、窓全開なので飛行機の音がストレートに飛び込んできます。風も通るし、席数は減らされているので「密」にもならず安心。いいねいいね。

　窓から遠い席でも、大画面で滑走路が生中継されているので、空港気分が盛り上がります。

　ビールは、阿蘇のサントリー熊本工場から直送！ プレモルに「香るエール」、期間限定で「マスターズドリーム」の生もあって充実してます。

　飲み放題コースだけでなく、飛び込みで単品注文もできるので、サクっと飲みにも最適です。生は１杯６５０円～。ビアカクテルも各種そろってます。

　というわけでカンパーイ！ 息子は2歳を前に乳離れできていないので、ヨメさんはオールフリーです。
　プレモルがおいしいのはもちろん、このオールフリーの「生」がノンアルとは思えないほどウマかった。５００円の価値が充分にあります。

　アラカルトメニューはこちら。サバの味噌煮もポテサラも、なかなかの味でしたよ。九州名物メニューも揃っているので、九州最後の食事としてお帰り前にくるのもおすすめ。
　いや、搭乗口前にある「磯貝しらすくじら」も、搭乗直前まで飲めていいんだよなあ。迷うなあ。ってか、空港でこれだけ「飲み」の選択肢があるのがスゴい。

　こちらが、ドリンクメニューと飲み放題メニュー。九州プレミアムコース、5,500円の価値は充分ありそうな、なかなかの充実度です。
　これなら、普通に飲みにくるのにもいいなあ。地下鉄駅からエレベーターで直結なので、中心部の駅から遠い店より便利かも。

　ソラガミエールを外から見ると、ずいぶん立派な鉄骨の構造体でできています。将来的には、空港関連施設を増築する計画でもあるのかな。ソラガミエールがさらに上に上がったりして…。

福岡空港 国内線展望デッキ 名所・史跡

　デッキをお散歩。

　ほろ酔いで、13時30分の羽田便に乗り込みました。テレビモニタ付の最新鋭機・B787です。
　高速バスでうたた寝してしまった息子は、すっかり覚醒。普通席だと狭いのが嫌なのか不機嫌になってしまうので、クラスＪを確保しておいてよかったです。

　結局息子は眠ることなく、羽田着陸。フードコートで一休みしてから、京急～都営浅草線で浅草橋へと入りました。
　小児がん患児向け施設「アフラックペアレンツハウス浅草橋」にチェックイン。コロナの影響で、プレイルームの閉鎖が続いてます。早く、思い切り遊ばせてやりたいなあ！

　翌日の６日（日）は、終日浅草橋に滞在。ハウス滞在中は不要不急の外出禁止なので、買い物で少し外を出歩いただけで終わりました。

神田川 (東京都) 自然・景勝地

　明けて７日（月）に、浅草線に乗って病院を受診。今月も問題なしの診断で、ありがたいことです。
　肩の荷が、ふっと軽くなった気分。

都営地下鉄 浅草線 乗り物

　ハウスは診察前か後しか利用できない決まりなので、後泊は浅草の宿を押さえました。みたび浅草線に乗り、「いつも」とは逆方向の電車で２駅、浅草駅にやってきました。
　２駅くるだけで、スカイツリーがぐっと大きくなるねえ。

東京スカイツリー 名所・史跡

　どーんと大きな、雷門。息子も首をぐっと見上げて、興味津々のご様子です。
　ゆっくり眺めていたいのに、観光客激減で客待ち中の人力車屋さんからの営業がすごいすごい。早々に退散です。

雷門 (風雷神門) 名所・史跡

　仲見世を左に折れた街中にある、旅館加茂川が今宵の宿です。

旅館 加茂川 宿・ホテル

　帳場の前には、小さいながらもロビーのスペースがあって、いい雰囲気じゃん。

　クレジットカードのリーダーがあったけど、支払いは現金で、とのこと。個人経営の宿だし、しゃあないかな。
　カウンターには飛沫防止の衝立があるのに、おやじさん、カウンターから出てきてノーマスクでガンガンしゃべるから、ちょっとヒヤヒヤしました（汗）。

　予約したエコノミールームは道路側で、今夜は工事があるから、奥の部屋に変えておきました、とのこと。予約した後にエコノミールームは９㎡しかないことが分かったので、ありがたいことです。
　その「変えた部屋」に入ったらびっくりするほど狭く、あちゃーと思ったら…

　おお、２部屋あるじゃん！ これなら息子を寝かしつけた後、夫婦でゆっくり過ごせます。なんかうまいものでも買ってこよう、ワクワク。

　奥の部屋には、布団がすでに敷かれていました。敷布団は、布団というより厚手のマットレスで、海外の方も違和感なく眠れそうです。
　場所柄、コロナまではインバウンド観光客で大いに賑わったものと想像されます。今夜、他のお客さんは１組に留まったようでした。

　お茶とお茶請けに加え、インスタントコーヒーの準備があるのも好感。

　買い物のため外に出れば、そこは浅草。アーケード街も下町の雰囲気で、歩いているだけで楽しいです。
　観光地のど真ん中に泊まれば、ちょっとした外出でも旅気分を味わえるのがいいですね。特にまだ行動半径の狭い１歳児を連れているので、「観光地ど真ん中泊まり」はいい選択肢だなと思いました。

浅草新仲見世商店街 市場・商店街