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 現在西ノ京にある薬師寺は、南都六宗の1つ法相宗の大本山で、法隆寺などよりも少し時代を下った天武天皇の発願により、持統天皇によって本尊開眼、さらには文武天皇の時代に飛鳥藤原京の地で堂宇の完成を見たいます。その後、平城京遷都(710年)に伴って現在地に移され、国随一の荘美を誇っていたそうです。<br /> 先に巡ってきた斑鳩の寺院が、それぞれに古色蒼然と感じられたのに対して、薬師寺の伽藍は荘厳かつ煌びやかさが目立ち、明らかに時代の違いを感じるものでした。ただ、これには東塔と東院堂以外灰燼に帰して荒れ果てていたのを、高田好胤管長の復興に向けての並々ならぬ努力があったことを考慮すると、なるほどと理解できます。<br /> 残念だったのは、幾多の災害・兵火にもかかわらず残った三重の東塔(国宝)が修理中で、拝観できなかったことです。その一方で、4月第3日曜日だったため、年一度の「最勝会」が執り行なわれており、その様子を見ることができました。

平成最後の月に訪れ、令和に記す紀州・大和路の旅 7日目その3 ~ 薬師寺 ~

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2019/04/21 - 2019/04/21

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 現在西ノ京にある薬師寺は、南都六宗の1つ法相宗の大本山で、法隆寺などよりも少し時代を下った天武天皇の発願により、持統天皇によって本尊開眼、さらには文武天皇の時代に飛鳥藤原京の地で堂宇の完成を見たいます。その後、平城京遷都(710年)に伴って現在地に移され、国随一の荘美を誇っていたそうです。
 先に巡ってきた斑鳩の寺院が、それぞれに古色蒼然と感じられたのに対して、薬師寺の伽藍は荘厳かつ煌びやかさが目立ち、明らかに時代の違いを感じるものでした。ただ、これには東塔と東院堂以外灰燼に帰して荒れ果てていたのを、高田好胤管長の復興に向けての並々ならぬ努力があったことを考慮すると、なるほどと理解できます。
 残念だったのは、幾多の災害・兵火にもかかわらず残った三重の東塔(国宝)が修理中で、拝観できなかったことです。その一方で、4月第3日曜日だったため、年一度の「最勝会」が執り行なわれており、その様子を見ることができました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 午後2時半頃にもなると、薬師寺の駐車場もずいぶん空いていて、楽に駐車できました。

    午後2時半頃にもなると、薬師寺の駐車場もずいぶん空いていて、楽に駐車できました。

  • アイドリングストップのため、観光バスの乗務員用に休憩所を設けてあります。

    アイドリングストップのため、観光バスの乗務員用に休憩所を設けてあります。

  • 南門に続く参道。<br />男子高校生らしい修学旅行生の団体さんを先にやります。

    南門に続く参道。
    男子高校生らしい修学旅行生の団体さんを先にやります。

  • 薬師寺特別公開の案内。<br />今の時期の公開はないようです。

    薬師寺特別公開の案内。
    今の時期の公開はないようです。

  • 薬師寺の伽藍配置図。<br />

    薬師寺の伽藍配置図。

  • 休ヶ岡八幡宮。<br />南門の南に鎮座し、薬師寺を護る。

    休ヶ岡八幡宮。
    南門の南に鎮座し、薬師寺を護る。

    休ケ岡八幡宮 寺・神社・教会

  • 孫太郎稲荷神社もあります。<br />薬師寺と歴史的な繫がりはないらしいですが、栃木県佐野市、兵庫県姫路市と遷座して、現在に至っているということです。

    孫太郎稲荷神社もあります。
    薬師寺と歴史的な繫がりはないらしいですが、栃木県佐野市、兵庫県姫路市と遷座して、現在に至っているということです。

  • 孫太郎稲荷神社前を過ぎて、小さな橋を渡ると、南門、そして西塔と修理中の囲いに隠された東塔が見えました。

    イチオシ

    孫太郎稲荷神社前を過ぎて、小さな橋を渡ると、南門、そして西塔と修理中の囲いに隠された東塔が見えました。

  • 南門横の入口前に、法相宗の大本山と世界遺産の立派な石碑が建っています。

    南門横の入口前に、法相宗の大本山と世界遺産の立派な石碑が建っています。

  • 拝観料の案内。<br />今回は通常拝観で@1100円で参拝します。

    拝観料の案内。
    今回は通常拝観で@1100円で参拝します。

  • 南受付から入ると、まず手水所があります。

    南受付から入ると、まず手水所があります。

  • 内側から見た南門。

    内側から見た南門。

  • 中門と回廊越しに西塔が見えます。

    中門と回廊越しに西塔が見えます。

  • 中門。<br />両側に二天王像が立ち、守護しています。

    中門。
    両側に二天王像が立ち、守護しています。

    薬師寺 寺・神社・教会

  • 彩色された吽形の天王像。

    彩色された吽形の天王像。

  • 同じく彩色された阿形の天王像。

    同じく彩色された阿形の天王像。

  • 中門の中央の香台。

    中門の中央の香台。

  • 回廊の中に入り、金堂が目に入ります。

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    地図を見る

    回廊の中に入り、金堂が目に入ります。

    薬師寺 寺・神社・教会

  • 昭和56(1981)年に再建された三重の西塔。<br />各階に裳階が付いているので、見ようによって六重のようです。<br />

    昭和56(1981)年に再建された三重の西塔。
    各階に裳階が付いているので、見ようによって六重のようです。

  • 西塔縁起。

    西塔縁起。

  • 解体修理中の東塔。<br />戦乱兵火から免れて残った国宝ですが、見れませんでした。

    解体修理中の東塔。
    戦乱兵火から免れて残った国宝ですが、見れませんでした。

  • 東塔縁起。

    東塔縁起。

  • 逆光を避けた西塔。

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    逆光を避けた西塔。

  • 金堂と背後の大講堂。<br />金堂では薬師三尊像を拝観できます。<br />

    金堂と背後の大講堂。
    金堂では薬師三尊像を拝観できます。

  • 東回廊。<br />お釈迦様の一生を描いてありました。<br />

    東回廊。
    お釈迦様の一生を描いてありました。

  • 薬師寺で最も大きい建造物の大講堂を正面から。

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    薬師寺で最も大きい建造物の大講堂を正面から。

    薬師寺 寺・神社・教会

  • 大講堂前から西塔。

    大講堂前から西塔。

  • 大講堂の中央部。<br />多くの参拝者とともに僧職の方々が集まり、お経を上げており、大きな行事のようでした。<br />後で、4月第3日曜日は、最勝会が行われる日とわかりました。

    大講堂の中央部。
    多くの参拝者とともに僧職の方々が集まり、お経を上げており、大きな行事のようでした。
    後で、4月第3日曜日は、最勝会が行われる日とわかりました。

  • 大講堂縁起。<br />案内にあるように、大講堂内部の東側で御朱印を受け付けてもらえます。

    大講堂縁起。
    案内にあるように、大講堂内部の東側で御朱印を受け付けてもらえます。

  • 大講堂を出て、東塔とともに戦禍を逃れた国宝の東院堂へ向かいます。

    大講堂を出て、東塔とともに戦禍を逃れた国宝の東院堂へ向かいます。

  • 東院堂。<br />鎌倉時代の建物で、禅の影響が伺われるとのこと。

    東院堂。
    鎌倉時代の建物で、禅の影響が伺われるとのこと。

    薬師寺 寺・神社・教会

  • 板を敷いた東院禅堂。

    板を敷いた東院禅堂。

  • 東院堂縁起。<br />御本尊は白鳳時代の国宝・聖観世音菩薩立像。

    東院堂縁起。
    御本尊は白鳳時代の国宝・聖観世音菩薩立像。

  • 大講堂での行事を終えた一団。<br />昔の装束の人たちがいました。

    大講堂での行事を終えた一団。
    昔の装束の人たちがいました。

  • 食堂(じきどう)。

    食堂(じきどう)。

  • 食堂。

    食堂。

  • 食堂の前に並んだ蓮の鉢。

    食堂の前に並んだ蓮の鉢。

  • 特別公開中の食堂入口。

    特別公開中の食堂入口。

  • 鐘楼。

    鐘楼。

  • 北受付に隣接した聚寶館(しゅうほうかん)。<br />薬師寺所蔵の文化財などを展示、あるいは企画展示するための建物です。

    北受付に隣接した聚寶館(しゅうほうかん)。
    薬師寺所蔵の文化財などを展示、あるいは企画展示するための建物です。

  • 白鳳伽藍北側の大門を出て、玄奘三蔵院伽藍へ向かいます。

    白鳳伽藍北側の大門を出て、玄奘三蔵院伽藍へ向かいます。

  • 近鉄西ノ京駅を利用する参拝者向けの案内図があります<br />左が玄奘三蔵院伽藍、右が白鳳伽藍。

    近鉄西ノ京駅を利用する参拝者向けの案内図があります
    左が玄奘三蔵院伽藍、右が白鳳伽藍。

  • お写経道場。<br />薬師寺の伽藍復興には、写経による納経料も一役買っています。

    お写経道場。
    薬師寺の伽藍復興には、写経による納経料も一役買っています。

  • お写経道場の入口。

    お写経道場の入口。

  • 玄奘三蔵院伽藍全景。

    玄奘三蔵院伽藍全景。

    薬師寺 寺・神社・教会

  • 亀を基壇にした西域を思い浮かばせるレリーフの顕彰碑。<br />上部に「大唐三蔵聖教之序」。

    亀を基壇にした西域を思い浮かばせるレリーフの顕彰碑。
    上部に「大唐三蔵聖教之序」。

  • こちらは右側の顕彰碑。<br />上部に「大唐玄奘三蔵法師」。

    こちらは右側の顕彰碑。
    上部に「大唐玄奘三蔵法師」。

  • 正面の礼門。

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    正面の礼門。

  • 玄奘塔。<br />北手に当たる左側に大唐西域壁画殿があり、平山郁夫画伯が作成した13枚の大唐西域壁画を見ることができました。

    イチオシ

    玄奘塔。
    北手に当たる左側に大唐西域壁画殿があり、平山郁夫画伯が作成した13枚の大唐西域壁画を見ることができました。

  • 経蔵。

    経蔵。

  • 統一された色彩・造りの建物がもう1棟ありましたが、記載がなく不明。<br />これで薬師寺の拝見を終わり、駐車場へ戻ります。<br />15時半を過ぎているので、次へ急ぎます。<br /><br />唐招提寺へ続く。

    統一された色彩・造りの建物がもう1棟ありましたが、記載がなく不明。
    これで薬師寺の拝見を終わり、駐車場へ戻ります。
    15時半を過ぎているので、次へ急ぎます。

    唐招提寺へ続く。

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