2019GW ブルガリア・ルーマニア　その18　最終目的地ブカレストで予定外の教会巡り

2019/05/03 - 2019/05/03

遂に今回の旅行の最終目的地ブカレストに到着。
と言ってもブラショフに行く前に1泊だけしてるんだけどその時は夜遅くにと到着してブカレスト駅前のホテルに1泊して次の日の朝一番でブラショフに向かったので駅以外何も見ていない状態。
今回の旅はブルガリアのソフィアINでルーマニアのここブカレストOUTで航空券を手配。
INとOUTを違う都市で手配することはよくあるけど特にブルガリアは電車があまり発達していなかったのでソフィアからブカレストまでちゃんと移動できるかは心配と言えば心配だった。
出発前に突然フライト変更されて旅程の変更を余儀なくされたものの一応最終目的地のブカレストまで予定通り来られてちょっと安心。
ブカレストでの一番の目的はもちろんあのばかでかい旧共産圏の遺物、国民の館の見学だったんだけど…。
詳細は旅行記をどうぞ。

エリア ブカレスト(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

シナイアからブカレストへの電車は立っている人もいるほどの満席。
ってこの電車全席指定じゃないんだ。
満員だったら席無しになるのかな？
荷物置き場もいっぱいでどうしようかと思ったけど幸い席の間隔が広くて自分の前に荷物を置けたので助かった。
ブカレストからブラショフへ向かった時はコンパートメントだったけど今回は普通（？）の電車。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11553539
の続き。

で、検札は…というと…ブカレストからブラショフの時と同じくチケットにボールペンで直接書く方式。
この前は日付＋サインだったけど今回は日付のみ。
…適当だな。
でも2回目だから驚かないよ。
早く左上のQRコードを活用してあげてね。

天気も良く車窓には菜の花畑が広がる。
綺麗～。
途中指定席の人が降りたら立っていた人が座ってた。

1時間半くらいでブカレスト・ノルド駅到着。

ブカレスト ノルド駅 駅

お昼なのに…首都の駅なのに…どこか閑散とした雰囲気。
荷物を持って歩いているとタクシーの客引きが寄ってくるけど無視！

ブカレスト・ノルド駅のタクシーはとにかく評判が悪い。
ルーマニア人ですらぼられるんだとか。
ブラショフのガイドさんも乗らない方がいいって言ってたなぁ。

って事で駅構内でUBERを予約。
すると駅のロータリーではなく駅を出て左に少し行った場所を乗車位置に設定されたのでスーツケース持って移動。

日射しを遮るものがないの熱い…。
割とすぐ来てくれてよかった。

ホテルまでは駅から10分もかからなかった。
料金は7.55レイ＋チップ。
日本円だと200円ちょい。
安いわぁ。
日本もこれ位安かったらいいのになぁ。

最後の宿はノボテルブカレストシティセンター。
最後だけちょっと贅沢してみた。
一応4★。
って言っても1泊素泊まりで9000円位なんだけどね。

Novotel Bucharest City Centre Hotel ホテル

ルーマニア・ブルガリアはホテル安いわ。
一人旅には助かる。

オシャレなロビーでチェックイン。
フロントのお兄ちゃんとってもフレンドリー。
市内地図もくれて簡単な街案内もしてくれた。
ここで国民の館までの行き方も確認。
歩いて15分位でお兄ちゃんのオススメは川沿いの道らしい。

まずはお部屋へ。
廊下もオシャレ。

こちらが私の部屋。
どんなお部屋かな♪

入ってみると…広～い！
ダブルのシングルユースだけどこの部屋なら2人でも余裕だね。
大きな窓もあって明るい。
1泊なのが勿体ないわ。

冷蔵庫は壁掛け式。
こんなの初めて見たわ。
ティーセットもあるのが嬉しい。

まだ新しいのか設備が新しい。
もちろんセーフティーボックスも完備。

お風呂とトイレは別。
これ結構珍しい。
一人旅だからトイレとお風呂が一緒でもあんまり困らないんだけど二人とかだとこれは結構助かるよね。

バスルームはこちら。
バスタブ付きが嬉しい。
バスタブにもシャワーはあるけど…

別にシャワーブースもある。
このタイプは賛否両論だけど個人的には好き。
洗面台の蛇口が横の壁に付いているってのは初めて。
慣れないので使いやすいかどうかは微妙だけどこのおかげで鏡がめっちゃ大きい。

お部屋でゆっくりしたいところだけどこんないい天気なのにそれももったいない話。
天気もいいので着替えだけして早速街歩きへ。
時計は12時を指してるけど現在の時刻は15時。
明日の昼前には空港に向かわなきゃ行けないのであんまり時間は無いから急がなきゃね。

国民の館に向かいつつも教会見学。
まずはDoamnei教会。
ここはちょっと通りから入った所に建っていた。

地元の人が訪れる教会なのかな？
壁のフレスコ画はちょっと色あせてる感じ。

中央にはイコノスタス。

そしてイコノスタスには銀細工のイコン。

観光客が来る教会じゃ無いんだろうね。

壁のフレスコ画は一部剥がれているところもあった。

まずはホテルの前のヴィクトリア通りを南へ歩いて行く。

続いてヴィクトリア通り沿いに建つズラタリ教会。
通り沿いなので結構目立つ教会。

ズラタリ教会 寺院・教会

そのせいか観光客らしき人もいる感じ。
さっきの教会よりも綺麗。

ステンドグラスもあった。

ルーマニア正教会これだけ見るとパターンがなんとなく分かってきた。
中に入ると壁全面フレスコ画、天井からはでっかいシャンデリア、中央にはイコノスタス。
まぁブルガリアもロシアもギリシャも似たようなもんなんだけどステンドグラスがあるのはルーマニアが一番多かったような…。
ドイツの影響があるのかな？

更に歩くとルーマニア貯蓄銀行。
どこの国でも銀行って歴史的な建物使ってること多いよね。
何でかな？

ルーマニア貯蓄銀行 建造物

その向かいにはルーマニア国立歴史博物館。
元は1894年から1899年にかけて建てられた旧郵便施設らしい。

ルーマニア国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そしてヴィクトリア通りからフロントのお兄ちゃんオススメ川沿いの通りへ。
このさびだらけのモニュメントは一体？？
初めからさびだらけなのか？
時間がたってこうなったのか？
謎。

川沿いのお散歩は確かに気持ちがいい。
ちなみに気温は25度、かつこの日射しなので暑い！(^_^;
ホテルで着替えて大正解。

川沿いの道から公園を通り抜けるコースを歩いていると…

見えてきたのは大統領の宮殿、国民の館。
1983年に大統領の宮殿として建設された建物。
大統領の命を受け約1500億円の資金が投じられたこの宮殿は部屋数3107を誇り、床面積33万㎡は建築物としては世界一大きなアメリカ国防総省「ペンタゴン」に次ぐ二番目。
名前こそ「国民の」館となっているけど、実際は多くの建造物破壊、国民を強制退去させた末にできたもので、「国民の」館という名前とは程遠い建物。

国民の館 史跡・遺跡

およそ13年もの歳月を経て1997年に竣工。
現在は議事堂宮殿という名称だけど、ブカレストでは旧名称の「国民の館」と呼ばれるのが一般的。
内部も近代建築では類を見ない豪華さで、床や柱、階段は全て大理石、クリスタルのシャンデリアは2800点にも及ぶと言われている。
内部の見学はツアーへの参加が必要だけど、あまりにも広いため、1時間のツアーでも実際には建物の5％ほどしか見て回れないのだとか。

で、もちろん見学する気満々で入ろうとすると入口で警備員のおじちゃんに
「ticket？」
と言われて止められた。
英語が通じないけどどうやら事前予約をしていないと見学出来ないらしい。
え？そうなの？
当日でも大丈夫ってネットに書いてあったのに…と思いつつも入れてもらえないのは仕方ないのですごすご撤退。
で、入口の横を見るとこんな張り紙が…。
2019年４月～5月の間は予約が必要らしい。
ホテルに着いた時点ですぐフロントにお願いしたら明日の朝一番に見学出来たかもしれないけど…この時すぐホテルに引き返してお願いしたら予約してくれたかもしれないけど…この時はそんなこと考えつかず…。

おとなしく諦める。
さてこれからどうしようか？

国民の館を横目で見つつ地図アプリとにらめっこ。
今日はここだけ見学するつもりだったので見学が出来なくなってしまってノープラン。
この時間なら行くの諦めてた大主教教会行けそうだなぁ～。

ってことで大主教教会を目指す。
この教会もちょっと見たかったけど寄ってたら時間無さそうなので横を素通り。

大主教教会の見学時間は16時まで。
もうすぐ16時だから急がなきゃ。
敷地内には入ったんだけど入ってからの坂道が長いわ！
教会はどこ～。

結構坂を上がってやっと到着したルーマニア総主教座大聖堂（大主教教会）。
1655年に建てられたギリシャ正教会で、統一ルーマニア公国の成立後、1865年にルーマニア正教としてギリシャ正教の支配から独立した教会らしい。

大主教教会 寺院・教会

正面の外壁にはキリストと12使徒のモザイク画が飾られている。

教会内には、聖ディミトリチ・バサラボフの聖体（ミイラ）が祀られているけど内部の撮影は禁止。
なんとか16時前に到着した。
16時までにはずなのになんか人いっぱい居るなぁ…と思ってたら16時になるとミサが始まったので慌てて撤収。
中の照明がやたら明るかったのもミサのためだったのね。
おかげで綺麗な内部をミサの前の短い時間だけどしっかり見学することが出来た。

教会の横にはルーマニア革命後に大主教教会に譲られた旧国会議事堂が。
これまた立派な建物。

これは…総大主教の住居かな？

ここでもお水をくんでいる人達が。

こちらは蝋燭を立ててお祈りをする場所。
これもルーマニア正教会ではよく見かけたなぁ。
他の正教会では教会内に蝋燭立てる場所あって外では無かったと思う。

さてでは次に向かおう。
この辺りは結構教会が多いみたい。

歩いていると植え込みの陰にこんな彫刻が。
修復中という感じでもないので崩れないように支えているのかな？

Spiridon Nou教会。
Nouは「新」って意味だから比較的新しいのかな。

中は綺麗。

ガイドブックに載っていないけどブカレストにはこんな素敵な教会がいくつもあった。

イコノスタスもかなり立派。

ステンドグラスも綺麗だった。

この時は知らなかったけどブカレストは昔はもっと教会が多かったらしい。
が、共産党時代に国民の館を建てる為にかなりの数の教会が壊されそうになったんだとか。
いくつかの教会は移築することによっていくつかの教会は破壊を免れたけどそれでもいくつも教会が破壊されてしまったんだとか。

続いてやってきたのは統一広場。
大きな池があった。
噴水もあるっぽいけどこの時は水は出ていなかった。

統一広場 (ブカレスト) 広場・公園

広場を通り抜けて…

統一広場の東側へ。
ホテルのフロントのお兄ちゃんによるとこの辺りはショッピングエリアらしい。
確かに大きなショッピングモールがあった。
でも見ている時間はない！けど…薬局には行きたい。

薬局で探していたのはジェロビタール。
日本でいう資生堂みたいなものかな？
すごく評価が高くてお値段もお手頃。
そして日本で買うとお値段も高いらしい。
薬局ならどこでも売っていると思ってたけど意外と売ってなかったので街歩きしながら探していてやっと見つけた。
まだ街歩きもあるので取りあえず家族のお土産に１つだけ購入。

そして再び教会巡り。
白い壁が眩しい聖ニコラス教会。

ルーマニアの歴史的な建物にはこのマークがある。
説明は英語もある。

外観はシンプルだけど入口部分にはこれでもか！という壁一面のフレスコ画。
これもルーマニア正教会の特徴だよね。

頭に輪っかがある人は聖人だね。

さてでは中に入ってみよう。

中は豪華！

さて次に行こう。

次は近くにあるシナゴーグへ。
シナゴーグ近くのモニュメント。
ダビデの星があるね。

で、肝心のシナゴーグは…クローズ。
今日は祝日じゃないはずなのに。
手書きの部分を見ると…結構長期間休館みたい。
イースター休暇？

悲しいので外観だけでも撮っておく。
めげずに次に行こう！

シナゴーグ 寺院・教会

次に到着したのは「コーラル・テンプル」と言う名前の様に、珊瑚の様な赤い色をした美しい建造物。
1857年の建築で、ブカレストの街で一番活動的な『シナゴーグ』。
人目を引く色とデザインで、観光客にも人気のスポットということで見学を楽しみにしていたんだけど…

ここも日本のGW期間まるかぶりで休館。
やっぱりイースター休暇だね…。
ブルガリア・ルーマニアにはシナゴーグ結構あるんだけど全部休みで中の見学は出来なかった。
ユダヤ教はイースターは休みなんだろうね。
カトリックのイースターがGWとかぶることはほぼあり得ないけど正教会のイースターはかぶる可能性があるって事をこの旅では学んだ…。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11556553