2006/12/20 - 2007/02/12
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SUR SHANGHAIさん
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上海市内各地にある花市場では、新暦の正月前から春節(旧正月)にかけて、フォックスフェイス(カナリアナス)が多く出回ります。
最近は切った枝だけではなく、鉢植えの植木風に仕立てた物、生け花風に仕上げた物、一個一個の実をオブジェ風にアレンジしたりと賑やかな眺め。
特に生け花風の物や春節用の飾り物は、中国独特の真っ赤なお飾りも付いてさらに華やか。
フォックスフェイスの中国語名は統一されているわけではないらしく、SUR SHANGHAIが行く先々で聞いてみただけでも≪黄金果≫、≪長寿果≫、≪五代同堂≫、≪同堂果≫、≪吉祥果≫、それに07年は60年に一度という丁亥の年で、金猪年(黄金ブタ年)と言われているせいか、≪金猪果≫と呼ぶお店まで。どれも見た目から連想して名付けたと思われる縁起のいい名前。
この編では、年末年始の上海の街角の様子も交えながら、上海のフォックスフェイスあれこれをご紹介します。
表紙の画像は、春節(旧正月)を目前にして、飾り物作成に精を出す花市場の店員さん。
ネコヤナギと共にアレンジされた黄色いフォックスフェイスの実が見え隠れしています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
上海には数多くの花市場がありますが、ここから先の数枚の画像は虹橋花市場。
国内線の空港である虹橋空港寄りの虹井路718号にあります。ここはSUR SHANGHAI行きつけの花市場。
切花、鉢植え、盆栽…などのほかに園芸用品、造花、花器や陶器、中国雑貨、インテリア用品、観賞魚やその関連グッズまでいろいろなお店が入って、見て歩くだけでも楽しい所。
平屋の倉庫風建物が二つあり、花関連のお店はゲートから入って手前の棟に集中しています。
06年のクリスマス前にはフォックスフェイスが出始めていました。この時はまだ青い実が多いという印象。
これは枝をたわめて形作った鉢物。
このお店の花畑で作ったそう。
鉢を含めた高さが80cm前後で、お店によって160〜180元の言い値。 -
虹橋花市場の中の一軒のお店。
お店のおじさんが手にしているのは、この時SUR SHANGHAIが買ったフォックスフェイスの枝。
これは一本立ちですが実の付き方も大きさもよし。
大小合わせて40個近くの実が付いていました。
160cm近い枝で70元と言うのを50元に値切りました。
これは、年を越してこの旅行記を書いている07年3月4日までには一部実が黒くなって切り取りましたが、まだまだオブジェとして上海の自宅の居間に飾ってあります。
その横にあるのは、サンプルの作品。言い値は280元。 -
中国でも上海辺りではクリスマスのイベントも盛んになってきました。
街のツリーも年々大きく、飾りやイルミネーションもますます豪華。
どこの花市場でも、リースなどのクリスマス用品、クリスマス用花束、盛り花…などなどが所狭しと並びます。
そんな中、虹橋花市場のお店の一軒で見つけたのは、造花とフォックスフェイスの実もアレンジしたキャンドル立て。言い値は50元でした。
見た目はよくても、キャンドルの火が燃え移ったらちょっと怖いなあ。 -
これも虹橋花市場。
このお店は造花屋さんで、このフォックスフェイスは売り物ではなく、ディスプレー用に置いてあるようでした。買うんだったら1本25元、と言われましたが。
造花屋さんの花や果物などの模造品も、近年は技術が一段と向上したらしく、本物より本物らしく作ってあるのにびっくり。
色艶はもちろん、実際にもあるような形の歪みや傷まで再現してあったりします。
普段切花を置いておけない部屋の片隅には、SUR SHANGHAIも時々買い換えて活用しています。 -
蛇足ながら、これは05年のクリスマス前に撮ったフォックスフェイスの盛り合わせ鉢と吊るし籠。
円錐状に組み立てた細い木組みに針金を巻いて、そこに一個一個の実を針金で留めてあります。
この時はどちらも言い値が28元。
これらの縁起物のお値段には、よく≪8≫が付きます。
これは、≪財を成す≫の意味の≪発財≫の≪発≫の発音が≪8≫の発音と似ているため。
≪黄金果≫とも呼ばれるだけあって、まさに黄金の山。
シンガポールでも06年の春節前には同じような形に作ったものをよく見ました。
上海では、06年のクリスマス前、07年に入ったあとの春節(今回は2月18日)前後には、この形の物はどこにも全然ありませんでした。
アレンジするデザインにも流行りすたりがあるのかも。 -
イチオシ
06年のクリスマスは上海で迎えることに。
イヴの食事のうれしいお呼ばれの声がかかって、SUR SHANGHAIとその旦那はお出かけ。
集合場所のレストランに駐車場があるかどうか分からないので、近くの興国賓館(RADISSON HOTEL)に車を停める。
その庭にあった大きな手毬のようなイルミネーション。
90年代の上海のクリスマスは地味でしたが、最近はイベントもどんどん派手に賑やかになってますよ。 -
興国賓館(RADISSON HOTEL)からの道筋で見つけたのは白亜の洋館群。
ん? いつの間にこんな場所が(・・?
ここは何? と思ってちょっと見てみたら…、 -
…ここは≪薇婷故事≫という結婚式場でした。
今、若いカップルに人気の式場だそう。
ひゃ〜、いつの間にこんな場所が! \(◎o◎)/!
急激に変化が進む上海の街。
ちょっと目を離しているうちに、いろいろな物があちこちに出来たり無くなったり。
上海在住のSUR SHANGHAIも把握しきれません。 -
さて、そのお隣にあったのが、イヴのお食事場所となったレストラン≪LOST HEAVEN(花馬天堂云南餐庁)≫。
イヴの日に≪ロスト・へヴン≫で食事とは、ここを選んだ友人のシャレなのか? (^^ゞ
その≪LOST HEAVEN(花馬天堂云南餐庁)≫とはどんなレストランなのかと申しますと…、 -
…中国・雲南省の料理を出すお店。
雲南料理といえば、過橋米綫が有名。
過橋米綫と言うのは、昔、科挙の試験の為に湖のほとりの亭で毎日勉学に励む夫が冷めた食事ばかり食べているのを心配した妻が作った料理と言われています。
その妻は、土鍋に熱いスープと夫の好物の具と米綫(うどん風の太いビーフン)を入れ、橋を渡って届けたので、この名が付いたのだとか。
今では中国各地で、この過橋米綫を出す気軽な食堂が見られます。見かけたらお試しを。あっさりした味のスープでSUR SHANGHAIも大好きです。
このお店≪LOST HEAVEN(花馬天堂云南餐庁)≫は、その過橋米綫の食堂のイメージからは一味も二味も違ったモダンシックな雰囲気、というのが第一印象。 -
90年代後半から、タイ料理を筆頭に次々と上海に出来たエスニック料理店。
内装もどんどん凝ってきて、インテリアのお手本にもなりますよ。
このお店≪LOST HEAVEN(花馬天堂云南餐庁)≫も、まずはちょっと内部を見学。ここは1階のバー。 -
≪LOST HEAVEN(花馬天堂云南餐庁)≫の所在地は高郵路38号 (復興西路と湖南路を結ぶ道で、復興西路寄り。興国賓館(RADISSON HOTEL)からだと徒歩5分くらい)
お客さんの入りは?と思ったら、上海在住の外国人にも人気らしく満員。
その後も2度行きましたがいつも満員でした。いい席が欲しい時は予約して行くといいですよ。
?:64335126
スタッフの教育もよく出来ているといった、好感の持てる応対態度です。
さて、気になるお料理は…、 -
…雲南省はベトナムやミャンマー、ラオスとも国境を接しているので、それらの国々の影響を受けたエスニック中華料理。春巻きのソースも本来とは異なる味。
メニューは全て写真付きなので、名前が分からなくてもイメージが湧きやすくて○。
料理はどれも一皿の量が2〜3人で分け合える位。ピリ辛や醤油味の料理が多いのでご飯が進みます。
お値段の方は野菜料理が40元主体、肉料理が60元主体、魚料理が80元台〜。
8人だったので、頼んだのはこのほかにもいろいろ。
友人やその知り合いと共に、ちょっと趣向の変わったイヴを過ごしたSUR SHANGHAIとその旦那。(^_^)v -
07年1月に行ってみた曹家渡花市場。
以前、茂名南路にあった大きな花市場は無くなって、入っていたお店の多くが万航渡后路33号のこの曹家渡花市場のビル内に移転していましたよ。06年の11月末からオープンしたそうで、この時はまだ増築中。
ここでも各種用途に応じた大小の花束、盛り花作成も予算に応じてくれます。サンプルが多数置いてあるので見比べてくださいね。配達も可。(配達料金は要確認)
1階には切り花、盛り花、花束、胡蝶蘭をはじめとする鉢植え、2階には造花や花器も豊富。3階には籠類、籐製品、リース作成用品が揃っています。 -
早速中に入って行ってみると、フォックスフェイスの春節(旧正月)用飾り物のサンプルの数々がありましたよ。
お店の人にお願いして、写真を数枚撮らせていただきました。
これはネコヤナギの枝と小さな提灯とアレンジした作品。
そのほかには…、 -
…色とりどりの花々とアレンジされた作品もあって豪華絢爛。
これらは組み合わせる花や花器の大きさによって100元台から(花器を含むお値段。配達費は配達先の場所によって異なります)のお値段だそう。
春節が近づくと需要が増えてもっと高くなるから今日買っていけ!と勧められましたが、SUR SHANGHAIはパス。
同じお店には鉢植えに仕立てた物もあって…、 -
…これが一番見事でした。
身長160cmあるかないかのSUR SHANGHAIが見上げるくらいの高さがあったので、鉢も含めると2mくらい。
下に置いてあるシクラメンの鉢と大きさを比べてみてくださいね。
これはこの時480元の言い値だったと思います。
福建省から仕入れているそうですよ。 -
曹家渡花市場の中の別のお店。
これも枝をたわめて形作った鉢物。これから黄色く色付いていきそうな実も混じっています。
これはこのお店の花畑で作ったのだそう。
鉢を入れて高さ60〜80cmくらい、言い値は180元。
中国の市場では、花市場に限らずお値段は交渉してくださいね。 -
同じく曹家渡花市場の中の一軒。
入荷したフォックスフェイスの箱を開けていました。
福建省からの品だそうです。
長さが1m前後の枝で、これは実の付き方や大きさがちょっと貧弱。いいとこ取りで、実だけをアレンジ用に使うのかも。
一本15元の言い値でした。
画像右奥には、ここでもフォックスフェイスを使った飾り物のサンプルが並んでいます。
曹家渡花市場でもお店によってフォックスフェイスの呼び名がいろいろ。この時聞いたのは≪黄金果≫、≪同堂果≫、≪吉祥果≫。
≪同堂果≫は≪五代同堂≫を略した名のようです。 -
07年1月初めは、日本食材店の一軒の入口両脇に置いてあった門松にもフォックスフェイスがアレンジされていました。
日本で言う松の内(元日から7日まで)の間はこうして飾られていました。
これもどこかの花市場で作ってもらったのかも。
産地やお値段は未確認。 -
07年1月末に行ってみた≪MILLENIUM HONGQIAO HOTEL(上海千禧海鴎大酒店)≫。
このホテルは06年に古北新区にあるカルフール(家楽福)のお隣に出来たばかり。
国内線の空港である虹橋空港や、国貿中心がある虹橋開発区が間近で、この周辺に御用のある方には最適の立地。
虹橋空港へはタクシーで10分程度。国貿中心へは歩いても10分かからない距離。
周辺は日本人を含む外国人が多く住んでいる地区なので、周辺には各種レストラン、食料品店、コンビニ、カフェ、マッサージ店も多数。
所在地:延安西路2588号
http://www.millenniumhongqiao.com 英語版 中国語版 -
このホテルには昼食を兼ねた下見で行ってみたところ、エントランスには水仙と組み合わせたフォックスフェイスの実が。
中に入って行くと…、 -
…受付前のホールにもフォックスフェイスがありました。
中国古典家具や赤い布を配した春節を迎える気分の中に、他の果物(模造品)と一緒にフォックスフェイスもちりばめられています。
ばら撒かれた金貨(模造品)もおめでたい雰囲気。
入口の回転ドアの仕切りの中にも、赤い布にフォックスフェイスの実が散らしてありましたよ。 -
まずは2階の中華レストランへ。
その入口にもまたまたフォックスフェイス。
これもどこかの花市場で作ってもらったのかも。
ここのお昼は飲茶がおいしいですよ。
ワゴン式ではなく、メニューを見て選ぶ仕組みになっています。
飲茶は食べ放題コースになっていて、68元と88元の二種類。
68元のメニューでも一通り揃っていて十分満足。
88元のメニューだと、選べる海産物の種類が増えます。
お茶は、種類によって上の料金に含まれる物と、別料金になる物とがあるので要確認。
凝り過ぎない中国インテリアと明るい雰囲気、スタッフの応対もよし。
おいしいお昼のあとは…、 -
…たまたま空きのあったクラブ・ルーム(スタンダード)のお部屋も見せていただきました。
うんと広くはありませんが、新しいだけあってモダンな内装、明るく清潔。
浴室もご覧の通り。小物類も温かみのある品揃え。
このタイプのお部屋の浴室には浴槽は無く、シャワースペースになっていました。 -
イチオシ
07年2月初め。
お客さんがあったので、食事はどこで?と思案。
もう既に何度も上海には来たと言う西洋からのお客さん。
目新しい場所がいいという事だったので、まずは上記の雲南料理のお店≪LOST HEAVEN(花馬天堂云南餐庁)≫での食事。
そのあとは、瑞金二路118号にある瑞金賓館の広い敷地内の4号楼にあるこの≪Face≫へ。 -
≪Face≫は、90年代後半から次々に出来た古い洋館を改装した外国料理のレストランの中では老舗。
上海の真っ只中にあるとは思えない緑地と静けさがあります。
洋風建築に中国古典の味わいもある内装。
タイ料理の≪LAN NA THAI≫、インド料理の≪HAZARA≫やバーがあり、それぞれ違うインテリア。
夕方からのバーは、上海在住の西洋人を含む外国人で賑わいます。
気候のいい季節には、外のテーブル席がお勧め。
ここに行く時は、まずその内装を見学してくださいね。 -
この日も満員の≪Face≫のバー。そのバーの壁の一部。
今の上海は、夜の食事やお酒を楽しむ場所も選り取り緑。
和・洋・中の大まかな区分だけではなく、目新しいお店を目指してそれぞれ細分化されて来ています。
エスニック料理も出だしはタイやベトナム料理だったのが、今はインド系、アラブ系…と何でもあり。
SUR SHANGHAIが初めて上海を訪れた87年には、外国人が街で食事をする場所も限られていたし、一般の市民は麺を食べるにも糧票と呼ばれる切符を持って行列を作っていました。
90年代半ば過ぎまで上海の街の中には喫茶店も無かったのがウソのよう。 -
話は変わって、06〜07年にかけての冬はエルニーニョや温暖化の影響で上海も暖冬。
例年だと、2月の朝晩には気温が氷点下になってもおかしくないのに、この冬は寒がりのSUR SHANGHAIでも一度もオーバーを着ませんでした。
快適に過ごせたのはうれしいけど、更なる天変地異の前触れかと思うとちょっと怖い気も。
2月半ば近くの夜、道行く人もご覧のような軽装。 -
さて、また話をフォックスフェイスに戻します。
2月14日はバレンタイン・デー。
中国でも上海辺りでは年々ポピュラーになってきています。
この時期にデパートなどに行くと、高いプレゼントを買わせようとする女性と店員、それに対抗する男性の攻防戦が見られます。(^○^)
そんな攻防戦とは縁の無いSUR SHANGHAI。
それでもその日を目前に花市場へ行ってみると、春節(07年は2月18日でした)も前にして、フォックスフェイスも大活躍。
これは着色したネコヤナギとアレンジした物。フォックスフェイスの実は、ネコヤナギの枝に差してあります。
リヤカー自転車でのお届け準備完了。
ほかにもやはり縁起物の柑橘系の鉢物も混じる眺め。 -
上のリヤカー自転車の画像も含め、ここから先の数枚の画像は最初にご紹介した虹橋花市場。
これはその外回りに出ている店舗のフォックスフェイス。これもネコヤナギと組み合わせた春節用飾り物のサンプル。
このネコヤナギは着色していないままの柔らかい白で、早くも春めいた光の中でホッコリ暖かい眺め。
鉢を含めて高さが70〜80cm。このお店の言い値は180元。(配達料金は要確認)
小さい提灯、男の子と女の子のペアの絵や≪福≫≪恭喜発財≫≪吉祥如意≫などのおめでたい言葉が印刷された紅包(ご祝儀のお金を入れる小さな赤い紙袋。日本で言うとお年玉を入れる袋のような物)などのお飾りも付いて賑やか。 -
イチオシ
こちらは虹橋花市場屋内のお店の一軒。
上2枚の画像と似たようなネコヤナギとフォックスフェイスの取り合わせ。
今回この市場ではこのアレンジが一番多かったですよ。
ちょっとずつ見た目が違うのは、やっぱりそれぞれのお店の個性。
最後の仕上げで、枝振りを直したり着色していないネコヤナギの花の殻を取ったりしている場面。
ここのお店の言い値は200元。 -
さて、今回一番気になったのはこのお店。
この虹橋花市場では、フォックスフェイスを≪黄金果≫、≪長寿果≫と呼ぶお店がほとんどなのに、ここでは≪金猪果≫と呼んでいました。
注:中国語の≪猪≫という字は、日本語では≪ブタ≫を意味します。
この呼び名は、見た目のほかに07年が60年に1回だという丁亥で、金猪年(黄金ブタ年)と言われているからではないかと思います。
これは干支(えと、かんし)と関連あり。
干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせ。10と12の最小公倍数が60で、干支は60年に一周するために六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれるんだそうですが、それについては、干支や陰陽五行説などの言葉で検索してみてくださいね。
中国ではこの金猪年に生まれた子はお金持ちになると言われ、07年に入った今、すでに出産ブームが始まっているようです。
そう言えば、去年結婚した知人の親御さんも、「来年は金猪年だから…。(*^。^*)+(*^。^*)」と言っていました。
街の中にも金色のブタの置物など、縁起物グッズが溢れています。 -
虹橋花市場の一画。
ここでは枝付きのままのフォックスフェイスが逆さ吊りになって売られていました。1m20cm位のものが一本50元の言い値。
そのほかの花々も、最近はヨーロッパやアジア各国からの輸入がどんどん増えています。
数年前まで、上海の冬の花市場は寂しい眺めだったのがこれまたウソのよう。
ここにちょっと見えているチューリップを例にとっても、色も形も選り取り緑になりました。 -
一年を通じて四季の花が出回るようになったそのお陰で、フォックスフェイスの実も夏の花ヒマワリと出会うことが出来ました。
これもサンプルの一つ。
このアレンジは洋風ですね。 -
また別のお店のサンプル。
手前の物は和風に見える竹との組み合わせ。
奥の方に見える作品にはこれまた縁起物の瓢箪も下がっていました。
これらの大き目の物は鉢も含めて300元台から。配達料金は別。
あ、そうそう、虹橋花市場のこれらのお店のフォックスフェイスは福建省から仕入れたそうです。 -
春節のお休みに入ると、上海の知人たちもそれぞれ旅行に出たり実家に帰るので、その前に集まって食事会。
この時は、知人の1人が選んだ≪孔乙己酒楼≫で。
国内線の空港、虹橋空港に近い剣河路2396号にあって、紹興酒で有名な浙江省・紹興をはじめとする江南地方の料理を出しています。
≪MARRIOTT SHANGHAI HONGQIAO(上海万豪虹橋大酒店)≫がすぐそばです。 -
≪孔乙己酒楼≫のお酒のメニューを見てみると、≪黄酒≫のページにはあれこれ。
≪黄酒≫というのは、米やもち米、粟などの穀物から作られる醸造酒で、黄褐色のお酒。浙江省の有名な紹興酒もこの中に含まれます。
SUR SHANGHAIはお酒は受け付けない体質なので、味わいについては比較できないのが残念。
ひゃ〜!
百年物が一本6,800元だって \(◎o◎)/!
ついでに、≪白酒≫という名もよく聞きますが、これは高粱、トウモロコシ、芋などを原料とする無色透明の蒸留酒。貴州省の有名な茅台酒はこの中に含まれます。
こちらはアルコール度数が強いのでご用心。 -
その時、≪孔乙己酒楼≫で知人が頼んだ品が続々登場。
この後にもいろいろ出てきましたよ。
総勢10人でも、食べきれず。
中国では、こういう集まりの席では残るくらい頼むのが普通ですが、SUR SHANGHAIは貧乏性のせいかいつもちょっと罪悪感を感じてしまう…。 -
イチオシ
≪孔乙己酒楼≫の1階は気楽なテーブル席と個室もありますが、2階には宴席用スペースもありましたよ。
その2階へ上がっていく階段。
その日の春節前の食事会合も和やかに過ぎて、この旅行記を書いている07年3月4日は春節明けの日。
夜になってからはこうしている間も、外では爆竹やロケット花火、打ち上げ花火の音や光が満ちる上海の街。
恭喜発財!! 新年快楽!!
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この旅行記へのコメント (3)
-
- Rockyさん 2007/05/01 05:17:45
- ≪金猪果≫
- SUR SHANGHAIさん、おはよう
≪金猪果≫に1票です。
ここが上海?欧州の街角?
何時もながら、素晴らしい色合いのある写真を楽しみました。
この空港近く<呉中路1148> に5月に宿泊予定ですので、興味有ります。さてこの辺りはどんな地区なんでしょうか..
SUR SHANGHAIさんの上海見て研究中です。
これからはじめて見る町にワクワクしながらも、中国語できないRockyは
観光地の行きかた等四苦八苦しています。
-
- 蓮花さん 2007/03/07 21:01:43
- 意外にはやっているのですね
- お久しぶりです。
日本ではそんなに沢山みることがないので、名前も初めて知りました!
フォックスフェイスとはよく名付けたものですねぇ。よくみれば、確かに
おめでたい雰囲気が漂っている植物です(^^)
沢山あると、ただいけるだけでなく、いろいろ使い道を考えるものですね。
SUR SHANGHAIさんのお写真、構図がお上手でいつも感心して拝見しています。今度上海へ行ったら訪ねてみたい店ばかりです〜。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/03/09 19:49:40
- RE: 意外にはやっているのですね
- 私も初めてシンガポールでフォックスフェイスを見た時には、その呼び名すら知りませんでした。(^^ゞ 他のトラベラーさんに教えていただいたんですよ。
その実の色合いがおめでたさを感じさせてくれる植物として、上海でも今回のクリスマスから旧正月にかけての花市場では、生け花風のアレンジ方法が数限りなくありました。
上海のお食事処も、モダンシックな所が次々に出来ているので、次に来ることがあったら行ってみてくださいね。
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