平成最後の月に訪れ、令和に記す紀州・大和路の旅　１日目　～　名古屋港へ　～

2019/04/15 - 2019/04/16

　これまで春の旅行は、たいてい５月の結婚記念日を含む期間に実施してきましたが、野菜苗の届く時期と重ならないよう、今回は自分の誕生日を挟んだ時期に敢行しました。
　三大○○にこだわる妻の要望に合わせて、地域は、那智滝がある紀伊半島および歴史ある社寺の多い奈良とし、８泊９日（うち、２泊は往復の船中泊）で域内の観光地を回りました。
　旅行中、心配した雨は３日目に少しぱらついた程度で、物見遊山には最高の天気に恵まれ、晴れ男の面目躍如を示すことができ、予定したスポットも完全踏破してきたので、大満足の旅でした。

　その１編目は、仙台港発の名古屋港行きフェリー『いしかり』での船旅の様子です。

エリア 名古屋港(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

苫小牧港～仙台港～名古屋港を結ぶ太平洋フェリー、航行する船舶にはそれぞれの都県を代表する河川の名称が採用されています。
今回の名古屋港行は、『いしかり』です。

仙台港に掲示されている『いしかり』の勇姿と客室案内です。
今回は１等室で、ゆっくりしていきます。

運転手以外はこの乗船口から専用タラップで船に向かいます。
妻とは一時ここで泣き別れ。

乗船用駐車場で待機中に、『いしかり』の操舵室付近を撮影。

出港３０分前くらいにようやくＮ－ＢＯＸを３デッキ船尾側に誘導してもらい、その後部屋へ。
１等室（インサイド）は６デッキのやや前方にあり、狭いながらもツインベッドで、トイレとシャワーも付いています。

出港の様子を甲板から眺めます。
船首が港内側を向いているので、前後２艘のタグボートで引いて回転させ、船首の向きを変えます。
このタグボートは船首側で。

こちらは船尾側のタグボートですが、作業が終了したので、船だまりへ向かって航行を始めています。

前方左側に、大きなジュルーズ船が停泊しています。

飛鳥Ⅱです。
仙台港に来ていたんですね！

飛鳥Ⅱの大きさは、少し後方のビルと比べればわかりますが、大きいですね。

風が強いせいか、港外近くなると、白波が目立ち始めました。
遠くに見える山は、石巻市の牧山付近です。

最上階７デッキの甲板にいますが、風が強く寒いので、船内に入ることにしました。

昔の帆船のきれいな絵皿が飾ってあり、その横の通路を通って、船尾近くのラウンジで上映中の「キセキ」（松坂桃李・菅田将暉主演）を見ることにしました。
船の進行方向が南北に変わると、かなり長周期のピッチングで前後にググーっと揺れ始め、鑑賞中に妻の体調に異変が！揺れがひどく船酔いしたようです。

その後妻はベッドで横になったままで、きれいな夕日も見ず仕舞いです。
もう茨城県の日立市沖あたりまで来ているようです。

拡大した夕日がきれいでした。

まもなく日没です。

山の端がきれいに見えて、妻にも見せてあげたいと思って撮りました。

夕食は、バイキングが苦手なのでレストランは避け、軽食コーナーで独り寂しく手酌酒です。

食後は、映画を見た場所でラウンジショーがあるので、聴きに行きました。

赤いドレスの女性がソプラノ歌手、黒いドレスの女性はピアニストです。

アッ！こっちを向いてくれている。
ベッドで横たわる妻にも聴かせたいと思って、動画撮っていたからでしょうか？

ピアノを弾く後ろ姿。

ショーの後は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の上映があるようですが、午後１０時からでは、良い爺の寝る時間が過ぎているので見るのはやめ、部屋に帰って明日に備えることにました。
明日は、名古屋港に上陸後、一挙に那智滝までロングドライブです。

２日目その１　～　那智滝　～　に続く。