2018/10/11 - 2018/10/23
6422位(同エリア27817件中)
きゅういとせろりさん
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- Q&A回答1件
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この旅行記のスケジュール
2018/10/16
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ケール駅
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ライン川を徒歩で渡ってフランスのストラスブールへ。
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ケール駅
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エーベルバッハ駅
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エーベルバッハ駅
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この旅行記スケジュールを元に
6日目はスイスのバーゼルから始まります。ジャーマンレイルパスでもスイスのバーゼル・バディッシャー駅までは乗車可能なのです。ベルリンからの夜行列車「ナイトジェット」 は38分遅れ。なので、寸前まで迷っていたシャフハウゼン(ここもスイスですがジャーマンレイルパスが通用)のラインの大滝訪問はあきらめ、素直にストラスブールとエーベルバッハ訪問とします。
表紙写真はエーベルバッハの街中にあったイノシシの像。「エーベル」はイノシシ、「バッハ」は川、なので、日本語で言えば「猪川」という街名になります。イノシシは2019年の干支ですから年賀状用の写真を求めての訪問です。というのは仮の目的でして、本当の目的は別のところに。
この街の観光案内所に日本語のパンフレットがある、という情報を入手。そのパンフ入手が目的なのです。日本語版のみ表紙に「エロイカより愛をこめて」というまんがの主人公の1人、「鉄のクラウス」こと「エーベルバッハ少佐」の絵がある、というのです。今はもう作られていない、とか、観光案内所になくホテルのフロントにしかない、とか、観光案内所ではなく別の案内所にある、とか、案内所は閉まっていることが多い、とか、いろんな情報があったのですが、はたして。
入手できました。表紙写真が目的のモノです。左が日本語版、右が英語版。右上はその中身の一部です。目的達成です。ただ、昔のパンフレットとちがってこの男性が何者なのか、と、この人物が描かれている背景などの解説がなくなってるのが残念でした。あと5年くらい早く来るべきでした。
オマケですが、ドイツでは別の「鉄のクラウス」も有名。SL製造会社です。このドイツ旅で最初に泊まったインゴルシュタット駅前にクラウス製SLが鎮座してました。これで両制覇です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ベルリンからの夜行列車ナイトジェットは7:44、隣国スイスのバーゼル・バディッシャー駅に到着。38分延。しかも、朝食がついているはずなのに車掌さんに忘れられて食べられず(まあ、これは半分自分にも責任が。朝食をもってきてもらう時間を指定しておくべきでした。)。
ここで、当初予定のシャフハウゼンでラインの大滝を見る計画を廃棄。ICEでオッフェンブルグ経由でフランスのストラスブールに向かう第2案に変更。まあ、旅行のときは今回のドイツに限らず、遅れたり不通だったりしたときに備えて第2案・第3案は用意してあります。 -
ということで、ICEの発車時間まで約40分間、駅の探検。
この駅も高い天井。 -
駅の外にはDB(ドイツ鉄道)のマーク。
ここ、バーゼルはスイスの街なんですが、ドイツの越境地みたいなものなんです。
この駅まではジャーマンレイルパスも使用可能です。
なので、この駅からICEが利用できるわけなんです。バーゼル バディッシャー駅 駅
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ドイツでもありスイスでもある駅構内にはスイスの特急とドイツの機関車が並んで待機中。
スイスの特急の方はイタリアの振り子特急と同じETR 610。
帰国後に知ったのですが、このタイプの車両を使うEC(国際特急ユーロシティー)がフランクフルトからスイス経由イタリアまで走っているとのこと。事前調査不足。ありゃー、このタイプの特急にも乗りたかった・・。 -
BLSというスイスの私鉄の電気機関車。けっこう旧型のはずですが現役のようです。そもそもBLSは「ベルン・レッチュベルク・シンプロン鉄道」なので、スイスでも南方の地域しか走ってないはず。なんでこんなスイスの北方に?
帰国後に調べると、貨物用として電気機関車はスイス広域で運用されているみたい。まさか会えるとは思わなかったので素直に嬉しかったけど、びっくり。これとほぼ同型の模型も持っています。 -
8:23発のICEベルリン行きが定刻到着。
1等席はほとんど満席でしたが2人席で空いている席をみつけました。
なお、ベルリンに着くのは15:28。7時間も走るんですねえ。 -
彼方の黒い森(シュバルツシルト)の山脈からの日の出。
このあたりはドイツでも西の果てなので、昨日のベルリンより日の出が30分くらいおそい感じです。8時30分くらいです。
この森の中を走る列車にもいつか乗ってみたいです。 -
9:30オッフェンブルグ到着。
降車より乗車が多い。 -
地下道を通って2番線のケール行きのローカル列車に乗り換え。
ケールはフランスとの国境の町です。この線の他の列車はフランスのストラスブール行きなんですが、このように国境の手前の駅止まりの列車もあります。そして、この列車は「ヨーロッパ時刻表」には載っていません。ドイツ鉄道の時刻検索で見つけました。このようにドイツ鉄道旅行では、紙の時刻表とドイツ鉄道のHPと併用で列車を探す必要があります。「ヨーロッパ時刻表」ではストラスブールまで行かない区間列車は掲載を省略されているようです。
ところでこの列車、いままで赤いドイツ鉄道の列車ばかり乗っていたので、黄色い塗装は新鮮。私鉄ですが、DB(ドイツ鉄道)の線路を借りて走っている私鉄ですのでジャーマンレイルパスで乗車可能。 -
車内。2両編成でした。斜めの窓桟がおもしろいですね。
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9:35発車。接続がいいです。
かなり走ってからいきなり直角に本線から分岐。デルタ線でカールスルーエ方面からの分岐線と合流。
その先、一面の菜の花畑。季節感が狂います。菜の花って春の花のはず。 -
ほんの18分で終点ケールに到着。この先のライン川がフランスとの国境です。
今はこのライン川が国境ですが、ストラスブールのあたりは独立国だった期間も。そして何度もドイツになったりフランスになったり。「最後の授業」という小説を思い出します。この小説、歴史と時代の背景を知ってまた関心したり。
自転車の人が多いです。列車から降りてすぐサイクリングしているようです。
なお、この駅のエレベータは自転車2台乗るのがやっと。5回くらいに分けて自転車組が使用してました。 -
駅前にフランスのトラム(市電)が滑り込んできました。
そう、前年2017年にストラスブールの市電が国境を超えてドイツのケール駅前まで乗り入れてくるようになったのです。国際トラムなんです。
今日はこれからトラムの1日乗車券でストラスブール市街に行き、中心街でちょっとトラムの観察をしてからストラスブール中央駅へ、そしてフランス国鉄(SNCF)からDB(ドイツ鉄道)直通のオッフェンブルグ行きの列車で帰ってくる予定です。1日乗車券はSNCFの列車に乗れるとか乗れないとか、乗れてもフランス国境手前までとかケールまで乗車可能とか、ネットにはいろんな情報が。
まあ、ストラスブール駅観光案内所で聞こうと思います。だめなら乗車券を買うまでのこと。 -
と、トラム乗り場にある切符の自販機が事前にネットで学習した機械とちょっと違う。なんかボタンがいっぱい並んでいてドイツ語だわ。たしかタッチパネル式のはず。あ、フランスのトラムとはいえ、ドイツ国内なのだから機械も違うんだわ。ということで、なんとなく一日乗車券はこのボタンかな、とは想像つくのですが、ちょっと考えて、あきらめ。歩いてドイツとフランスの国境を超えることにしました。そしてストラスブールの街歩きの浮いた時間をこの後訪問のエーベルバッハの町歩きの時間の1時間延長に充てることにしました。
まあ、トラムはどの都市の電車も大手車両メーカーの標準型で趣味的には乗っても面白くないし。見るだけでもいいかな。ということで。
前方に見えるアーチが国境のライン川を渡る橋です。
スーツケースを転がしながらそちらに歩き出しました。
次のトラムがきました。この区間、15分おきの運転のようです。 -
半分が歩道(プラス自転車)、半分がトラム、の鉄橋でした。
車は平行して渡る橋があります。
というより、トラムを建設したときに、橋を新設。その半分を歩道にしたのでしょう。 -
あ、となりの鉄道線をドイツからフランスに向かうTGVデュプレックスが。2階建のTGVです。新塗装だわ。
かなりゆっくり、100km/h以下のスピードで渡っていきました。
左がフランスです。 -
前日にみたポーランドとの国境の橋にもこの標識がありました。
下を行く船に橋脚注意の標識なのではないかと思います。
カモメがとまっていて、ちょっと間抜け。
と、カモメって海鳥じゃなかったっけ?
ここはライン川の河口から多分800kmはあるはず。季節感に続いて今度は地理感が狂ってきました。 -
さて、ケール駅から10分も歩くとライン川を渡り終えてフランスの土地に。
これで、オーストリア、ポーランド、スイスに続いて(ドイツ以外)4カ国目の外国です。まあ、川の真ん中あたりが国境なんでしょうけど。
ドイツからやってくるトラムを狙い撃ち。全面芝生の軌道。日本にもかなり普及してきましたね。なんか、ほんわかして気持ちいいです。公園の中を走っているみたい。 -
橋のたもとに引き上げ線が。フランス国内折り返し運用もあるのね。
しばらくすると走りだしていきました。
さて、フランス滞在時間5分ほど。
今度は平行する道路橋でドイツに戻ろうとしますが、取り付きがわからず。結局再びトラムの横の歩道を。 -
ライン川をこのような大きな川船が何隻も行き交います。交通の動脈なんですねえ。
どの船も同じくらいの大きさで舳先でレーダーが回転しているのが印象的でした。 -
手前が渡れなかった道路橋。向こう側の橋が往復渡ったトラムと歩道の橋です。
この区間、トラム開業時の窓が巨大なタイプの車両は運用されていないようでした。 -
あ、ラベンダー。秋なのに。またまた季節感が狂います。
ラベンダーって夏の花のような?
いい香り。 -
ドイツ側の桟橋にクルーズ船が停泊していました。
ライン川やドナウ川ではこのような川を運行するクルーズ船があります。
昼間は各都市に観光に行って、夜のうちに次の都市に移動。なかなか合理的です。
ただ、かなり豪華な船ばかりのようで、たいへん高価。将来も縁があるかどうか・・・・。
ところで、この長さ。川幅の半分くらいありそう。折り返すときはどうするんでしょう? -
ケールの街並み。
フランスに渡ったところが住宅街だったのに対し、ドイツ側は街の中心地。
たぶんドイツの方が物価が安いとかで、フランス側に街が発達しないのではないかと想像。 -
ケール駅に戻ってきました。
45分くらいの散歩でした。
このテントの向こうがサンドウィッチ屋さんでした。
1個昼食用に購入。 -
駅のホームに上がって、オッフェンブルグ行きを待ちます。
ここでサンドウィッチを取り出し、昼食。
というか、さきほどナイトジェットで朝食を食べ損ねたので朝食、かなあ? -
フランス方面ストラスブール行きが到着。すごいダッシュで出発していきました。
フランス国鉄の車両だわ。
ドイツ方面オッフェンブルグ行きもフランス国鉄の車両だといいなあ。
単に行きと別の形式の車両に乗りたい、というだけのことです。 -
と、すぐあとに、フランスの方からこれまたものすごいスピードでオッフェンブルグ行きの列車が滑り込んできました。さっき乗ったドイツの車両でした。まあ、車両自体はフランス製ですが。
食べてる最中だったのであわてて袋にしまい、停車位置も前の方だったようで走ります。しばらく停車してました。走らなくてもよかった。 -
まあまあの乗車率。国際列車ですしね。
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オッフェンブルグ11:20定刻到着。
乗り継ぎのICEはホーム対面の乗り換え。便利にできてます。
あ、1等車は前の方ね。オッフェンブルグ中央駅 駅
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11:28にベルリン行きICE到着。11:30発車。定刻運転です。
窓側も空いている席もあるくらいの乗車率。ICEは朝夕は混雑、昼前後は空席が多い、ということがなんとなくわかってきました。 -
この区間は高速運転。
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マンハイムまで約54分。
マンハイム駅。
この駅も立派。 -
駅前にトラムの駅が。と、トラムの線路の上をバスも走ってます。
乗り場が共用なんでしょうね。
まあたしかに利用者から見ればバスだろうとトラムだろうと目的地に行けばいいのですから。 -
駅舎内からホームを見ます。改札がないのがわかります。
そういえば写真の改札の向こうに居るICE、ここまで乗ってきた列車です。この駅で8分間も停まるダイヤなんです。時間調整のためかなあ。あるいは遅れても大丈夫なように余裕時間?
ところで、駅の出発案内。うーん。1時間以上遅れてる列車も。そして右下の方に、「フランクフルトとケルンの高速線の2つの小駅(ジークブルク/ボン駅とモンタバウアー駅)には止まらないので、詳しくはインフォメーションで聞いてみて」と出てるような。ドイツ語はわからないけど、たぶんそんな感じ。
まあ、今日は関係ないし、いいかな、と。
しかししかし、実は重要な情報だったのです。帰国後に翻訳してみると、実際にはこんな感じでした。「週末までジークブルク/ボンとモンタバウアー間(フランクフルト/ケルン)で列車は運行していません。出発前にお知らせください。」
これを知っていたら翌日の行動も変わっていたことでしょう。
ところで、上記現地案内表示だと、フランクフルト駅とモンタバウアー駅間と、ケルン駅とジークブルク/ボン駅の間は運転していたのでしょう。その後、フランクフルトの空港駅や中央駅でモンタバウアー駅の特別運転のICEという案内を見ましたし。また、「週末まで」は、たぶん「週明けから運転開始」でしょう。実際、そうだったようです。マンハイム中央駅 駅
-
さて、話をもとにもどします。
マンハイム駅からはまたローカル列車に乗り換えです。
12:38発のオスターブルケン行き。エーベルバッハ経由であることを確認。
乗り継ぎ時間14分。 -
4両連接、2本併結の8両編成。
途中の分割はないことを確認。
ドイツ鉄道旅行2日目の乗り間違い未遂の経験から2本併結の場合は慎重に確認します。 -
マンハイム定刻発車。20分走ると有名なハイデルベルグ。
まあ、普通であればこの駅で降りて観光、ですよねえ。
でも私は通過。
ハイデルベルグ中央駅は近代的なきれいな駅でした。
しばらく停車してました。 -
その先、2駅目、トンネルをくぐって出たところに駅が。ハイデルベルグ・アルトシュタット駅。
なんと観光の中心のアルト橋や旧市街まで歩いてたぶん10分くらいの場所(写真に写っているのはその1個上流の橋)。ハイデルベルグ城は今くぐってきたトンネルの上で、登り口まで徒歩5分くらい。観光ガイド本だと「ハイデルベルグ観光は中央駅から2~3kmあるのでバスで」とあるけど、2駅先のこの駅からならすぐ、なんですね。驚き。今度観光に来る時はこの駅から歩こう、っと。それより、知っていたら今回の観光ルートに入れたかも。
まあ、当初計画どおりエーベルバッハを目指します。
なお、写真は帰路に撮った写真です。 -
ハイデルベルグを過ぎると列車はくねくねと曲がるネッカー川に沿って走ります。きれいな景色。左右の丘の上には次々と古城が現れます。古城街道というくらいですから。この区間はドイツ鉄道でも有数の景勝区間なんです。
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川の向こうに古城が。写真にするとちっぽけでわかりにくいのが残念。
でも目で見てると目立つんです。 -
きれいな景色を眺めながらマンハイムから51分でエーベルバッハ到着。13:29着。
50kmなのでほぼ60km/h。 -
さて、このエーバルバッハ訪問が今日のメインイベントです。
「エーベル」は日本語で「イノシシ」、「バッハ」は日本語で「川」です。
2018年の干支は「イノシシ」。なのでまずは年賀状用の写真をこの街で探します。 -
エーベルバッハ駅。
格式の感じられる駅です。
さて、街の中のイノシシ探しに出発。 -
駅を出て左斜め、バーンホフ通り(駅前通り、の意)へ。
早速出ました。イノシシ。店頭の飾りのようです。まあまあ。色まで塗られちゃって。 -
観光名所その1。
ローゼン塔。
街を囲む城壁の4隅にあった櫓の1個のようです。 -
観光名所その2。
アルター・マルクト広場。
正面はホテル・カルプフェン。壁面にフレスコ画。この街の歴史や歴史上の人物のようです。フレスコ画はドイツでは南の端のオーバーアマガウやミッテンバルトというドイツアルプスの近くの街が有名です。実は今回訪問予定。事前に見ることができました。
隣は木組みの家。ドイツの代表的な建築です。 -
観光名所その3。
郷土資料館。
改装につき休館中でした。
なお、改装後の営業時間はHPによると、
火曜日と金曜日:15:00~17:00。
土曜日と日曜日:14:00~17:00。
それ以外は休館。週休3日、午後の短い時間だけ開館なんですね。
入場無料です。 -
この建物の入り口にもイノシシ。首だけ。水道かな?
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観光名所その4。
プルファー塔。登れるようです。が、今回はスーツケースを転がしているので断念。
その塔の根元に注目。 -
イノシシです。4匹も。子供のようですね。
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なでてみたり、またがってみたり。
持参の本をちょっと乗っけてみたりなんかして。 -
中身をちらりと。
実はこれがこの街訪問の理由のほとんど。 -
ちょっと離れて。ここにもイノシシ。分厚い金属板製。
後ろがプルファー塔。根元に小さく先ほどの子イノシシ4匹。 -
観光名所その5。
タールハイムシェ・ハウス。プルファー塔の隣です。
この町で一番古い建物だそう。昔は貴族の館。そのあと市庁舎や裁判所になってたり。現在はこの周辺の自然公園の案内所。
月曜と金曜は休館日。
火曜・水曜・木曜が14:00~16:30
日曜・休日は14:00~17:00。
ちょうど14時になったので入ってみました。展示がドイツ語では今ひとつ。すぐに出てしまいました。
いえ、とあるネットの口コミで、この建物に目的のパンフレットがある、と書いてあったので。でも見当たらず。間違いだったようです。 -
その建物の横の案内版。
観光案内所は別のところにあるようです。赤いインフォメーションの表示が。 -
通りを挟んで広場の向こう。現在の市庁舎です。ここに観光案内所があるようです。
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あ、エーベルバッハの市章です。
そのまんま。「イノシシ」と「川」です。
市庁舎の隣のビルの壁にありました。 -
市庁舎の前の噴水。ここにも市章が。でも上のほんとの市章よりちょっとかわいい。
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市庁舎の入り口。ここに例のパンフがあるに違いない。
インフォメーションの赤い表示が見えます。
その下に開館時間の案内がありました。季節と曜日で細かく分かれてます。
こりゃふらりとここに来ても閉まっている確率が高いわけです。
基本的に平日の10時から17時開館。ただし12時から2時間お休み。日曜祝日お休み。水曜のみ18時まで延長開館。土曜は夏季のみ午前中開館(冬季は休館)。
HPによると以下のとおり。
夏期(5~10月)
月・火・木・金:10:00~12:00、14:00~17:00。
水:10:00~12:00、14:00~18:00。
土:10:00~12:00。
日・祝:休館。
冬期(11~4月)
月・火・木:10:00~12:00、14:00~17:00。
水:10:00~12:00、14:00~18:00。
金:10:00~12:00。
土・日・祝:休館。 -
観光案内所入ってすぐ、サイケなイノシシ君。
観光案内の絵が体に書かれちゃってます。
さて、観光案内所は市役所の窓口のような感じ。事務所は広いですが、奥の方に年長の男性一人だけ。
「こんにちは(ドイツ語)」と大声で挨拶して、「すみません、日本語の観光パンフください(英語)」と聞くと、「入り口の横にあるよ」とにこにこ。ありました。ありました。日本語のエーベルバッハの観光案内パンフが。増刷されたのかいっぱいラックに挿してあります。
「これをもらうために日本からきました。」と言って「何枚かもらっていいですか?」「いいよいいよ。」と。
聞いてみました。「日本で有名なんです。年間何人くらい日本人来ます?」「200人くらいかなあ。」とのことでした。しばし、観光案内をしてもらって、「ダンケ」と挨拶して退去。
ということで、入手できました。次の写真のコレです。 -
左が日本語版の表紙。右は英語版の表紙。(中は見開き部分。)
違いが分かりますでしょうか? -
日本語版だけ、表紙にこのヒトの絵があるんです。
「鉄のクラウス」こと「エーベルバッハ少佐」。
青池保子作「エロイカより愛をこめて」の主人公の一人。1980年代に大流行した少女漫画です。いえ、ほとんどミニタリー漫画でした。なので男子も女子も読んでました。当時私も妹の買っていた漫画雑誌(プリンセス)を横取りして読んでました。
この漫画の作者が主人公と同名の町がドイツにあるのを知ってこの街を訪問。読者もそれを知って続々訪問。聖地と化したのでした。それが縁で作者がこの絵を描き下ろしたのだそう。(WIKIにありました)
10枚前と11枚前の写真に写り込んでいるコミックがそれです。わざわざ日本から持ち込みました。なにやってんだか。
なお、パンフの中は日本語表記が「エーバーバッハ」だったり「エーベルバッハ」だったり統一されてません。まあ、電車で案内放送を聞くかぎり「エーバーバッハ」なんで、戦略的にごく一部だけ「エーベルバッハ」表記にしたのかも。観光案内所(エーベルバッハ) その他の観光・遊ぶ
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さて、駅に帰りましょう。彼方に教会が見えます。
そして「dm」というドラッグストアが目に入ったので飲み物入手。そのあと1ユーロショップも見かけましたが、こちらは欲しいようなものがなく退散。街歩きで何やってんだか。
エーベルバッハ駅には14:22着。約50分の散歩でした。
郷土資料館が休みだったし、川沿いの散歩をやめたので散歩2時間の予定を1時間に短縮。 -
14:29。マンハイムに戻ります。ホムブルグ行き。都市近郊列車は中心都市を通り越して郊外と郊外を結んでいることが多い(東京も大阪もそうであるように)ので行き先は知らない名前の街であることが多く、行き先は何度も確認します。
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1等車。席は少ないのですががらがら。
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あ、ネッカー川に閘門がある。舟運が発達してるんですねえ。でもこの水面の段差を越えるためにどうやって舟を上下させるのか見てみたい。
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わかりました。帰国後に写真みたら前の写真の1枚前の写真に回答がありました。
手前部分に船用の通路があったんです。、道路の向こう、満員の観光船がいます。
閘門に入って水位調節中のようです。パナマ運河じゃなくてもこういう経験できるんですねえ。 -
マンハイム15:21到着。
同時刻の15:21発のTGVフランクフルト行きに駆け込み、と失敗。間に合わず。まあ、当然。
同じ2番線で20分遅れの表示の15:16発のICEフランクフルトHbf経由ハンブルグ行きを待ちます。
15:35。やってきました。ICE3の新バージョン(ICE-3class407)です。まあ、フナみたいな顔で格好いいとは言えないです。でもこれでICEの全車種に乗れてよかったわ。マンハイム中央駅 駅
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1等車。めずらしくガラガラ。まあ、マンハイム駅ではこの時間帯、ICEが連続してるし。
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さて、発車。と、すぐに左に大きくカーブ。え、そしてライン川を渡った???
え、フランクフルトに行くのにライン川を渡るはずない。
車内の天井のディスプレイを見ると「次はマインツ」。
ぎゃー。乗り間違えた。でも、たしかに駅の赤銀の券売機で打ち出したのも2番線だったし。なんで間違えた???
持参の「ヨーロッパ時刻表」をめくると、マンハイム15:33発のマインツ経由ライン川畔経由のケルン行きでした。乗るはずだった15:16分の20分遅れのICEがさらに遅れたので、直前になってこの列車を先に2番線に入れたのでしょう。時間と番線だけ見てて最後に列車の表示の確認を怠りました。い、いかん。 -
まあ、マインツはフランクフルトから真西に快速でも50分くらいの街だったはず。そう大きな痛手ではない。と、マインツからフランクフルトへの列車を持参の「ヨーロッパ時刻表」で調べます。どうやら27分も待てばICEでフランクフルトHbfに行けることを確認。ほっと一息。
時刻表と格闘中に車掌さんが検札にきました。ちょっと注意が割けずに、だまって切符を見せたところ「英語くらい喋れる?」と。あ、挨拶くらいせえ、ということだわ。とっても恥ずかしくなりました。あわてて挨拶を。ごめんなさい、です。
車窓にはぶどう畑が続きます。良い景色だわ。
なおこのICE、この区間に1日に1本しか走らないとってもレアなICEでした。道理で空いているはずです。
まあ、新バージョンのICE3だったし、きれいな景色だったし、これもまた良い経験でした。
ところで、このICE、なぜかゆっくり走ってます。 -
8分遅れでマンハイムHbf到着。16:24。
ゆっくり走ってるのはやはり定刻運転じゃなかったのね。
70kmを51分。それでも82km/h。
あとで考えれば、フランクフルト~ケルンの高速線通行止めの迂回運転で混み合っているライン川畔線に乗り入れるための時間調整だったのでしょう。 -
駅の発車案内を見上げます。
一番上の列車。16:10の快速(RE)がまだ来てないのね。
でも下から2番目の16:43のICEフランクフルトHbf経由ドレスデン行きに途中で抜かれるかも。ということで、さきほどの列車内で調べたとおり、後者のICEでフランクフルトに向かうことにします。
なお、下の方の案内表示。今見ると、不通期間が、さきほどマンハイム駅で見た「週末まで」が具体的に「21日の日曜日まで」に変わってます。ここで気がついておくべきだった。翌日の行動のために。 -
マインツ駅。これも荘厳。駅前にはトラム(市電)もいました。どこの街でもトラムがある。いいですねえ。
マインツ中央駅 駅
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やってきたのはICE-T。振り子式準高速ICEです。「ヨーロッパ時刻表」で食堂車マークがなく、ブッフェマークしか付いてなかったので、いったいなんで?と思ったのですが理由がわかりました。
ICE-Tは7両編成と5両編成があって、前者は食堂車(ボード・レストラン)付きですが、後者はブッフェ(ボード・ビストロ)しかついてないのでした。普通は7両編成と5両編成併結なんですが、このように5両編成の2本併結、もたまにあるようです。 -
乗車前に行き先を確認。車内でも確認。これでちゃんとフランクフルトHbfに行ける。
一気に安心。1等車は結構空いてました。
しかし、この案内表示装置。文字は小さいしガラスで反射して見にくいなあ。 -
ちょっとしたコンパートメント風の座席もありました。
ICEに限らないことですがドイツの列車は座席のバリエーションが多いなあ、と思います。知っていれば目的に合わせて選べますね。
日本でもJR九州がこんな考え方ですね。でも最近は普通にもどりつつあります。やはり日本では汎用性が一番。そもそも座席が回転しますし。外国はほとんどが座席は固定で進行方向に回すことができません。
なんで外国の人々は後ろ向きの走行方向に座っても違和感を感じないのか、はすごく不思議です。
まあ、座席に関しては、戦後にアメリカの方式が日本に根付いた、と聞きますので、アメリカはまた違うのかも。 -
またまたライン川を渡ります。今日4回目。
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そして、今回のドイツ鉄道旅行の始発駅、フランクフルト空港長距離駅。5日ぶりだわ。懐かしい。このホームでミュンヘン行きICEを1時間以上待ったのでした。
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マイン川を渡ります。5日前とほぼ同じ時間。
あのときの不安を思い出します。 -
まもなくフランフフルトHbf。
大都会だあ。 -
17:15定刻。フランクフルトHbf到着。
マンハイムで乗り間違えなければ、もう1時間早く着いていたはず。 -
ドームを見上げます。
今日は余裕でこの夕景を眺められます。
きれいだなあ。
駅の赤銀の券売機で、明日の行程の列車を全部打ち出します。とくに運休とかはないようです。安心してホテルに向かいます。フランクフルト中央駅 駅
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さて、今晩の宿はここ。
ドイツの中のオアシス。東横イン。なんと日本のビジネスホテルチェーンがドイツにもホテルを開業していたんです。速攻で予約を入れてました。会員価格で55.1ユーロ(約7100円)でした。
まあ、東京都心なみ、でしょうか。でもフランクフルトの他のホテルは軒並み10000円近かったので安いです。Toyoko Inn Frankfurt am Main Hauptbahnhof ホテル
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入り口。
受付は日本人女性でした。チェックインも日本語でスムーズ。このドイツ旅行中、やっと2回目の日本語の会話です。
なんの不自由もない安心感。旅の中間くらいの日程でほっとつけるこの旅程は後で考えてもよかったと思います。 -
お部屋。日本と変わらず。快適安心。
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なんとバスユニットもあります。ドイツの普通のホテルは浴槽はありません。
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天気予報を見ます。
高気圧に覆われてます。
さて、夕食にでかけようかなあ、と思ったけど、フランクフルトHbfの近くって治安がいまいちと何かに書いてあったし、やめました。大きなユーロマークは見たかったのですが。 -
お風呂にお湯を張ってのんびり入浴。極楽です。やはり日本人。お風呂が大好き。
22:10ころ。毎回見ることに決めた天気予報。
前線は降りてくるけど弱そう。 -
まあまあの天気みたい。
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まだまだ暖かそう。
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おまけに日曜日まで雨はなさそうだわ。
さて、今日の出来事。ナイトジェットで朝食食べ損ね。ICEの乗り間違い。まあ、この程度でよかった。列車の遅れは(ナイトジェット以外)ほとんどなかったし。明日もこうだといいなあ。
明日はアーヘンのチョコレートのリンツのアウトレット訪問、ベルギーとオランダに足をつけ、ケルンとフランクフルト間の高速線のICE先頭車展望席で1往復。夜はこのドイツ鉄道旅行、車両面の最大の楽しみ、ナイトジェットのトイレ・シャワー付き個室で一泊、です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
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2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 7日目 ライン川沿いをむなしく1往復半
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 プロローグ JAL直行便でフランクフルトへ
2018/10/11~
フランクフルト
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海外旅行。成田での前泊でリラックス?
2018/10/11~
成田
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 準備計画編
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 1日目 はじまりは大幅遅延から
2018/10/11~
フランクフルト
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 2日目 バイエルンからザルツブルグへ
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 3日目 バイエルンで国際列車乗り歩き
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット 簡易寝台(クシェット)体験
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 4日目 モリー鉄道SL乗車とシュベリーン城
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 5日目 ポーランドに寄り道のあとベルリン観光
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット 2階建個室寝台体験
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 6日目 スイスからフランスに寄り道のあと、エーベルバッハへ。
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 7日目 ライン川沿いをむなしく1往復半
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット デラックス個室寝台(トイレシャワー付き)体験
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 8日目 ミッテンヴァルトでアルプスハイキング
2018/10/11~
ミッテンヴァルト
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ナイトジェット コンパートメント(座席車)体験
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 9日目 バイエルンチケットで高原から森林へ
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 10日目 オランダとベルギーに足を伸ばす
2018/10/11~
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 11日目 モノレールとICE高速線走行
2018/10/11~
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 エピローグ まとめ。そして日本へ
2018/10/11~
ドイツ
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ベルリンからポーランドまで 歩いて国境越え。
2018/10/16~
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ドキドキ ドイツ(+7カ国)鉄道旅行 ミュンヘンからチェコとの国境がホームにある駅へ。
2018/10/20~
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