2018/10/11 - 2018/10/23
13640位(同エリア29307件中)
きゅういとせろりさん
- きゅういとせろりさんTOP
- 旅行記575冊
- クチコミ6085件
- Q&A回答1件
- 1,423,232アクセス
- フォロワー30人
永年の夢だったドイツ鉄道旅行の機会が訪れました。10ヶ月前からヨーロッパ時刻表や旅行記や紀行本など読んでイメージを膨らませ、4ヶ月前にはだいたいの計画を立て、2ヶ月前には必要な飛行機や列車やホテルをネットで予約し、10日前になってようやくざっくりとした現地での行程計画をたておわりました。閑散期なのでこんなペースです。
最大の難関はコトバの壁。ドイツ語はさっぱりわからず。英語も少ししかわからず。トドメはスマホなし。翻訳ツールなし。まあ、なんとかなるでしょう。
今回の旅の目標は、ドイツの鉄道を楽しむこと。個別目標は全タイプのICE(ドイツ新幹線)に乗ること、夜行列車の全クラスに乗ること、食堂車を体験すること、SLに乗ること、乗り入れてくるいろんな国の列車に乗ること、そして周囲の国にちょっとづつ足をつけること。鉄道以外ではドイツの田舎町に泊まること、アルプス地方でハイキングすること、エーベルバッハで日本語パンフをもらうこと、などです。
この準備編では、交通機関や切符の選び方、予約の手段など次回の自分の旅行時の参考にもなるような事柄を順を追って並べてみました。
何かの参考になれば嬉しいです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
永年の夢だったヨーロッパ鉄道旅行。ついに行くことができる年になりました。
勤続表彰でまとまった休みが取れるのです。
まずはイメージをふくらます作業です。
昔から本だけは家にありました。
いったいいつの時代のもの?という本も混ざってます。
見たら1977年とか1979年でした。豪華国際特急TEEの時代です。
父親から譲り受けた本です。
当家は3代続く鉄道好き、なんです。遺伝するんですかねえ。 -
最初はアルプスの景色への憧れからスイス登山鉄道乗り倒し、を考えていたのですが、登山鉄道は予約必須だったり、個々の鉄道が離れているし、速度は遅いので時間はかかるし、なによりスイスは物価が高くて個人旅行では難しい、という結論になり、方向転換。
ドイツなら各国の鉄道車両が乗り入れているのでいろんな国の車両に乗ることができて楽しいし、なにより座席指定しなくても特急に乗ることができるので自由に動き回れる、というので、スイスはいつかパック旅行で行くことにして照準をドイツに合わせました。
旅行決行の約1年前です。
詳細なガイド本とイメージの把握のためのガイド本でさっそく情報収集。もちろんネットも重要ですが、初期段階でイメージをつかむにはまとまった本が一番です。 -
このような冊子を旅行会社で偶然に入手しました。
初心者にはうれしい記事がぎっしり。
目についたらもらいましょう。 -
最初のページに今年のトピックがあって参考になりました。
-
鉄道パスの説明もけっこう詳しいです。
-
各国の鉄道パスの料金一覧表もあります。
鉄道パスは7日間とか10日間とかの連続タイプと、指定日数でとびとびでも使えるフレキシータイプがあります。
ドイツだけ、とかの1カ国のみの鉄道パス以外に、周辺の国とセットの2カ国や3カ国タイプもあります。
なお、ドイツ1カ国だけのパスのことを「ジャーマンレイルパス」と言うことがこの時点でようやくわかりました。 -
各国の列車の写真なども。
ただ、鉄道好きにとっては、わからないことも多いです。
ジャーマンレイルパスで乗れない列車があるような。
予約必須のマークがある列車でもドイツ国内では予約なしで利用できるのか?
また、包括運賃の列車などは、ドイツ国内であってもジャーマンレイルパスでは乗れないのではないか?など。
そのあたりはネットで検索したり、上記ヨーロッパ時刻表の注記を判読したりして調べました。
さらにはヨーロッパ時刻表には、使用列車タイプの表示はなく、国際列車のどの列車にどの国の客車が充当されるのかも書いてないです。このあたりは走行区間の特徴から使用形式を想像し、日本の相互乗り入れと同じように夜に自国に帰る列車がその国の車両だろう、と予想、など。
こうしてドイツ国内でフランスのTGVやデンマークのIC3やスイスのパノラマ1等客車にジャーマンレイルパスで予約なしで乗車できることが判明。まあ、最終確認は現地でするとして。
ただ、イタリア行きのICのオーストリアまでの区間は予約なし乗車が可能か?、や、ポーランド行きのICはドイツ国内なら予約なしで乗車できるのではないか?、や、TGVでもマンハイム経由フランクフルト行きはジャーマンレイルパスでは乗れないのではないか?、についてはわからないままです。 -
その前に、日の出と日の入りの時間の確認、それと気温の把握。
ガイド本に書いてあるのは毎月の1日の時間や気温のことが多いので、中旬や下旬は大きく変わります。
ネットで日の出日の入りの時間や前年の気温や天気の実績を調べます。
その結果、10月中旬なら天気は安定して晴れ、雨の確率極めて低く、最高気温20℃くらい、最低気温10℃くらい、日の出は8時、日没18時、とまだ寒くもなく暑くもなく、紅葉があって、閑散期、と私にとってベストシーズン。ここに決めました。
ドイツは11月はじめくらいから1月はじめくらいまで曇りの日が連続するようで、10月は冬の前の輝きのような時期です。オクトーバーフェストの時期ですね。現在のミュンヘンのビール祭り、オクトーバーフェストは9月に繰り上がってますが。
なお、ドイツの国土は広大ですが、この季節なら高山でもないかぎりあまり気候気温の差はないようで、それは不思議でした。(冬は大きく差が出るようです) -
さて、いろいろいそがしく、具体的な計画は決まらず。そのうち突如、別の長年の夢だった飛鳥クルーズに行くことにしたので、ドイツ熱が一瞬消えかけたのですが、今を逃したら、というので7月に気力復活。
まずは飛行機と宿泊のパック旅行にするか、飛行機もホテルも自分でとる個人旅行にするか?です。これは一発で決まりました。ドイツは旅行先として人気ないのか飛行機と宿泊のパック旅行はほとんど見当たりませんでした。ならば航空機会社のダイレクトパッケージ(飛行機切符に自分でホテルを組み合わせて一括購入)ですが、自分のようにまだどこに行くか決まってない段階では泊まる街すら決められないので利用できず、自動的に個人旅行に。
そこで最初は飛行機です。
飛行機の価格比較サイト(エアトリを利用)でヨーロッパまでの価格を調べます。日時をいちいち指定せねばならないのが面倒なところ。それに出発地は羽田・成田でいいのですが、到着地をいちいち設定せねばならないのもまた面倒なところ。ドイツはフランクフルトとミュンヘンとデュッセルドルフに直行便があるので、そこをメインに周辺国もちょっとだけ調べます。結果、中東経由の乗り継ぎ便は10万円を切っていたのですが、直行便は15~18万円くらいが相場と判明。乗り継ぎは初心者にはつらいなあ、ということで、直行便に絞って調べていたらJALが曜日を選べば13万円で安かったので、これにしました。ここで念のため直接JALのサイトで見ると、ドイツ到着後と出発前にドイツ全国へICE(ドイツ新幹線)に24時間以内で無料で乗り継ぎ可能というプラン(レール&フライ)を発見。まさに鉄道好きのためにあるような制度。これに決めました。
JALのサイトだと路線を決めてしまえば、出発日と帰着日の三角マスで料金の一発比較ができるので、ここで日程の微調整を終え、金曜出国火曜帰国の12日間ドイツ旅行となりました。 -
そしてなにより航空券の予約です。
一旦決めたとはいえ、いろいろ迷って数日たつうちに値段が高くなっている日も。
あわててJALのサイトから予約します。
が、この「ドイツ鉄道乗り継ぎプラン(レール&フライ)」、ネット予約のしかたがわからないのです。
行き先に「ドイツ鉄道」を指定すると、乗り継ぎのドイツ鉄道の出発時間を1時間単位で決めねばならないという。この時点ではドイツ国内の行き先も決まってないし出発時間などわかるわけなく、しかも到着日にフランクフルトに泊まって翌日利用も選択肢に考えていたし、帰国便の出発前日にフランクフルトに泊まることも考えていたし。もちろん、注意書きには「指定の時間と電車の時間は関係なし」と書いてはあるのですが。
JALの窓口に電話して、そのような場合にどうやって列車時刻を選択するのか聞いてみると、係員の方は少々お待ちを、とどこかに聞いてくれたようで「翌日の時間で予約を」というのですが、2日間有効の切符が翌日の発券でいいのだろうか?と不安になってまた電話すると今度は別の方が「到着日の一番早い時間で予約を」というので不安に。
結局、適当な時間で予約して、「有楽町 JALプラザ 」に行って、支払いのとき改めて確認。すると、係員の方はどこかに電話して「予約をドイツ到着当日にしておけば当日も翌日も利用できます」「予約をドイツ出発前日にしておけば前日も当日も乗れます」と言って、私の予約時間から修正して発券してくれました。
ちょっと不思議なのは「24時間以内乗り継ぎ、というのはドイツ到着時間から24時間以内に電車を降りていること、ドイツ出発便の時間の24時間前以降しか乗車開始できないこと」と言われたこと。外国は「乗り継ぎ」の概念が違うのでしょうね。 -
次はドイツの現地交通手段です。
私は最初から「ジャーマンレイルパス」利用と決めていました。それもどうせ行くなら1等。
この乗り放題切符、ドイツ新幹線ICEも乗り放題ですがかなり高価で1等は1日あたり7000円くらい。2人利用(ツインパス)なら2人目は半額なのですごくお得なのですが。
なお、ジャーマンレイルパスには連続タイプとフレキシータイプがあります。違いは後者は間を開けて飛び飛びの日での利用が可能なこと。その利便性のため若干連続タイプより高価です。といっても7日間用までなら一律10ユーロくらいの差なので1日あたりにしたら200~400円の差。利用価値大です。
ところで、普通のドイツ旅行だと必要区間だけ早割でネット購入(長距離の1等でも3000円くらいから有り)して地方ごとのフリー切符(だいたい1人3000円くらい。2人以上なら1人あたり約650円増だけ)や都市ごとのフリー切符(1300円くらい。2人以上は同じように安い。)と組み合わせたらその方が圧倒的に安いです。とくに2人以上で旅行するなら。なのでジャーマンレイルパスは1人だと普通はモトがとれないくらい高価ですが、鉄道に乗ることが目的の私の旅行にはうってつけ。
なお、「ICEスプリンター」はジャーマンレイルパスでは乗れない、という古い情報もネット上に散見されますが、ICEスプリンターが一般化した現在は普通のICEと同様に指定なしで乗車できます。
写真はパンフですが、ドイツ鉄道のHPにこれと同じPDFがあります。
このジャーマンレイルパス、どこでいつ購入するかが大切。
頻繁にキャンペーンをやっているのです。しかも毎回、対象期間や対象の日数、割引率が違うという。
なので、実際に使用する直前まで購入を控えました。
結果、旅行日の2週間前にキャンペーンの発表があり、5日間用と同じ価格で7日間用を手にすることができ、旅の自由度が上がりました。
キャンペーンは春と秋と冬はお得なものが多いようです。 -
ジャーマンレイルパスはドイツ国内だけでなく、この地図のオレンジ色のラインを使って外国にも行くことができる特典がついてます。
ドイツに接する国はポーランド、チェコ、オーストリア、スイス、フランス、ルクセンブルグ、ベルギー、オランダ、デンマークの9カ国。このうちフランス以外の8カ国と、途中の国をすっ飛ばしてイタリアまで行くことができます。
でもよく見るとほとんどが高速バス利用で、鉄道利用はオーストリア、スイス、ベルギー、イタリアの4カ国だけのようです。なお、のちにドイツ鉄道のHPと地図を眺めていると、チェコ(バイエリッシュ・アイゼンシュタイン駅と同じ場所にチェコの駅あり。)とオランダ(フェンロー)は各停なら鉄道で行けることが判明。よって鉄道で行ける国はドイツ含め7カ国でした。イタリアのボローニャやベネチアやミラノまで行けるのはすごいです。ただ、座席指定が必要なようです。そして夏は人気路線のため座席指定をとるのが困難だそう。また、スイスの飛び地のようなシャフハウゼン周辺も乗車可能なのでラインの大滝も観光できます。あと、オーストリアのザルツブルグまでとスイスのバーゼル・バッディッシャー駅までも可能です。ジャーマンレイルパスのHPにPDFで乗車可能な列車と区間の一覧がありました。かなり高い解読能力が必要ですが。
この段階でこの地図にあるくらいの地名と場所はだいたい暗記してしまいました。これ、けっこう大事です。現地で行き先を見て直感で動く必要のある場面がよくありました。
他にもジャーマンレイルパスの特典として数カ所の歴史都市のシティーカード(交通や観光施設が割引になる)の無料入手や、アウトレットモールでの特典、ボーデン湖やライン川の観光船の割引などがありました。 -
というわけで実際にジャーマンレイルパスを購入したのは10月なのですが、話の都合上ここでその写真を。
ジャーマンレイルパスは現地でも購入可能なのですが、キャンペーン価格は現地購入には適用されないので、日本で購入可能な旅行会社HP(4社見つけました)や旅行会社窓口での価格、ドイツ鉄道HPからの直接購入などを比較して一番安価で手数料も送料も無料だったマックスビスタトラベルでネット注文しました。毎回、各旅行会社で高かったり安かったりするので、とくにここがいつも安いわけではないようです。各社の為替の読み、なのでしょうか?
ネット注文後3日くらいで送られてきました。これは紙ケース。
なお、旅行会社窓口では、系列のネットの会社を紹介され、そちらの方が圧倒的に安いですよ、それに窓口だと1080円の発行手数料がかかりますよ、と言われました。
なお、ドイツ鉄道HPからネット購入の場合、連続タイプはメールにPDF添付で送ってもらうことも可能なようですが、フレキシータイプはドイツからはるばる郵送されてくるそうで、日程的に余裕をもった購入が必要です。 -
切符本体。このような簡単なものです。
使用開始手続き(バリテーション)はドイツ現地だと無料で駅窓口でやってくれますが、駅窓口が混雑してたらいやだなあ、と、早朝から使い始める場合に駅員が居なかったりしたら手続きできないし、ということで、たった500円で日本でも可能とのことで追加で支払い、旅行会社にあらかじめバリテーションをしてもらいました。これで現地ですぐに乗車開始可能です。
これはフレキシータイプの使用済みのもので、自分で使用日を当日都度書き込み、乗車最初の列車の検札時に日付のスタンプを押されてます。 -
ジャーマンレイルパス以外に、特急を使わない田舎巡りの日は、各地方に設定のある地方パスを使用しました。ネットであらかじめ日本での購入もできますが、現地で駅の自動販売機で購入してみました。窓口で買うと手数料2ユーロが加算されるので。切符自体は縦10cmくらいの小さな紙です。横線のところに自分の名前を書いて使用開始します。これはドイツ南部のミュンヘンを含むバイエルン地方の「バイエルンチケット」です。検札ごとに日付スタンプを受けてます。ドイツでは必ずと言っていいほどICEはもちろん、どんな田舎のローカル列車でも検札が来ました。
この地方パス、ドイツ鉄道HPに案内があります。
ところで、HPの言語を「英語」を選択するとドイツ全土で13個の地方パスしか表示されないのですが、言語を「ドイツ語」にするととたんにバイエルンチケットだけでも派生系のチケットが26種も表示されます。チェコやオーストリアのインスブルックに行けるものやフランクフルトまで行けるものまで。いろいろ目的に合わせて選択しましょう。この地方パスは、だいたいは2人目からは1人あたりたった5ユーロとかとっても安価になりますので家族旅行にはすごくお得です。
あ、ドイツ鉄道HPは、かように言語を「ドイツ語」にしないと豊富な情報を得ることができません。これはドイツ鉄道に限らず、諸外国すべてそうですが。 -
電車に乗る距離が短い日は、普通に切符を購入がお得です。
これはオーストリアのインスブルック駅のラウンジの窓口で購入。
各停で1時間の距離で10ユーロくらい(約1300円)。日本より相当高い感じ。 -
乗りたい列車は数あれど、事前に予約購入必須な列車があります。
今回で言えば夜行列車「ナイトジェット」です。
昔のオリエント急行のような豪華寝台列車の時代ではないのは承知してますが、やはり個室シャワー付きの列車は魅力。
これを行程に入れる以上、あらかじめ日本で予約・購入する必要があります。現地で満席で立ち往生するわけにはいきません。
現地の行程の最初に計画を始めたのがこの列車の予約です。
写真は列車乗車時に入手したパンフです。 -
この夜行列車「ナイトジェット」でドイツ国内で利用可能なのは4区間、ミュンヘンとハンブルグ間、ミュンヘンとデュッセルドルフ間、ハンブルグとバーゼル間、ベルリンとバーゼル間。バーゼルはスイスですがジャーマンレイルパスでここまでは乗車できます。いえ、降りた後にジャーマンレイルパスを使用せずに別の手段でドイツに戻ってくるなら何もドイツ国内利用にこだわることはありません。
この「ナイトジェット」の設備は座席車、簡易寝台(クシェット)、個室、シャワートイレ付き豪華個室、の4種類。その全種類に乗ることが目標。しかも寝台は2階建と平屋があるので、その両方に乗りたい、という。2階建はベルリンからの列車だけらしい、ことをネットのブログ等で確認。
価格は座席車は運賃料金込みで、早割で29ユーロ(約3800円)、簡易寝台はそれにプラス20ユーロ、寝台(相部屋)はプラス40ユーロ、といった感じでした。なお、個室寝台は120ユーロくらい、豪華個室は180ユーロくらい、と一挙に値段が上がります。そして短距離だろうが全区間乗車だろうが同価格。ならば全区間乗車がお得です。
これらの価格は予約状況によって値段はプラスマイナス50%くらいと相当違います。また面白いのは、全区間乗っても一部区間だけ乗っても同運賃・料金のようでした。特筆すべきは座席車以外は朝食付きということ。クシェットと寝台車でちょっと内容が上がります。なお、当時は1ユーロ130円くらいでした。北斗星のシャワートイレ付きA個室ロイヤルが上野から札幌で36,000円くらいでしたから、それよりは安価です。
ここで、あらゆるガイド本には「鉄道レイルパスを持っていれば安価な『パスホルダー料金』で乗車することができます。」「パスホルダー料金の割り当て席数は少ないので早めに」とあります。でもドイツ鉄道のHPやオーストリア鉄道のHPでも、さらにはナイトジェットのHPからでも「パスホルダー料金」の説明も選択肢もないのです。結論から言うと、どなたかのブログにあったのですが「2018年の春からパスホルダー料金でのネット予約はできなくなった」ということのようです。
日本の旅行会社のHPでパスホルダー料金が明示してある価格表を見ると、直接現地の鉄道会社のHPで早割で予約した方がパスホルダー料金でなくとも圧倒的(座席車は1/3くらいの価格。寝台も70%くらいの価格)に安かったので、オーストリア鉄道のHPから英語で予約購入に挑戦となりました。ドイツ鉄道のHPから、ではないのは、このナイトジェットがオーストリア鉄道が運営している国際夜行列車だから、というのと、オーストリア鉄道のHPでは寝台の上段中段下段の指定が可能、ということのためです。(カーテンがないので女性は上段がいいのではないかと思います。一般的には窓の外を眺められ、出入りも便利な下段でしょう。)
個人の方のブログで丁寧な予約の仕方が書いてあったので、オーストリア鉄道のHPであらゆる日にちと区間ごとに上記4種設備ごとの料金を調べて書き出し、一番安い組み合わせの行程を作り上げました。間に1日ずつホテル泊を入れて4回夜行列車泊になりました。
上記のように運賃込みの料金でしか予約できないので、ジャーマンレイルパスは使えません。なので、別にドイツ国内に限定せず、オーストリアやスイスやイタリアに行ってみるのもいいでしょう。先の方に書いたようにイタリアやオーストリアまでジャーマンレイルパスは使える特典があるので、帰路にその特典を使うとか、往復ナイトジェットにしてみるとかもアリです。今回は1回だけオーストリアのインスブルックを終点にしてみました。 -
実際の予約は簡単にできました。メールでまず「予約完了」が、続いてPDF付きメールが送られてきます
それをプリントして持っていくだけです。
ちょっとびっくりは、列車運行がキャンセルになった場合の保険の案内があったこと。そんなに運休が多いのか?
あと、市内観光チケットはいかが?という案内もありました。 -
続いて必要なのはホテルの予約です。
まず、日本から着いた日のホテルと、ドイツ出発前日のホテル、それと上述のように夜行列車を最初に決めたので、夜行列車の到着地と次の乗車地までの間に1泊ずつホテル宿泊を入れます。
今回の旅行の目的が鉄道の旅なので、(鉄道さえ通っていれば)どの街に泊まるかは全くどこでもいいわけで、選択肢が多いと却って悩む、という。
そこで、ドイツ鉄道系列のホテル「インターシティーホテル」の全ホテルの、今回の日程の全部の価格を調べ、値段の点からホテルを決める、という手段に出ました。インターシティーホテルのHPで宿泊日を入れて値段を見る作業を繰り返します。知らない街も出てきてそのたびに地図で確かめます。
結果、大都市は高価で、地方都市は安い傾向の中、大都市近傍で安価な街を選び出しました。あとはブッキングコムでその街でさらに条件が良くて安いホテルを探す、という作業を繰り返しました。ネットで日本語で口コミを見ながら、日本のホテル予約と同じ感じで予約できました。いい時代になりました。なお、ブッキングコムを使用したのは4トラベルで一番ポイントが高かったから、ということと、安心のヨーロッパ系の会社だったから、というだけです。
なお、インターシティーホテルは宿泊するとその都市の市内交通2日間乗り放題の切符をもらえるのでお得です。 -
ブッキングコムだと、このように、予約確認書が自動で作成されますのでプリントして持っていけば安心です。ドイツ語版と日本語版が出るのも便利。
-
さてここで8月末。もう出発まで1ヶ月半しかありません。
ここからあらかじめ購入してあったこの時刻表の登場です。
昔は「トーマスクック時刻表」と言っていた気がしますが、今は写真の題名。本体2300円です。近所の本屋さんで普通に売っていました。
購入してからひまさえあればドイツのページをめくってました。
そのうち何ページあたりにどの区間が載っているか感覚でわかるようになってました。 -
細かい地図があります。高速線(新幹線)が2本線で表示されてます。
-
中はこんな感じで、日本の時刻表が読めれば、あとは注記記号を覚えればとくに難しいことなく扱えます。
まあ、基本数字ですから。
ところで、メイン路線でも高速列車ICEは1時間に1本が基本のようです。
案外少ないです。もっと増やした方がいいような?
最近、高速列車ICEは混雑が目立つ、という口コミが多いです。増発せずに車内改造で座席増やす程度でお茶を濁してるようです。今回、ジャーマンレイルパスを1等にしたのも、この混雑回避が目的でもあります。それでもICE等の特急で28回中2回座れないことがありました。2人旅だと10回くらいは座れないかバラバラの席だったと思います。それくらい混雑してます。
朝夕はビジネス客多し、昼は空いている、大都市を外れるとやや空いている、は日本と変わりません。 -
この時刻表、けっこうローカル線まで載ってます。
おどろくべきことに、どんなローカル線でも1時間おきに列車があるのです。
ローカル線にそんなに需要があるのだろうか?
行ってみてわかるのですがよく乗ってます。人口密度の高い日本でさえ、昼間は2時間に1本が普通なのに。そしてがらがらなのに。
とまれ、最初に決めたナイトジェットの行程の間を埋めるように、この時刻表を駆使して、だいたいの行程を決めていきます。 -
それ以外にも乗車したい列車の調査もします。
新型のICEが走り始めていて、その運用列車一覧がドイツ鉄道HPにありました。 -
その後、SLに乗ってみたいとか、イタリアまで行ってみたいとか、周辺国の全てに足をつけたい、とか、ドイツアルプスでハイキングしたいとか、絶景路線に乗りたいとか、周辺国から乗り入れの車両(とくにデンマークのIC3、フランスのTGV、スイスのパノラマ1等車、オーストリアのレールジェット)に乗りたいとか、ちょっとは観光したいとか、リンツやハリボーのアウトレットに行きたいとか、七転八倒してようやく、だいたいの行程が決まりました。
この時点で実は出発1週間くらい前。 -
そして細かい列車の時間を、ヨーロッパ時刻表を使って決めていきます。
まあ、実際には最初の2日間以外は、旅行先のホテルで次の日の行程を決めることが多かったです。なにせ、運休遅延などで予定を消化できず、後ろに計画がずれていくのですから。 -
散歩する街はだいたいの地図を書いて(または印刷して)持っていくことも忘れずに。
-
さて、以下はプリントして持参するものです。
まずは各種路線図。
これは地方パス(バイエルンチケット)使用時に備えて、印刷したものです。
バイエルンチケットのHPにあったものです。
乗車時にどのあたりを走行中か?や快速の停車駅がわかるので便利です。 -
ドイツ鉄道HPにあった、ICEの路線図も印刷して持参しましたが、これはカラーじゃないと大変見づらいです。いえ、カラーでもわかりにくいです。もうちょっとなんとかならないかしら。なお、IC(インターシティー)の路線図もあります。
-
次は時刻表です。
まずは上記「ヨーロッパ時刻表」は必携。
そして、主要移動区間は予定の列車の前後数本分をまとめた自製の時刻表を持参しました。
これはドイツ鉄道HPの列車検索の検索結果をエクセルに貼り付けたもの。
行き先がわかるし、発車番線もわかるし、これは重宝しました.
なお注釈欄の「runs not everyday」というのは「毎日がこの時刻ではありません」という意味で、「左記の日(曜日)にはこの時間で動くけど、他の日は時刻変更の可能性があるので注意」くらいの意味でした。
また、ICE・EC・ICだとこの部分に「何々駅から何々駅の間は混雑してるので指定席をとることをおすすめします」という文章が入っていることがあります。そんな情報もあるので便利です。
この時点で、紙のヨーロッパ時刻表と時間が全く違う列車があったり(たぶん工事の影響?)、ヨーロッパ時刻表に載ってないIC(インターシティー)が走っていたり、逆に乗りたいIC(インターシティー)がネット検索では出てこない、とか、いろいろ不整合な点が出てきました。基本的には現時点の検索結果、すなわちドイツ鉄道HPの検索結果を優先して旅行計画を決めていきます。
なお、列車検索結果で、列車番号をクリックすると、その列車の停車駅と発着時刻が表示され、その画面の駅名をクリックすると、その駅の発着列車が全部表示されるという便利な機能もあります。駅で列車ウォッチングする場合は時間ごとに順番に番線まで表示。日本の鉄道、とくにJRのHPでもこんな機能が欲しいところです。
また列車遅延時間検索の機能がドイツ鉄道HPにあって、参考のため調査しました。ICEはかなり遅れるらしいことはわかりました。 -
これは作った時刻表の目次です。
一部に駅の発着列車一覧、の文字が見えますが、前出のドイツ鉄道HPの機能を使った列車ウォッチング用の表です。 -
ヨーロッパ時刻表に載ってないもの、例えば地方のバスの時刻表も印刷して持参します。
これはミッテンバルトというアルプスの田舎町に宿泊すると無料で乗車できるハイキング用バスの時刻表です。
他、バイエルンチケットでヴィース教会に行くかも、というので、そのあたりの時刻表も持参しました。地方は本数が少ないので複数路線が1枚にまとまって印刷できて便利。 -
ただ、これらの検索結果はその時点のこと。
なので現地で再検索します。
実はドイツでは、駅の切符の自販機で、ドイツ鉄道HPと同様の列車検索ができます。そしてなんとプリントアウトもできます。これは便利。
乗車前日と乗車当日の確認と、頻繁に利用しました。
運休や遅延もリアルタイムで表示されます。
ただ、プリントされたものは正規の時間表示で遅れの印刷はされませんので、その場でシャーペンで書き込んだりしました。
バスは現地のバス停を確認するくらいしかできませんでした。
まあ、スマホがあればなんでも調べられるのでしょうけど。 -
最後に、出発前日になったら、このフライ&レールの切符をドイツ鉄道HPから取得、プリントし、持参します。乗車72時間前から発券可能です。
-
事前準備ではないのですが、これはレール&フライの帰国日の切符。
このきっぷ、乗車72時間前から発券可能なので日本であらかじめダウンロードできませんので、帰国前日に現地の駅の券売機から発券したものです。
発券のしかたはあらかじめJALのHPからプリントして持参しました。
そのとおりに簡単に発券できました。 -
あとはふつうの海外旅行の準備をして、空港へ。
楽しい旅のはじまりです。
以上、初心者の方にとって何か参考になりましたら嬉しいです。
なお、細かい点はさらに実際の旅行記の中でも触れていきます。
まあ、計画はいくらしっかりやっていても、旅というものはそのとおりには絶対におさまるわけありません。今回のドイツ旅行は、それはもうあらゆる事象のオンパレードで毎日がカーニバルのようでした。それもまたいい想い出です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
-
前の旅行記
海外旅行。成田での前泊でリラックス?
2018/10/11~
成田
-
次の旅行記
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 1日目 はじまりは大幅遅延から
2018/10/11~
フランクフルト
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 プロローグ JAL直行便でフランクフルトへ
2018/10/11~
フランクフルト
-
海外旅行。成田での前泊でリラックス?
2018/10/11~
成田
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 準備計画編
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 1日目 はじまりは大幅遅延から
2018/10/11~
フランクフルト
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 2日目 バイエルンからザルツブルグへ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 3日目 バイエルンで国際列車乗り歩き
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット 簡易寝台(クシェット)体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 4日目 モリー鉄道SL乗車とシュベリーン城
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 5日目 ポーランドに寄り道のあとベルリン観光
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット 2階建個室寝台体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 6日目 スイスからフランスに寄り道のあと、エーベルバッハへ。
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 7日目 ライン川沿いをむなしく1往復半
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット デラックス個室寝台(トイレシャワー付き)体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 8日目 ミッテンヴァルトでアルプスハイキング
2018/10/11~
ミッテンヴァルト
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット コンパートメント(座席車)体験
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 9日目 バイエルンチケットで高原から森林へ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 10日目 オランダとベルギーに足を伸ばす
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 11日目 モノレールとICE高速線走行
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 エピローグ まとめ。そして日本へ
2018/10/11~
ドイツ
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ベルリンからポーランドまで 歩いて国境越え。
2018/10/16~
その他の都市
-
ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ミュンヘンからチェコとの国境がホームにある駅へ。
2018/10/20~
その他の都市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドイツ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ジャーマンレイルパスで巡る夢と不安たっぷりのドイツ(+7カ国)鉄道旅行
0
38