2013/10/16 - 2013/10/16
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jijidarumaさん
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≪ドイツの秋の旅で出会ったグリム童話≫
③“Rapunzelラプンツェル” (髪長姫)
2013年の秋の旅では、4つのグリム童話に出会った。
それらは①カエルの王様、②白雪姫伝説:ヴァルデック伯の娘マルガレータ姫、④いばら姫(眠れる森の美女)で、4つ目がアニメで人気もでた③“Rapunzelラプンツェル” (髪長姫)である。
写真はラプンツェルの切手(東独版)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
2019年は既に9月中旬を過ぎてから、ブレーメンの友人夫妻を訪ねてから、ドイツの北部のニーダーザクセン州を再訪しようと思っている。
そして、=>ノルトライン・ヴェストファーレン州(Land Nordrhein-Westfalen)=>ヘッセン州(Land Hessen)の行程になるだろうか。
写真は2013.10.14.0メルヘン街道:全体図 -
2016年にMuensterミュンスターのRathaus市庁舎:Friedenssaal平和の広間でヴェストファーレン条約(30年戦争)の締結した様子を見てきた。次は2019年の旅で同じようにOsnabrueckオスナブリュックを訪ねたいと考えている。
つまり、ミュンスターにはカトリック(旧教)、Osnabrueckオスナブリュックにはプロテスタント(新教)が集まり夫々条約が結ばれたからで、今のところは片手落ちのままだ。
写真は2013.10.14.0メルヘン街道:メルヘン街道の冊子の表紙・ラプンツェル -
ドイツの地図を見てみると、Osnabrueck, Oldenburg(ここまでの2都市は初めて), Hannover, Celle, Goslarなどの町々が目に付く。更に古城ホテル好きが気になるのはメルヘン街道である。
そんなことで、このところ以前の旅を見直している。
写真はラプンツェルの塔 -
メルヘン街道といえば、グリム童話であり、“Rapunzelラプンツェル” (髪長姫)の話のモデルともなったと言われるTrendelburgトレンデンブルグ :Burghotel Trendelburg古城ホテル・トレンデンブルグ城がある。
・・・
写真は2013.10.16.古城ホテルBurghotel Trendelburg:トレンデンブルグ城Hotel Burg Trendelburg ホテル
-
ここには2005年4月28日に1泊した。(4星)全22室。
国道の先の丘陵地帯に茶色の高い塔が見えてくる。
あれが名高い“ラプンツェルの塔”だ。1907年発行のグリム童話では『魔女に閉じ込められたラプンツェルが塔から長い髪を垂れ下げ、王子に助けてもらった』という話が載っていて、トレンデンブルグの塔は其のモデルとなったそうです。
写真はトレンデンブルグ城のラプンツェルの塔 -
人口6000人という小さな木組みの家の並ぶ村の中心に、古城ホテル・トレンデンブルグ城はあり、1303年コンラッド三世伯爵が建てたのが始まりと云われている。大火災や戦乱に巻き込まれ、城は2度も炎上したものの、都度修復され、その後も幾多の変遷をへて、1948年この城主の末裔によって、6ベッドのみのホテルが開業される。
今は中世の雰囲気をもつ古城ホテルとして、メルヘン街道の目玉になっていて、世界中からやって来る観光客の人気も高い。
写真は2005.4.28.古城ホテルBurghotel Trendelburg:No.8番の部屋 -
1977年5月のPfingstenフィングステン--聖霊降臨祭の4日間の休みを利用した家族旅行(フランクフルトからブレーメンまでのメルヘン街道)、1982年7月の日曜日に一日で700kmのドライブ旅行(Kasselカッセルからハーメルンまでのメルヘン街道)と二度、この古城ホテルを訪れているが、二度ともテラス・レストランで、ティータイムを取っただけで、泊まりませんでした。
今回(2005年)は念願の宿泊になったのです。
写真はトレンデンブルグ城:ラプンツェルの塔のロープ -
ドイツ・ベネルックスの旅ではメルヘン街道を走ると云う事で、2013年10月16日こちらを再訪問した。
古城前の駐車場に車をおき、橋を渡る。左手にラプンツェルの塔が立ち、ラプンツェルの長い髪を模したロープが下がっていた。以前はここまでやっていなかった記憶だが、ディズニー映画の影響もあるのだろう。
写真はトレンデンブルグ城:城内と塔 -
狭い城門をくぐり、中庭に入ると、秋真っ盛りの古城だった。やはり良いもので、しばし散策をする。塔には登る元気は無いので、古城ホテル トレンデンブルグ城の内部を見せてもらう。
写真はトレンデンブルグ城:中庭 -
近年に改装した様子で、メインのBurgrestaurantブルクレストランもきれいになっていた。
秋になると、鹿、猪、キジ、茸など、ラインハルトの森の恵みを受け、ホテル自慢の料理を提供するそうで、たのしみであるが。
写真はトレンデンブルグ城:メインレストラン -
写真はトレンデンブルグ城:レストランにて
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親切な奥さんが私共の写真をかつての古城の絵や甲冑の前で撮ってくれた。
また、来てみたいなと、ツィ思ってしまう。
写真はトレンデンブルグ城:甲冑と一緒に撮って頂いた。 -
その伝説はこのようなものです。
写真はラプンツェルの塔:in Wetter-Amoenau(Otto Ubbelohde作画 ) -
≪③“Rapunzelラプンツェル” (髪長姫)≫
あるところに夫婦がいた。長年子供がなかった2人だが、ある時やっと子供を授かる。
妊娠した妻は隣に住むゴーテルという魔女の庭のラプンツェル(妊婦が食べるのによいとされる野菜)を食べたくてたまらなくなる。
食が細ってやつれた妻に「ラプンツェルが食べられなければ死んでしまう」と懇願された夫は、妻と生まれる子のために魔女の敷地に忍び込むとラプンツェルを摘み取りにかかるが、魔女に見つかってしまう。
写真はラプンツェルの塔:本のイラスト(1890年) -
写真はラプンツェルの塔と称するものは各地にある:in Lindauリンダウ Diebsturm盗賊の塔
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写真はラプンツェル:in Duelmen, _Holzskulptur木彫り
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しかし夫から事情を聞いた魔女は、好きなだけラプンツェルを摘んでもいいが、子供が生まれたら自分に渡せと言う。
やがて妻が生んだ女の子は、即座に魔女に連れて行かれる。
写真はラプンツェルの塔:ラプンツェルの切手(東独版) -
ラプンツェルと名付けられた娘は、森の中に築かれた入り口のない高い塔(昔、城が攻撃された際に最後の緊急避難塔として高い所に出入り口を設けていた。そうした塔は各地に見られる)に閉じ込められる。
写真はラプンツェルの切手(東独版) -
魔女はラプンツェルの見事な長い金髪をはしご代わりに、高い塔にある窓から出入りしていた。
写真はラプンツェルの切手(東独版) -
そんなある日、森の中を歩いていた王子が美しい歌声に引かれ、塔の中に閉じこめられたラプンツェルを発見し、魔女と同じ方法を使って塔に登る。
写真はラプンツェルの切手(東独版) -
魔女に隠れて夜ごと王子を部屋に招き入れて愛し合い、ラプンツェルは妊娠する。
写真はラプンツェルの切手(東独版) -
その事実を知って、激怒した魔女はラプンツェルの髪を切り落とし、荒野へと放逐してしまう。
一方、何も知らずラプンツェルを訪ねてきた王子は、待ち受けていた魔女から罵られる中で全ての顛末を知って絶望し、塔から身を投げて失明する。
写真はラプンツェルの切手(東独版) -
7年後、盲目のまま森をさまよっていた王子は、男女の双子と暮らしているラプンツェルとめぐり遭う。うれし泣きするラプンツェルの涙が王子の目に落ち、王子は視力を回復する。
王子はラプンツェルと子供たちを伴って国に帰り、皆で幸せに暮らしたそうだ。(Wiki)
・・・・・
(2019.02.17.編集・加筆)
写真はラプンツェルの切手(東独版) -
おまけ:
①カエルの王様
グリム童話の初版より一貫して、【カエルの王様】は最初に出てくるお話だ。 -
②白雪姫伝説:ヴァルデック伯の娘マルガレータ姫
フリードリヒシュタイン城の城主Graf Philipp IV. von Waldeckヴァルデック伯フィリップ4世には美しいGrafentochter Margaretha von Waldeckマルガレータ姫と、厳格な継母(カタリーナ・フォン・ハッツフェルト)がいました。 -
④Dornroeschenschloss いばら姫(眠れる森の美女)
あるところに子どもを欲しがっている国王夫妻がいた。
ようやく女の子を授かり、祝宴に一人を除き国中の12人の魔法使いが呼ばれた(13は不吉な数字であったためと見られる、またメインディッシュのため賓客に供する金の皿が12枚しかなかった為とも)。
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