発着の大さん橋までは、日本大通り駅から歩くと意外に距離がありますし、桜木町駅から市営バスの26系統で大さん橋下車でも少し歩...
続きを読むくのですが、既に着岸している飛鳥Ⅱの雄姿を見ながら近づいてゆくのもワクワク感があっておすすめです。横浜港大さん橋国際客船ターミナルに入ると華やかさもあり、やはりここからの旅立ちは気分が上がります。
デッキごとに案内があり、ボーディングブリッジを渡って乗船すると、そこは5階のメインデッキ。飛鳥Ⅱのシンボルとも言えるアスカプラザのきらびやかな空間で、クルーたちが優しい笑顔で迎えてくれました。ホテルのフロントに当たるレセプションのほか、夕食を楽しんだフォーシーズン・ダイニングルーム(窓側席を確保するには早めに列んだ方が良さそうです)やジャズの生演奏が愉しかったピアノバーもこの階にあります。
一つ上の6階には、夜のショーを満喫したギャラクシーラウンジ(ここも少し早めに列ぶと見やすい席を確保できます)や、豊かな気持ちになるライブラリーのほか、乗船前や乗船中に何回かカメラマンに撮影してもらった写真が購入できるフォトショップがあります。かなりの枚数になるので、調子に乗ってその都度買っていると大変ですが、間もなく船を下りられると聞く増山船長とともに撮った写真は宝物です。また、お土産を選べるコーナーも6階に並んでいます。お菓子等の土産物が買えるル・ブルー以外は、会計にそれほど列ぶことはありません。私のおすすめはこの階のハリウッドシアターで開かれる「船内生活オリエンテーション」。船内に3系統あるエレベータはそれぞれ行ける階が異なるので、しっかり聴いておきましょう。元々はクリスタルハーモニーという外国船であったゆえの220ボルトコンセントの話などは、ここでしか聴けません。(↓)
宿泊室は7階から10階に配置されています。海側バルコニーのあるお部屋は、広くはないもののコンパクトにまとまって設計されており、広い窓があるので開放感があります。(↑)湯沸かしポットが220ボルト仕様なのも確認してみてくださいね。テレビの3チャンネルで操舵室からの前面展望を楽しむのもおすすめです。
11階には、洋朝食を楽しめるリドカフェがありますが結構混雑します。隣接するリドガーデン(木製のテーブルも素敵です)に席を確保し、カフェ側も含めてビュッフェ形式の朝食をゆっくりいただくのがおすすめです。オムレツは是非! ガーデン側ではパンケーキやフレンチトーストをその場で焼いて供してくれます。この階には日本船ならではの和室の先にパームコートがあり、夜はクラシックコンサートを鑑賞しました。モーニングコーヒーもここで頂けます。さらにその先へ進むと船首に位置しているビスタラウンジがあります。ここからの眺めだけでも十分ですが、脇のドアからデッキへ出てさらに先端に進むと、タイタニック号ごっこも出来そうです(笑)。
最上階12階スカイデッキには日本船ならではの大浴場「グランドスパ」があります。大海原や島々を眺めながら何度も入ってください。浴槽に浸かると移動するお湯の圧力をやや感じることで、船の上であることを改めて実感できると思います。でも、普段は船上にいることを忘れます。フィンスタビライザーが効いているので、時折震度1の地震か?と感じる程度。いわゆる船酔いをもたらす揺れはほとんど感じることがありませんでした。
到着前の船内では「もう着いちゃう」といった声を多く聞きました。夢のような時間は、誰にとっても速く過ぎて行ってしまうものなのですね。
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投稿日:2017/12/26