2019/11/09 - 2019/11/09
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この旅行記のスケジュール
2019/11/09
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かんたん界隈を町歩き
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かんたん界隈を町歩き
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今日は大分の町の発展の基礎にも成った西大分の「かんたん地区」へ行きます(漢字で記したいのですが登録が出来ないのでご容赦)。
別府湾に面したこの地に明治12年に築港工事が始まり明治17年にかんたん港が完成、その後は船員や出向を待つ間の客を相手にする料理屋や舟船が軒をを連ねるように成り旧遊里へと歴史が始まったと言えます。
華やかし繁栄した時期は三十五軒の娼妓営業し、二百八名の芸娼が居たとされるまでに、特に花月・中川・松竹の3大妓楼ともいわれる頃には一大歓楽街・かんたん遊郭にまで発展を成し遂げている。
そもそも”かんたん”とは華やかな蓮の花を意味するもので、地形が似ていることからこの名が生まれたとも言われています。
戦後は遊郭からカフェーや料亭などに看板を変えながら赤線として時代を乗り切り存続をしましたが、昭和32年の売防法にて完全に幕を閉じることに成ったようです。
しかし、いつの世にも需要と供給はあるもので、自由恋愛の名で営業を続ける料理屋に旅館、風俗は存在するものですね~。
現在は大分市生石港町2丁目が旧かんたん遊郭跡ですが、祓川を渡れば全く違った雰囲気になるのは今も昔も同じだったように思われます。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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-
11/9日(土) 朝食は1階レストランでいただきます~、
昭和のホテルは余裕の広さを確保し、テーブルクロスまで用意されてます。
レトロ感あるこの雰囲気が昭和世代には堪らないです!。天然温泉 大分クレインホテル 高城店 宿・ホテル
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結論から言えば品数も多くて手作りの総菜は普通に美味しいです!、
特にクチコミで絶賛されている牛筋カレーは本当に旨い!、単品で勝負出来るほどの美味しさで驚きました!。
シェフが一人で切り盛りしているとかで、本物の料理人でした。 -
9時頃チェックアウトして、駅まで行きます。
ホテルは安っぽいけど、朝食は久しぶりに本物の味をいただきました。
ちょっと食べ過ぎてお腹が苦しいですが?…、心も満腹です!。天然温泉 大分クレインホテル 高城店 宿・ホテル
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JR高城駅からは9:28発 中津行き普通列車に乗車し、西大分へ向かいます。
そう言えば今日は大分車両センターで「トレインフェスタ」が開催されます~、最寄りは次の駅・牧駅から徒歩なんですが?…、元鉄っちゃんとしては迷います?…。高城駅 駅
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迷った結果…、やはり旧遊里・遊郭跡の”かんたん界隈”にしました。
10:00頃にJR西大分駅に着きました~、
ホームの駅舎から跨線橋で外部へ出る簡便な駅ですが、旧駅舎内は当時のまま残されてご覧の通り懐かしい状態のままです…。西大分駅 駅
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駅前に出ると学生達の自転車置き場に成っています~、それなりに利用者が多いようです。
駅の開業は明治44年に成っていますが、この旧駅舎は当時の物ではないでしょう?、雰囲気からして昭和に入ってから改築されたのでしょうか?。 -
国道10号線を渡って別府方面を歩いて行けば近くです~、
その途中に「ビジネスホテルKG大分」、西大分付近では唯一のビジネスホテルです。ビジネスホテルKG大分 宿・ホテル
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この祓川を渡れば生石港町2丁目です~、
「かんたん界隈」はこの川向こうから、川と海と国道に挟まれた狭いエリアです。
きっと当時は国道に架かるかんたん大橋を超えると雰囲気ががらっと変わったのでしょうね?…。 -
祓川沿いに昔ながらの銭湯が在りました…、
「天然温泉・松の湯」は現役の銭湯としてこの界隈で何十年も時を眺めて来たのでしょう~。
創業は大正期、浴場内は2槽で泉質は一般的に言われる茶色のモール泉で保温性が高いので体はポカポカです!~。松の湯 温泉
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元遊里・遊郭跡に見られる老舗の銭湯が直ぐ見つかったのは好いスタートです!~、
その直ぐ隣からして建て方や雰囲気が元妓楼だと思われるのですが?…、 -
2階の窓下の手摺や上の庇などは妓楼建築に見られる意匠です、
明らかに廃業されて、ごく普通のお宅なんでしょうけど勿体無いですね?…、
旅館とかゲストハウスなんかにリノベーション出来ないのでしょうか?。 -
町中の方へ歩いて行きます~、
元商家のような海鼠壁と漆喰を用いてリホームされた贅沢な家屋です?…、
元妓楼かどうかは判断出来ないです?…。 -
やはりラブホテルが在りましたね?…、旧赤線地区には銭湯同様に必ず付きもので営業しています~、
この界隈で唯一のラブホテル「coco de WORLD」とは、何がワールドなんでしょうか?…。 -
その五差路の先は昔ながらの長屋が建っていました…、
その背後の高層マンションとのコントラストが時代の流れでしょうか?…。 -
五差路を戻って右側へ進むこの通りが「かんたん遊郭跡界隈」のメイン通り~、
手前両側には空き地や駐車場に成ってしまっています、取り壊されたのでしょう。
その先は港へ出ます…。 -
通り右手に2軒並んで残っている元妓楼~、奥行きもしっかりとあります。
間口も含めてかなり規模の大きい遊郭だったことが判ります。
1階手前の窓枠も凝った意匠がされています。 -
玄関上には㈱九州開発鉱山と看板が上がっていますが事務所でしょうか?…、
2階の一面窓に、赤くて長い欄干は見事な匠の出来栄えです~、
但し、戸口が全てアルミサッシに替えられているのが残念です?…。 -
隣も紛れもない元妓楼建築で遊郭跡です~、
1階の華やかし玄関に軒先、2階のうだつが上がっていることや窓を取り囲む意匠などが特徴で、風情を醸し出してます~。
但し、2階の格子や戸口などがアルミサッシなのは残念です?…。 -
この玄関の見て下さい!~、取り囲むように細かいタイルで飾っています。
壁面にも、玄関下にも細かいタイルを幾何学的な模様で敷き詰めた素晴らしい技を持って造られています。
これぞ妓楼建築の粋だと思います!。 -
イチオシ
向い側にも元妓楼建築が建ち並ぶ趣きのある景観です~、
所々が更地に成って歯抜け状態なので寂しい雰囲気がします…、
でも、往時は通りにぎっしりと紅い灯がちらつく妓楼街で、それは華やかだったと想像が出来ます~。 -
ここも立派な元妓楼だったことが伺えます!、
2階建てなのですが屋根が3層の意匠で、家屋の高さが他より格段に高い?…、
また、窓に手摺・欄干などが殆ど無いのも珍しい造りに成っています。 -
横から観るとその大きさが判ります~、
離れの様な感じで奥行きがある妓楼に成っています。
もしかして旧妓楼中川か妓楼松竹かも知れませんが?、それにしても立派なものです。 -
また、2階の屋根下、漆喰の壁部分には松の意匠を施してます。
おめでたいとされる松竹梅から上格の松をデザイン化したのでしょう~、
やはり格式が高かった妓楼の証しですね。 -
横の路地を入ると、ここにも同じ技が施されて有りました~、
奥へ続く2階の渡り廊下の漆喰の壁です。
敢えて当時のままの戸口枠が溜まりませんね!。 -
イチオシ
路地からの古深い景観だと思いませんか?~、
妓楼に挟まれた路地から、着流しの遊女が下駄を鳴らしながら向かって来るようで…、
奥には赤い鳥居が見えます。 -
赤い鳥居は生目神社と在り、旧遊里や遊郭には必ず付きもの~、
斜面に削られた猫の額ほどの所に小さな祠だけが祀られていました…、
多くの遊女達がそれぞれ想いを抱いては手を合わせたのでしょうか?…。 -
イチオシ
路地からメイン通りを眺めたところ~、
昼間でも薄暗い路地は生活感のある臭いを映し出しますね~、
それと同時に大人の雰囲気をした路地でもあります。 -
2階を見上げればトタン波板を用いた安っぽい壁が錆びています…、
欄干は当時のままですが、基礎の部分が外れたままで危険ですね?~、
それはそれで古の持つ味なのかも知れませんが…。 -
イチオシ
通りに出てくるとこの元妓楼が”花月”と言って三大妓楼のひとつです、
壁面や戸口などは安っぽく修復してますが、いや~感無量です!。
かんたん遊郭では一番の妓楼建築ですね。 -
現在は花月荘としてアパートに成っていますが住んでんいるんですね?…、
郵便ポストがいくつか有りました~、
2階の欄干がそのまま残っています…、そして玄関全てに敷き詰められた細かいタイルの美しさに圧倒されます!。 -
イチオシ
折角なので玄関だけ失礼します!、お邪魔します~、
なんと素晴らしい…としか言いようがない意匠と雰囲気…、
まさしくタイムスリップしています…、 -
右側のこの部屋にこの窓は、帳場だったのでしょうか?、
上がり場も2段と高く、下足番も居たのでしょう~、 -
左側には一段、座が造られ欄干が施されています~、
芸娼達が数人座らされて客待ちをしていたのでしょうか?…、
今では想像をするしかないのですが、これだけの妓楼跡が勿体無いですね?…。 -
通りから眺めるとその大きさが判りますね!…、
他の妓楼跡とは比べ物にはならないほど幅も奥行きも違います~、
1階の格子がそのまま残って美しい妓楼建築でした。 -
横の駐車場に残っている当時のままの壁…、
赤レンガを積んだものですが、その後その上からモルタルを塗ったのでしょう~。
花月はコの字型の建て方だったようで中庭も残っているんですね、
是非、一度中へ入ってみたいです~。 -
その向かい側にも元妓楼が建っています~、
が、家屋全体をリホームされて当時の面影は唯一玄関のみです。
駐車場から観ると奥行きが在りますね。 -
唯一残された玄関は小粋で洒落た意匠ですね!~、
両サイドに漆喰壁をあしらいデザインした堤を抜きガラスで灯り取り戸や、一枚木の細工欄間を設けたり、凝った贅沢なものに成っています。 -
海に出て来ました~、漁港らしい雰囲気が残っています…、
往時の遊女達もつかの間…、ここでぼんやりと海を眺めていたのでしょうか?…、
それとも…、わが身のやるせなさに涙を浮かべたのでしょうか?…。 -
港の前の通りは一変して洒落た雰囲気に成っています!~、
白い建物は「フォトスタジオ&ギャラリー」~、要は写真屋ですね。
但し、外観からして普通の写真屋とは違いますよ!といったアピールが伝わって来そうですがね?…。 -
更に並びにはよりお洒落な雰囲気を醸し出す「フリールフリール」という看板がありました。
ガラス越しに覗いてみるとフラワーショップ&ギフト、花屋さんでした…、
2階にもテナントがあるようで”かんたんコア”という雑居ビルなんですね。 -
手前の日常的な道具の演出が漁港らしさと~、
ヨットが泊められたヨットハーバーの景観とのアンバランスが面白いです。
この一帯をマリーナ大分と言うそうですが、かんたん港の方が判り易いです。 -
イチオシ
通りの街灯なんかもちょっと洒落た小細工でお洒落!~、
このような町並みの景観から元遊里・遊郭跡、ましてや赤線が在った界隈とは思えないです?…。
今の時代に流れ溶け込んでいくのでしょうか?…。 -
古い倉庫や家屋などはリニューアル・リノベーションされて若い方々にバトンタッチを余儀なくしていくのでしょう!。
昭和も消えて、平成も過ぎて、新しい冷和を創造していくんでしょうね!~。 -
通りはここで直角に曲がっています~、
洒落た街灯に港~、向こうには大きな船舶が見える港園…、実に大人のシチュエ―ションが好いですね~。
でも、車ならもし減速しないと海にダイビングですが?…、怖い!。 -
ふと見上げた煙突の上に風見鶏ならぬ、風見カジキマグロ?…、
いや~、イルカかな?、それとも鮫かも?…、
いや~、よく見ると固定されてるオブジェでした。 -
このアパートは独特な雰囲気、味が染み付いたようなものがあります?~、
TVドラマなんかで出て来そうな年季の入った感じですが、ごく普通に使用されているようでした。 -
その1階の倉庫をちょっと除いてみると窓からフェリーさんふらわが観えました。
海岸ぎりぎり沿いに建つアパートなんですね!~、
毎日、潮風に吹かれてさぞかし気持ち好いだろうな!。 -
祓川を渡って海辺にやって来ました~、
「かんたん港園」とは上手い当て字をしたものですね!、旧フェリーターミナルだったところを整備、リノベーションしたようです。
*詳細はクチコミでお願いしますかんたん港園 公園・植物園
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正面に見えるのが「かんたんサーカス」と言って商業施設です。
お洒落なカフェやショップ、ライブハウスなどが入っていました、
デートコースにはぴったりかも知れませんね?~。 -
海に伸びる突堤もこのように整備されて気持ち好い~、
個人的に大分市には港のイメージが無かったのです?…、海沿いは多くの工場や煙突の工業地帯のイメージばかりだったので綺麗な海がある公園は想像もつかなかったです?…。 -
赤いオブジェは巨大なゲート「マッテルモン」、
その門の上には待っている者をイメージしたキャラクターが座って海の方を見つめていますね!~、判ります?…。 -
向こうに見えるのは「西大分港フェリーターミナル」、徒歩で5分ていどです。
停泊中はフェリーさんふらわで大分~神戸間を夜行便で就航してます。
且つては、関西汽船やダイヤモンドフェリーが就航していましたが、その航路は今のフェリーさんふらわーに受け継がれています。 -
かんたん港園からフェリーターミナル沿いの通りは且つての旧倉庫街~、
その赤レンガ倉庫の壁に蔦が這う大人の雰囲気を醸し出す4ヶ国の国旗の店は「BRICK BLOCK」とありました。
港に相応しいライブハウス兼ジャズバーでした。 -
こちらの倉庫は連なった大きなもの~、
「Re sew」と店名が小さく有りましたが、ライフスタイルショップのようで、セレクトした雑貨とカフェを併合した洒落た雰囲気の店舗でした。 -
JR西大分駅まで戻って来ました~、
駅構内には丸通こと日通、JR貨物の取り扱い駅に成っているようです。
下り本線横にはコンテナがいっぱい積んであって、フォークリフトが忙しくトラックに積み下ろしをしています。西大分駅 駅
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旧駅舎からの眺望です~、跨線橋で駅舎・ホームへと結ばれています。
元々は構内の広い駅だったようですね~、昭和47年までは直ぐ近くの国道には大分交通の路面電車・別大線の西大分電停が有り、賑やかな駅周辺でした~。 -
11:58発 杵築行き普通列車に乗車し、別府へ向かいます~、
そう言えば815系って、昨日から必ず2両編成の運行なんですね?…、
通勤の時間帯も2両でカバー出来るのでしょうか?、気に成ります。
では、別府へ向かいます!。
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