2018/01/02 - 2018/01/02
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2017年の年末に相棒と二人で挑戦したネパールでのA.B.C.トレッキング。
トレッキングは全7日間の行程で、その内の2日間は天候の悪化や体調不調のリスクを考えて準備しておいた予備日で、もともと山男の相棒と楽天的な私が歩くので、予備日はよほどのことがない限りの保険でしかないだろうと安易に考えていました。
しかしネパールの山の神はそんなに甘くはなく、トレッキング3日目にして予備日の1日を消化せねばならない事態に陥ってしまいました。
A.B.C.トレッキングでの最難関部分は、高度4000m付近と言われています。
4000mの標高と言えば富士山よりも高く、少し歩くだけでも肩でハァハァと息をするような世界、トレッカー自身の基礎体力が勝負となる極限の世界です。
そして、そんな世界には人間の目には見えない魔物が棲んでいて、魔物は風の中に静かに潜み、憑りつく宿主を探しています。
その魔物に目を付けられたのが相棒で、高山病という名の魔物は相棒から食欲を奪い取り、彼は食事を受け付けなくなってしまい、食べなくては体が持たないからと無理に食べさせても吐いてしまうような状況で、どうしてよいのかわからない;打つ手がない、笑い話では済まされない危機的な状況となってしまいました。
そんな相棒を救ったのは、真赤な彼女。
旧約聖書ではEVEを誘惑しエデンの園から追い出す原因となった林檎が彼に少しだけ手を貸してくれ、相棒と私は無事にこの旅の目標地点であったアンナプルナ・ベースキャンプ(A.B.C.)へと到達することが出来ました。
そんなトレッキング旅4日目 (マチャプチャレ・ベースキャンプ(BC);3700m→アンナプルナ・ベースキャンプ(BC);4130m)の旅行記です。
★2017年末-2018正月 ABCトレッキング旅 日程★
□12/29 羽田(00:20)-バンコク-カトマンズ-ポカラ(15:00)
タイ航空 イエティ航空利用
・12/30-1/5 6泊7日 ABCトレッキング
・Day-1 12/30 ポカラ→シワイ→チョムロン(2170m)
・Day-2 12/31 チョムロン→ヒマラヤ・ホテル(2920m)
・Day-3 1/1 ヒマラヤ・ホテル→マチャプチャレ・ベースキャンプ(3700m)
■Day-4 1/2 マチャプチャレ・ベースキャンプ→アンナプルナ・ベースキャンプ(4130m)
・Day-5 1/3 アンナプルナ・ベースキャンプ→シヌア(2360m)
・Day-6 1/4 シヌア→ジヌー(1780m)
・Day-7 1/5 ジヌー→シワイ→ポカラ
□1/6 ポカラ-カトマンズ イエティ航空利用
□1/7 カトマンズ(13:55)-バンコク-(成田)
□1/8 -成田(06:15) タイ航空利用
★2017年末-2018年始 ABCトレッキング旅 旅行記★
【1】ビザの取得は忍耐の連続 https://4travel.jp/travelogue/11319508
【2】大和撫子 山岳民族に勝負を挑む♪ https://4travel.jp/travelogue/11321647
【3】高山病は妊夫の気分 https://4travel.jp/travelogue/11323302
【4】荒ぶる女神の抱擁 https://4travel.jp/travelogue/11327387
【5】暁の女神が纏う羽衣 https://4travel.jp/travelogue/11333984
【6】秘湯デビュー@ヒマラヤ https://4travel.jp/travelogue/11335787
【7】着陸失敗の確率は? https://4travel.jp/travelogue/11371050
【8】裏道散歩で見~つけた https://4travel.jp/travelogue/11372680
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
マチャプチャレB.C.(ベースキャンプ)での朝は、静か。
一昨日のトレッキング2日目の朝は鶏の声、昨日のトレッキング3日目の朝は朝早くから出立するトレッカーの声で目覚めたが、此処ではそんなことはない。
宿泊者はいるのだが、そんなに数は多くないのだ。
宿泊者の数が少ない理由は、マチャプチャレB.C.の標高の高さだ。
マチャプチャレB.C.の標高は3700mの高山病危険エリアで、アンナプルナを目的に歩くトレッカーの多くは、マチャプチャレB.C.には宿泊せずにA.B.C.(アンナプルナ ベースキャンプ)まで一気に登ってしまいA.B.C.で宿泊し、高山病危険エリアでの宿泊を1泊のみにするパターンが多い。
しかし、我がチームJAMJAMはあえてマチャプチャレB.C.(3700m)とA.B.C.(4130m)での各1泊、高山エリアでの2泊のルートを選択した。
高山病の発症リスクを冒してまでもマチャプチャレB.C.で宿泊した理由は、チームJAMJAMの発起人である相棒の体調の悪化。
(写真:朝6:30 マチャプチャレB.C.の朝。この場所の由来となったマチャプチャレ山;6997mの姿が夜明けの空に浮かび上がっていた) -
もともと相棒は12月の中旬から風邪をひいていて、その風邪もネパールへ来る直前には治っていた筈だったのだが、なぜか、風邪がトレッキング1日目の夜にぶり返し、更にそこに付けこんできたのが高山病の魔の手。
高山病の初期症状である吐き気、嘔吐、そして食欲不振・・・否、食べ物の臭いを嗅ぐだけで吐きそうになる症状が彼を襲い、お粥を作ってもらっても一口、二口、食べるのがやっとの状態となってしまった。
マチャプチャレB.C.からA.B.C.までの登りは僅か1.5時間の道なのだが、昨日の彼にはその1時間半を歩く体力すら残っていなく、敢て昨日の午後は歩かない休養日とし、マチャプチャレB.C.で高度順応も兼ねて彼の高山病の症状が回復するのを待つことにした。
(写真:朝6:30 丘の向こうに見えるアンナプルナの峰。朝日がアンナプルナ・サウス、アンナプルナ本峰を朱色に照らしだしていた) -
そんな訳でトレッキング3日目となる昨日の午後はマチャプチャレB.C.で過ごした訳だが、何をしていたかって…。
景色を見ていた?
寝ていた?
遊んでいた?
答えはどれもNOだ。
マチャプチャレB.C.はもともと眺めの良い場所だったので、私自身もベースキャンプからの眺望には期待をしていたのだが、私たちが1泊の滞在を決めた直後から空には怪しい灰色の雲が現れ始め、午後にはふわりと雪が舞う天気で外気温は0℃以下まで下がり、とても外には居られない状態だった。
だから、眺望は諦めて、トレッカーの集まる食堂でのんびりと半日を過ごした。
(写真 時折、雲が切れるとアンナプルナ・サウスの姿が見えた午後/食堂の窓越しに撮影) -
小屋でぼんやり過ごすくらいならば体力の回復のために少しでも寝ればよいのに…と言う意見も有りそうだが、高山帯に入った場合は昼間に寝る(体が高度に順応する前に寝る)のは、一番やってはいけない事。
身体が酸素の薄い状態に順応する前に寝入ってしまうと、睡眠により呼吸数が落ちてしまい脳への必要な酸素供給量が激減し、あっという間に高山病が悪化し脳浮腫をおこし、それこそトレッキングなんて続けられない状態になってしまう。
だから、私は相棒を寝させないために、ひたすら話しかけて相棒の意識を覚醒させておくのに必死。
マチャプチャレB.C.での午後は、話題探しに頭脳をフル回転させたので、体力的な疲れとは違う意味での疲労を感じてしまった。
(写真 マチャプチャレB.C.の食堂にて。この日の宿泊者は6組で、トレッカーによってはA.B.C.には宿泊せずに此処からA.B.C.まで日帰り往復し、高山病のリスクを軽減する人もいる。) -
そんな訳で、マチャプチャレB.C.に関する話題は少ないのだが、トイレに関する話を1つだけ書いておきたい。
マチャプチャレB.C.のトイレは、他の宿と変わらず手動水洗式のトイレで、用を足した後は手桶で水を汲み、自分で便器を流す方式だ。
私もその方法自体には特に違和感もなく利用できていたのだが、宿泊した翌日の朝の5時、尿意で目覚めた私は半分寝ぼけた状態でトイレに行き、さて水を流そうかと手桶の入ったバケツに手を伸ばして、一気に目が覚めた。
外にあるトイレは寒いとは感じていたが、バケツの水が完全凍結しバケツが氷の中に半分傾いて凍りついていて、このままでは便器を流すどころか自分の手すら洗えない状態だった。
そこで私のとった方法は、渾身の一撃のパンチ。
氷はバケツ一面に張ってはいたがそれほどの厚みは無かったらしく、私の非力な腕力でも砕け、ようやくトイレの水を入手することに成功した。
そうそう、トイレと言えばもう一つ話題があるのを忘れていた。
それは、トレッキングに持っていくと便利なものについて。
ヒマラヤの山小屋ではトイレットペーパーはトイレには常備されていなく、トレッカーが自分自身の分は自分で持っていかなければならない。
日本のトイレットペーパーは柔らかくて優秀なので日本から持参するのがお勧めなのだが、乾燥した山の中で7日間も風呂に入らずトイレットペーパーのみでお尻を拭いていると、柔らかいペーパーと言えども、だんだんお尻付近が痛くなってしまう・・・という問題点もある。
デリケートな部分の問題なのであんまり話題には上らないとは思うのだが、こんな時にあると便利なのが、ベビー用おしり拭き(携帯サイズ)。
赤ちゃん用なので強い薬品も使われておらずソフトな使い心地で、毎日使ってもお尻も痛くならないからお勧めだ(女性特有の月一の状態の時にも持っていると便利だと思う)。 -
ここで、旅行記はトレッキング4日目の朝へと時間軸を動かして、マチャプチャレB.C.の朝へと話を戻す。
Trek-4日目の朝の朝食は7時半。
昨日の午後の半日休憩が少し効いたのか、相棒は朝食でフレンチトーストを半枚食べることが出来た。
私は相変わらずの大食いだが、さすがに高山域なので食欲が少し減退し卵2個のオムレツのみ。
8時10分にマチャプチャレB.C.を出発し、今回の目標でもあるA.B.C.(アンナプルナ・ベースキャンプへの最後のルートを歩き始める。
ガイドのディネシュさんとポーターのオニィさんの二人は朝から元気。
2人はここが高山だという事は全く、気にならないようだ。
まぁ、私自身も食欲は薄かったものの、日の出の時間帯から朝食までマチャプチャレB.C.からの風景を撮りに部屋を出たり入ったりしていたので、人のことは言えないのかもしれない。 -
イチオシ
朝の空気は確実に0℃以下。
歩き出して5分もしない内にトレッキングポールを握る左手の指先の感覚が分からなくなり(勿論、登山用の冬仕様グローブは着用している)、凍傷を起こす手前の危険な状態に。
慌てて両手の指をピアノでドレミファソを弾くような感じに動かして、血行を回復させた。
そして口から吸いこむ空気も尋常ではない冷たさで、一口吸い込む度に肺には刺すように痛い空気が入ってくる。
高山病を起こさない為にも十分な呼吸を確保しなければならないのだが、あまりの空気の冷たさに呼吸が浅くなりがち。
だから口元にはバンダナを巻きバンダナ越しに空気を吸いこみ、少しだけ顔とバンダナの間で温められた空気を肺に入れるようにしたら、多少、肺が楽になった。
写真では分かりにくいだろうが、写っているメンバーは3人とも口元をバンダナで覆う銀行強盗スタイルだ。 -
マチャプチャレB.C.からA.B.C.(アンナプルナ・ベースキャンプ)まではコースタイムで1時間半。
この7日間のトレッキングの中では1日の歩行時間が一番短いルートだ。
距離も時間も一番短いのだが、此処が一番の危険地帯である最標高地点。
ゆっくり、ゆっくり、躰に無理がかからないスピードで登らなければならない。 -
マチャプチャレB.C.から登り始めて40分ほどで一番手前の丘を越えると、目の前には今まで見えていなかったアンナプルナの全貌が広がり始める。
-
この景色が見えるまでは、薄い酸素の中での上り坂のトレッキングに息も絶え絶えで歩いていた私(笑)。
-
でも、この景色が見えてきた瞬間に姿勢がシャンと伸び、カメラに手を伸ばす元気も出てきた。
-
アンナプルナの峰々に日が当たり、その姿が青空に白く浮かび上がる。
これぞ、見たかったアンナプルナの姿だった。
相棒を振り返り、綺麗だね~と話しかけようとした私だったのだが…。
振り返った私が見たものは、2枚前の私の写真よりももっと衰弱しきった相棒の立ち姿。
ここまで2日間、まともに食事を食べていないのだから体力が持たないのは当たり前で、どこまで持つのかが分からない状態。
この時はさすがの楽観的な私も焦って、このまま山を下りなければならないか…と言う考えが頭をよぎった。
しかし困難な時ほど名案が浮かぶモノで、相棒の疲れ切った姿を目にした瞬間に私の頭をよぎったモノは、私が自分のバックパックの中に隠し持っていたアイツのこと。
私は、自分自身が山で体調を崩すかもしれない非常時に備えて、ポカラのホテルでの朝食時に貰ってきた林檎を1つだけ背中に隠し持っていたのだ。 -
その大事な非常食をそっと取り出して、相棒の目の前に差し出した。
独特の甘い芳香を放つ林檎を見たとたんに、変わる相棒の目の色。
やっぱり私の思った通り。
私が体調の悪い時に唯一食べられるのが林檎で、どうやら彼も同じだったようだ。
その貴重な1個の林檎に彼はかぶりつき、半分を食べることが出来た。
エデンの園でイブを惑わせた禁断の果実である林檎。
禁断の果実は、彼の活力となるエネルギー源へと変わってくれた。
そんな様子を少し、ほっとした表情で眺めるガイドのディネシュさん。
彼もやはり相棒の様子が気になっていた様だ。 -
林檎を口にして少し体力が持ち直した相棒と、少しだけ写真タイム。
登ってきた道を振り返って見えるのはマチャプチャレ山だ。 -
そして目の前に見えるのはアンナプルナの峰々だ。
この時間になるとA.B.C.を朝に出発し下山の途につくトレッカーたちの姿が現れ始める。 -
イチオシ
トレッカーの荷物を運ぶポーターに混じって、A.B.C.とマチャプチャレB.C.を往復する山小屋スタッフの姿もあった。
A.B.C.にはヘリポートがあり、遊覧飛行の観光客や生活物資を運んできている。
マチャプチャレB.C.のスタッフの方々は食料品などの荷物を運ぶために、1日に何往復もこの山道を歩いているのだろう。 -
アンナプルナ・サウスの隣にはヒウンチュリ(山)の姿も見える。
2日目前のチョムロン村から歩き出した時には、ヒウンチュリはアンナプルナ・サウスの右側に見えていたのに、此処からは左側に位置が変わっている。
山は位置を変えないので、これは私たちの立ち位置が変わったから。
歩いている内にいつの間にかヒウンチュリ山の麓を回り込み、ヒウンチュリの裏側、アンナプルナの懐の中へ飛び込んだからにほかならない。 -
トレッキング道の脇には小さな沢があり一見すると枯沢に見えるのだが、その実は氷沢。
水は流れてはいるが凍った水面の下を流れ、水音すら聞こえない。
-
お日様の紫外線は強く、サングラスが無いと目を痛めそうな位。
でも、川面の氷が解けないのだから、この時の外気はかなりの低温だったのだろう。 -
マチャプチャレB.C.を歩き出し1時間半後の10時。
ようやく、アンナプルナ・ベースキャンプ(A.B.C.)のゲートへと到着した。
ここまで到達すると、世界第10位; 8091mのアンナプルナ1st(本峰)の姿もその全体像がはっきりと見えてくる。 -
青い空とアンナプルナの輝く山々。
そして、強い風が巻き上げる雪幕が空にたなびき、私たちの訪れを歓迎してくれるかのように見えた。
ヒマラヤの〈豊穣の女神〉との異名を持つ山;アンナプルナ。
白き女神の姿は言葉では言い表せないくらい美しかった。 -
ベースキャンプのゲートで、ひとりづつ記念撮影。
-
相棒も林檎効果があったのか、写真を撮る気力も回復したようで、アンナプルナの姿を何枚もパチリ。
-
この場所は多分、次回に来るという事はまずありえない処。
だから、私もしっかりと記録写真をとる。 -
ゲートから宿泊場所である山小屋があるところまでは、最後の登り道。
宿は見えているのに、その距離は遠かった。
もう標高はとうに4000mを突破していて、この辺りは私も初めての何が起こるか分からない未知の標高。
足を一歩持ち上げるのにも気力と体力が必要だった。 -
A.B.C.の山小屋へと到着した。
冬季はA.B.C.の山小屋は2軒が営業をしていて、ガイドさんが宿泊を決めたのは食堂からのマチャプチャレ方向の眺望が良い山小屋だ。 -
イチオシ
山小屋に荷物をデポしたら、とりあえず山小屋の裏へと向かって歩き出す。
山小屋の裏側は洗濯物がはためく物干し場で、そこから眺めるマチャプチャレの峰々との風景がアンバランスなのだが、この生活感が溢れる光景こそが絵葉書では見ることのできないレアな景色。
自分の足でこの地へ来たのだということを実感できる風景だった。 -
山小屋に着いた後にゆっくり休憩をとらずに歩き出した理由。
それは、ガイドさんの野性の感だ。
ガイドさん曰く、多分これから天気が崩れてくる。
だから今のうちにアンナプルナの峰をしっかりと見ていておく方が良い。
彼はそう言って、私たちを連れだした。
私もその考えには同感で、昨日も午前中は雲もないほどの晴天だったのにお昼過ぎから灰色の雲が空を覆い、夕方まで空は灰色に包まれて雪がちらついていた。
この日だって、朝は快晴だったのに、ゆっくりと雲が出始めている。
午後からが、きっと天気は悪くなるに違いない…。 -
山小屋の裏=アンナプルナの麓で、そこはいきなりのゴロゴロ岩の場所。
ここからは天気が良ければ、アンナプルナが目の前一杯に広がる姿が見える筈だったのだが、ガイドさんの予言の通り、先ほどまでクッキリと見えていたアンナプルナはガスに包まれ始めていた。 -
ゴロゴロ岩の脇は真下に向かってスパッと落ちる切り立った崖で、崖下にはU字型の氷河谷が広がっていた。
氷河谷の向こうに見えるのがアンナプルナ・ファースト(本峰)だ。 -
もともと地質が大好きな私はこんな岩に囲まれた景色を見ると萌えてしまう性分なので、ここは私にとってかなり興味深い場所だったのだがこの場所には長居はできなかった。
-
イチオシ
長時間滞在できなかったその理由は、寒さ。
写真からは寒さは伝わりにくいとは思うが、1分間動かずに立っているだけで、足の指先、手の指先が冷えて感覚が無くなりそうになる空気の冷たさ。
それでも、足をバタバタとさせながら5分はこの景色に見入っていたかな。 -
この場所はアンナプルナの山々が良く見える場所で、観光客の展望ポイントであると同時にメモリアル・プレイスでもある場所で、写真のような仏塔がいくつか建てられていた。
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イチオシ
これらはアンナプルナを登山中に事故で命をなくしてしまわれた登山家の慰霊碑で、仏塔からはチベット仏教の5つの教えを現した五色の旗がたなびいていた。
-
旗の色は赤、白、黄、緑、青で各色が神を表していて、順に太陽神、風神、大地神、樹木神、宇宙神(空神)を象徴しているそうだ。
山で亡くなった方々も、チベットの神々の腕に抱かれアンナプルナが見える場所で眠れるのであれば、ある意味、それが彼らの本望であったのではないのかな…という気もする。 -
青い空、高き峰、そしてチベットの神々が織りなす風景はこの地でしか見れな貴重な景色。
私もそんな中で、ガイドさんと一緒に一枚パチリ。 -
外に居た時間は30分ほど。
芯まで体が冷え切ってしまったので、急いで山小屋へと戻る。 -
戻る途中で空を見上げると、先ほどまで晴れていたマチャプチャレ方向にも厚いグレーの雲がかかり始めていた。
-
山小屋の食堂に戻り、ランチタイムの時間。
まだ時間も早いので食堂は空いていた。 -
お昼が出来上がるのを待つ間に小屋の周りを散歩していたら、寒暖計を見つけたので覗き込んでみると、赤いアルコール柱が示す気温はマイナス10℃。
風の当たらない場所でもマイナス10℃と言う事は、吹きっ晒しの外はもっと冷えていたのだろう。 -
更に私は図々しくも、山小屋の台所にお邪魔して中を見させてもらった。
標高が4000mを超えるとさすがに女性には厳しい職場らしく、山小屋のスタッフは調理人も含めて全員が男性。
男性だけなのだが、台所は綺麗に掃除されていて整理整頓もバッチリだ。
ネパール人の男性はもしかしたら台所仕事が得意なのかもしれない。
(日本人でも得意なかたは一杯いるとは思うが…) -
食堂に戻ると、ガイドさんが相棒の心拍数と血中酸素濃度をチェック中。
心拍数が91、酸素濃度が76なら脳浮腫を起こすような重度の高山病は心配しなくても良いレベルだが、昨晩過ごしたマチャプチャレB.C.での安静時の心拍数80に比べるとやはり拍動数が上がっていて、酸素が薄くなってきていて体が苦しがっていることが想像できる。
因みにこのあとに私も図ってみたのだが、私の心拍数は何故か計測できなかった。
標高が高い場所なのに動き回っていたせいで、脈が安定しなかったらしい。 -
この日のランチはガーリック・ピザ。
相棒の口に無理やり一切れを押しこみ、私は二切れを食べた。
残りはガイドさんとポーターさんにおすそ分け。
さすがの私もここまでの高山となると、高山病の初期症状の一つである食欲減退が出てきて、水分はとれるものの、固形物はあまり食べたくない状態。
とりあえず強壮作用のあるニンニクをがっつり効かせたピザで、体力を少しでも維持できるようにするしかない。 -
午後はA.B.Cの山小屋でのんびり休養タイム。
相棒は午前中の林檎とピザを食べたことで少しは体調がマシになったようだが、1人で放っておくと眠りかねないので、私とひたすらおしゃべりタイム。
結婚して22年もたつとそんなに目新しいトピックも無く、この日も話題探しが結構大変だった。
山小屋の中にはヒーターは無く、熱源となるのは集まったトレッカーたちの体温だけだ。
だから、みんな厚着をして食堂に集まっていた。
私は背中と両足の裏に使い捨てカイロを貼り付け、ソックスは山用厚手ソックスの二枚履きをしてダウンジャケットで躰を覆っていたが、それでもかなり寒い室内気温。
ポーターのオニィさんを見ると、山の寒さに慣れているはずの彼でも持ってきた防寒具をフルに着込んで寒さ対策。
そしてオニィさんの後ろに目をやると小屋の屋根が真っ白で、気温はマイナス15℃まで下がっていた。 -
どうやら本格的な雪が降り出したようだ。
-
最初はチラチラと降ってた雪だったが、あっというまにブリザードのような吹雪となり、登ってくるトレッカーの背中にも雪が積もり出していた。
-
私たちが登っていた午前中はあんなに快晴で、アンアプルナの姿がハッキリと見えたのに。
ほんの2時間位であっという間の天候の急変。
雪はそれから更に強くなり、降り始めから2時間程度で20cmは積もったかな。
一番酷い時は小屋の窓から外を覗き込んでも、真っ白い色しか見えない視界1m以下の状態で降っていた。
アンナプルナの女神さまは大地の神。
彼女は、午前中に私たちが眺めていた乾いた大地の景色はアッというまに雪景色へと変えてしまった。 -
夕方4時半近くになると雪はゆっくりと止んできて、雲が流れ、空には青空が見えだした。
そして、食堂の窓から外を眺めると、輝くばかりの一面の銀世界。
午前中に見ていたマチャプチャレの山が真っ白に雪化粧していた。 -
写真を半分ほど戻って午前中の景色と見比べてもらうと良くわかると思うが、全く違う場所にいるかのような感覚となる光景で、寒いのも忘れて外へと飛び出して雪化粧した山に見入ってしまった。
-
イチオシ
17時30分のサンセットタイムには雲が殆どなくなり、夕陽に照らし出された真赤なマチャプチャレの峰の姿がくっきりと青空に浮かび上がっていた。
これはきっと頑張ってここまで登ってきた私たちや、雪の降る中を歯を食いしばって登ってきたトレッカーに女神さまが与えてくれたご褒美。
突然大雪を降らせた女神さまは、夕方にもまた気まぐれを起こして青空を出現させてくれたようだ。 -
女神さまの荒々しい歓迎の抱擁は、相棒の気分もかなり高揚させてくれ、この日の彼は体調も前日に比べれば少しは良かったようで、夕食後に個室に戻った後にデザートとして煎餅を少し齧るだけの食欲が出てきていた。(夕食は私が卵ヌードル&オムレツ、相棒は卵ヌードル半分)
私はと言うとここまで到達できた嬉しさのあまりチョットはしゃぎ過ぎた感も有り、心拍数が落ち着かなく絶えず心臓がバクバクと拍動していて、ベットの上に静かに座っていても1分間の心拍数が100超えでいわゆる頻脈状態。
頭は痛くはなかったので脳浮腫の心配はなかったが、身体への酸素を送り込むのを優先するために眠るのは出来るだけ遅くなるようにして、19時に寝袋に潜り込んだあともゆっくりと深呼吸を繰り返し、躰を4130mの酸素濃度に適応させるのに忙しかった。
この日の宿の個室は3人部屋でこの旅初めての相部屋。
部屋をシェアしたのはポーランドから一人旅できていた山女子のアレックスで、彼女とは、寝る前に山旅に関する女子トークで話が弾んだ。 -
そうそう、旅行記の中で触れておこうと思って書いてなかったことがあったので、こんなやり方もあるという事例の一つとして、高山域におけるカメラの電池の取り扱いについてを紹介しておく。
前の旅行記で山小屋にはレンタル・コンセントがあり1コンセント100~300Rpで電池の充電できることは書いたのだが、せっかく充電しても外気温マイナス15℃以下の寒さではあっという間に電池は放電して使えなくなってしまう。
そこで高山域での夜間は電池を保温する対策が必要となるだが、私が今回とった策は添い寝作戦。
通常、添い寝と言えば他の人とだが、山での添い寝はカメラと。
カメラや予備電池は部屋の中に放置しておかず、寝る時には羽毛のシュラフ(寝袋)の中のウエスト部分辺りに置いておいた。
寝袋の中は私の体温のお蔭で一晩中ほんのりと暖かく、電池が放電してしまう恐れはない。
また、夜間以外でも予備の電池をバッグの中へ入れて置くと外気の寒さで放電してしまう為に注意が必要で、重ね着をしている服の体に近い側のポケット等に入れるなどの対策をとらねばならない。
私の場合は女性特有の下着を利用して、ブラのパッド・ポケットの中にビニルに包んだ予備の電池を投入し体温で保温し続けたので寒さによる放電の心配はなかった。
以上の方法は、持参したものを活用してできる寒冷地での電池の保護策の事例で、他にもさまざまな方法があると思う。
寝袋の種類によっては発汗による湿度を寝袋の中に溜め込むもの、また充電池だって暴発事故を起こす事例もあるので、実際にこの方法が安全かといわれたらその保証はどこにもないので、もし同じような方法を使ってみたい場合は、ご自分の装備で検証実験をしてからの方がよいと思う。 -
アンナプルナ・ベース・キャンプへと無事到達できた旅行記4の最後の〆は、プランニングをしてくれた現地手配会社の紹介を。
今回、ヒマラヤ・トレッキングの現地アレンジを依頼したのは、カトマンズに本拠地を置くヒマラヤンアクティビティーズで、我が家での依頼は2回目となる(1回目は相棒の対独トレッキング)。
ヒマラヤ・トレッキングを扱う手配会社は在日本の会社も多くあるが、ヒマラヤンアクティビティーズに決めた理由は、レスポンスの早さと現地情報の豊富さ、そして口コミでの評価の高さだ。
ヒマラヤンアクティビティーズのホームページは↓
http://www.himalayanactivities.com/index_j.htm
今回はカトマンズ入国後の国内線の移動~出国時の移動まで旅の殆ど全てをアレンジしてもらったが、手配代金もそれほど高くはなく(在日本の大手旅行会社と比較したら1/2~2/3程度の金額)で、その内容もベストなものだった。
(参考:6泊7日ガイド・ポーター付ABCトレッキング、ホテル3泊、ポカラ-カトマンズ往復航空券、空港送迎で約2600米ドル/2人)
会社の代表は春日山さん(女性)でメールでのやり取りも日本語で出来、基本は春日山さんが全て担当してくれるので安心感もあった。
ホテルなどもあくまでも旅行者の希望に合ったところを押さえてくれ(高級なホテルは必要なく温かいお湯が冬でも出るリーズナブルで便の良い場所にあるホテル…という私たちの我儘なリクエストにも誠実に対応してくれた)、あくまでも旅行者の立場に立ったプランニングをしてくれて、個人的にはお勧めできる現地手配会社だと思っている。
前の旅行記:トレッキング 1-3日目【高山病は妊夫の気分】
https://4travel.jp/travelogue/11323302
続きの旅行記:トレッキング 5-6日【暁の女神が纏う羽衣 】
https://4travel.jp/travelogue/11333984
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この旅行記へのコメント (8)
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- TKさん 2018/02/19 22:00:38
- ブータンのドチュラ峠からヒマラヤ登山中のウエンディさんの姿が見えました(冗談)
- ウェンディさん こんばんは。
今年の正月は「魔物が棲む山;アンナプルナ」トレッキングですか?!凄すぎる。いつもどおりの用意周到なウエンディさんだからころの旅行記。手に汗を握りながら楽しみました。
高山病に悩まされながら、美しい大自然を堪能した様子。無事に帰還できてひと安心です。
同時期に、(実際は1週間ずれています)私達はブータンで、ヒマラヤ山脈を眺めていました。本当に美しい山々ですね。
ブータンのドチュラ峠は3100m、その後のぼったタクツワン寺院も3100mくらい。去年行ったクスコが3500m。その前の黄龍でも3400m。幸い、高山病にはならなかったけれど、まだ、4000mの経験はありません。しかも、トレッキング。私には自信ありません。
でも、今回、ウエンディさんの旅行記で十分行った気になりました。楽しめました。ありがとうございます。
続きを楽しみにしています!
早くだしてね!
by TK
- ウェンディさん からの返信 2018/02/20 23:00:46
- RE: ブータンのドチュラ峠からヒマラヤ登山中のウエンディさんの姿が見えました(冗談)
- TKさん こんばんは。
この冬は、ネパールにブータンと似たような地域への旅をされていたのですね。
私も飛行機の中からヒマラヤの山々の連なる様子を眺め、歩きながらもたっぷりと見てきましたが、8000m級の山々が連なる様子は欧州アルプスともカナダのロッキーとも異なる世界一のダイナミッックさで、毎日山を見ていても全然飽きることがありませんでした。
ブータンのタクツァン僧院への往復6時間の歩きを愉しめたTKさんならば、ネパールのトレッキングだって難なくこなせますよ。
エベレストの地は、旅行記の写真で見るよりも何倍も素晴らしいところです。
行ったつもり…ではなく、実際、自分の目で見に行ってみてくださいね。
ネパールもブータンもチベット仏教の地。
ブータンの方が肉食禁止など厳格な部分が多そうですが、きっと人々の根底は凄く近い気がします。
ブータンを気に入ったTKさんならばネパールのヒマラヤを堪能できると思います。
ネパール旅の続きの旅行記ですが、今はちょっとお休み中です。
今年の旅に向けての準備(下調べ等)に時間を割かれてしまい、なかなか旅行記まで手が回っていません。
2月中に続きをかけたらいいな♪と思っています。
ウェンディ
-
- fujickeyさん 2018/02/05 13:23:31
- 胸元に忍ばせて・・・
- ウェンディさん、こんにちは。
真っ赤なリンゴが助けてくれたのですね。
1日1個のリンゴは医者いらず、といいますもんね♪
最初、真っ赤な彼女から「柘榴」を連想して
「なるほどね~」と勝手に納得していたのですが直後に「イヴ」だから違うわ、と。
振り向いたウェンディさんの目に映った旦那さまの姿から、
復活するまでの描写がすごく臨場感があってその場にいたような感覚になりました。
ガイドさんも心からホッとしたでしょうね。
雪化粧を施してからの夕陽に染まった真っ赤な姿は
女神さまがとびっきりオシャレした姿を見せてくれたようで
チームjamjamを歓迎してくれたように思えました。
僅かだけれど体調が復活した旦那さまのこともお祝いしてくれたのかも。
こんなに極限の寒さには行ったことはありませんが。。。
以前に北欧へオーロラを観に行ったときと、
普段の雪山で遊ぶときはカメラは撮ったら胸元に入れるようにしています。
撮りたいときに撮れないのって悲しいですもんね。
fujickey
- ウェンディさん からの返信 2018/02/06 01:17:20
- Re: 胸元に忍ばせて・・・
- fujickeyさん こんにちは。
まさか林檎が相棒の危機を救う事になるとは思いませんでしたが、今回の旅では林檎が最大の功労者。
お守りのように私がそっと持っていた林檎は、高山という過酷な環境とエネルギー切れでパワーの出なかった相棒にとってはカンフル剤のように働いてくれました。
結局、林檎の残りの半分は翌日のお昼に相棒のお腹へと行き、この時を境に彼は少しずつですが、食べ物を美味しいと感じるようになりました。
林檎の力は偉大ですね。
今回のトレッキングは私も初めての標高である4130m迄上がりました。
ABCから眺める夕景の美しさに感動し、動き回って写真を撮っていたら夜の心拍数が110超え。
高山ではゆっくりと行動しないとダメだって分かっていながらも、あんな景色を見せられあたら興奮しすぎてしまったようです。
腹式呼吸を繰り返して、体の中への酸素取り込み量を上げて対処をしましたが、腹式呼吸が上手に出来るようになったのはジムでやっているヨガのお蔭で、一向に身体は柔らかくはなりませんでしたが、呼吸法だけは上手に出来るようになりました。
旅行記はこの後、雪を冠ったアンナプルナの夜明け編へと続きます。
次かその次の旅行記では、トレッキング中にそんなコトできるの~と言うようなちょっと意外なことも紹介できると思うので、また眺めに来てくださいね。
ウェンディ
-
- 備前屋ねこさん 2018/02/04 21:59:51
- 体調
- ウェンディさん、こんばんは♪
前回、旦那様が体調を悪くされててその後どうなったんだろうと気にしながら続きを読みました。
食欲が出なくて体調も悪いままの登山はつらそうですね。
原因はやはり高山のせいなのですか?
私もなぜかインドやネパールは行くと山に登らなくても大抵体調を壊します。(ほぼ毎回原因不明です)
他の国ではそんな事はないのですが・・・
そして不思議と長く滞在している内に体が慣れて平気になっていきます。
ベースキャンプでの食べ物の画像を見たり旦那様の体調を聞いたりしているだけで「あぁ、辛いだろうなぁ」って自分の体調を壊してる状態を思い出して悶えてしまいました。
高い山に登って昼間のうちに寝るのは危険だと初めて知りました。
山に登る人の知恵ですね~
そしてトイレ。
氷が張る程の冷たい水。
外国人はトイレットペーパー持参だけどネパール人はその凍るような冷たい水で手とお尻を洗ってるんでしょうね。
都市部でも冬場のトイレの水は辛いのに山の氷った水は・・・お尻が寒そう・・・ってか痛そうです(´Д`;)
脈拍や体調に気を使いながらの登山。
脳浮腫とか名前だけでも怖そうなのですが、そんな危険を冒してもきっとそれ以上にそこで見る山の景色は美しいんでしょうね。
寒い場所ではカメラのバッテリーのなくなるのが早いですね。
その対策は添い寝&ブラの中ですか(笑
なるほど~私も寒い場所に行った時にはやってみようと思います♪
備前屋ねこ
- ウェンディさん からの返信 2018/02/06 00:53:20
- RE: 体調
- 備前屋ねこさん こんにちは。
7日間に渡る長期のトレッキング、それも富士山よりもボリビアのラパスよりも高いところへ歩いて行く…。
今回のネパール旅は、私にとっては初めて尽くしの旅でした。
だから、旅の前には自分の体調が現地で崩れるかもしれないという事は想定していて、色々と脳内シュミレーションで対策方法を考えていましたが、今回のトレッキングデではまさかの相棒がダウン。
山には慣れているはずの彼がどうして…と思いましたが、慣れているから大丈夫…という心のゆるみに付けこんでくるのが高山病なのかもしれません。
通常、高山病と言うと頭痛や顔面蒼白が有名ですが、吐き気や食欲減退がその初期症状として知られています。
確定はできませんが、今回の相棒の症状は日本から連れて行ってしまった風邪と高山病(初期症状)がジョイントしてしまったのではないかと思います。
もう少し症状が悪化した場合には高山病治療薬のダイアモックスを飲まなければならなかったのですが、彼の場合は心拍数や血中酸素濃度に大きな異常が見られなかったので、医者から貰っていた風邪の処方薬を飲んで対処をしました。
備前屋さんがネパールやインドで体調が悪くなる理由は、もしかしたら現地の水や食用油かもしれませんね。現地食ではけっこう油をガッツリと使っていますし、使われている水は水道水や煮沸・濾過した河川水ですよね。
あとは、空気の濁度っていうのもありえるかも。
飛行機がカトマンズの空港へ降下する時に見えた、黄色い壁。
カトマンズの空の下部が舞い上がった砂埃で覆われ、空が二分されているのを見てしまいました。
実際、カトマンズの住民たちの多くはマスクを嵌めてホコリを吸い込まないようにしていましたし、あの状態では気管支の弱い人は大変かもしれません。
寒冷地でのカメラの放電対策ですが、実は12月の出発前に日本で少し実験をして、方法の効果を確認してからネパールへと向かいました。
ブラのパッドカップの中は結構便利でしたが、使う場合には電池をシッカリとビニルで包んで汗とかが電池につかないようにしてくださいね。
ウェンディ
-
- ねもさん 2018/02/04 19:33:16
- お久しぶりです
- ウェンディさん 旅は佳境ですね。
垂涎の素晴らしい山岳展望の連続、私もいつか……と思います。この画像を拝見していると、初めての8,000m峰・アンナプルナに登頂したフランス隊の栄光と悲劇が思い出されます。
お連れ合いの高山病は本当に心配でしたね。でも元気なウェンディさん、ナイスフォローです。きっとハッピーエンドに!?
ところで前の旅行記で「ごく普通のおばちゃん」とありましたが、それはないでしょ(@_@)と爆笑しました。
この後はどんな峰が現れるのでしょう? 続きも楽しみにお待ちしています。
- ウェンディさん からの返信 2018/02/06 00:26:08
- RE: お久しぶりです
- ねもさん こんにちは。
旅行記がやっとアンナプルナ・ベースキャンプまで到達しました。
書き始める前はサラッとダイジェスト風に書くつもりでいたのですが、書きだしたら止まらなく、核心部のABCへと到達するのに4冊となりました。
相棒の写真を見て憧れたヒマラヤの山の風景。
そして自分の足で辿り着いたアンナプルナの足元。
目の前にどど〜んと聳える8000m級の山は迫力があり、今までに見てきたカナディアンロッキーとも欧州の山とも異なるダイナミックさがありました。
そんな山まであと一歩のところでの相棒の体調悪化には、ドウシタモノカ…と悩みましたが、彼自身の強い意思でトレッキングを続行しました。
重度の高山病ではなかったですが、体の中に鳴りを潜めていた風邪の菌と高山病の初期症状のアタックは厳しかったようです。
幸い彼の症状はこの旅行記の日を境に回復方向へと進んだので良かったのですが、それも相棒に基礎体力があったから。
私があんな状況になっていたら歩き続けるのは難しかったかもしれません。
普通のおばちゃん…の件ですが、本当に普通のおばちゃんですよ。
運動音痴だし、体力ないし…。
でも、やる気だけは誰にも負けませんけどね。
ウェンディ
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