春まだ遠し！　大雪山旭岳は氷点下の吹雪だった！

2019/04/20 - 2019/04/20

今日4月20日、気温は10℃に届かないけれど青空ひろがるいい天気。
きっと雪で覆われた大雪山は白く、青い空に映えて美しいだろう。
そうだ、大雪山旭岳ロープウェイに乗って、素晴らしい景色を見てこよう！
愛車を走らせ、氷点下の山頂へ行って来ました。

エリア 旭岳・天人峡・白金(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

上富良野町の「かんのファーム」の丘の向こうに見える大雪山は、いつ見ても美しい。

「雲が出てきたけど大丈夫さ。」
「山頂からの眺めは、きっと素晴らしいだろう。」

と、期待感を膨らませて、愛車をどんどん走らせた。

かんのファーム 自然・景勝地

ずいぶん走って、忠別（ちゅうべつ）ダムまで来た。
立派なダムだ。

忠別ダム 自然・景勝地

ダム湖は、ほとんどが凍っている。
午前11時前、気温は５℃だ。

ようやく旭岳ロープウェイに到着。

「スキー場だし、山頂はきっと寒いからね。」

春物コートから厚手のジャケットに着替え、長靴をはく。

旭岳ロープウェイスキー場 スキー場

２階のチケット売り場。
ロープウェイは２０分ごとに運航している。

旭岳ロープウェイ 乗り物

冬季間は、往復1,900円。

「むむむ？」
「山頂の気温は－6℃！　積雪190㎝！　なんと視界は不良だって！」

確かに、途中の標高800ｍを超えた辺りから雪がチラついていたっけ。

スキーやボードをやる人たちに混ざって、ロープウェイに乗り込む。

空が真っ白。
完全に雪雲に覆われている。

10分間の空中散歩。

山頂の姿見駅に着いた。
いっけん１階建ての建物に見えるけれど、実は２階建ての建物だ。
２階部分のドアから出入りする。
だって、積雪１９０㎝だもの。
１階部分は雪の下。

大雪山の他の山々も下界も見えない。

あっという間に視界10ｍの吹雪になった。

「さ、寒い！」

中国からの観光客たちは、丘の上まで歩いて行った。

「元気だな～」

と、感心する。

旭岳2291ｍからの眺め。
少し雲が晴れてきた。

「やっと雪が解けて、フクジュソウが咲き始めて暖かくなってきたのに、なんで私は、真冬の景色の中にいるんだろう？」

と、ちょっと悲しくなってきた。

山頂の滞在時間は約40分間。
復路のロープウェイに乗り込んで、写真を撮る。

「次は、花の時期に来よう。紅葉の時期も良いな～。」

過酷な環境のせいで、白樺がまっすぐに育たず、枝もゴキゴキと曲がっている。

大雪山旭岳は、まだまだスキーやボードができる冬の山だった。
でも、流れる川の勢いを見ると、着実に春が来ているんだろう。

下界に降りてきて、隣町の東川町へ向かう。
開店して２年というカフェに入った。

Wednesday　cafe ＆ bake

元農協の第３倉庫をリノベーション。
車7～8台は停められるかな。

ステキな落ち着く店内。
次々とお客さんが入ってくる。

豚バラ肉の生姜焼きをプレートでいただく。
味はちょっと濃いめ。

店長こだわりの珈琲は、豆の焙煎した香ばしい香りが特徴的。そして量が多い！　美味しかったけど、おなかいっぱいで飲み干すことができなかった。ごめんなさい。
でも、山頂で冷え切った体を十分に温められて、ほっこりできました。

おしまい。