★カウントダウンはＫＬで

2019/12/31 - 2020/01/01

これまでに年越しのために訪れたのはシンガポールが一番多くて、マリーナ・ベイでの年越し花火も何度か見たから、2020年を迎える今回はちょっとどこかへ行ってみよう。　
マレーシアの首都KL（クアラルンプール）はどうかな？
年越し前後は用事で滞在するシンガポールからKLへは飛行機だと45分位だし、KLへもしばらく行っていなかった。
ちょっと足を延ばして息抜きするのにいいかもよ。

…と早々と話をまとめ、KLのシンボルのペトロナス・ツインタワーが目の前に見えるトレーダース・ホテル・クアラルンプールのお部屋を確保。
ツインタワー足元のKLCC公園から打ち上げられるカウントダウン花火が一番間近で見られるホテルだということでワクワク。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
●注：KLCCというのは、Kuala Lumpur City Centreの略。

後は、首尾よく晴れてツインタワーが花火で彩られるのを期待しつつの年越しお出かけとなりました。


表紙の画像は、KLCC公園から打ち上げられる花火で赤く染まるペトロナス・ツインタワーとその周辺。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回、2019年から2020年への年越しのため、KL（クアラルンプール）で早々と予約しておいたのは、トレーダーズ・ホテル・クアラルンプール。
大晦日前日にシンガポールからマレーシア航空でKL入り。所要時間は45分。
クアラルンプールの空港から上記ホテルまではタクシーで約1時間、運賃は85リンギットでした。

この画像は、ペトロナス・ツインタワー足元にあるKLCC公園南側の街並みで、青い□で囲んだのがトレーダース・ホテル。

KLCC公園を挟んで目の前にそびえるペトロナス・ツインタワーの眺めが最高にいいホテルです。
ただし、お部屋の位置によってはツインタワーは見えないので、お部屋選びには要注意。

●注：KLCCというのは、Kuala Lumpur City Centreの略。

SUR SHANGHAIとその旦那は、自室からツインタワーがバッチリ見えるお部屋にしたかったので…、

…ツインタワー・ビュー・スイートにしてみました。

お部屋や家具のデザインはちょっと古い感じでしたが、窓からはペトロナス・ツインタワーやその周辺の高層ビル群も目の前！

…SUR SHANGHAIたちが泊まったツインタワー・ビュー・スイートの寝室は角部屋になっていて、ベッドに寝転んでも現代のKLの都市景観が一望の下。

わ！　このお部屋にしてよかった！　（＾◇＾）

トレーダース・ホテル・クアラルンプールのツインタワー・ビュー・スイートからは、眼下のKLCC公園やその周りのビル群も手に取るようによく見えて感激！
これは、KLCC公園の北側から東側にかけての街並み。

この街もどんどん高層ビルが増えて現代的になって行く。
でも、公園の中には、アシャキリン・モスクのドーム（画像ほぼ中央）も見えています。
散策がてら行ってみるといいですよ。

トレーダース・ホテル・クアラルンプールの自室から見下ろしたKLCC公園の西側から北側にかけての様子。
2020年を迎えるカウントダウン花火はこの公園から打ち上げられました。

この画像の奥に見える横に長くて黄色っぽい建物は、ペトロナス・ツインタワーの足元にあるショッピング・モールの≪スリアKLCC≫。
伊勢丹が入っているほか、高級ブランドからスーパーまで幅広いジャンルのお店がギッシリ詰まっています。
トレーダース・ホテルからは700m程の距離で徒歩でも行けるほか、ホテル宿泊客専用の無料電動車も頻繁に往復していて便利。
スリアKLCCで沢山お買い物をした後や、日差しがきつい時には利用してみましょう。

トレーダース・ホテル・クアラルンプールのツインタワー・ビュー・スイートでは、浴室からもペトロナス・ツインタワーが見える！

…訳ではなく...、(￣▽￣;)

…四方を壁に囲まれた造りでしたが、こざっぱりと清潔。
この画像で見えている浴槽とは別に、シャワー・ブースもあって、シャンプーなどのアメニティはロクシタンの物でした。

トレーダース・ホテル・クアラルンプール33階には、プールを兼ね備えたスカイバーがあると聞いて、勝手にルーフトップの露天バーかと思って行ってみたら間違いだった。(￣▽￣;)

でも…、

…スカイバーからもペトロナス・ツインタワーをはじめとする街並みが見え、大晦日にはパーティーも開かれていたようです。
静かに新年を迎えたかったSUR SHANGHAIたちは行かなかったので詳細は分からず。

スカイバーへの入店は、19時以降は21歳以上限定だそうです。
お子さん連れの方は明るい時間帯にどうぞ。

KLに着いた日は、トレーダース・ホテルクアラルンプールの自室でゆっくり過ごしてみたSUR SHANGHAIとその旦那。

あんまりくつろぎ過ぎて、気付いた時には外はもう夜の始まり。
うんうん、いい眺め！
明日の大晦日もこんなにきれいな夜景が見られますように。

2019年最後の日の午後には、久しぶりにブキッビンタンへ。

ペトロナス・ツインタワーがあるKLCCからだと、トレーダース・ホテル・クアラルンプール続きのコンベンション・センターから屋根付き歩道橋でも行けるんですが、今回は暑さでバテ気味。
よって、タクシーでKLモノレールのブキッビンタン駅へ。

ブキッビンタン界隈は、KLで一番賑やかなショッピング・エリア。
大小のショッピング・センターのほか、おしゃれな飲食店街もあり、KLを訪れる人なら一度は必ず足を運ぶ場所になると思います。

ブキッビンタン駅からは徒歩でちょっとした街角巡り。

ここは屋台街になっているアロー通り。
ブキッビンタン駅からだと、ゆっくり歩いても10分足らず。
屋台料理をあれこれ食べてみたい方は是非どうぞ。
最近はこの一帯にお手頃価格の宿泊施設も増えています。

わ～！（＾◇＾）　ここも懐かしい！

一通り見て回った後は…、

…こんな結構急な坂を下って今日の目的地のチャンカット・ブキッビンタン通りへ。

ブキッビンタンはマレー語で≪星の丘≫の意味。
よって、市街地にこんな坂道があっても不思議では無し。

さて、チャンカット・ブキッビンタン通りに到着。

ここは別名バー・ストリートと呼ばれるだけあって、200mあまりの道の両側には食事場所も兼ねたおしゃれなバーがズラリ。
屋台街のアロー通りからゆっくり歩いても10分はかからないのに、一線を画した雰囲気になってます。

イケメンの客引きさんがどんどん声を掛けて来ますよ～。（笑）

いろんなタイプのイケメン客引きさんに声を掛けられたチャンカット・ブキッビンタン通りですが、今日入るお店はもう予約済み。
浮気はせず、やって来たのはTHE WHISKY BAR。
名前の通り、店内の棚にはウィスキーが数知れず並んでいますが、アルコール類は受けつけない体質のSUR SHANGHAIはグリル主体の食事がお目当て。

二人で行くなら、通りに面した大きな窓がある屋内席がお勧め。
冷房も程よく効いていて外も眺められます。
ただし、このタイプの席は三つだけ。
予約して行くのがいいですよ。

この大晦日にはパーティーもあるという事でしたが、SUR SHANGHAIたちは始まる前の時間帯を予約。
お店の雰囲気も食事もじっくり楽しんでみました。

チャンカット・ブキッビンタン通りのTHE WHISKY BARでの食事。

今日で2019年も終わりだね！
お疲れさま！

サラダに続いて出されたテンダーロイン・ステーキもショート・リブ（牛）のグリルも、肉質、焼き具合、味付け、盛り付け共に大満足！
スタッフの接客もフレンドリーでいいお店でした。

おいしかった食事の後は、すっかり暗くなる前にお宿に戻ります。

帰りのタクシーの運転手さんには、
「今回KLCC公園から打ち上げられる花火はいつもより規模が大きいらしいよ。トレーダース・ホテル・クアラルンプールからだとすぐ目の前に見えてすごくいい眺めになると思う。」
と言ってもらえて期待度アップ！（＾◇＾）

トレーダース・ホテル・クアラルンプールの自室に戻って来たのは午後7時半。
すっかり暗くなる前の空を背景にしたペトロナス・ツインタワーのライトアップ姿が美しい。

このタワーは、マレーシアの国立石油会社ペトロナスによって建てられたもの。
高さは452mあり、1998年に完成した当時は世界一の超高層ビルでしたが、2003年には、509mの高さを持つ台湾の台北101にその座を譲り渡したという歴史があります。
トレーダース・ホテルから見たこの画像では、左手が日本の建設会社ハザマが建てたタワー1、右手が韓国のサムスン物産建設部門が建てたタワー2。
それぞれの41階と42階を結ぶ形になった連絡橋のスカイブリッジはフランスの建築会社が 造ったものになるそうです。
スカイブリッジや展望台には観光客も上れますが、時間制限・人数制限があるのでチケットはお早めに。

画像右手にそびえるビルは、2018年にオープンしたフォーシーズンズ・ホテル・クアラルンプール。
画像左手には、扇のマークのマンダリン・オリエンタル・クアラルンプールも見えています。
まさにKLの中心部を代表する眺め！

徐々に闇に沈んでいくKLの街。

でも、ペトロナス・ツインタワーがあるあたりは眠らない街のよう。

トレーダース・ホテル・クアラルンプールの自室から見た西方向の街並み夜景。

左手の黄色っぽい明かりが点いた部屋が並んでいるのはトレーダース・ホテルの別棟。
遠くに仏塔のように光り輝いているのはKLタワー（ムナラKL）の先端部分。

この画像だけ見たら、どこの都市景観かと思うほど戸惑います。

KLCC公園の北側から東側にかけての街並み夜景も、以前とは打って変わって変貌したKLの街。

大晦日の午後9時15分。

そろそろトレーダース・ホテル・クアラルンプールとKLCC公園の間の道は人でいっぱいかもと思って出て来てみたら、拍子抜けするほど人通りが少なかった。

ありゃ？　(・・?
これまで行った香港やシンガポールのカウントダウン花火打ち上げ前の大混雑とは大違い。

カウントダウン花火が打ち上げられる公園だから厳しく立ち入りが制限されているのかと思って、KLCC公園の南側に沿って歩いてみると…、

…一応、臨時に（？）ブロックされた箇所はあってもあちこち隙間だらけだし、人が集まってくる気配もなくシ～ン。

え～、ほんとにもうすぐ始まるカウントダウン花火が打ち上げられるのはこの公園？　(・・?　(・・?

KLCC公園の南側から見上げてみたペトロナス・ツインタワーと、KLタワー（画像左端）。

相変わらずシ～ンとしているので、カウントダウン花火見物の場所取りにやって来たらしき欧米系旅行者たちも「ええ～、ほんとにここ？誰もいないよ。変じゃない？」と言っているのが聞こえて来た。(￣▽￣;)

一抹の不安…。（笑）

トレーダース・ホテル・クアラルンプールとKLCC公園との間の道に戻って来た。

午後9時半を回って、さっきより人の数は増えたとはいえ、セキュリティ担当のおにいさんは退屈そう。

こんなにガラガラだとは思っていなかったなあ。
KLの人たちって、カウントダウン花火に興味ないのか、クールなのか。
それとももっとギリギリの時間になってからやって来るのかな。

トレーダース・ホテル・クアラルンプール前のKLCC公園にある階段状の水の流れ。
その水路の周りに花火見物の場所取りらしい人がボツボツと。
ここからも花火がきれいに見えそうなのに、なんで人が少ない？

後で部屋に戻って見下ろしてみたら、レイク・シンフォニーが開催されるペトロナス・ツインタワー足元の大きな噴水周りの方に人が集まっているのが見えました。(￣▽￣;)

もっとカウントダウン花火見物の人たちが集まってきているのかと思ったら肩透かし。
で、トレーダース・ホテル・クアラルンプールの自室に逆戻り。

しばらくすると、ペトロナス・ツインタワー足元で始まったレイク・シンフォニー。
あ、だんだん雰囲気が盛り上がって来たな。（＾◇＾）
この後は、音楽と共にDJおにいちゃんの司会も風に乗って聞こえて来たKLの大晦日。

KLの大晦日。
スターウォーズのテーマ曲やクラシックな曲に合わせて色や水の噴き上げ方が様々に変わるペトロナス・ツインタワー前のレイク・シンフォニー。

午後11時を回って人が増えて来たようだし、よかったよかった。

さて、2020年はもう間近。

KLタワーもビルの合間からもうすぐ始まるカウントダウン花火見物。

ペトロナス・ツインタワーとフォーシーズンズ・ホテル・クアラルンプールの間にあるビルには、時刻の電光掲示板が。

2020年にあと一分。

DJおにいちゃんの先導でカウントダウンが始まると、それに呼応する「３！ ２！ １！」の歓声が響き渡ったKLCC公園。

そしてついに…、

…2020年の幕開け！

と思ったら、ありゃ？　花火、無いの？　Σ(￣□￣|||)　

と、ビックリさせてもらった直後…、

…DJおにいちゃんの再度の「３！　２！　１！」の掛け声で始まったカウントダウン花火。
タイミングがちょいとずれちゃったのかな。(^^;

それでも、足元のKLCC公園から一斉に噴き上がって来た花火は迫力満点。

2020年の始まりを告げるKLの打ち上げ花火。

今年は、旅多き一年であるとともに、穏やかな一年になってほしいというのが一番の願い。(｡-人-｡)

高さも色合いも形も異なる花火が入り混じるKLの夜空。
ハートやスマイル、土星型なんかの奇抜なデザインの花火は無くて、クラシックな味わいがあるね。

画像左手からも花火が上がっているけど、あれはどこだろう。

サー――ッと流星群のように降って来る花火の余韻。

その奥にまた開く花火。

小宇宙の終末と再生を見ている気分。

やっぱり、こんなシンプルな形の花火が一番好きかも、と眺めていると…、

…突然、ほぼ真正面に大輪の花が咲いてビクッ！！　Σ(O◇O;)!!

これはホント驚いた。

赤く染まった煙幕の中にまた咲いた大輪の花火。

後に透けて見えるペトロナス・ツインタワーがおどろおどろしくもあり。

あ、この赤い煙幕はきれい。

その中に咲く花火もなかなか！

KLCC公園から打ち上げられる花火は間欠泉のよう。

もうこれで終わりかな、と思った直後にまた上がる。
結局、3回くらいそんなことがあって、全体では10分ほど続いたKLのカウントダウン花火。

カウントダウン花火のクライマックスが近づいて来た。
最後には白い花火の連発で〆るのはどこでも同じ？

これまでにシンガポールや香港、台北で見たカウントダウン花火はそうだったし、KLでもそうなりそう。
マカオのはどうだったかなあ。

予想通り、白い花火の連発で始まったKLのカウントダウン花火のクライマックス。

わ～！　まぶしい～！

2020年もこの花火と同じように光り輝く一年になりますように！
HAPPY NEW YEAR ！！

この旅行記へのコメント （4）

• マズウェルさん 2020/01/15 19:47:10

  ＫＬ！

  SUR SHANGHAI さま
  
  はじめまして(・∀・)。マズウェルと申します。ちょうど同時期にＫＬに居りまして、嬉しくなってコメントしてしまいました♪
  
  ホテルはとてもいいお部屋ですね。ペトロナスツインタワーが目の前に！
  
  そして、New Year の花火がすごい！わたしは３１日の夜に到着で、ＫＬは初めてだったので、到着日はＫＬセントラルのホテルに泊まっていました。こんなに素敵なら、見に行けばよかったです(ノ_＜)。
  
  突然失礼しました。また伺いますね。
  
  
  マズウェル

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2020/01/16 09:52:19

  Re: ＫＬ！

  ご訪問、ありがとうございます。（＾◇＾）
  
  KLでの年越しはいかがでしたか？
  
  私たちはここ数年、年越し旅をする時には、出来る限り新年カウントダウンや春節（旧正月）カウントダウン花火を見に行くようにしています。
  特に花火で有名では無い場所でも、大きな街や観光地では多少の打ち上げ位はありますから事前に要チェックですよん。
  次の機会にはどこかで見られるといいですね。（＾◇＾）
  
  

• andさん 2020/01/04 14:11:40

  はじめまして～

  SUR SHANGHAIさん
  
  私も昨年初めてシンガポールでカウントダウンに参加してすっかりハマってしまいました。
  
  今年は台湾で年越しをし、次はどこに行こうかな～と見ているうちにこの旅行記にたどり着きました！
  
  すっごく素敵なお部屋からの景色ですね。
  前の旅行記も拝見させて頂いていたので気になっていました。
  SUR SHANGHAI さんは、どうやって選んでいますか？次のカウントダウンはどこにするか決めましたか？
  
  and

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2020/01/06 18:24:41

  Re: はじめまして～

  お返事が遅れて失礼いたしました。<(_ _)>
  明けましておめでとうございます。
  
  カウントダウン花火で有名な所は世界各地にありますから、別の用事などに絡ませて見に行くことが多くなりました。
  出来れば、花火が間近に見られるホテルにすると最高ですね。
  さて、次回はどうなるでしょう。未定です。