
2019/09/18 - 2019/10/03
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jijidarumaさん
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ニーダーザクセン州のRintelnリンテルンの町の郊外、東に12km離れた場所に、Schaumburgシャウムブルク城という山城が緑の中に立っている。
写真はRinteln_Schaumburgリンテルン・シャウムブルク城の入口前の広場に立つ血の菩提樹(Die Blutlinde)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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<Rinteln:Schaumburgシャウムブルク城のDie Blutlinde血の菩提樹>
Graf von Schaumburgシャウムブルク伯が、13世紀に上ウェーザー地域を守護する城を築城し、シャウムブルク家の居城としたものである。
1517年から、此の城はシャウムブルク伯の未亡人の住居として利用された。城の最後の居住者はエリザベート・シャウムブルク伯妃で、1646年に亡くなった。
写真はWappen_Rintelnリンテルンの紋章 -
写真はWeser Sagenヴェーザ―の伝説の本の表紙
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写真はRinteln_(Merian)1647年頃のリンテルン(メリアン作)
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写真はRinteln_Schaumburg_von_Merianシャウムブルク城(メリアン作)
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写真はRinteln_Schaumburg_mit_Ringmauer_um_1800年頃のシャウムブルク城と城壁
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写真はRinteln_Ansicht_1823年のリンテルン
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写真はリンテルン・山城のシャウムブルク城の遠望
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写真はリンテルン・山城のPaschenburg_und_Schaumburgパッシェンブルク城とシャウムブルク城の遠望
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写真は山城のシャウムブルク城の城門
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シャウムブルク城の一の丸に入る広場には、いわゆる「血の菩提樹」と称されている、600年の樹齢の菩提樹の古木が立っています。
そして菩提樹の古木には、次のような伝説が伝承されている。
「私がこの菩提樹の小枝をこのように植えた。きっと菩提樹の木と同じようにこの小枝も緑の葉を茂らせ、花を咲かせるだろう。私は無実だから!」と・・・、
1400年頃、当時は「魔女裁判」が吹き荒れた時代で、魔女として死刑判決を受けた若い女性がそう叫んだと云う。
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(2019年8月6日訳・編集)
写真はRinteln_Schaumburgリンテルン・シャウムブルク城の入口前の広場に立つ血の菩提樹(Die Blutlinde) -
写真はRinteln_Schaumburgリンテルン・シャウムブルク城の血の菩提樹(Die Blutlinde)
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ヘッセン州の州都WiesbadenヴィースバーデンのFrauensteinフラウエンシュタイン地区がある。人口2400人の小村は葡萄栽培とワイン醸造で知られた“Tor zum Rheingauラインガウへの門”と称されている。
狭いLippbach-Talリップバッハ渓谷に面して広がる村の中心には、1200年頃に建てられたフラウエンシュタインの天守閣と城址が岩壁上に立っている。
写真はWiesbaden ヴィースバーデン:岩壁上のBurg_Frauensteinフラウエンシュタイン城 -
城址の向かいには小さな広場があり、後期ゴシック様式の内陣と小塔(1509年)を残す聖ゲオルク・カタリーナのカトリック教会がある。
教会の隣に一部裂けてしまった千年の樹齢と云う菩提樹の古木が見られる。
州も異なるのだが、この菩提樹の古木にも似た伝説が残されている。
写真はヴィースバーデンのFrauenstein_Blutlindeフラウエンシュタインにある「血の菩提樹」 -
菩提樹は次の出来事(伝説)の後、「Blutlinde血の菩提樹」の名で呼ばれた。
伝説とは「ある若い男が、フラウエンシュタイン城主の姪と駆け落ちしたと云う。その罪科で二人は処刑されたのだが、この時、花嫁である城主の姪は菩提樹の木を教会傍に植えたそうです。」
・・・・・・・・・・・・・・
(2019年8月11日訳・編集)
写真はWiesbaden ヴィースバーデンのFrauenstein_Blutlindeフラウエンシュタインにある「血の菩提樹」 -
写真はヴィースバーデンのFrauenstein_Blutlindeフラウエンシュタインにある「血の菩提樹」の説明碑
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以下の5枚は追加しました。
写真はDie Ruine der Burg Frauenstein (frueher auch Vrouwensteyn genannt)フラウエンシュタイン城(古くはVrouwensteynヴロウウェンシュタインとも呼ばれていた)の城址 -
写真はフラウエンシュタイン城の城址(天守閣が残る)
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写真はフラウエンシュタイン城の城址:城壁が残っています。
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写真はフラウエンシュタイン城の城址(天守閣内はこのような展示があるようです)
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写真はフラウエンシュタイン城の城址(天守閣)は円錐形の岩壁(岩)上(海抜約180m)に立っています。
WeinhausヴァインハウスやGeorgsbrunnenゲオルクの泉側からの城址は岩壁上にあるのが分かります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Rolleiguyさん 2019/09/15 23:11:56
- 城の建築
- jijidarumaさん、今晩は。
血の菩提樹とは怖そうな名前ですね。
ところで、Burg Frauensteinを見て思ったのですが、こうした山城は勿論鉄筋などは使っていないでしょうが、外壁の構造はどうなっているのか知りたい所です。
ベトンを使ったとしても、それだけで強度は十分なのでしょうかね。地震がないとはいえ、コンクリートでも寿命は7-80年と言われているので、寒暖の差があるドイツで、
浸み込んだ水が凍結して壁を破壊しないのかと思います。何かご存知でしょうか。
Rolleiguy
- jijidarumaさん からの返信 2019/09/16 14:38:47
- Re: 城の建築
- Rolleiguyさん、
ご興味を持っていただき、いつもながら感謝です。
ご質問の件は専門外で詳細は分かりません。
Wikiでフラウエンシュタイン城址の説明を読むと、
フラウエンシュタイン城(古くはVrouwensteynヴロウウェンシュタインとも呼ばれていた)の城址(天守閣が残る)はFelskegel円錐形の岩壁(岩山)上(海抜約180m)に立っています。
Bauweise建築様式:Bruchstein荒石、割石という訳になりますが、これらの石とレンガを利用し、適宜ベトンをに混ぜたのか、上塗りしたのか、このあたりが分かりません。
ローマ時代からのベトン技術ですから、利用されているのでしょう。
勿論、今の天守閣を中心に城壁のある城址は観光名所にしているので、それなりに改装、修理もなされているのでしょうね。
写真を5枚追加しましたので、城址の建ち様、雰囲気も見えるかと思います。
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