2019GW ブルガリア・ルーマニア　その9 考古学博物館で黄金を堪能してブカレストへ

2019/04/30 - 2019/04/30

本当はこの日は朝一番でブカレストへ移動し、そのままブカレスト市内観光の予定だった。
が、突然のフライト変更で計画変更余儀なくされ、ソフィア市内観光をすることに。
他の方の旅行記でも「ソフィアは見所が少ない」という意見はよく見かけたのでどうなることかと思ったけど、日常と違えば全て見所！と思っちゃえば見るところはそれなりにあるもの。
観光客など皆無！というところもいっぱいあったけどそれなりに楽しめたと思う。
ではブルガリア編の最終旅行記をどうぞ。

エリア ソフィア(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円

セルディカ駅の地下道は遺跡が展示されている。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11513690
の続きです。

セルディカ駅 駅

まるで博物館みたいな地下道。
ヨーロッパって地下道多いけど陸橋ってほとんど見かけない。
日本は地下道はあんまりないけど陸橋は多いよね。
この違いはどこから来ているのか？
日本は地盤があんまりよくないから！？

セルディカ駅 駅

地上に出るとちょうど衛兵交代式をしていた。
もう終わりかけだったけど思わず走って行って近くで見学。
昨日も見てるんだけどやっているとつい見に行ってしまう。

大統領府 建造物

衛兵さんの守る大統領府のすぐ前には国立考古学研究所付属博物館。
次のお目当てはここ。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

早速入場料は6レフを支払って入場。
この入場料を払ったことでほぼほぼ手持ちのブルガリアレフを使い切った。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

博物館は2階からなり、１階部分はローマ時代の遺跡などが展示。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

金ピカの兜が目を惹く。

ローマ時代の彫刻の展示。
フレスコ画もあった。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

こうやって見るといろんなものが発掘されている事がわかる。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

この辺りはさらっと見る。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

この博物館で注目すべきは2階にある宝物館。
2階を見学しているとこんな鉄柵の扉があってこの前に警備員さんがいてる。
で、この近くを通るとこの上もあるよ、と教えてくれたので入って見ると…

階段を上がったところの宝物館は黄金でいっぱい。
それもそのはず。
ブルガリア全土から見つかった世界最古ともいわれている金細工の多くは、ここんに展示されている。
また、トラキア人の遺産が多く発見されるカザンラクの遺跡で発見された、黄金の出土品も多く展示されている。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

中でも見逃せないのが20世紀最大の発見と言われている「トラキア王の黄金のマスク」。
エジプトのツタンカーメン王のマスク以来の発見と騒がれた約700gもある黄金のマスクは、世界中で見つかったマスクの中で一番重いと言われている。
ひげや目、鼻のほか細かいシワまで緻密に作られたマスクは、当時の王の顔をリアルに感じられる。
何千年も前に作られたとは思えないほどのきらびやか。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

横から黄金のマスクを見ると大きな耳が。
この耳もリアル。
マスクとセットで右下の指輪も展示されていた。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

トラキア人は古代ギリシャの詩人も「トラキア王は兜や鎧、馬車までも金銀で装飾され、輝くばかり」とうたうほど、黄金文明を築いた民族。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

この写真の金細工はコップ。
ワイン好きのトラキア人たちは日常的にワインを飲んでいて、ワインのみで飲むだけでなく、ミルクやはちみつを混ぜて飲むこともあったとか。
この容器は、それぞれにワイン、ミルク、はちみつを同時に入れて混ぜ合わせ、真ん中のパイプで飲むための器らしい。
……これって金で作る必要あるだろうか？？

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

結構広めの部屋なんだけど展示されているものがほとんど全て金製品。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

古いもののはずだけどどれも輝いている。
金は古いものでも錆びたりせず輝きを保つという事がよく分かる。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

黄金をたっぷり堪能して宝物館を後にする。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

この部屋は土器などが展示されていた。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

こっちはお皿とか聖書とか。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

同じ部屋の奥にあるのが…

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

イコン。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

キリスト教関係のものを展示している部屋。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

2階から1階に降りてきた。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

1階の展示はローマ時代の遺跡が中心。

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

結局1時間くらい見学。
出て来るとなんかすごくいいお天気になっている！

考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

でも地面を見ると明らかに濡れている。
雨が降ったみたい。
ちょうど博物館見学中でよかった。

向かいの大統領府ではまた衛兵交代式が始まった。

大統領府 建造物

これで見るの3回目！

大統領府 建造物

でもついつい見てしまう。

大統領府 建造物

小規模なものだけど、観光客も少なく特に規制もないので結構いいと思う。

大統領府 建造物

聖ニコライMiriliiski Chudotvorets。
後半は読み方分らない…。

小さな教会。
中に入るとお掃除中。
壁全面のフレスコ画とイコノスタスが綺麗。

それから昨日入れなかった聖ネデリャ教会へ。
ここは珍しい石造りのブルガリア正教の教会。

聖ネデリヤ教会 (ソフィア) 寺院・教会

かつては木造の教会だったけど、オスマントルコ帝国の支配から解放された後に、今のような建物に造り替えられた。

聖ネデリヤ教会 (ソフィア) 寺院・教会

1925年、ここで行われた葬儀にこの時の王様が出席した際に爆弾テロが起きた。
国王は無事だったけど120人もの人が亡くなった悲劇の場所でもある。
入場は無料だけど中の撮影は有料。
なので写真は撮らず。

聖ネデリヤ教会 (ソフィア) 寺院・教会

メトロのセルディカ駅。
ソフィアのメトロは青のＭのマークが目印。

セルディカ駅 駅

セルディカ駅前に建つソフィアの女神。

大きなアーケードを歩いてみる。

水飲み場…だと思うけど…水が出てない…。

市民公園。
ソフィアに来て思ったのは花が綺麗だな、ということ。

国立美術館の敷地内の見事な藤の前ではウェディングフォトの撮影中。
それにしても見事な藤。

いろんなタイプのチューリップ。

歩いていると人が集まっているところがあった。
何かな？と思ったらレンタサイクルのお店。
ソフィアは平地だからレンタサイクルで観光っていいと思う。
もうちょっと早くこのレンタサイクル屋さんに気づいたら考えたかも。

少し歩いて街の南東辺りのエリアへ。
大きな広場のに建つSveti Sedmochislenitsi教会。
読み方全然分からない(^_^;)
撮影禁止マークがあったので内部の写真はなし。
結構大きな正教会で前面のフレスコ画が綺麗だった。

で、歩いているとナッツ屋さん発見。
何気なく覗くと…ん？ナッツ安い！

さっき考古学博物館の入場料払って残りのブルガリアレフ1.91レフになったんだけどそれでも買える値段のものがいくつもある。
専門店だしきっと美味しいよね。
って事で買えそうなものを物色。
ナッツが１レフ、BBQのおかきみたいなのが0.6レフ。
残り0.31レフあるけど日本円でいうと20円くらいなんでこれで本当にほぼ1文なし（笑）。

いいお土産も出来てご機嫌でテクテク。
いかにも共産党時代に建てました的な石像。
誰？って感じ。

そして到着したのがボリス森林公園。
「ボリス王子の公園」、「自由公園」とも呼ばれているらしい。
ここは1882年～1884年に造られた、ブルガリアで最も古い公園の一つ。
ソフィアの人々の憩いの場になっており、観光客にも人気のスポットらしい。

公園内に乗馬クラブ？があった。

これはヴァシル・レフスキ国立競技場。
今日はイベントはないのか周囲は閑散としている。

こちらはアリアナ湖…のはずだけど…水抜いてる？
えらく水位が低くなっていた。

こっちは公園の入口。
レリーフのあるしここがメインの入口かな？

公園を出てすぐの所にあるペルロフスカ川には鷲の橋が架けられていた。
なかなか躍動感のある鷲。
カッコいい！

この橋は1877年～1878年の露土戦争後にトルコの地下牢から解放された捕虜や殉教者に捧げられたものらしい。
欄干には1891という年が刻まれている。
おそらくこも年に造られたんだろうね。

街の所々でこんなの見かけたけど無人だろうと思ってたら…人がいた！
え？スピード違反の取り締まりとか？
そんなの監視カメラでいいんじゃ？
こんな小さい場所にずっといるの辛くないのかな？
夏とかめちゃくちゃ暑そう…。
何しているのかよく分からないけど大変なお仕事だ。

次はKnyazheska公園。

ここにも共産党時代だよね？って感じのモニュメント乱立。

でもそんなモニュメントの前にスケボー台があるのが個人的にシュール。
スケボー=アメリカのイメージなんで。

最後にバッテンベルク霊廟に寄ってみる。
小さな公園みたいな空間にこじんまりした建物が建っている。

バッテンベルグのお墓 モニュメント・記念碑

こちらはバッテンベルクさんのお墓。
何をした人かはよく分からず。

バッテンベルグのお墓 モニュメント・記念碑

予定よりちょっと早いけどホテルに戻る。
そろそろ空港に向かわなきゃね。
フロントに預けていた荷物を受け取ってメトロの駅へと向かう。

もう何度通ったか分からない解放記念像もこれで見納め。

解放記念像 (アレクサンダル2世像) モニュメント・記念碑

国会議事堂も。

SU Sv. Kl. Ohridski駅到着。
ここで朝セルディカ駅で買った切符を入れたら…エラーで弾かれた！
何度やってもダメ。
え？何で？
買ってからの時間制限があるの？それとも買った駅からじゃないと乗れないの？
切符はどこの駅のも共通で特に駅名が書いてるわけでもないから時間制限？
もうお金ないのにどうしよう((((；ﾟДﾟ)))))))
自動券売機を見ると…ん？クレジットカード使える？
って事でカードを自動券売機に突っ込んだら無事購入出来た！
よかった。
わずか1.6レフのために電車乗れなかったらさっき買ったナッツ後悔するとこだった。
次からお金を残しておいて乗る直前に切符は買おう。

この駅は2つの路線の電車が同じホームに来るので乗る時は行き先をしっかり確認しなきゃいけない。
最初に来たのが空港行きではなかったので、これには乗っちゃダメだな、と確認してたら隣のおじちゃんが空港行きは次来るから大丈夫だよ、と。
このおじちゃんも空港に行くみたい。
待っている間にちょっとおしゃべり。
仕事でブルガリアに来たエジプト人のベルギー在住ビジネスマンらしい。

空港行きの電車はそこそこ混んでたけど座れないほどではない。
25分くらいでソフィア国際空港到着。

さっきのおじちゃん話し相手欲しかったみたいで電車降りたら話しかけてきたのでおしゃべりしながらソフィア国際空港 ターミナル2へ。
メトロからは歩いてすぐなので便利。
出発の2時間半前に着いたんだけど早すぎるのかチェックインカウンターはまだ開いてない。
チケットには3時間前に空港に着くように書いてあるのにどういう事？
まぁ…そんなもんよね…。

待っている間おじちゃんが話し相手になって～というのでお相手する。
お茶おごってくれた。
払おうにもレフないから遠慮したんだけど。
おじちゃんは私よりさらに遅い22時くらいの便らしい。
じゃあ何でこんなに早く空港来たの？と聞いたらホテル追い出されて行くとこないかららしい。
まぁ確かにソフィアってあんまり見所はないかも。
グーグル翻訳使いながら会話したけど…グーグル翻訳って…あんまり使えないのね。
なんかお互いのプアな英語の方が通じると言うか(^_^;)
おじちゃんは今度ドバイで農業のプロジェクトに参加するらしく、日本の農機具メーカーを教えて欲しいと言われたのでクボタをご紹介(笑)。
おじちゃんの会社は日本にも事務所があるらしくその場所が私の会社のすぐ近く！
まぁオフィス街なんで不思議じゃないけど東京じゃなくて大阪に事務所置いてるってちょっと珍しいなぁ。

2時間前には開くだろう…と思っていたカウンターが2時間前切っても開かない…。
大丈夫？
飛ぶの？？後の便はもう手続き始まっているのに…といい加減不安に思っていたら出発1時間半前にやっとカウンターオープン。
すごい行列で30分以上待ってやっと手続き終了。

早めに着いてラウンジでゆっくりご飯食べる！という計画はこの時点で無残にも崩れ去る。

でも急げば少しくらい寄れそうなので急いで荷物検査へ。

荷物検査もすんなり終わった。
人が少なくてよかった。

一応お店も見る。
何故かユーロ表示。
薔薇製品のお店もあるけど市内で買った方が安いと思う。

買うものもないのでプライオリティパスで使えるPliska Loungeへ。

ラウンジに入ると誰もいない。
しばらくしてからさっきチェックインカウンターで後ろに並んでた日本人女性が入って来たけど受付で断られてたので最初から最後まで貸切状態。
こんなラウンジも珍しいんじゃ？
ホットミールなしで軽食のみの小さなラウンジ。

夜ごはんのつもりでいろいろ取る。
と言っても大したもの無いからこの程度。
そこまでお腹空いてないしね。

空港に2時間半前に着いても1時間カウンター開くの待って、手続きに30分並んだのでラウンジでゆったりできる時間なんてほとんどない（ ; ; ）
食べていたらあっという間に搭乗時間になったのでゲートへ。
アサインされたゲートは1階に降りるみたい。
って事は…

やっぱり沖どめ。
バスで移動。

搭乗機はこちら。
プロペラ機だ！
そりゃ沖どめだよね。
これにブリッジ接続は厳しいだろう…。

2ー2配列。
嬉しがって前の席にしたけど…出入り口が後ろにしかない機材だった。

席は普通。
一応国際線だけどプロペラ機。
まぁ1時間くらいだからね。

で、びっくりしたのは1番前の席が後ろ向きだった事！
誰も座ってなかったけどこの写真の座席CAさんのシートじゃなくって乗客用の席。
前にも見たことあるけど、結構珍しいと思う。

乗ったらすぐに離陸。
とりあえず一安心。

一応機内食が出た。
パンにはチーズが挟まっていた。
チョコレートはお持ち帰り。

機内から夕日。
さようならブルガリア。
さて、次の旅行記からはルーマニアです。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11517505