2014/08/07 - 2014/08/17
3位(同エリア23件中)
ウェンディさん
- ウェンディさんTOP
- 旅行記379冊
- クチコミ2260件
- Q&A回答130件
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ジャングルの朝の目覚め…、それは、密林の住人たちのざわめきから始まる。
森の木々に棲むモノたちは、目覚めと同時に彼らの権利を主張する雄たけびを上げる。
まだ日も昇らぬ頃、最初に耳に入る鳴き声は、Vowuow、Vowuow…というイヌに似た音。
そして、その声に重なる様に聞こえるのは、Vwooooon… Vwooooon…という風の唸りにもとも聞こえる遠吠え。
どんな生物が、それらの音を立てているのか。
レンジャー・ステーションの簡易ベッドの中で身じろぎもせず、五感で感じる動物たちの気配に聞き耳を立て、姿の見えぬ音の主についての空想を巡らせる。
遠吠えをしているのは、中南米最強の肉食動物のジャガーかもしれない。
ジャガーは、最後の秘境・コルコバードでもなかなかお目にかかることが出来ないと云われているが、ソイツが深い森から彷徨い出てきて、獲物を探しているのかも。
様々な空想が頭の中をクルクルと回る…。
ジャングルでの2日目の朝が始まろうとしている。
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2014年の夏、Cota Ricaを旅しました。
8月のコスタリカは雨のシーズン。
密林の木々は、恵みの雨に葉を震わせ、その丈を一斉に伸ばし始めます。
雨季になると、コルコバードの森には新たに水たまりが出来、其処にはどこから湧いてきたのか、小さな透明な魚の影を見ることができます。
コスタリカでは、雨季に出現する小さな魚;乾燥に強い卵を持つ魚類の研究は未だ進んでなく、その存在もほとんど公式には発表されていないそうです。
でも、私の足元に広がる小さな水の世界では、乾いた土の中で卵時代を過ごした魚たちが孵化し、泳いでいました。
そして、ジャングル トレックの合間にレンジャー ステーションのテラスで過ごす午後のひととき。
思い思いに木の床に寝転がり、自然の奏でる音に耳を傾け、目を瞑ります。
吹き抜ける風が頬を撫で、ふと目を開けると、コンドルが翼を広げた形の雲がぽっかりと浮かぶ青空。
ここに滞在しているからこそ過ごせる、何もしないという贅沢な瞬…がありました。
そんな時間を過ごしたコルコバード国立公園での旅行記です。
☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅程☆★☆★☆★☆★☆★
・8/7 NRT−YYZ Air Canada Toronto泊
・8/8 YYZ−SJO(コスタリカ)Air Canada Rouge コルコバードへ Sierpe泊
・8/9 コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊
☆8/10 コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊
・8/11 カーニョ島で鯨と遊ぶ マヌエル・アントニオへ Manuel Antonio泊
・8/12 マヌエル・アントニオ散策 モンテベルデへ Monte Verde泊
・8/13 モンテべルデ 雲が生まれる森でターザン遊び Monte Verde泊
・8/14 モンテベルデ 王蟲の森を歩く サンホセへ San Jose泊
・8/15 SJO−YYZと行く筈が、途中で不時着!! Toronto泊
・8/16 YYZ−NRT(8/17)
☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★☆★
・ ワニの泳ぐ川でまさかの漂流! http://4travel.jp/travelogue/10919598
・ 夢を喰らう獏を探して… http://4travel.jp/travelogue/10921246
☆ 白蟻亭で密林ランチ♪ http://4travel.jp/travelogue/10922775
・ 親子クジラとランデ・ヴー http://4travel.jp/travelogue/10924562
・ 君の名はチューバッカ… http://4travel.jp/travelogue/10927317
・ 熱帯雲霧林を飛ぶ! http://4travel.jp/travelogue/10933794
・ 地上60m☆空中回廊を歩く http://4travel.jp/travelogue/10936143
・ 王蟲の森を歩く http://4travel.jp/travelogue/10938551
・ 予測不能の緊急着陸! http://4travel.jp/travelogue/10949805
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
-
イチオシ
《前回までのあらすじ》
レンジャー・ステーションへの潜入に成功したウェンディは、隠密活動を開始。
くノ一の漆黒の装束に身をつつみ、一眼レフカメラの中に更に諜報用カメラを仕込み、その秘密を探る。
躰を細かい体毛で覆われた毒蜘蛛が跋扈する縁の下に潜入した彼女が見たモノは…。
葉切りアリが運ぶ木の葉に刻まれた新たなる指令。
アクニン ノ ユメ ヲ バク ニ タベサ セヨ(悪人の夢をバクに食べさせよ)
彼女の運ぶザックの中身は食料に見せかけた別のモノ;悪人の夢をマイクロカプセルに詰めたモノだったのだ!
彼女は森の木々にマイクロカプセルを仕込み、昼寝から目覚めたバクは狙い通り、その葉を食べる。
ミッション・コンプリート!
彼女の活躍により、また1日、世界平和が保たれた。 -
ジャングルに朝日が差し込むのは朝5時。
森の住人達はとうに目覚め、木々の上で朝の挨拶を交わしている。
ニンゲン達も目覚めの時間だ。
(写真:レンジャー・ステーションの敷地の境界に張られたテント。外のテント泊は若干肌寒いが、夜に目にする光景は昆虫好きには垂涎モノだそう。) -
コスタリカに滞在3日目のこの日は、朝6時にレンジャー・ステーションを出発し、森へと入る。
森に入る前の最初のお出迎えは、ハナグマ。
ハナグマは、地面に穴を掘り、中に潜む小動物を探し当てる天才的嗅覚を持っている。 -
朝の柔らかな光が、密林を優しく包む。
-
少し先の森の中で、カサカサという音。
まだ仄暗さの残る森の奥をじっと見つめる。
森から歩み出てきたのはオオホウカンチョウのオス。
頭に黒い王冠(宝冠)を冠った、鼻の上に黄色い瘤をもつ鳥だ。
サイズは、かなり大きめの鳥なのだが、その割に動きが早く、シャッタースピードが追い付いていない。
実は、明け方に聞こえていたVowuow、Vowuow…の声の主が、このオオホウカンチョウだという。
この鳥から、犬に似た声…とは意外だった。 -
木の上では、コンドルが羽を広げて日光浴。
-
Claro Trail(トレイルマップ;旅行記2)を1時間程歩き、川に出たところで朝食休憩。
持参したカロリーメイト、リンゴを食べる。
実は、この日の朝の森は静寂そのものだった。
静寂…と云っても音を指しているのではなく、野生生物の気配の事。
この日、Sendero(トレック)ですれ違う多くのガイドさん同士が交わす言葉には、必ず ”tranquilo”という単語が含まれていた。
いつもは、もっと生き物たちのざわめきで賑やかな朝の森。
それが、今日に限って静かで凪いでいると云うのだ。
ガイドさんたちのこの第6感に近い感覚が正しかったことが、この日の夕方に証明された。
Tranquiloな森は、嵐の前の静けさだったのだ。 -
川岸には小さな石がゴロゴロしていて、その中を片手の鋏が大きなカニが歩き回る。
近づくと、鋏を上にあげて威嚇する。
大丈夫…食べたりはしないから…。 -
東側のジャングルが静かだったので、気を取り直して西へと移動する。
これから、Pavo Trail、Guanacaste Trail、Sirena Trailの3つを歩く。 -
Pavo Trailに入ると、其処にはホエザルが棲家とする樹があり、朝の餌場へ移動途中のサルたちが、木の枝をワサワサと揺らしている。
-
長い手足を生かして、木の枝を渡り歩くホエザルたち。
このホエザルたち、このサルたちが今朝聞こえてきた二つ目の鳴き声;Vwooooon… Vwooooon…の主だ。
風の唸りや肉食哺乳類の遠吠えにも聞こえるホエザルの鳴き声。
その鳴き声は数キロ先でも聞こえるといい、自分たちの縄張りを主張している。 -
ジャングルに来て、二日目。
木々の不自然な揺れを見つけ、隠れている動物たちを探すことに目が慣れてきた。 -
太陽に照らされた葉の裏から見る虫の影。
影絵遊びの要領でその虫の全体像を想像し、葉の表をみて本体を確認。
子供の遊びの様だが、面白い。 -
雨季のコルコバードの森には、雨季にしかできない小さな水たまりがあちこちにある。
そして、その中には小さな動くものの姿。
よく見ると、2cm位の小さな魚。
コルコバードの森には、乾燥に強い卵をもつ魚類が存在するのかもしれないが、まだその研究はほとんどなされていないそうだ。
地球上の生物の5%が生息すると云われているコルコバードの密林。
その言葉に、間違えは無い。 -
今日も、葉切りアリに出会った。
切りとった葉を運ぶ小さな葉切りアリたちが、木の枝で行列を作っている。 -
葉切りアリが、葉を切りとって巣へと運ぶ理由。
それは、彼らが農業を営んでいるから。
葉切りアリたちは、地下約1mの場所に大きな農場を作っている。
その中で、栽培しているものは…キノコ。
キノコの菌の寝床のために、彼らは新鮮な木の葉を運んでいる。 -
イチオシ
細い木の枝には、トンボの姿。
確かに今朝の森は、哺乳類の姿は殆どない状態だが、見渡せばそこには不思議がいっぱいのワンダー・ワールド!
飽きることがない。 -
イチオシ
近くの木から、コンコンコンコン…というノックする様な音。
キツツキだ。
アメリカのコミック漫画に出てきそうなその姿、なんだかコミカルだ。
このキツツキの名前は、ズアカエボシゲラ。
お腹側の虎のような縞模様、おしゃれだ。 -
キツツキは木の周りをクルクルと円を描くように回りながら樹をつつき、幹の中の虫を探している。
写真を撮ろうとしたら、さっと後ろ側へ回られた。
でも、其のおかげで、鋭い鉤爪をキャッチ。
この爪でキックされたら、深い傷が残りそうだ。 -
イチオシ
ジャングルには、固有の花も沢山咲いている。
ジャングルの花の特徴として挙げられるのは、花弁が深く水や蜜が溜まりやすい構造になっている花が多いという事。
この花びらの中に溜まった甘い蜜や水を飲みに、ハチドリや昆虫たちが集まってくる。
勿論、人間だってその美しさに魅せられて花に近づく。
しかしこの美しい花は、美しさと同時に死と隣合わせの危険を孕んでいる。
危険…?? 花がヒトを襲うのか…??
ヒトを襲うものは花ではなく蛇。
花のすぐ近くには、花へとやってくる昆虫や小動物を狙っている蛇が隠れていることが多い。
そして、その蛇が強毒を持つ毒蛇…と云う事も。
蛇の種類によっては、咬まれたあと適切な血清を打たなければ3時間で全身に毒が回り死に至ることもある。
花の撮影にも十分な注意が必要だ。 -
この日も軍隊アリの行進に出会った。
葉切りアリに比べると、明らかにサイズが一回り大きく、動きも統率がとれている。
噛まれたら、彼らのもつ蟻酸の毒で、患部が大きく腫れ上がるという。
その行進の上では、立ち止まらない。
ジャングルの鉄則だ。 -
足元には、土色のトカゲ。
後ろ足が前足と比較して異様に長く、両生類のような特徴を持っている。
色が土に同化している。
コスタリカのトカゲの中には、カメレオンのように体色を周囲の色に合わせ変えることの出来る種もいるという。 -
木々の幹に大きな瘤を発見。
これは、ある昆虫の巣。 -
その昆虫とは、シロアリ。
樹の甘い樹液を吸いに、木の幹にはシロアリが群がっている。
コルコバードの森に棲むアリクイは、朝・夕に、このシロアリを食べにやって来る。
そのアリクイを探しに来たのだが、残念ながらこの日は、現れず…。
アリクイが現れないならば、人間が試食してみよう!
ジャングル食堂・白蟻亭の店開き!
まず、ガイドの加瀬さんによる美味しい食べ方の見本。
手のひらを樹液の部分にペタンと貼り付ける。
手のひらをひっくり返すと、其処には樹液にまみれた沢山のシロアリさんたちがいる。
大きく口を開け、舌と前歯でこそぎ取る様にして、シロアリを口の中へ。
前歯ですりつぶすようにすると、口の中には香ばしいアーモンドに似た香りが広がる…。
みんなでチャレンジ。
相棒も掌を幹につけ、シロアリを噛み噛み…。
彼の感想は…香りは悪くなく、見た目ほど気持ち悪い食感ではない。
私は、昆虫に関してはチキンな部分もあるので、1匹だけ試食。
味は…、分からなかった。
躰の約半分がタンパク質だというシロアリは、高品質な栄養食品。
食糧危機が来たときには、役立つに違いない。
しかし、シロアリは分類上はゴキブリの仲間。
ゴキちゃんを口に入れる…と考えると、勇気が必要だ。 -
ジャングルの下生えの木々には特徴がいくつかあるが、その特徴の一つをこの木で見ることが出来る。
その特徴とは、葉が交互ではなく、幹の同じ位置から円形を描くように生えているという事。
密林の木々は背が高く、なかなか地面の下生えの植物にまで日光の温かさは届かない。
少ない日差しを体いっぱいで受け止めようと、下生えの植物たちも努力を欠かさない。 -
水の上を走るバジリスクを探すために川へ降りる。
頭上の木々の枝が、風に逆らって揺れている。 -
クモザルだ!
特徴的な指の形をしたクモザルが、木々の枝を渡り歩いていた。
クモザルの主食は、芋虫。
芋虫を探すのに特化した鉤状に曲がった手指だ。 -
足元の川の倒木の上には、小さなトカゲのバジリスク。
このバジリスクは、水の上を走る種類だ。
指先の表面面積が大きく、水の上をパタパタ…と走ることができる。
普段はじっとしているのだが、危険を感知すると走り出す。
ユックリと、人が近づく…と、彼らは一斉に水の上を走り出す。
走る姿はとってもユーモラスだ。 -
鳥の声が聞こえる。
頭上の木々を見渡すが、その主はなかなか見つからない。
やっと見つけたその主は、水色の尾羽に黄色いお腹がトレードマーク。
ミドリキヌバネドリだ。
雨期の森は、緑が豊かで美しい。
しかし、その森は鳥たちの姿を巧妙に隠し、私達はその姿を見つけるのに右往左往。
ようやく見つけたと思ったら、飛び立っていてしまう…なんてことが度々あった。
野鳥が目的の場合は、乾季の方が見やすいのだと思う。 -
午前11:00。
朝の森散歩は終了。
目的としていたアリクイは見つけられなかったが、タップリとジャングルの生き物たちを楽しんだ。
さあ、次はお昼の時間だ!
レンジャー・ステーションの入口は、午前の散歩から帰ってくる人達で混雑している。
みんな、どんな野生生物を見てきたのだろうか。 -
昼食後は、午後のジャングル探検迄のリラックスタイム。
レンジャー・ステーションの中の風通しの良い場所を見つけ、皆が好き放題に転がっている。 -
私も、良い場所を見つけ、ゴロン!
爽やかな風が通り抜ける。
心配していた虫は、ほとんど寄ってこない。
昼間のレンジャー・ステーションは半袖・半ズボンでも全然平気。 -
ふと空を見上げると、コンドルが翼を広げた形の雲。
雲まで、こんな形だなんて…。
なんだか可笑しくって、笑いがこみあげてくる。
密林の中で、空を見上げて過ごす時間。
日常とはかけ離れた至極のひととき。
こんな風に時間を過ごせるなんて、何て贅沢な旅なのだろう…とつくづく思う。 -
寝ころんでいると、脇の壁からチチチチチ…と小さな声が聞こえてきた。
目を向けると、其処に居たのは小さなヤモリ。
私の視線を感じたのか、こちらを振り返るヤモリとファインダー越しに目があった。
ヤモリと一緒にお昼寝をする。シレナ レンジャーステーション ホテル
-
30分位ウトウトと微睡み、目が覚め、レンジャーステーションの正面にある大きな樹を眺める。
樹の枝が上下に揺れている。シレナ レンジャーステーション ホテル
-
ホエザルだ!
ホエザルたちが木の枝を渡り歩いている。 -
足の指で木の枝を掴み、逆さになって、ぶらぶらと揺れている。
-
午後3時、午後のジャングル・トレックのターゲットはカワウソ。
目撃情報の多い川へと向かう。
しかし、この日はカワウソの姿はなかった…。
本当に、この日の森はtranquilo(静か)だった。 -
気を取り直して、再び森へ入る。
ここでまた葉切りアリを見つけたのだが、この写真に写っているアリは、ちょっとレアなモノ。
左の葉切りアリは、明らかに他のアリたちよりもサイズが大きい。
この大きな葉切りアリは、実は働きアリではなく、兵士や検疫係としての役割をもつアリで、通常は葉の運搬は行わない。
彼の仕事は、働きアリが運んできた葉を検品し、汚れているもの、他の昆虫が付着しているものを厳しく選別し、きのこを栽培する地中深くの巣の中を守るというモノ。
その彼までもが葉切りに参加しているとは、よっぽど素敵な葉が見つかったのだろう。 -
この葉切りアリ、とても健気で愛らしいのだが、そんな姿を見ていると、チョッピリ彼らにイタズラをしてみたくもなる。
ガイドの加瀬さんが自分の指を舐め、葉切りアリの行列の真ん中に唾液で線を引く。
すると、唾液の線で分断された葉切りアリの行列は、右と左で右往左往。
葉を持つアリと、これから葉を取りに行くアリが、自分たちがこれから行く方向を見失い、唾液の線を境に団子状態になっている。
これは、唾液によりアリたちが足跡に残す匂い(フェロモン)が消されたためで、彼らは道をトレースできなくなっている。
少し頭のよいアリが唾液の線が切れているところから、反対側の仲間の処へ辿り着き、お互いの頭と頭の触覚をゴッツンコして、情報交換。
3分ほどで、再び葉切りアリの道は、繋がった。 -
昆虫大好きのIさん、10分位姿が見えない…と思っていたら、少し離れたところでこちらを呼ぶ声がする。
どうしたのかと思い、行ってみると、なんと葉切り作業の現場を発見したとのこと。
1本の樹の枝が一部分だけ丸裸になり、その葉には葉切りアリの鋭い顎で切られた丸い歯型が沢山。
葉切りの現場は、なかなか見られないとのこと。
葉切りアリ、1日眺めていても飽きないかもしれない。 -
イチオシ
日本でアリを可愛いと思ったことなどは一度もないのだが、躰よりも大きな葉を運ぶ葉切りアリ、とっても可愛いと思う。
コルコバード国立公園 国立公園
-
再び野生動物を探しに、森の奥へと歩く。
暫く歩くと、ポツリ、ポツリと雨が降り出した。
昨日も、今朝も、森の中でパラパラと降る雨には当たってはいるが、そんなにひどくはなく、雨具を着ていれば問題ない程度だったのだが、この午後の雨はスケールが違った。
雷が鳴り、稲光が空を横切る。
ジャングルの木々はシェルターの役目を果たさず、雨の雫が滝の様に木々の葉から流れ落ちる。
10分ほど雨の様子を見るために立ち止まっていたが、この空模様では撤退すべき。というのが加瀬さんの意見でレンジャー・ステーションへと来た道を戻る。
密林の地面は大量の雨水を吸収しきれない。
その雨水は、先ほどまで乾いた道であった部分を濁流の流れへと変え、水位はあっという間に足首まで上がる。その中を必死で歩く。
靴がどうこう…なんていっている場合ではなく、長靴の中にだって衣類を伝った雨水が浸み込んでくる。
茶色の濁流となった雨水はSenderoを横切る川へと勢いよく落ちる。
川の水も一気に増水し、ふくらはぎ位まで水位が上がっている。
密林の中でのんびり雨宿りをしていなくて正解。これ以上、水位が上がったら、川を渡るのも困難になるところだった。
カメラを雨具の中にしまい雨から守るが、雨は容赦なく首の隙間等から侵入し、レンジャー・ステーションに辿り着いた頃には、体の上から下まで下着もビショビショ。
カメラが正常に動く状態を保っているのが不思議なくらいの濡れ方となった。 -
レンジャー・ステーションの部屋の軒先は、濡れた衣類が所狭しと干してあり、まるで旗の様。
雨はしばらく止む様子もない為、この日のジャングル・トレックは中止とし、明るい内にシャワーを浴びる。
シャワーと云っても、天井からホースの蛇口が出ていて、そこから水(お湯は出ない)がチョロチョロ流れ出てくるだけなのだが、体を洗えるだけありがたい。 -
まだ、時間も早かったが、明るい内に夕食も済ませてしまう。
レンジャー・ステーションの夜間の電気の供給は、基本は午後7時までだが、実際に消灯となる時間は、その日の当番のレンジャーさんの気分しだい。
この夜は、夜8時位まで電気の供給が続いていた。 -
テント場を覗くと、そこも洗濯物が万国旗の様になっていた。
やはり、みなさん、ビショビショになったようだ。 -
昨日とは異なり、この日の夕食後は時間がたっぷり。
レンジャー・ステーション正面の通路の床に腰をおろし、夜風に当たる。
雨期は虫が多いと聞いていたののに、虫がそんなに寄ってこないのが、不思議だ。 -
ベッドに横になったのは、夜8時半頃。
1日の事を振り返る時間もなく、深い眠りへと滑り込む。
夜中にふと目が覚める。
時刻は0時過ぎ。
娘を見ると、シュラフカバーから体をだし、半袖で寝ている。 -
そして、私は部屋をそっと抜け出し、ゆっくりと足音を立てないように廊下を歩き、夜の森を眺めに正面へ。
月灯りが、ジャングルのシルエットをくっきり浮かび上がらせる。
聞こえてくるのは、様々な虫の声…と、なぜか廊下で大の字で寝ている人のイビキ(テントが暑かったのだろうか?)。
レンジャー・ステーションの正面の床に座り込み、森の中の暗闇に目を凝らす。
じっと見ていると、闇の中にぼうっと黄色い光や赤黒い光があるのが分かる。
きっと昆虫たちだ。
この時間帯、森の中では昼間とは異なった世界が繰り広げられている。
そんな世界も眺めてみたい…。
虫の声を聴きながら、ひとり、夜のジャングルを眺め、この地に来ることのできた幸せを噛みしめた。
前の旅行記:夢を喰らう獏を探して… http://4travel.jp/travelogue/10921246
次の旅行記:親子クジラとランデ・ヴー http://4travel.jp/travelogue/10924562 -
【コルコバード関連の情報】
気候・服装:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/corcovado_national_park/tips/11291732/
Sierpeの宿:http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11301786.html
コルコバード(シレーナ):http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/corcovado_national_park/kankospot/10422130/tips/11293315/
カーニョ島:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/corcovado_national_park/kankospot/10485850/tips/11312890/
レンジャーステーション(シレーナ):http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11301810.html
サンホセからの交通:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/the_other_cities_of_costa_rica/transport/10269289/tips/11306701/
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この旅行記へのコメント (12)
-
- 旅するうさぎさん 2014/09/03 21:18:56
- こんにちは。
- ウェンディさん、こんにちは。
ウッドペッカーにそっくりのキツツキに目が釘付けになりました!
ズアカエボシゲラというのですね。体の模様や色が面白いし
なんとなく、とぼけていて可愛いです。
クモザルの手がビックリするほど曲がっていたので
思わず写真を拡大してどうなっているのか見ました。
手の先がUの字になっているんですね。
獲物を取りやすいように進化したんですね。
面白い動物がいっぱいいて目を見張りました。
レンジャー・ステーションでゴロンと寝転がるのは
気持ち良さそうです。至福のひとときですね!
旅するうさぎ
- ウェンディさん からの返信 2014/09/03 21:41:06
- RE: こんにちは。
- 旅するうさぎさん こんばんは。
キツツキの様子がコミック漫画に出てくるウッドペッカーそっくりで、見つけた瞬間、噴き出してしまいました。
お腹のシマシマ模様も面白いですよね。
そして、ユニークな指の形をしたクモザル。
芋虫を地面から掘ったり、木の中から掘り出したりするときに便利なように指と手が進化したのでしょうね。
日本にはいない動植物ばかりで、何を見ても興味深かったです。
そして、レンジャーステーションでのお昼の休憩時間。
2泊したからこそとれた優雅なのんびりタイム。
木の床に寝ころんで、ヤモリの鳴き声を子守唄に目をつむる。
ジャングルを抜けてくる爽やかな風が顔を撫で、ふと目を開けると、空にはコンドルが翼を広げた形の雲。
とても贅沢な時間…頑張ってプランニングしたご褒美ですね。
自由な個人旅行には、こういう想定外な楽しみがあるのが醍醐味です。
-
- みかりさん 2014/08/31 13:32:46
- シロアリはどうかな・・・・
- ウェンディさん、こんにちは!
コスタリカ旅行記、興味深く拝見しています・・・
様々な動物・昆虫・植物・・・当たり前だけど、日本では見れない風景や
種類も多いから、見ている分にはすごく楽しいです。
ジャングルと違って部屋の中は、快適なので・・・。(笑)
葉切りアリも健気ですね。フェロモンを嗅ぎ取って、前のアリに
くっついているんですね。あんなに一生懸命だと、生態を勉強する
為とは言え・・・イタズラしちゃうのは可愛そうな気も。(笑)
それとシロアリ・・・。アーモンドの香りがするんですネ。
私もオーストラリアのケアンズでレモンの香りがするとか言う
アリは食べた事があるけど・・・シロアリは少し抵抗があるかも。
アーモンドは好きだから、何かに混ざってれば美味しくいただけるのかも
しれないけど、シロアリって蟻の仲間だと思っていたら、ゴキの仲間
なんですよね〜。それを知った頃から、あまり好きでは無いかな。
いくら栄養があったとしても・・・シロアリが食事として重宝される
日が来ない事を強く望みます〜。
まだまだ盛り沢山なコスタリカ冒険記。続きも楽しみにしています!!
みかり
- ウェンディさん からの返信 2014/08/31 14:10:55
- RE: シロアリはどうかな・・・・
- みかりさん こんにちは。
ケアンズのレモン味のアリ、私も食べました。
でも、あれって薄茶色のアリ塚の傍の木にいませんでしたか?
たしか、あの子たちも白アリの仲間だと聞いた気がします。
レモンの味がするのは、レモンユーカリの木を食べているから…と云われた様な気がしますが、10年近く前の話なので、記憶が曖昧です。
まあ、私も今回1匹だけアーモンド味君を試食しましたが、山盛り一杯食べたい…とはまず思わない食材ですね。
シロアリさんが食料として配給される日が来ないことを、私も心から願います。
次回の旅行記は、地上最大の哺乳類が登場予定です。
また、眺めにいらしてくださいね。
- みかりさん からの返信 2014/08/31 16:17:09
- RE: RE: シロアリはどうかな・・・・
- ウェンディさん
> ケアンズのレモン味のアリ、私も食べました。
> でも、あれって薄茶色のアリ塚の傍の木にいませんでしたか?
ジャングル・・・熱帯雨林の中にいたまでは覚えていますがどこだろ?
> たしか、あの子たちも白アリの仲間だと聞いた気がします。
知りたくない事実でした。すごくショック〜。(笑)
でもあれの方が、見た目はアリっぽかったですよね。
> 次回の旅行記は、地上最大の哺乳類が登場予定です。
次回も見逃せませんね!楽しみにしています〜。
みかり
-
- 56さん 2014/08/30 15:46:39
- こんにちは
- ウェンディさん、はじめまして。
以前に訪れて以来、コスタリカは大好きな国のひとつです。
大自然の中にバグなどのめずらしい動物に、昆虫に、植物によりどりみどりの国ですよね。撮影された写真らを楽しく拝見しました。中でも葉切り蟻の写真が迫力があって好きです。
旅行記から旅を満喫されている様子が伝わってきます。こちらを読んで、私もまたコスタリカに赴きたくなりました。ありがとうございました。
では
-56-
- ウェンディさん からの返信 2014/08/30 16:24:03
- RE: こんにちは
- -56-さん、初めまして。
コスタリカ旅の前に-56-さんのコスタリカ旅行記を何回か拝見しました。
マヌエルアントニオの夕景、美しいですね。
私がマヌエルを訪れた日は、午後から大雨で、楽しみにしていた夕景は見られませんでした。
旅の前に様々な旅行記を読んで、予備知識はあったのですが、実際に目の前にしたコスタリカの野生そのものの自然は、写真では表しきれないワイルドさと美しさ。
ある程度大人の対応が必要となるレンジャーステーションでの宿泊だったので、娘が高校生になるのを待っての旅でしたが、連れて行って良かった旅となりました。
ハキリアリ…はコスタリカで初見でしたが、可愛いですよね〜。
懸命に葉っぱを運ぶ姿にすっかり惚れてしまいました。
最後になりましたが、フォローをありがとうございます。
そして、私からのフォローもよろしくお願いします。
- 56さん からの返信 2014/08/31 05:15:02
- RE: RE: こんにちは
- マヌエル・アントニオでは雨だったんですね…雨季のようですし、そういうことも旅にはつきものですね。じゃあ、次回!?はぜひ夕陽を!
娘さんも満喫した様子。自然が好きな様子ですので、きっと素晴らしい経験になったでしょうね。私も息子がもう少し大きくなったら連れて行こう、ついでに私は温泉をと密かに企んでおります。
こちらこそフォローありがとうございます。これからしばらくはヨーロッパの山ばかりの旅行記になりそうです。
ウェンディさんのコスタリカ続編(ファンになりそうです)、楽しみにしていますね。
では
-56-
> -56-さん、初めまして。
>
> コスタリカ旅の前に-56-さんのコスタリカ旅行記を何回か拝見しました。
> マヌエルアントニオの夕景、美しいですね。
> 私がマヌエルを訪れた日は、午後から大雨で、楽しみにしていた夕景は見られませんでした。
>
> 旅の前に様々な旅行記を読んで、予備知識はあったのですが、実際に目の前にしたコスタリカの野生そのものの自然は、写真では表しきれないワイルドさと美しさ。
> ある程度大人の対応が必要となるレンジャーステーションでの宿泊だったので、娘が高校生になるのを待っての旅でしたが、連れて行って良かった旅となりました。
>
> ハキリアリ…はコスタリカで初見でしたが、可愛いですよね〜。
> 懸命に葉っぱを運ぶ姿にすっかり惚れてしまいました。
>
> 最後になりましたが、フォローをありがとうございます。
> そして、私からのフォローもよろしくお願いします。
>
>
-
- 備前屋ねこさん 2014/08/28 22:10:47
- くのいちウェンディ
- ウェンディさん、こんばんは♪
ジャングルには色んな珍しい生き物がいますねぇ。
シロアリはアーモンド味なんだ。フムフム・・・
アリって酸っぱい味だとばかり思っていたけどシロアリは香ばしくておいしそうですね。
シロアリって木を食べてるからそんな風味になるのかな?
タンパク質も豊富でいざという時の非常用NINJA食になりそうですね。
赤い沢山の先の尖った花弁のついた花、サボテン系の花っぽいですね。
花のそばには虫→虫を求めて蛇=花の近くに蛇
あまり考えた事がなかった!
ジャングルで花に近寄る時は気をつけねば・・・
ジャングルは色んな生き物がいて素晴らしい世界だけれど毒を持つ生き物や植物もいたりする事があって怖さもありますね。
やはり安全に歩くには知識と注意が必要なのですね。
くのいちウェンディさんは世界平和のためのミッションを受けていたんだ!
この先どんな隠密活動を繰り広げるのか続きを楽しみにしています♪
忍者猫
- ウェンディさん からの返信 2014/08/30 05:39:55
- RE: くのいちウェンディ
- 備前屋ねこさん こんにちは。
ジャングルの中は、Wander Worldでした。
今まで行ったことのある熱帯雨林はオーストラリアだけでしたが、此処の森は比較にならず、森の密度が全然違いました。
コスタリカのコルコバードの密林は、最後の秘境・最後の楽園という枕詞そのものの場所でした。
備前屋さんが旅行記を書いているマレーシアのジャングルと似ている部分があるかも知れませんね。
シロアリ食…普通ならば辞退したいところですが、郷に入ってへ郷に従え…。
虫は触るのも苦手な私としては、意を決して…、1匹だけ食してみました。
お味は…分からなかったですが、シロアリをガツガツ食べられるようでなければ、ミステリー・ハンターへの道は遠いですね。
美しい花の傍には蛇がいる…と云う事は、私もガイドさんに云われるまで一切意識していませんでいたが、蛇の立場になって考えてみれば、その通り。
花に近づき、写真を撮る時は要注意。
日本では思いもよらないことが、旅先では常識であることが多い。
旅は勉強であり、娯楽ですね。
-
- aoitomoさん 2014/08/28 12:32:30
- シロアリの試食〜 (汗)
- ウェンディさん
コルコバードの色々な生物楽しませてもらってます。
『嵐の前』
嵐の前は生物はそれを察知してその準備に忙しいのか、安全な場所に待機しているのか、森が静かで凪いでいるというのは面白い自然現象です。
『美しい花には・・』
美しい女性にはパトロンがいて迂闊に接近すると痛い目にあうのと一緒ですね。気をつけます。(笑)
『シロアリ』
カニは食べなくてもシロアリは食べるんですね〜(笑)
さすがウェンディ一家です。
私はカエル・ワニ・ヘビの肉ならまだしも、シロアリなど節足動物っぽいのは絶対にダメですね〜
aoitomo一家は全滅します。(笑)
『巨大葉きりアリ』
ほとんどタランチュラに見えます。
葉を運んでいるのはかわいいです。
『雨』
ジャングルの雨期の雨は侮れないですね〜
ガイドが必須なのも納得します。
カメラも防水カメラかハウジングが必要になりそうですね。(笑)
ジャングルの雨ですらいい経験です。
就寝が早いので睡眠不足にはなりませんね。
夜中に目が覚めるのも分かります。
ナイトツアーでもあれば面白そうですが危険かな〜
続きも楽しみです。
aoitomo
- ウェンディさん からの返信 2014/08/28 20:00:47
- RE: シロアリの試食〜 (汗)
- aoitomoさん シロアリ・レストラン試食会へようこそ。
当店のシロアリは、秘境コルコバードの森で作られた樹液のみを与えて育てた純粋培養の高級品。
日本が誇る珍獣ハンターのイモトアヤコ氏も、シロアリの巣へ顔を押し込んでまでして食べた珍味。
今しか味わえない高タンパク食品の逸品、ココで食べなくてどこで食べる…?
ほら、ぼうっと見ているそこのあなた!
今が最初で最後のチャンス。
さあ、チャレンジ〜〜。
…こんな感じで、シロアリを味見してきました。
ガイド氏は手に着いたシロアリを美味しそうにぺろっと舐めていましたが、私はもともと虫が苦手なので、さすがにそこまではできずに、指先につけた1匹を味見しただけ。
でも、これだけでもかなりの勇気が必要でした。
手のひらに付けたシロアリを食べていた主人、“やるじゃん!”と久々に見直しました。
ジャングルのナイト・トレックは、昔は実施していたそうです。
でも、ナイト・トレック中に参加者が毒蛇に咬まれるという事故があり、それ以降、中止になりました。
シレナのレンジャー・ステーションは、夜は本当の陸の孤島となり船もアクセスできません。昼間は草原を使いセスナが離発着できますが、照明機器のない夜はそれも無理。
夜間に毒蛇に咬まれた場合、待つのは死のみ…という恐ろしい現実があります。
その事故の時は、レンジャー・ステーションの宿泊者が、各自のヘッドランプを持ち草原に立ち、夜の闇の中に臨時の滑走路をつくり、なんとかセスナに来てもらったという事です。
ジャングルでの生活は愉しそうですが、危険もそれなりにありますね。
でも、国立公園のレンジャーと云う仕事、なんとなく憧れてしまいます。
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シレナ レンジャーステーション
3.2
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