2009/03/16 - 2009/03/18
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ウェンディさん
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2009年3月にペルーを旅しました。
旅の一番の目的はマチュピチュ遺跡へのインカ古道1日トレッキングとマチュピチュ遺跡。
日本からのツアーでは、クスコからの日帰り観光も多いマチュピチュ遺跡ですが、母と私はマチュピチュ遺跡へのトレッキング後に遺跡の麓Aguas Calientes(アグアス・カリエンテス)に二泊し、じっくりと丸二日間、遺跡を堪能しました。
1日目:クスコ‐列車移動(バック・パッカー) ‐マチュピチュへの1日トレッキング
2日目:マチュピチュ見学(ガイド付き)‐ワイナピチュ登山‐インカ橋
3日目:マチュピチュ遺跡を探検‐列車移動(バック・パッカー) ‐クスコ
2日間にわたるマチュピチュ遺跡の滞在では、インカ時代当時の姿を思い浮かべながら、遺跡を隅から隅まで歩き回りました。
更に、メインの遺跡見学ルートから少し外れた裏道を見つけ、切り立った崖や熱帯性の植物が繁茂する遺跡の裏側探検をもほんの少しだけ楽しんできました。
今回の旅日記では、そんなマチュピチュへの旅1日目《クスコからトレッキングの出発地点・104kmポストまでの列車バック・パッカーからの景色》と3日目《朝霧の中に浮かび上がるマチュピチュ遺跡》を紹介します。
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Prologue:ナスカの大地にピラミッド!
http://4travel.jp/travelogue/10788969
高山病に負けるな!五感で味わうクスコ
http://4travel.jp/travelogue/10790450
64歳だって歩けます!インカ道1日トレッキング
http://4travel.jp/travelogue/10325316
ワイナピチュ登山とインカ橋
http://4travel.jp/travelogue/10326803
空中都市マチュピチュ 〜歩いて・歩いて・歩き回る〜
http://4travel.jp/travelogue/10792436
Epilogue:聖なる谷を巡り、インカの精神Andinaに出会う
http://4travel.jp/travelogue/10329592
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4-travel 2014年3月のカレンダー写真に採用されました♪
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クスコ駅を6:50に出発した列車は、煉瓦色のクスコの街の裏側ぐるりと回るように進みます。
すり鉢の底にあるクスコの街の標高は約3000m、そしてこれから列車が超える峠は3700m。
その標高差を乗り越えるため、列車はスイッチバックを繰り返し、ゆっくりと着実に高度を上げていきます。 -
列車の線路は民家のすぐ脇にあり、ぽんっと列車から飛び降りたら、そのまま、お庭にこんにちは。と出来そうな距離です。
クスコ−マチュピチュ間の移動は、観光客は基本的には列車移動となります。
この区間の列車には、ハイラム・ビンガム、ビスタ・ドーム、バック・パッカーの3種類があり、今回、私達が利用したのはバック・パッカー。
ハイラム・ビンガムは、往復約600米ドルもするお金持ち向けの超高級列車。ビスタ・ドームは便数も一番多い一般的な展望列車。
私が乗ったバック・パッカーは、お値段はお安いけれど所要時間も一番長い列車です。 -
所要時間が一番長いバック・パッカーを選んだ理由は、マチュピチュまでの道中で途中下車をしなくてはならないから。
マチュピチュまでの1日トレッキングに参加するためには、104km地点で列車を降りなくてはなりません。
でも、ハイラム・ビンガムやビスタ・ドームは、駅以外での途中下車が出来ないことになっています。
一方、バック・パッカーは、トレッキングに参加する人の途中下車がOKな自由な列車です。
その列車に乗り、クスコ近郊の景色(写真)を眺めながら、のんびり列車旅を楽しみました。 -
車窓からは、ウルバンバ川の流れが見えてきました。
茶色い川の水が白波を立てて流れぬけます。
川の傍には森林帯がありますが、よく見ると手前の緑はサボテン。
マチュピチュがジャングルの密林の中で発見されたというのも、なんだか納得できる景色です。 -
車窓からはギザギザの山も見えます。
のどかな風景ですが、この場所でも標高は約2700m。
標高3000mのクスコの街から徐々に標高を下げ、列車はマチュピチュに向かいます。 -
途中停車する駅では、Andinaのおばさんが車窓販売をしていました。
彼女の持つプレートの中には蒸かしたトウモロコシや焼きたてのパン。
トウモロコシは日本の物よりも白っぽいですが、水分も甘さもたっぷりあります。
写真左端には、帽子売りのおじさん。
マチュピチュ遺跡の中は、日光を遮る建物は無く、熱中症を防ぐためにも帽子は必需品です。
もし帽子を忘れた場合は、列車の車窓販売で買うことも可能です。 -
徐々に標高が下がり、ウルバンバ川の流れも少し緩やかになってきました。
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線路沿いには村は滅多に現れませんが、たまに現れる小さな村。
そんな小さな村にも電気を供給するために、線路に並行して電線が走っていました。 -
大勢の人が列を作り並んでいる場所がありました。
よく見ると、そのほとんどが男性。
そして、皆さん、揃いの衣服に自分の背中よりも大きい荷物を傍らに置いています。
さらに、大きなガスボンベも。
何処へ・何をしに向かう方たちなのでしょうか。 -
イチオシ
クスコから3時間半の列車の旅、此処が今日の私たちの終点です。
駅舎もない線路に降り立ちます。
そして、線路の脇にあるこのゲートが、インカ道1日トレッキングの入口。
この門をくぐれるのは、トレッキングの許可証を持っている人だけ。
私達は3月の旅に向けて、前年の10月頃からパーミットの手配を開始しましたが、トップシーズンではかなり早い時期で制限人数が埋まってしまうそうです。
インカトレイルへ入ることができるのは、1日500人。
トレッキングの日数に関わらず、1日でもインカトレイルを歩く人は、入山許可証が必要です。
インカ古道のトレッキングを考えている場合には、早めに入山許可証の申請手配を開始する方がよさそうです。 -
3月(雨季の終わり頃)にインカ道をトレッキングする場合、装備は日本の夏山(2500m級)と同じように考えてOKです。
つまり、朝はフリースを必要とする位寒く、日中は半袖T-シャツでも暑いくらい。
そして、たまにスコールの様な激しい雨が降るので、雨具も必須です。
だから、これからトレッキングに参加する私達(母、私、ブラジル人の女性)は、こんな格好。
夏山仕様のズボン+半そでTシャツ+日よけ・防寒用地厚の長袖シャツ+腰にフリースのジャケット。足元はトレッキングシューズです。
勿論、バックパックにはゴア製の雨具も入っています。
トレッキング・ポール(杖)は使いませんでした。
3泊4日の様な長期のトレッキングの場合、杖としてトレッキング・ポールがある方が楽かもしれませんが、1日トレッキングは標高が高い以外はそれほどハードな道ではないので、杖は必要ないと思います。
インカ古道・マチュピチュ遺跡では、トレッキング・ポールは先端に保護キャップを付けていれば使用可能ということでしたが、実際にポールを使われている方はあまりいなかったと記憶しています。
また、この門の先にある公園管理事務所では、木の杖を5ソルで販売していました。
現地でどうしても杖をという場合には、杖の購入も可能です。
この日の旅の続き《インカ古道1日トレッキング》と翌日の《ワイナピチュ登山とインカ橋》については、↓の旅行記にまとめました。
http://4travel.jp/traveler/mayuponmayupon/album/10325316/
http://4travel.jp/traveler/mayuponmayupon/album/10326803/ -
旅行記は一気に2日後の朝へと時空を飛び越えます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
マチュピチュの麓の村、アグアスカリエンテスに2泊宿泊した母と私は、朝一番のバスでマチュピチュ遺跡へと向かいます。
実は、昨日の朝もトレッキングのメンバーと一緒にバスでマチュピチュ遺跡に向かいました。
インフォメーションの案内によると、バスの始発は5:30。
昨日は5:20頃バス停に行ったのですが、バス停に集合した5:20の時点でバス停は長蛇の列。
私達が乗れたのは3台目のバスでした。
だから、マチュピチュ最終日のこの日は5:00にバス停へ。
努力の甲斐があり、無事に1台目のバスに乗車し、マチュピチュへと向かうことが出来ました。
マチュピチュ遺跡のゲートをくぐると、目の前は一面の白い雲。
谷の下から霧が次から次へと湧き出てきて、目の前の遺跡を覆い尽くします。 -
マチュピチュ遺跡が一望できるベストスポットを目指し、インカ道の石段をずんずんと登ります。
マチュピチュ遺跡の中は、昨日タップリと歩き回ったので、ガイドブックの地図は、もう必要ありません。
遺跡の中で一番高所にある見張り小屋までの道を一気に駆け上がります。 -
マチュピチュの全体像が見えるベストスポットまで、もうすぐです。
足元に広がる霧の中に遺跡の姿がうっすらと見えてきました。 -
此処のポイントがお勧め!と昨日ガイドさんに教わった場所。
湧き上がってくる、霧と雲に覆われたマチュピチュ。
1番バスでやってきた多くの人たちが“その時”を心待ちにしていますが、なかなか霧が晴れません。 -
イチオシ
ほんの一瞬、霧が晴れた瞬間がありました。
マチュピチュがその姿を見せてくれました。
朝の穏やかな光の中、浮かび上がった遺跡の姿。
周りにいた観光客からも、吐息にも似た歓声が上がります。 -
イチオシ
次の瞬間、また遺跡は霧に包まれました。
そして、雲の切れ間から朝日が遺跡のアンデネスの棚田を明るく照らしました。
この旅の中で見た一番最高の景色!
空中都市マチュピチュ。
この景色に憧れ、やってきたマチュピチュ。
霧の中に浮かぶマチュピチュを見ることが出来て大満足。
スウィフトの書く冒険小説の主人公ガリバーの見たラピュタ島もこんな感じだったのでしょうか。マチュピチュの歴史保護区 史跡・遺跡
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イチオシ
朝霧の中に浮かび上がるマチュピチュ遺跡、いくら見ていても飽きるということがありません。
-
いつまでも、幻想的な景色を眺めていたかったのですが、朝の霧はそんなに長くは持ちません。
霧の中のマチュピチュ遺跡も歩きたい!ということで、遺跡の探検開始。
歩き始めてしばらくして振り返ると、さきほどまでいた見張り小屋の辺りはぼんやりと霧で包まれていて、霧が光を乱反射し、キラキラと輝いて見えました。 -
遺跡の中はまだ、霧で覆われています。
霧の中のアンデネス(段々畑)をゆっくりとお散歩します。
衣類を濡らさぬためゴアテックス製のジャケットを着ていましたが、霧が出ている間は、気温も低く、暑さは感じません。 -
アンデネスの下の方は石垣も崩れ、熱帯雨林の林が迫っています。
マチュピチュの発見者であるハイラム・ビンガムがマチュピチュの遺跡に初めて足を踏み入れた時の様子“遺跡の大半がジャングルに覆われ、ところどころにアンデネスの石垣が顔を覗かしていた”という描写の世界を垣間見ることの出来る景色です。 -
霧がゆっくりと消えていき、太陽が朝露に濡れる遺跡を照らし始めました。
下草の柔らかい緑色と朝露に濡れたダークカラーの遺跡が織りなす風景。 -
イチオシ
アンデネスの通路を離れ、コンドルの神殿方向に向かいます。
ここの一角は遺跡の中でも私のお気に入りの場所で、遺跡の壁が複雑に入り組み、まるで迷路のようになっています。
実はこの写真の遺跡の向こう側が、穴場的なスポット。
マチュピチュの地図には裏側の通路は書いてありませんが、一応道があり、崖下へと続くアンデネスを一望できます。
まず、ツアーの観光客は足を踏み入れない場所なので、プライベート感たっぷり。
誰も来ないアンデネスに腰を下ろし、朝の風景を堪能しました。 -
遺跡裏のアンデネスでユックリ休憩をした後は、コンドルの神殿を見に行きます。
写真下の三日月型がコンドルのくちばし、そして後ろに左右に高くそびえる岩が2枚の翼を表しているとされ、天然石をそのまま利用した羽を広げたコンドルの姿はとても威厳があります。 -
そして、コンドルの神殿の後ろの壁には台形型のくぼみ。
ここは、インカの皇帝が神聖なるものを収めた場所。
インカの人々は祖先をとても大切にし、祖先が亡くなった後もその魂は亡骸と共にあると考え、その亡骸をミイラとし家庭の一番いい場所に置きその姿を崇めていたと云われています。
その習慣は、インカの民衆も皇帝も同じ。
インカ皇帝は、神聖なるコンドルをモチーフとした神殿の背後の石棚に、祖先のミイラを置き、捧げものをしていたのでしょう。
コンドルの神殿に佇むと、インカ帝国の全盛期のその光景が目の前に浮かびあがる。
そんな場所でした。 -
コンドルの神殿のすぐ傍には、一枚岩の階段。
一枚岩の階段は、マチュピチュ遺跡には何か所かありますが、一番ユニークなのがここ。
一枚岩の階段が縦に二分割されていて、それぞれにステップが刻まれています。
わざわざ1枚岩を2分割しているのは何故?
インカの世界観では2という数字は二元性である陰・陽を示す数として重要視されてきました。
ですから、2分割された石の階段も神聖な意味があるのかもしれません。 -
次に向かったのは皇帝の居住区とされるエリア。
石門をくぐると、皇帝の専用施設へとなる部屋へ行くことができます。 -
その施設が、この写真。
畳一畳くらいのスペースの突き当りの壁の下の地面には小さな穴。
そして、その穴は、地面の下を通り、壁の向こう側へと繋がっています。
実はこの小部屋の用途は、皇帝専用のお手洗いです。
それも、水洗式トイレ。
皇帝が利用した後は、次の間で小姓さんが水洗で流れてきた物の健康チェックをしてくれるシステムとなっていたそうです。 -
インカ文明は水の文明ともいわれる水路の文明で、マチュピチュだけで16個の水汲み場と、水汲み場を繋ぐ水路が発見されています。
写真の水汲み場もその一つで、現在も水が流れ、当時の水路の様子を想像することができます。 -
この石の連なりも水路跡と云われています。
-
皇帝の居住区の石壁は、他の区域とは異なる美しい石組みで作られています。
この場所は、小さな飾り棚のある皇帝の部屋。
その昔、壁の小さな飾り棚には、ピラコチャやパチャママといったインカの神々の金の像が置かれていた。
でも、それも遠い昔のお話です。 -
いま、皇帝の居室の飾り棚には、黄金の神々の姿はありません。
あるのは、こぼれ種から芽吹いたふわふわ綿毛のタンポポ。
でも、それが歴史なのですね。 -
皇帝の居住区の隣にあるのは太陽の神殿とパチャママの神殿です。
パチャママはインカの大地の神で、豊穣の女神。
農耕民族であったインカの人々にとっては、パチャママ神は母なる神。
現在でも、何か大事なお願い事がある時は、大地の神パチャママにチチャ(インカ時代から伝わるお酒)を捧げてから祈る習慣があるそうです。
写真はパチャママ神殿で、神殿の内部には台形の飾り棚があり、祭事に使われていたことを窺い知ることができます。 -
写真はパチャママ神殿の上部にあるアーチ型を描く太陽の神殿の壁の石組みです。
ここの石組みはマチュピチュ遺跡の中でも一番美しいとされる石組みで、カミソリの歯1枚も通らないという表現がぴったりの石組みでした。
当時の石工さんたちは、鉄や青銅を使わずにこれらの石を切り出し、研磨したと云われています。
1個の石を研磨する時間、きっと気が遠くなるくらいの長い時間が必要だったのではないかな。
石工さんの根気と忍耐力、現代に生きる私たちも見習うところがありますね。 -
マチュピチュ遺跡の石を切り出した石切り場の方向へと向かいます。
石切り場の上はピラコチャ神のための主神殿がある場所で、小高い丘となっています。
丘の上は、まだ霧で覆われていました。 -
丘に上がるのと同時位に霧が晴れてきて、ピラコチャ神殿(主神殿)の様子がはっきりと分かるようになりました。
このピラコチャ神殿には、マチュピチュの中でも一番大きな岩(写真中央下)が使われています。
大岩のサイズは横に約4.5m。
神殿の上部に人が登っているので、人とサイズを比較すると岩がいかに大きいのかよくわかります。 -
ピラコチャ神殿の脇には、眼下のメインテラス(中央広場)に向かって大きな3つの窓が開いている神殿。
この神殿での着目点は、窓ではなく、手前の岩。
この岩は3段に加工されていて、それぞれの段がインカの世界観である、天界・地界・冥界を表していると云われています。
インカ文明のシンボルでもある太陽の光が一番弱くなる冬至の日、この石は地面に全く同じ大きさの影を作り、インカの世界が一つ(陽である石と陰である影がインカの世界観を作り出す)になるそうです。
インカの世界観である二元性、こんなところでも見ることが出来ました。 -
写真は聖なる石です。
マチュピチュとワイナピチュの姿を形どったものとされています。
遺跡の中には聖なる石と云われる石があちこちにあり、パワースポットとしても有名です。
私も石からパワーをもらおうと頑張りましたが…、日ごろ信心深くないとダメなようです。 -
技術者の居住区と云われるエリアです。
入口が建物のあちこちにあり、多くの人の出入りが容易になるよう設計された石組みで、女性たちが織物・機織りをしていた場所と云われています。
私がこの建物をみてちょっと感心したのは、この居住区の建物がマチュピチュ遺跡の中で一番広い庭であるメインテラスに面しているという点。
何時の時代だって、女性たちはおしゃべりが大好き。
きっとインカ時代だって、テラスを眺めながら、おしゃべりを楽しみながら手作業を行っていたのだと思います。
インカ時代、手仕事の上手な女性は優遇されていたのかもしれませんね。 -
現在のメインテラスは青々とした芝で覆われて、芝の上ではリャマがのんびり休憩中。(インカ時代、リャマはマチュピチュにはいませんでした。20世紀後半にTVクルーが撮影の為に連れてきたリャマが逃げ出し、繁殖し、マチュピチュのリャマとして有名になりました。現在は、雑草の駆除のためにリャマを計画的に連れてきているそうです)
メインテラスの上の丘には、ピラコチャ神殿や3つの窓の神殿があり、なかなかの景観です。 -
そろそろ、朝霧の時間も終了です。
今日の遺跡探訪の出発地点へと戻ります。
今朝、霧の中で輝いて見えた見張り小屋とアンデネスの段々畑。
まだ少し霧は残っていますが、日中の強い光の中では雰囲気が全く異なります。 -
ちょっとだけオマケの写真。
遺跡裏のジャングル地帯へと続く道は手前のアンデネスの奥側にありますが、道の状態はあまり良くありませんので、良い子のオトナの方は行かないでくださいね。 -
朝霧の後もひたすら遺跡を歩き回った母と私、午後はマチュピチュ麓アグアスカリエンテスの町に降り、お買い物タイムです。
アグアスカリエンテスは、線路に沿い発展している小さな町。
だから、古くからのホテルがあるのも線路沿い。
そして、ホテル前の線路は、そのまま生活通路として使われています。
私達が宿泊したHostal Presidenteも、この線路沿いにありました。
道路=線路と云っても、列車は1時間に1本もないので、基本的には危険はありません。 -
線路を横目に見ながらウルバンバ川の脇の道を上っていくと、そこにあるのは民芸品市場。
クスコ行の列車が出発する夕方までの2時間をお土産タイムとし、市場のおばちゃんとの価格交渉のやりとりを楽しみました。
市場にはいわゆる土産物から、インカ模様の銀製品など多少高価な物も置いてあり、ユックリ見れば掘り出し物も見つかりそう♪です。 -
市場の中のお店で今日の夕食のパンを購入し、17:05発のバック・パッカー(写真)に乗り込みます。
そして、この3日間歩きまわった疲れもあり、列車の中で爆睡の母と私。
気がついたら、クスコの近くでした。
クスコ着は21:40。
歩いて・歩いて・歩き回ったマチュピチュ遺跡での3日間!
とても充実した忘れられない3日間となりました。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- popinさん 2013/09/29 08:41:31
- 素晴らしい!
- 幻想的な素晴らしい画像ですね。。。
- ウェンディさん からの返信 2013/10/01 06:50:29
- RE: 素晴らしい!
- popinさん こんにちは。
霧の中に浮かび上がる空中都市マチュピチュ、この姿が見たくってペルーに行きました。
そして、早朝、目の前の霧がゆっくりと流れ、姿を現した古代都市。
とても感動的でした。
ウェンディ
-
- ひゅうひゅうさん 2013/07/25 23:18:48
- はじめまして
- ウェンディさん、こんばんは
はじめまして、ひゅうひゅうです。
フランスの旅行記に訪問、投票してくださりありがとうございます。
マチュピチュを歩いて、歩いてですか!!!
空気が薄くて苦しくないのですか?(初歩的な質問ですが)
この場所を歩きつくすなんて、贅沢な旅でしたね。
友人が念願かなって、去年マチュピチュに行きましたが、観光中心でした。
私も歩くのが大好きです。
とっても興味をそそるネーミングでした。
また、お邪魔しますね〜
ひゅうひゅう
- ウェンディさん からの返信 2013/07/26 20:06:01
- RE: はじめまして
- こんにちは。
ひゅうひゅうさんの旅行記モナコ編を拝見していました。
ヨーロッパのおしゃれな街とは縁の少ない私ですが、ひゅうひゅうさんが綴るモナコの街の風景を見て、欧州の街巡りも楽しそう♪と認識を新たにしました。
ひゅうひゅうさんも歩くのが好きなのですね。
私も結構歩くのが得意です。
何処の国に行っても危険がない場合はとりあえず歩いて探検します。
(たまに変なところへ入り込んだり、道に迷ってちょっと怖かったりもします…)
マチュピチュも同様に丸二日間、遺跡の中をくまなく歩き回り、遺跡の裏道に詳しくなりました。
自分の足で歩くと、思いがけない発見・出会いがあったりと楽しいことが沢山。
やめられないですね。
ひゅうひゅうさんの南仏旅行記、また、お邪魔させてくださいね。
ウェンディ
-
- aoitomoさん 2013/07/15 22:02:34
- マチュピチュ満喫!
- ウェンディさん
車両『バック・パッカー』、なんともわかりやすい列車区分。
駅舎もない線路に降り立ち なんともワイルドで楽しそうです。
こんなのが好きです。
ツアーだと肝心な所への滞在時間や期間が少ないですから当然フリーで行ったりしますが、マチュピチュとかになると色々と手配も大変なんですね
マチュピチュの麓の村、アグアスカリエンテスに2泊って、まさにバック・パッカーの旅。(笑)
マチュピチュを満喫するためには、ウェンディさんのパターンが使えそうですね。
早朝の霧に包まれましたマチュピチュ最高でした。
aoitomo
- ウェンディさん からの返信 2013/07/16 00:28:14
- RE: マチュピチュ満喫!
- aoitomoさん こんばんは。
4年をかけて、ようやくペルー旅日記が完了しました。
ペルー旅行時はまだ私のスペイン語が幼稚園児レベルだったので、現地旅行会社に交通機関・ホテル・ホテル-空港の送迎を依頼した手配旅行でしたが、ツアーとは異なり基本は自由行動だったので母と二人でペルーを心行くまで楽しんできました。
マチュピチュ遺跡の見学に2日間とったのは正解!でした。
1日目の午前中はガイドさんから遺跡の説明をしてもらい、そこから先の1日半は自由時間。
遺跡中をくまなく歩き回り、楽しみました。
一つ残念だったのが、月の神殿と云われるワイナピチュの裏にある祠に行けなかったこと。
歩き回りすぎて足が棒のようになり、そこまで行く体力が持たずに、月の神殿は次回のお楽しみです。
早朝の霧の中に浮かび上がるマチュピチュの姿。
この姿を見たくって、ペルーに行ったようなものです。
この時は、それで大満足でした。
でも、今はちょっと欲張りになっていて、娘の学業が終了したら、クスコ郊外の一般家庭のお宅にホームステイしてスペイン語の勉強の傍らお母さんからペルーのお料理を習ったりしてみたいな。などと夢見ています。
ウェンディ
-
- pedaruさん 2013/07/15 06:38:57
- マチュピチュ
- ウェンディさん お早うございます。
前回に続き中身の濃い旅行記でした。
霧が晴れた瞬間、その姿を現したマチュピチュの遺跡、ドキドキするシーンですね。こんな高所での石材の調達、運搬と作業、どんなだったでしょうね。
誰もが夢見るマチュピチュへの旅、いまはいい時代になりました。
pedaru
- ウェンディさん からの返信 2013/07/15 09:50:19
- RE: マチュピチュ
- pedaruさん おはようございます。
今日は、少し気温も低めで過ごしやすい朝ですね(夜は寝苦しかったですが…)。
マチュピチュ、丸2日間かけて、じっくりと味わってきました。
遺跡本体はそんなに広くないので、サラッと見るだけならば半日で十分ですが、遺跡の前に腰を下ろしてじっくりと眺めたり見る時間帯を変えたりすると、新たな発見があり楽しかったです。
私は遺跡マニアではありませんが、その遺跡が語る物語を聞くのが大好きです。
実際に遺跡の前に立ち、物言わぬ彼らの言葉を探る。
知識として知っていたことが、その物を見ることにより裏打ちされたり、更なる疑問を生みます。
面白いですね。
昔々の私の大人になったら何になりたい?という夢は、考古学者。
その夢は叶いませんでしたが、旅に出るときはいつだって探検家の気分です。
ウェンディ
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