２ヶ月を過ごした緑いっぱいのつくばを思い出探訪【親子で東京往復記2020年５月編その2】

2020/05/27 - 2020/05/28

　息子の月１回の上京診察、今回はつくばの病院での診察の予定も入っています。つくばは昨年１０～１２月の２ヶ月間を過ごした、家族の思い出の地。通い慣れた公園は、初夏の新緑に包まれていました。
　築地の病院での診察を終え、ホテルに戻ってランチ。13時にチェックアウトして、いざ参らん、つくばへ！

エリア つくば(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

　ダイナミックな屋根が駅前を覆う、八重洲口から つくばへと向かいます。

東京駅JR高速バスターミナル 乗り物

　つくばエクスプレス開業前は２階建てバスも活躍したという、超ドル箱路線だった東京～つくば線。現在も20分間隔で走り、根強い人気を保っています。
　というのは平時の話で、県境またぎの自粛が呼びかけられる今は、１時間間隔の臨時ダイヤ。深夜帯のミッドナイトつくば号も運休中です。

　八重洲口を発着するその他の路線も、減便や運休が相次いでいます。待つ人も少ない、がらんとしたターミナルに つくば行きが入ってきました。

　４列とはいえ、ヘッドレストが付いた座席は かなりゆったり。トイレ、wi-fiも完備していて、こりゃ快適です。
　運賃は1,200円で、TXとほぼ同水準。上り便のICカード利用ならキャンペーン運賃で820円になり、なるほど根強い人気があるわけです。

　減便にも関わらず、わずか８人の乗客を乗せて八重洲口を出発。
　すぐさま首都高に乗ります。うねうね、くねくね。見てる分にはダイナミックで楽しいけど、とても自分で運転する気にはなれません。

　東京らしい景色に、心躍ります。たまにゃ高速バスもいいもんですね。

東京スカイツリー 名所・史跡

　荒川を渡れば、東京を脱した気分。
　このあたりからは昨年の秋、レンタカーで運転したルートです。堀切ジャンクション前後の映像をYouTubeで何度も見て、必死にイメトレしたのでよく覚えています。

荒川 自然・景勝地

　福岡県人としては馴染みの薄い本線料金所。個人的には日本より、ソウルで見慣れた風景です。
　半年前の帰路では夕刻で、料金所は大渋滞。ETCカードを忘れてきたのに真ん中のレーンに並んでしまって、外側の現金レーンまで泣きながら横断したことを思い出します。

　寝た息子を抱っこしたまま寝落ちするという器用な真似をしてたら、あっという間につくば市内。インターからつくば駅までの間もこまめに停車し、TXだと乗り換えが必要になるエリアの需要を拾います。
　このあたりの景色を見るのははじめてだけど、幅の広い道路、何ヶ所もあるスロープで立体交差になっている歩道橋、そして草ぼうぼうの中央分離帯(笑)に、ああ つくばだなと懐かしくなります。

　並木二丁目のハングル表記が、「街路樹ニチョウメ」になっとる。放送は「ナミキ ニチョウメ」って言ってるから、混乱しそう。報告しておかねば。
　この辺りには研究機関が集積していて、他の乗客はつくば駅までに、全員降りてしまいました。

　CREOが見えてくれば、つくば駅のあるつくばセンターに到着です。
　CREOはよく見れば仮囲いで囲まれてて、西武百貨店棟の解体が始まったのかしら。すでに解体されたイオン棟の跡もマンションになるらしいし、寂しくなるな・・・と、福岡県人ながらに思います。

トナリエつくばスクエア ショッピングモール

　高速バスはつくば駅から先も、筑波大学本部まで直通。附属病院や天久保周辺に住んでいる人にも便利で、細かな需要に応えます。
　昨年末、息子が入院していた筑波大病院の入口バス停で下車。工事の様子をつぶさに眺めていた「桐の葉モール」が完成していました。福岡人としては「木の葉モール」を思い出して仕方がないネーミングではあります。

　病院内にあったスタバは、満を持して移転オープン！…だったはずが、コロナの影響で移転前後のタイミングで営業自粛中。
　ガラスには、店員さんたちのメッセージが掲げられ、再開の日を待っていました。熱い。

　昨年末の滞在中、外泊の時にはよく遊びに来ていた「かつらぎ公園」を訪ねてみました。紅葉がきれいな庭園風のせせらぎや、広々した芝生広場、適度に光が入る森なんかがあり、いろんな楽しみ方ができる公園です。

　我が子は無心に、むしった草を僕の靴に入れ続けただけですが(笑)。

　家族で散歩した、思い出の緑道。つくば市中心部には緑道のネットワークが張り巡らされていて、公園の中を歩いているような気分になります。
　昨年末は紅葉から落葉までを眺めていたので、新緑だと別の街のように見えたのは想定外。今後は１年に１回、今の時期に訪れることになるので、次第に新緑のイメージに書き換わって行くことになりそうです。

　今夜の宿泊先は、筑波大学の関連団体が運営する「研修センター」です。昨年はぼっちで２泊しましたが、今回は家族３人で泊まります。
　その名の通り、研修施設を兼ねているので、家族向きではないのは重々承知。病院近くの和室がある宿を探せば、ここの一択でした。

一般財団法人　筑波学都資金財団　筑波研修センター 宿・ホテル

　The研修施設！ 階段を３階分上がり、質素な廊下を歩いて…

　今夜の寝床の和室に到着。とにかく広々しています。
　研修施設なので、テレビはなく、貸りるのは有料です。

　窓の位置が低いので、つかまり立ちすれば外が見えて息子は大よろこび。

　なんてことない景色ではあるのですが(笑)。
　これ以上成長すると転落の危険があるので、窓は開けられなくなるでしょうね。

　廊下には電子レンジがあって、息子のご飯の温めに重宝しました。
　冷蔵庫は中が少しカビてて、使うのが躊躇われました…。

　今回は問題なかったけど、夏場には出るのかしら・・・。

　昨冬は何度も通った松見公園前の焼き芋屋さん、今回も元気に営業中でした。
　息子のおやつに食べさせてみれば、前回同様、大喜び。ねっとり甘い茨城の焼き芋は、そのまま離乳食です。

　予想通り、赤ちゃん連れにはやや難しい宿泊施設ではありましたが、夜には涼しい風が入ってきて至極快適。息子は生まれて以来、連続睡眠の最長記録を打ち立てました。
　朝ごはん食べたら、また寝てるし(笑)。

　親子ともども、旅の疲れはすっきり解消。10時のチェックアウトぎりぎりまで過ごしてから、朝の散歩に出かけました。
　松見公園の庭園をそぞろ歩き・・・

松見公園展望塔 公園・植物園

　公園通りを、つくば駅方面に散歩しました。

　次に来た時には行ってみようねと話していたエキスポセンターは、コロナで休館中。来週には再開ということで、惜しいタイミングでした。
　ただ営業再開していたとしても、越県してきた人間なので入るのは自粛していたと思います。来年来た時には、堂々と楽しみたい！

つくばエキスポセンター 美術館・博物館

　中央公園のレストハウスは開いていたので一服。窓の外を見ると、まるで水の上に浮いているような錯覚に陥りました。
　管理のおじちゃんがマスクしてくれていれば、もっと長居したんだけど・・・。

中央公園 公園・植物園

　つくば駅まで完歩！ 昨年１１月に同じコースを歩いた時ははるか長い道のりだった気がするけど、今回はずいぶん短く感じられました。
　４月から通い始めた保育園の、毎日の登園で鍛えられたのかも。僕が。

つくば駅 駅

　松見公園に戻って息子の昼食タイム。こちらのレストハウスは再開になっておらず、屋外のベンチで食べさせました。
　食後はつかまり立ちで元気に運動。池の魚も見えるし、空を飛ぶ鳥の群れにも目を奪われ、ごきげんで過ごしたのでした。