2023/11/06 - 2023/11/24
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まつじゅんさん
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結婚41年目に突入の旅、Ver.3は奈良ホテルでアインシュタイン博士のピアノ等、老舗ホテルの内部見学と、メインダイニング「三笠」のランチに、軽く「ならまち」界隈の街歩き編です。
奈良ホテルには、2018年7月3日に奈良県文化会館 国際ホールで行われた、小椋 佳さんの歌談の会に来た際に、喫茶の利用はあるのですが、その時は備忘録をアップする前に、写真等を保存していたHDがクラッシュしてデーターが消滅してしまい、奈良ホテルの画像も全て消えてしまいました。
今回、結婚40周年にと奈良ホテルのランチを、奥様に提案していたのですが、予約が取れず諦めて和食レストランでと考えていたのですが、キャンセルがあったようで、今回訪れることが出来ました。
ランチといえ、奈良ホテル創業以来100年続く伝統のフランス料理を提供されているメインダイニングルームで、85席もある大きなレストランですが、なかなか予約できないという人気のレストランという事で、一寸緊張してしまった庶民の私ですが、奥様と楽しい時間を過ごすことが出来ました。
金婚式を目指して、これからも二人三脚で生き抜いていこう、と思います。
Ver.1 針T・R・S、室生寺・龍穴神社↓
https://4travel.jp/travelogue/11887542
Ver.2 メナード青山リゾート↓
https://4travel.jp/travelogue/11887692
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
1909年10月に営業開始した、老舗のホテルで、本館の設計は辰野金吾氏、片岡安氏です。
この場所は、かつて興福寺の塔頭 大乗院の跡地で小高い丘となっていて、本館1階と南側斜面を削って、1980年代にEXPO’70以降の外国人増加対応として新館が建設され、屋上は旧館と同一平面上にあり、旧館の佇まいを生かすよう考えられています。
建設の経緯は、日露戦争後の日本を訪れる外国人観光客が急増への対応として、日本政府の外国人宿泊施設整備支援政策により、本格的な洋風ホテルの建設計画が立案、都ホテルの創始者である西村仁兵衛氏と県、鉄道院の手により建設されました。
しかし、1913年5月に経営難から運営者が変わり、鉄道院→鉄道省→運輸通信省→運輸省と国の直営となり、国賓・皇族の宿泊する迎賓館に準ずる施設として、国の手厚い保護の元で運営され「関西の迎賓館」と呼ばれていました。
終戦後は1952年まで連合軍に接収され、その後は国鉄から本ホテル創設に関わっていた都ホテルが1956年以降運営し、1983年には再度国鉄が運営に加わり、新館が建設され、国鉄民営化後もJR西日本が承継し、都ホテルと共同出資として運営されています。
時代にも翻弄された歴史がありますが、明治の文明開化の時代から、洋風ホテルの精神が、今も受け継がれているホテルです。奈良ホテル 宿・ホテル
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本館のデザインは、寺社の多い奈良の景観に配慮して、屋根上に鴟尾を置き壁面を白い漆喰仕上げとされています。
木造2階建 瓦葺きで、鹿鳴館の建設費のおよそ2倍の費用が投じられ、内装は桃山風の意匠と、ドイツ風の重厚な意匠が混在した和洋折衷様式となっています。
辰野金吾氏、片岡安氏が設計、近畿の建築界の指導的立場にあった河合浩蔵氏が工事監理を担当した、日本を代表する建築家達の作品となっています。 -
周辺の紅葉も綺麗です。
ホテルが高台に位置してているので、奈良の街並みを一望できます。 -
こちらがメインダイニング「三笠」入口です。
奈良ホテルの創業以来のメインダイニングルームで、名画や調度品に囲まれた、格式高い、落ち着いた空間となっています。
椅子やテーブルも、レストランの雰囲気に合わせた質感で統一され、歴代の料理長が受け継いできた、伝統のフランス料理を提供されている、との事です。メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン
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入った瞬間から、緊張してしまう私。。。。。
これ位のコース料金なら、ある程度経験値もありますが、何故か老舗ホテルという事だけで、緊張してしまいますね。
先ずは、ノンアルビールで奥様と乾杯です。 -
朝食を頂いてから3時間も経過していないので、フルコースは食べれそうに無いね、という事で、今回は、一番お手軽な八重桜ランチとしました。
本日のオードヴル。
一口食べると、丁寧に作られているのが分かりますね。 -
スープは、さつま芋のポタージュ シナモン風味の泡。
シナモン風味の泡・・・・、成程こういう感触ですか。 -
メインは、奈良県産郷ポークのステーキ 金山寺味噌の香り。
柔らかく、とても美味しいです。
パンも美味しく、頂きました。 -
デザートは、干し柿とアーモンドのガトー&珈琲。
ホテルのデザート、ケーキは本当に美味しいですね。
ゆっくりと、ダイニングの雰囲気とサービスに身を置き、気持の良い時間を過ごすことが出来ました。 -
一寸、中庭を探検してみました。
外側の手摺の朱色が鮮やかですが、終戦後に連合軍に接収さていた際、白木仕上げの内外装が不潔であるという事から、アメリカ兵によって全館ペンキで塗り潰しされる所だったそうですが、当時の日本側支配人が、ホテルの来歴をアメリカ軍担当指揮官に対し説明し、欄干等の直接手が触れる部分を朱塗りとし、従業員スペースの内装はペンキ塗りとしましたが、由緒ある本館主要部を守った、というエピソードがあるようです。
その名残なのでしょうね。 -
紅葉の向こうには、興福寺の五重の塔があったのですが、技術不足で隠れてしまいました。
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今の天皇陛下が結婚された際、東大寺第212世別当 筒井 寛秀氏が揮毫したという「無尽蔵」の額。
トイレは、改修されたのか結構新しく、明るいです。 -
ロビー「桜の間」の全景と、大階段上の吹き抜けにある、春日大社の灯篭を模したと言われている、シャンデリア。
ホテル全体の調度品や飾られている絵画等、美術館の様と良く言われていますが、本当に美術品や装飾は、老舗ホテルの歴史を感じさせます。 -
ロビー「桜の間」にあるピアノ。
これは1922年、アインシュタイン博士が滞在された際に弾いたと言われているピアノだそうです。
戦後連合国に接収された頃に、行方不明になってしまったようですが、2009年に発見され、ホテルに里帰りしたそうです。
たまに演奏会が行われるそうですが、クラシックなピアノの音色はどんな感じなのでしょうね。 -
平成の大時計と言われている時計です。
1990年、現在の上皇上皇后両陛下の即位の折、お祝いの意を込めて設置された時計だそうです。
1990年12月に来館された際に、メロディが気に入り、出発の朝にわざわざ聴きに来られたという事です。 -
老舗ホテルの窓際で、将棋盤を眺めるオッサンの図。
単なるレクレーション備品なのでしょうが、此方の空間にあると、凄く良い物に見えてくるのが不思議ですね。
ランチタイムを終え、お腹一杯の腹ごなしの運動を兼ねて、久し振りに「ならまち」を歩いてみることにしました。 -
私が、奈良に住んでいたのは南部だったので、殆どこの辺りに来たことがありませんでしたが、最近チョクチョク歩くようになって感じたのが、色々と新しいお店も増えてきているなぁ、という事です。
古い街並みに、新しい風が入って来て、観光地として相乗効果が出てきていると思います。
昔は、大仏商法と揶揄されていた奈良ですが、今では国宝や建造物だけでなく、潜在力は京都より勝っているように思います。
街中の小さな寺院に入ってみたら、国宝が無造作に並べられているという、そんな信じられない空間が沢山ある、というのが奈良という街です。ならまち 名所・史跡
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奈良県庁にやってきました。
私、こちらに入ったのは二級建築士の合格発表を見に来て以来、40数年振りだと思います。
外観が特徴的で、塔屋部分は鹿の角、という都市伝説を今でも信じている私ですが、設計は片山光生氏で、奈良教育大の移転した跡地に完成した、地上6階、地下2階建で1965年の竣工です。
片山氏は、建設省近畿地方建設局の建築課長で、官庁営繕という点では私も同じですが、凄い方ですね。
北側の奈良県文化会館、奈良県立美術館も設計されているという、BCS賞を受賞しています。奈良県庁 名所・史跡
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奈良県庁の屋上広場は、2008年7月1日にリニューアルオープンした空間で、芝生、ウッドデッキがあり、眺めの良い気持の良い場所です。
若草山、東大寺、興福寺等が一望できるfだけでなく、遥か遠くの生駒、葛城山系まで眺めることが出来る、お勧めスポットですね。 -
興福寺に来ました。
五重塔は120年振りとなる、大規模保存修理工事の為、2023年7月から拝観できなくなっています。
7月から迂回路の整備が始まり、素屋根の建設工事が予定されています。
素屋根が完成すると、暫くの間は五重塔を見ることが出来なくなるそうです。
保存修理工事は、屋根瓦の葺き替え修理、木部の修理、漆喰壁の塗り直し等が計画されており、完成は2031年3月になるようです。興福寺五重塔 寺・神社・教会
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陽も傾いて、猿沢池の夕焼けも綺麗になってきました。
室生寺からメナード青山リゾート、奈良ホテルでのランチを楽しんだ、結婚40周年のお祝い旅、無事終了です。
今回、これまで。猿沢池 名所・史跡
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ここからは、2023年11月5日、阪神タイガースが38年振りの日本一となり、奥様阪神百貨店等の盛り上がりを、雰囲気だけでも感じたい、との事で翌日梅田に出てきて、夕方仕事帰りの私と合流して、結婚記念日の食事会となりました。
奥様の祝○○は、今年は結婚記念日では無く、阪神だったようですが、ある意味記憶に残る日になりました。 -
阪神電車のコンコースへの壁に、大きく張り出されたポスターと、それを写真に収める方々。。。。
阪神百貨店は、今回も凄い人出でしたが、夕方になるとめぼしい物は残っておらず、それでも奥様、ファンの熱い熱気を感じて満足そうでした。 -
11月6日の朝、仕事に向かう私の前に突如現れた看板。
奥様に1セット購入しました。
流石、関西人らしいセット販売とは、良く考えられているなと、感心しました。 -
夕方、阪神百貨店で奥様と合流し、夕食の場所を探して梅田界隈を巡ります。
阪神の地下は、凄く混雑していましたので、少しずらして大丸梅田店14階にある、 北新地や池田のお店で食べて美味しかった、青冥で頂く事としました。 -
ふかひれスープセットとレディースセットを発注。
先ずはクラゲサラダと蒸し鶏サラダです。 -
奥様、こちらのふかひれスープが好きで、必ず注文しています。
点心2種に北海道産ホタテ貝柱と海老・中国野菜の炒め、海老の甘酢あんかけです。 -
蟹爪入り海の幸の焼そばに五目あんかけ焼そば。
デザートの杏仁豆腐です。
今日の百貨店の賑わいや、ファンの方々の熱気等を語り合いながら、美味しく頂きました。
来年も、優勝できたらいいな・・・・。
(本当は、結婚41周年祝いですけどね。)
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