初秋の山陰めぐり（２１）念願かなって鳥取砂丘へ

2019/09/20 - 2019/09/20

鳥取駅前のホテルから鳥取砂丘まではタクシーで向かうことにしました。
リフト乗り場のある砂丘センター見晴らしの丘までは１５分ほど。
ここからリフトに乗って砂丘に到着。
ひたすら砂の上を歩きます。馬の背と呼ばれる見晴らしの良い高台まではすり鉢状の砂丘を一度下って今度は急な上り。
足をとられながらも休み休みたどり着きました。
リフトで見晴らしの丘まで戻りレストランで鳥取名物の牛骨ラーメンを頂きます。

エリア 鳥取市(鳥取)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

９月２０日９時４０分。
鳥取グリーンホテルモーリスからホテルで呼んでもらったタクシーで鳥取砂丘へ向かいます。

鳥取グリーンホテルモーリス 宿・ホテル

市街地を北東へ向かいます。

およそ１５～１６分、タクシー代２０００円ほどで砂丘センター見晴らしの丘に着きました。

寡黙な運転手さんでしたが、わざわざ車を降りて、リフト券売り場やリフト乗り場、砂丘美術館の場所などを親切に教えてくれました。

砂丘センター 見晴らしの丘 名所・史跡

券売機でリフト券を購入。
大人片道２００円。往復だと３００円です。

リフトのりば。

リフトは全長２２０ｍ。およそ４分で見晴らしの丘と砂丘を結んでいます。

鳥取砂丘リフト 乗り物

途中で道路を跨ぎます。
右の方には砂丘会館。

砂丘に到着です。
係員の方が親切に「足を上げて、頭を低くして、慌てないで」とサポートしてくれます。

ここには無料の貸し出し用長靴がサイズごとに置かれています。
長靴に履き替えている時に砂丘から戻って来たご婦人のグループが「足がガクガク」と言ってました。歩くの大変そう。
（歩いていてわかりましたが、長靴だと相当足がむれます。ホテルに戻ったら衛生のため、すぐに足をよく洗いましたｗｗ）

★★
リフトのことも長靴のことも事前にフォートラの複数の旅行記を見て知ることができました。この場をお借りして旅行記で情報提供してくださった方々にお礼を申し上げます。

砂丘の入り口には「落書き禁止」の横断幕がでかでかと。
ここは国立公園の一部で動植物や石などの持ち帰り、落書きなどは法律で禁じられています。
じゃぁ靴に付いた砂は？と思う方もいるかもしれませんが、常識の範囲内で考えましょう(笑)

★★
海外でのエピソードになりますがハワイ火山国立公園内にあるハワイ島のキラウエア火山での出来事。
キラウエア火山では溶岩などを持ち帰ると火山の女神ペレの怒りに触れると言われ、持ち帰った後で災厄に遭って、溶岩を送り返してきたというお話は枚挙に暇がありません。
私もキラウエアには何度も行きましたが、一緒にツアーに参加した方が、靴の底に着いた小さな石も災いを招くのかな？と気にしていましたが、わざとではない不可抗力なので気にしなくていいよと現地でも言われてました。
じゃなかったら私も靴底に着いた小石や砂のせいで何度も災いに遭っているはずです。
と書いていてふと気づきました、
「そうか、身の回りでたくさん起こった不運は出来事はペレ様の怒りだったのか？？？」

大袈裟ですね。このくらいはDon't worry!なんですが。。。。
ペレの怒りを信じるかどうかはともかくとしてアメリカでも国立公園から動植物や岩石などを持ち帰ることは禁止されています。

残念ながら砂の上だから落書きしたって消えるからいいじゃんと思う身勝手な方もいらっしゃるのでしょうね。

遠くから見ると平坦に見える砂丘ですが。

鳥取砂丘 自然・景勝地

正面に見えている少し高くなった「馬の背」と言われる部分の高さは４０ｍとか４７ｍとか言われています。
ビルの高さで言うと１０階！！

近づくと斜面の急なのがよくわかります。
ほとんどの人は右側のなだらかな所を迂回して上って行きます。

これが「なだらかな所」です。

なだらかだって？？？

砂の上は頑張って足を踏み出して上っても砂ごと足がずるっと滑って上った分の半分以上戻っている感じがしました。
だから全然進まない。

気が付くとどんどん追い越されて、目の前には足跡ばかり。

こんな風に一休みしながら。
写真を撮ってる間は足を休めることができるので「疲れてるんじゃないよ、写真を撮ってるだけ」ってそぶりを見せるには格好のカモフラージュ。
「って？誰に向かって見栄を張ってるの、周りは知らない人ばかりなのに」と自問自答。

そんなことを考えて気を紛らわさないととてもじゃないけど上って行けない。

あともう少し。
馬の背の頂上まで登って景色を見ている人たちがうらやましい。

ふぅ。やっと着きました。
１５分くらいと言われていましたが、私は２０分もかかりました。
目の前は日本海。
平坦に見えますが、かなり高いところからの写真です。

一休みしたのちリフト乗り場に向かって戻ります。
一休みとはいってもベンチなどがあるわけではなく立ったままです。
この日は曇り空でほぼ直射日光はなし。
それでも体は熱く火照っていました。強い風が心地よい。
真夏には４０℃以上になることもあるそうですから、９月に来てよかったかも。

下りはすいすい。「ひゃっほーい」
１歩足を出せば、ずるっと滑って３歩分くらい先に進みます。

長靴がこんな風に砂にめり込んでいます。

また上りに差し掛かると、途端にスピードダウン。
だらだらと続く上り。ここからがまた、長かった。

まだ着かない。

ラクダが目に入りましたが、頭の中ではずっと「ラクダ＝楽だ。ラクダ＝楽だ。。。。。」の繰り返し。

やっとリフト乗り場に戻って来ました。
ダイエットする必要を強く感じた鳥取砂丘でしたｗｗｗ

ちょっとガクガクする足のままリフトに乗り込みます。

鳥取砂丘リフト 乗り物

ほてった体に風が心地よくって

気持ちイー

左側には大きなカメラ。
スピーカーから「はい、写真を撮りますのでカメラを見てくださーい」と声がかかりました。
リフト降り場に飾られていた写真は疲れ切った表情で１０才くらい老けて見えました。
これじゃ買う気になれないし（泣）

疲れましたが楽しい鳥取砂丘でした。
もう３０年以上も前の３月。友人と一緒に寝台特急出雲で鳥取駅に降り立ったものの、春の雪に阻まれて砂丘に来ることができなかった思い出があります。
４０年の時を経てリベンジを果たすことができました。
あの時の友人は入院して手術をしたと聞きました。私もあの頃から無駄に歳をとりました。

砂丘センター見晴らしの丘へ。

砂丘センター 見晴らしの丘 名所・史跡

お土産コーナーはあとで見ることにして。

一目散に食堂へ。
だって歩いておなかがすいだんですもの。
慌ててたから食品サンプルの写真もぶれちゃった。

鳥取名物の牛骨ラーメン。
観光施設のレストランですが、出汁のよく効いたさっぱりなのにコクがあるおいしいラーメンでした。
何より歩いた後で食べたことがおいしさの一番の秘訣です。

これで７５０円。おいしかったぁ。

お腹を満たしたらお土産が気になり始めました。

かわいい。

館内にも砂の彫刻？
このあとは本格的な砂の彫刻を見るために砂の美術館に向かいます。

（つづく）

この旅行記へのコメント （2）

• たなしゃんさん 2019/10/12 22:42:13

  鳥取砂丘！

  HAPPIN さん、鳥取砂丘に行かれましたね～！
  どうでしたか？
  馬の瀬に到着した時の達成感！
  
  鳥取砂丘は行く時期を考えないと、大変なことになりそうですね！
  私もゴールデンウィークに行って、そして、雨上がりの晴天ではなかったので、暑さもなく良かったのかもしれません。
  しかしながら、青い空に青い海の鳥取砂丘も見てみたい気がします。
  風紋も見てみたいです。
  
  続きの旅行記、楽しみにしています。
  
  たなしゃん
  

  HAPPINさん からの返信 2019/10/13 09:56:48

  Re: 鳥取砂丘！

  たなしゃんさん、こんにちは(*^-^*)
  
  旅行記を拝見して砂丘センターからリフトで行こうと決めることができました。情報助かりました。ありがとうございます。
  お陰で素敵な経験をすることができました
  歩くのはなかなかに疲れましたが、意外に筋肉痛は軽くて済みました。
  風紋見てみたいですね。
  
  引き続きよろしくお願いいたします。
  
  Happin