2019/12/30 - 2019/12/30
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2泊3日のイラク、クルド人自治区の滞在では主都エルビルを離れ教会巡りをすることにした。
教会巡りはシリア正教会のマルマタイ修道院、ヤジディ教の聖地ラリシュ教会、そしてカルディアカトリック教会の聖地ラッバンホルミズド修道院に訪れた。
まず訪れたのはマルマタイ修道院。クルド人自治区から道のりで13キロほどイラク本土に入った場所にある修道院だ。クルド人自治区はイラクのビザは不要、しかしイラク本土の場合はイラクのビザを取得しなければならない。そのイラクビザは2019年時点、日本人には観光ビザは発給されない。
しかしマルマタイ修道院がある場所はクルド人自治区とイラク本土の緩衝地帯にあり、クルド人自治区の境界のパスポートコントロールを受けた後イラク本土のパスポートコントロール迄の間にあるため、イラクのビザなしでイラク本土に入ることができる場所だ。
マルマタイ修道院は363年に建設された、現存する世界最古の教会の一つだ。ISISとの激戦地だったモスルは直線距離で約20キロしか離れておらず、修道院からモスルが薄っすらと見ることができる。そして目の前の丘がISISとの国境となり、目と鼻の先で有志連合軍とISISとの攻防が繰り広げられ、国境を超えるとエルビル空港に構える基地から米軍機が発進し空爆により撃退していたのだという。
現在マルマタイやイラクとクルド人自治区の国境周辺は安定しており、周辺が戦場になっていた様子はみじんも感じられない。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エア アラビア 海南航空 ピーチ航空 ペガサス航空 カタール航空 ロイヤルヨルダン航空 サウディア
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関空から出発し、西安で乗り継ぎ広州へ。そして広州からサウディアでサウジ第2の町、ジッダへと向かった。
今回の旅はジッダから空路、メディナに移動後、エアアラビアでシャルジャで乗継ぎ(時間が15時間あるのでシャルジャを観光)、イラクのクルド人自治区のエルビル、そしてエルサレムを観光する。
日本への帰路、ヨルダンのアンマンでも乗継ぎ時間があるので、17年ぶりにアンマンに訪れ観光することにしていた -
翌日、エルビルから少し離れたエリアの教会巡りをすることに。
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朝8時頃にホテルを出発し、17時頃に戻ってくる旅程で、ほぼ一日かけての周遊。
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マルマタイ修道院、ヤズィディ教のラリシュ教会、そして聖ホルミズド修道院に訪れることにした。
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このエリアはISISの侵攻はなかったらしい。
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滞在地、エルビルからまず目指す場所はマルマタイ修道院、現存する教会では世界最古の教会の一つだ。ISISとの最後の激戦地のモスルまで20キロしか離れていない場所だ。
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道中、左手に見えるのはシリア人の難民キャンプ。そういえば、エルビルとシリアはそんなに離れてないもんな。。。
入口には軍がおり、チェックが厳しそうだ。 -
クルド人自治区は何かしら検問があったりするが、イラクのビザは要らない。
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大自然は見ごたえある
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先程のシリア人の難民キャンプ。道路は難民キャンプを大きく迂回する。シリア人の難民キャンプとしてはイラク最大なのだとか。
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平穏そうだ。
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大きな川が見えてきた。ザブ川だ。
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ザブ川は約100キロ南下した場所でティグリス川に合流し、バグダッド方面へと流れていく。
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ザブ川にかかる橋は現在工事中なのだが、何年も進んでないのだとか。所々で大きな工事をしてるがどれも中途半端になっている。
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運転手の話によると現在インフラ整備の中心的な役割を果たしているのが中国人なのだとか。
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フセイン政権時代のイラクはインフラや医療は全て日本人が整備しており、特に医療については優秀な日本人医師が多くいたお陰で中東で一番の医療先進国だったのだそうだ。例えば日本のBCG等予防接種を全ての国民に打っていたので肺結核などの疾患は劇的に少なくなっていたと、運転手は話していた。
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ところがイラクが戦争になると日本人は引き上げ、フセイン政権が倒れると安価な中国人がインフラを担ったが、全く改善されない。それどころか悪くなっており、工事もいくら時間をかけても進まないらしい。
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フセイン政権時代は1ディナールが3ドルもあり、経済力もあった。サウジアラビアは中東の盟主ではあったが、フセインが中東では議長的な役割をもち、影響力も強かったので、イラク人の地位も世界的にも良かったそうだ。
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激戦地、モスルまで36キロの場所。
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運転手兼ガイドに、結局のところサダム フセイン時代と今とどっちがよかったの?、と訪ねると以下の回答だった。
クルド人自治区を含めイラク全体を考えるとサダム時代が良かったよ。
いまが良いと思っているのはエルビルに住む人と、エルビルの政治家だけかな。
どうやらクルド人自治区でも政治の腐敗は著しく、何とかコントロールができるてるのは中心部のエルビルだけらしい。 -
最初の目的地、マルマタイ修道院の近くまでやって来た。マルマタイ修道院はクルド人自治区からイラク本土に入る必要がある。そのため、クルド人自治区とイラクとの境界ではパスポートコントロールもある。
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青いラインはエルビルや今回訪れる教会付近のクルド人自治区と、イラク本土の境界線。マルマタイ修道院はイラク側に位置する。
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山肌にマルマタイ修道院がある。こんなところに修道院が!
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本来イラク本土に入るためにはイラクのビザが必要だが(クルド人自治区はビザ不要)、イラクと自治区の緩衝地帯となるため、イラクのビザが無くても入ることができるエリアだ。
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修道院に近づく前に車を止めて辺りを見渡した。
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登り始めたところで再び止めて説明を受ける。先にみえる道路は先程通って来た道路だ。
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左手のからのびるなだらかな丘が、かつてISISとの国境であり、天然の「城壁」に守られてモスルからクルドへの侵攻を阻んでいたそうだ
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マルマタイ修道院付近の村。マルマタイ修道院はクルド人自治区の境界からイラク側に10キロほど入った場所にある。
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この村も目の前の丘のお陰でISISからの侵攻を辛うじて免れたのだそうだ。
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一つ丘を隔てた先で全く違う世界になっているなんて。。。
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峠をのぼっていくと、ISISを阻んだ丘の様相がわかってくる。
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こんなところでつい最近まで戦争していたとは思えない風景だ。
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マルマタイ修道院。363年に建設された現存する教会で、世界最古の教会の一つと言われている。
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因みに世界最古の教会は301年から303年に建設されたアルメニアのエチミアジンの教会だ。
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この丘がISISによるマルマタイへの侵攻を阻んだ。
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丘の向こうにはうっすらとISISとの激戦地、モスルが見える。
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ISISが丘や丘と丘の間の道路を侵攻し越えようとするとエルビル空港から米軍機が、発進し空爆で撃退していた。
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ISISが侵攻していたら、このマルマタイ修道院は略奪されていただろう。
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修道院はシリア正教会に属している。
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修道士たちのキッチン
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新しく建てられた修道院よりもさらに上の部分に初期の修道院の跡が残されている
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こちらもマルマタイの初期時代に作られたものだそうだ。
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修道院は何度も改修を重ね現在の姿に。
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修道士たちの部屋だそうだ。その上の石造りの建物が昔の修道院の跡
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右の丘のラインを左に引っ張った場所がISISとイラクとの国境だ。このラインを越えイラク内に入るとすかさず迎撃していた。
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363年に建設された当初の建物なのだろうか
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現在の建物は新しいが聖地として現在も崇拝を受けるマルマタイ修道院
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修道院の教会の内部には入ることができる。
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「聖地」ではあるが、これはちょっと。。。
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古より伝わるレリーフが展示されている。これは価値がある
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神父さまが羽織っていたものかな。。。
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こちらも初期の時代に教会にあしらわれていたレリーフ
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建物自体は大きいが、教会自体は意外とこじんまりとしている
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修道院の中庭はかなり立派だ。
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これだけの大きさの修道院だが修道士は全くあるいておらず、彼ぐらいしかみかていない。
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修道院の入口。マルマタイの見学を終え、次はヤジディ教の聖地へ向かうことに。そのため、イラクから再びクルド人自治区へと戻る
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