2018/10/11 - 2018/10/23
423位(同エリア2650件中)
きゅういとせろりさん
- きゅういとせろりさんTOP
- 旅行記442冊
- クチコミ5990件
- Q&A回答1件
- 1,103,563アクセス
- フォロワー26人
この旅行記のスケジュール
2018/10/12
-
電車での移動
ICE
-
電車での移動
RE
-
インゴルシュタット
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
今回のドイツ鉄道旅はフランクフルト空港長距離列車駅から始まります。ひっきりなしのドイツ語の自動女声案内放送にうっとり。
と、案内板を見ると注意表示がいっぱい。ドイツ語なんかわからなくても一発で遅延時間の表示はわかりました。ああ、その注意とイイワケの案内放送なのね。どの列車も1時間以上遅れている。何かこの近所で重大な事故か故障があったに違いない。どきどきしてきました。今晩のホテルのある330km先のインゴルシュタット(ミュンヘンの近く)まで何が何でも行かねばならないのです。
一気にあわあわっとしましたが、でも全体の案内表示を見ると運休はなさそう。なので事故からの回復期なのかも、と判断。落ち着きを取り戻しました。この辺が鉄道好きの慣れとカンと楽天的なところ。
自分の乗る列車は1時間おきに来るニュルンベルグ経由のミュンヘン行き。30分後に来るはずが、その1本前の列車が未着で70分遅れの表示。ということはそのさらに1時間前の列車が今行ったばかりということ、かあ。ミュンヘン方面は南回りのシュツットガルト経由でも行くことができます。なのでそちら周りで行くことも考えましたが、そちらも遅延の様子。そもそも遠回りだし。なのでゆっくり待つことにしました。それまで列車ウオッチングです。ふつうの人ならパニックかも、とか思いながら。
表紙写真はICE3(左)と新型のICE4(右)の並び。ホームの先端まで行っても両者の先頭を入れた写真は無理でした。ホームに誰も居ないのはみんな乗ってしまったから。両者ともずっと停まってました。そうして遅れが拡大していくのです。
そしてやっと自分の乗車する列車の時間になったのですが、そこからが本当のトラブル続きなんです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
空港を出てDB(ドイツ鉄道)の長距離列車駅に到着。とくに改札もないのでそのまま駅構内へ。
正面、全列車出発表示があります。と、概要のとおりの事態。
右端に白抜きの注意表示がスクロールしている列車ばかり。全列車が大幅遅延。
自分の乗るはずの30分後の列車の表示はなく、その1時間前の列車がまだ未着で70分遅れの表示。あと約1時間待ち。この路線は1時間ごとの運転なので、たぶんそのもう1本前の列車は行ってしまったばかり。残念。
その70分遅れの列車に乗ることにします。4番線です。4本しか線路がないのに4~7番線なのは、都市近郊列車(Sバーン)駅が1~3番線のため。まあ、新大阪駅の在来線と新幹線の関係のようなもの。 -
ジャーマンレイルパスの利用は明日から。
今日はJALの特典「レール&フライ」(2等)利用です。いわば、ドイツ鉄道片道フリー切符です。常識的な経路ならどこまで乗っても無料です。面倒なバリテーション(有効開始手続き)も不要です。
これが「レール&フライ」の乗車券を自宅でプリントして持参したものです。 -
表示案内どおり、4番線のホームに降りるとこの4番線発車の列車ごとの編成表示。
日本の新幹線もそうであるように6種類くらいの車両タイプと5~16両編成まで併結の様々な長さがあるので、ホームの停車位置も含め確認しておきます。
自分の乗る列車は8両編成2本併結の16両編成であることがわかりました。ならば形式はICE3だわ。
しかし、事前の予習ではICE3は1等車は8両のうち3両のはずが2両になってる。最近ICEは混雑が激しい、という記事は多く見たので、混雑対応で1両を1等車から2等車に改装したのでしょう。(帰国後確認。その上、2等車はシートピッチも狭くしたそう。)
まあ、今日乗るのは2等車なのですが、明日からは1等車乗り放題のジャーマンレイルパスなので、1等車減は1等車が空いているとは言えなくなる点でいやだなあ。 -
このホーム、次の次の発車です。遅れが75分に拡大してます。
-
隣のホームは3時間遅れのICEの案内が。他の列車もいったいどれだけ遅れているのやら。
-
その3時間遅れの列車が到着。隣国オランダのアムステルダムからの列車でした。
飛行機に乗り遅れた人も多いのでは? -
待つ人が増えてきました。それも一気に。
と、案内表示が変わり、別の列車が先に入ってくることになりました。
発車番線が変わって乗客が移動してきたのね。
と、ICEにフライブルグ行きなんてあったかな?と思ったら、バーゼル行きが30分手前のフライブルグで打ち切り、ということのようです。90分遅れなので、バーゼルまで行ったら折り返しの列車がさらに遅れるので手前のフライブルグで折り返すのでしょう。いわゆる運転整理の「山切り」です。 -
隣のホームの列車が消えると、その向こうに停まっていた列車が見えました。
2018年から正式運行開始の新型ICE4です。
しょっぱなから見ることができてよかった! -
こちらのホームには遅れと到着番線変更行き先変更のフライブルグ行きICE3が。
-
ホームの先端まで行きましたが、両先頭車を入れた写真は無理でした。
-
新型のICE4はドアを目立つ設計にしたのね。
それまでのICEたちは逆に目立たぬようになっていたので、その差が大きいです。 -
待っている4番線には100分遅れ表示のフランクフルトHBf(中央駅)行きのIC(インターシティー)が到着。発車していきます。運転手が後方確認してます。落書きが悲しいです。
なお、遅れはぴったり100分でした。駅の表示はだいたい信用できそう。 -
次に乗車列車が来るかと思ったら到着列車の案内でした。ドイツ語読めなくても「von」は「~から」という意味くらいはわかるので「ベルリンからの列車」という意味で、列車番号が奇数なので下り列車、ということは首都からの到着列車、ということ。「nicht」はダメという意味。なので「乗車できません」という意味。この程度の理解はなんとかできました。
-
到着したのはICE -T 。振り子式準高速列車。2本併結でした。この形式は本来ローカル線を含む区間用と聞いていたのですが、このフランクフルト~ベルリンはほとんどの区間が高速専用線走行のはずなのに、なんでこのような準高速列車なんだろう?
この形式、最初はミュンヘン~ベルリンに使用されていたけど、2018年からその区間はほぼ全区間高速新線になったので流れてきたのでしょう。
事前学習のドイツ鉄道の知識を思いだしながら考察します。 -
この列車が折り返しベルリン行きになるはず。
と、白い表示が上に。なんかフランクフルトHBf(中央駅)止まり、と言っているような。(帰国後に判明。「フランクフルトHbfは停まりません」でした。もともとこの列車、中央駅に入らずフランクフルト南駅に停まるのです。その案内でした)
ところで、その列車が18:09発、遅れている私の乗る16:36発の列車はその次の表示ですが80分遅れになってる。16:36発に80分足すと17:56かあ。この18:09発のベルリン行きが出たあとに入ってくるとするとさらに20分くらい遅れるのね。 -
4番線も5番線も列車が埋まり、ほんと長距離駅は大繁盛。
と、ふと隣の5番線に停車中の列車の向こう、6番線に低い屋根にパンタカバーの飛び出したICE3が左から入ってきた。下り線に上り列車が入ってくるようなもの。ドイツって上下線でホーム分けてないのね、と、ふと、あっ!と気がついた。ホーム変更だ!
本来の4番線は目の前のベルリン行きICEが塞いでいるし隣の5番線も塞がってるからそっちに入線したんだ。4番線に16:36発の表示は出たままなのに。ええい、いいかげんな!(とそのときは思った)
あわててスーツケースを抱えて階段を駆け上がり駆け下り隣のホームへ。案の定、列車表示はミュンヘン行き。ドアの前に居る車掌さんに「ニュールンベルグ?OK?」と聞くとOK!とのこと。やった。乗れた。これで今晩の宿のインゴルシュタットまで行けるわあ。(インゴルシュタット、と聞かないのは、この16:36発の列車はインゴルシュタット通過なので手前のニュルンベルグで快速に乗り換えるから。このルートでインゴルシュタットに停まるICEは2本に1本。このへんは時刻表で事前学習。)
でも満員でデッキまで立ち客いっぱい。熱気がすごい。たしかにドイツの10月にあるまじき暖かさだし、数日前にドイツ鉄道のHPで乗車予定だった17:36発のICE含め前後の列車全てで「フランクフルトから先ニュルンベルグまでほぼ満席なので指定席をとることをお勧めします」という表示がありました。それにしてもこの混雑はすごすぎる。と、そういえば、ホームのこの位置は16両編成の真ん中の連結部分のはずなのに隣が食堂車ということは8両編成の真ん中くらい。あ、16両編成のはずが8両に短縮になってるんだわ。それでこの大混雑なのかあ。
次の駅、フランクフルト中央駅でちょっとは降りて座れるかも、と期待してデッキに立ちます。
5分くらいして私の乗ったドアから車掌さんが乗ってきて前後確認、笛を吹いてドア閉め。このあともそうでしたが、ドイツでは車掌さんは階段の近くや改札口の近くでドア開閉が普通のようです。旅人の乗車案内のためですねえ。優しいなあ。
発車。駅のドームを抜けて外へ。青空だあ。なにはともあれ、18:02、ようやくドイツ鉄道の旅の始まりです。飛行機がフランクフルト空港滑走路に降りてから2時間が経ってます。
ところで、前の写真、よく見ると、16:36発のICEの表示の右端に「Grais6 」と出てます。6番線、という意味です。ちゃんと変更の表示は出ていたのです。それにちょっと前に大勢のお客さんがホームから消えてエスカレータ登って行ったのをぼーーーっと見てたのです。ドイツ語を知っておくこと、まわりのお客さんの動きをよく見ることは大切です。案内放送はあったでしょうが、聞いてませんでした。どうせ理解できないし。ただ、列車番号だけは聞き取った方がいいでしょう。教訓です。
よくドイツ鉄道旅の旅行記で、「ホームに案内表示があるのに電車がいつまでも来ないで、そのうち案内表示も消えてしまった。結局運休のようだった」とあるのは、こういうことなんでしょう。ホーム変更の表示のためだけにしばらく表示を残すのでしょう。 -
インバーターの大きなモーター音が響きます。静かな車内、という事前情報はデッキでは通用しません。音が連結面からダイレクトに伝わってきます。
ノッチ入れっぱなしで惰行せず、ずっと低速定速運転。へんな運転だなあ。という第一印象。
日が沈まんとしてます。
それにしても暑い。満員で冷房が効いてないようです。
半袖でよかった。日本を出る前に天気予報を見て夕方でも20℃くらいとみて半袖にしたのです。 -
フランクフルト市街のすぐ南を流れるマイン川を渡り、大都会、フランクフルトに近づきました。空港から都心の中央駅まで、こんなゆっくり運転でもたった15分ほど。
-
行き止まりのドームで覆われた駅にゆっくりと到着。
18:18。もう夕闇が近づく時間。
駅の案内ボードにも灯りがつきました。 -
下車客はあまりなく、乗車客がさらに増え、デッキもさらに満員に。
-
8分間停車で18:26発車。定時なら16:54ですから90分遅れに拡大してます。このドアに若い警官が乗ってきました。添乗なのか公務なのか?
-
もと来た線路を戻ります。再びマイン川を渡ります。ちょうど日没。
-
フランクフルト空港への線路を右に分け、デルタ線のフランクフルト空港からの線路と合流し、さらに南下。どこまで行っても右の窓に夕景が。
あれ、方角的にはすぐ東に進路を変えてビュルツブルグからニュルンベルグに行くはず???
なんでいつまでも南に向かう?
いきなり行き先が変わった??
また一気に汗がでます。が、デッキにある案内ディスプレイはちゃんとミュンヘン行きだし、ニュルンベルグ経由だし、それを信じよう。
それにしてものろい。在来線区間とはいえ、動いたり停まったり、速くても60km/hくらいののんびり運転。
そのうちやっと進路が東を向いた。駅名を見ると「ダルムシュタット北」。デッキに地図が貼ってあったので確認するとフランクフルトの真南30kmの街。迂回運転だわ。そういえば、数日前にドイツ鉄道のHPでフランクフルト早朝の列車の検索をしたら早朝の数本の列車が時刻表の時間より30分くらい早い出発になっていて、ニュルンベルグから先は普通の時間だったので、たぶん工事か何かで減速運転なんだろう、と思ったのです。が、この状況からすると、夜間工事が朝までの予定で、早朝の列車は迂回運転、ということだったのか、と納得。そして、なんらかの原因で夕方の今までその区間が不通なのだろう。と考察。でもさっき飛行機から見たらフランクフルトの南側の線路をICEが走ってたよなあ。
帰国後に調べてもこの迂回運行の原因はわかりませんでした。 -
動いたり停まったりをくりかえし、低速運転のままアシャッフェンベルグに19:26到着。フランクフルトから本来30分のところ1時間かかりました。定刻なら17:23なので、この時点で123分遅れ。ずっと立ちん坊。降車客はわずか。
アシャッフェンベルグ到着の案内放送があってからも何回か停まったり動いたりを繰り返しだったので、下車のため座席からデッキに出てきた人が10分以上デッキで待ちぼうけ。ちょっとかわいそうでした。 -
アシャッフェンベルグをでてからは快調に飛ばしはじめました。
私の立ったデッキは食堂車の隣。しばらくすると車掌さんと食堂車のスタッフにより食堂車の倉庫からダンボール箱が運び出され、その場で開封。まわりの人たちにミネラルウォーターが配布されました。まあ、車内は混雑してるし、25℃超だろうなあというくらい暑いし。おわびなのでしょう。日本でもやってくれないかなあ。
そういえば警官はフランクフルトからずっとまわりの人と楽しそうにおしゃべりしてました。
続けて車掌さんが「遅延証明書」と封筒を配布していきました。列車名が印刷してありました。たしか遅れ6回でジャーマンレイルパスでも返金があるはず。もらっておきます。(あ、今日はまだジャーマンレイルパスの利用じゃないわ。) -
なお、これがその遅延証明書。
右は封筒。
左の本紙に書き込んで送るようです。
なお、本紙の裏面には60分遅れ、のところに乗車列車の列車番号の記載がありました。
本当は120分遅れなのに。 -
デッキに、このように小さいですが案内ディスプレイがあります。
現在の速度とかも出ます。
250km/hでています。在来線から高速線に入ったようです。ようやくドイツ新幹線ICEの本領発揮。 -
ヴュルツブルク20:03到着。120分延。
3分遅れを縮めました。
ヴュルツブルクの先で普通列車を追い抜き。その際、なんとICEの方が待避線側から追い抜き。うーん。通常運転の普通列車を優先したかあ。 -
ふと、目の前の表示に目が止まりました。
ほとんどがドイツ語ですが、下の方に英語がありました。
「この車両はエアコンが故障してます。別の車両をご利用ください。この故障はすでに工場に修理依頼済みです。できるだけ早く修理します。」とのこと。それで暑かったのかあ。
このようなシールが用意してあって、貼ってそのまま列車走らせているところをみるとエアコン故障など日常茶飯事なんでしょう。なお、たしかにこのあとのドイツ旅行中に2回見ました。表示はないけど異音がすごいことも一度。 -
ヴュルツブルクを出ると次は55分でニュルンベルグ。ここで快速に乗り換えインゴルシュタットを目指します。
それにしても車掌さんの案内放送は早口すぎるし、発音がなんかひっぱった感じで駅名が聞き取れません。窓の外、駅名表示を確認し、下車。
半分くらいの人が下車して、このあたりの中核都市なんだな、と感じます。
20:54着。115分延。5分短縮。
それにしても約3時間立ちっぱなし。さすがに疲れました。
ドイツ新幹線ICEの乗り心地(座り心地)の体験は明日以降に。 -
エアコンが故障していたのはこの車両です。
ちゃんと直ってるかなあ。冬に暖房ないとたいへんだからさすがに直ってるかな。 -
乗っていた列車の発車を見送ります。
定刻なら5分停車のところ3分停車で出ていきました。
ミュンヘンには110分遅れくらいかな?
実はドイツ鉄道のHPには過去1ヶ月の列車運行状況を見ることのできるページがあるのです。帰国後にそのページで調べてみると、この列車は90分遅れくらいの表示でした。
ページ記載の数値は最大遅れの時間ではないようです。途中の駅の分も含め平均の遅れの時間なのかしら。ちょっと変でした。
また、ICEの定時運転率(遅れ5分以内)はざっと70%くらいのようです。
このページ、特定の列車や特定の種別を選択しての統計や特定日の遅延ランキングもとることができて面白いです。 -
事前に日本で調査したとおり、インゴルシュタットに停まる快速(RE)は12番線の発車でした。(ドイツ鉄道のHPでは停車各駅の番線までわかるのです。)(おまけに各駅の全列車の発着時間の一覧もあります。)
地下道を通って移動。
この区間は2時間ヘッド。ちょうど2時間おくれたので、接続はぴったり。 -
この列車です。この快速は高速新線を使用するので、200km/h対応のIC(インターシティー)用の客車を使用、と知っているので、ぱっとわかります。もちろんホームの案内表示と車両の車両側面の案内表示は確認します。
-
車両側面の案内表示。昔は標識板だったような。
-
側面。まさに特急用車両を塗り替えただけです。
なお、ヨーロッパ時刻表では「ハイスピードRE」と書いてありました。
ここで、となりにミュンヘン行きのICEが入ってきました。ここニュルンベルグはベルリンやハンブルグからのICEもあるので1時間に4本もICEが来ます。あ、もしかしたら、と、ドアのところに立っている車掌さんに「すみません。インゴルシュタット停まります?(英語)」と聞くと「NO、ホーム向かいの列車を。(英語)」と即答。こういう突然のときは時刻表を調べるのも面倒なので聞くのが一番。どうせ、旅の恥はかき捨て。下手な英語でも恥ずかしがらず、がんがんいきましょう。
と、これでこの快速の利用が決まりました。 -
乗車してみると、車内も特急用そのまま。リクライニングシート。間接照明。豪華な快速です。
ただ、昔の匂いが染み付いています。
乗車率は30%くらいです。やっと座ることができてほっと一息。 -
FRP成形らしき窓枠やゴムによる窓固定方法が1970~80年代の車両であることを示しています。豪華特急の時代の末期あたりでしょうか。
窓枠のエアコン吹き出し口が珍しいです。日本だと小田急の昔のロマンスカーNSE3100系が使っていた方式ですが、能力不足で後に屋根上に冷房増設してたっけ。
左の銀色の箱は灰皿ではなくゴミ箱でした。 -
21:10定刻発車。
この快速は機関車牽引の客車列車です。滑るような走りです。
さすが特急型客車。
座席も日本の特急とほぼ同じで親近感の湧く車内です。
金曜日の夜なので酔っ払って上機嫌の人も多かったです。
駅に停まるごとに人が減っていきます。通勤列車ですね。なんと豪華な通勤列車。うらやましい。 -
このガラス。昔の禁煙室と喫煙室の仕切りの名残かなあ。
車掌さんが検札に来ました。
ドイツ語で「グリュースゴット(こんばんは)」と挨拶してあらかじめ印刷してあった「レール&フライ」の紙を渡します。ハンディースキャナーで2次元バーコードを読み取り、日付スタンプをがしゃっと入れてくれました。
あ、今回の旅で初のドイツ語だわ。 -
21:56インゴルシュタット到着。定刻です。
やっと着いたあ。無事に。(無事?)
あ、列車の向こうに今晩のお宿、インターシティーホテルインゴルシュタットが見えてます。今日は駅前ホテルです。 -
外国の車両特有の列車のステップ。これを見ると日本のフラットな乗車口がいかに便利かがわかります。
でもこの段差も旅情なんですよねえ。 -
駅のコンコースです。
改札口はないのでそのまま出ます。
壁が昔の地図になってます。城郭都市なんですねえ。
鉄道の線路も書き込まれてますが、かなり古い時代の路線図のよう。
時計の左下がインゴルシュタット駅ですが、
ドナウウェールト行きの路線が駅の北から分岐してるわ。 -
と、ちょうど22時で駅のお店が閉まり始めました。
あ、今晩の食事・・・。
それは後回しにして、まずはこの赤銀のボックスは駅の切符の自動販売機です。
が、時刻表検索とその結果のプリントもできるスグレモノ。
明日の予定の行程の列車を全部確認。運休や時刻変更のないこと、発車番線など確認。全部プリントアウトします。 -
プリントアウトされたものはこんな感じ。小さい紙は列車3本分の時刻表のみ。大きい紙はそのうちの1本の詳細、です。これは今回のドイツ鉄道旅でプリントアウトしたものすべて。80枚くらいありました。
-
駅を出ると真っ暗。お店は何も見えません。これがICEも停まる都市の駅前かしら。夕食食べ損ね決定。
えっと、まあ、まずは駅を出て右に30秒。ホテル到着。
不慣れな外国旅行。最初の晩くらいはこのように駅前ホテルがいいでしょう。安心です。 -
入口はシンプル。
-
22時すぎなので、今日チェックインでは私が最後のお客かしら。
チェックインは英語で簡単な会話でOK。名前さえ伝わればいいのですから。
印刷して持っていったブッキングコムの予約確認書を見せるまでもなく。
でも一応、会話をしてみます。電車が遅れて大変だったことを言ってみます。
遅れてすみません、といった感じ。わかってはもらえたようです。
そして、ごゆっくり、と言われカードキーを受け取り、エレベータへ。と動かない。
と、あとから来た人がカードキーがスイッチなのよ、と教えてくれました。外国では普通にある形式のようでした。
やっと部屋に到着。
新しくてきれい。水回りもきれい。いいホテルだわ。
高いけど(早割で60ユーロ、約7800円)。
まあ、ドイツではどの都市でも、1人で泊まっても2人で泊まってもほぼ同価格のようでした。要は部屋代、ですね。1人旅は高くつきます。 -
このホテルの素晴らしいところはこれ。目の前が駅のホームです。鉄道好きにはたまりません。素晴らしい環境です。
あっと、ホームから直接このホテルにも入れるようです。
改札がないから当然です。明日はこれをやってみよっと。 -
窓の外はひっきりなしにいろんな列車が来ます。インゴルシュタットはドナウ川沿いで、交通の十字路になっている拠点駅なんです。貨物列車もひっきりなしでした。
-
飴ちゃんと、水(炭酸入り)がサービスで置いてありました。
夕食・・・。
ふと、今朝の成田のホテルで食べ損ねたあんぱんがあることを思い出しました。
これを夕食に。なんとまあ。
日本と違って部屋に電気ポットがないので暖かい飲料が飲めないのが残念です。 -
さて、明日の天気予報をみましょう。
というか、TVつけたら偶然やってました。
なので、このあとホテル泊まりのときは同じ時刻に見てました。
ちょっとづつ時間はずれてましたがだいたい22:20ころです。
ドイツは高気圧に覆われているようです。
これならしばらく上天気でしょう。 -
今晩の気温。夜でも10℃あるのかあ。けっこう暖かそう。
-
明日の最高気温予想。
22~25℃ですかあ。夏日ではないですか。
半袖もってきてよかった。 -
今後の天気。少なくとも3日間は天気よく暖かなようです。
シャワーを浴びて、寝る前に一旦明日の行程の復習をして布団に入ります。
明日はきちんと列車、動きますように。
明日はネルトリンゲンをちょっと観光してからミュンヘン観光の予定です。
今日の事件を列挙します。大幅遅延・直前のホーム変更・編成変更・迂回運転・冷暖房の故障。そして大混雑。よくネットで見るドイツ鉄道の悪評のほとんどを今日1日で味わったようです。
しかし、今日のこれらの事件は今後始まる不安と苦難のドイツ鉄道旅の序章にすぎなかったです。 -
ところで、持参したフランクフルト空港からインゴルシュタットまでの自製の時刻表です。
ドイツ鉄道のHPの検索結果をエクセルに貼り付けたものです。
到着や発車の番線までわかるので便利です。
この一番上の時間の列車に乗る予定だったのですが、その80分遅れの1本前の列車になりました。すなわち、当初予定の20分遅れで空港駅を発車。インゴルシュタット到着は1時間半遅れになりました。
なお左欄注釈の「runs not everyday」
というのは「毎日がこの時刻ではありません」という意味で、「他の日は時刻変更の可能性があるので注意」くらいの意味でした。「この日は運転しないかも」という意味かも、と当初かなり悩みました。
また、右の部分に「何々駅から何々駅の間は混雑してるので指定席をとることをおすすめします」という文章が入っています。そんな情報もあるので便利です。
なお、帰国後、ドイツの報道を調べてみました。
遅延の原因がわかりました。この日の朝、ドイツ高速新線ライン・マイン線(フランクフルトとケルンの間)で満員の新幹線ICE3の車内から出火、車両全焼。合わせて電線や信号設備も焼いてしまったので高速線が通行止めになり、全列車ライン川沿いの旧線を迂回運行、ということでした。このときはそんなこと知る由もなく・・・。
それにしてもドイツ新幹線の丸焼け、なんて重大事件でしょうに、なぜか日本では全く報道されなかったようです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
-
前の旅行記
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 準備計画編
2018/10/11~
ドイツ
-
次の旅行記
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 2日目 バイエルンからザルツブルグへ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 プロローグ JAL直行便でフランクフルトへ
2018/10/11~
フランクフルト
-
海外旅行。成田での前泊でリラックス?
2018/10/11~
成田
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 準備計画編
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 1日目 はじまりは大幅遅延から
2018/10/11~
フランクフルト
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 2日目 バイエルンからザルツブルグへ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 3日目 バイエルンで国際列車乗り歩き
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット 簡易寝台(クシェット)体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 4日目 モリー鉄道SL乗車とシュベリーン城
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 5日目 ポーランドに寄り道のあとベルリン観光
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット 2階建個室寝台体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 6日目 スイスからフランスに寄り道のあと、エーベルバッハへ。
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 7日目 ライン川沿いをむなしく1往復半
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット デラックス個室寝台(トイレシャワー付き)体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 8日目 ミッテンヴァルトでアルプスハイキング
2018/10/11~
ミッテンヴァルト
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット コンパートメント(座席車)体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 9日目 バイエルンチケットで高原から森林へ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 10日目 オランダとベルギーに足を伸ばす
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 11日目 モノレールとICE高速線走行
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 エピローグ まとめ。そして日本へ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ベルリンからポーランドまで 歩いて国境越え。
2018/10/16~
その他の都市
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ミュンヘンからチェコとの国境がホームにある駅へ。
2018/10/20~
その他の都市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
フランクフルト(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ジャーマンレイルパスで巡る夢と不安たっぷりのドイツ(+7カ国)鉄道旅行
0
56