バンコク (1) 4年ぶりの海外、9年ぶりのバンコク

2019/01/09 - 2019/01/09

赤い制服が映えるLCCの機内乗務員に見送られ、夜も深まるドンムアン空港に降り立った。

旅から遠ざかっていた年月は、あっという間だった。そしてなすがままの人生に抗うように「また旅に出たい」と思った。

そして今回、初めてインドを訪れる。ここからコルカタ行きの便が出るまでの一週間を、タイで過ごす。

あの『深夜特急』の沢木耕太郎をはじめ、多くの旅人の感性を特異なまでに引き出してきたインド。

これ以上今のように月日を重ねていったら、そこへ飛び込む機会はいつやってくるのだろう。そんな焦りが、旅に出る後押しになった。そして軽い気持ちで九段下でビザを取り、久々の海外へと旅立ってしまったのだった。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: タイ・エアアジア X
• 旅行の手配内容: 個別手配

エア・アジアのエアバス。

成田空港第2ターミナル 空港

食事の時間になって、予約しておいた「パク・ナセルのナシレマ」が配られた。
ナシレマはご飯をココナッツミルクで炊いたマレーシアの民族的料理。

最高に素晴らしい香り、美味しいご飯。食欲をそそるサンバルは辛く、初めて飛行機の機内で汗腺が開いた。間違いなく、今までで食べた機内食の中で断トツの美味しさ。

機内にはむせかえるようなタイ米の香り。エア・アジアはLCCなので、機内食は予約した人か、買った人にしか配られない。もし注文していなければ、この状況でひたすら空腹に耐える、そんな仕打ちに遭うところだったかもしれない。

ドンムアン空港からA4エアポート・バスに乗ってカオサン・ロード前へ。
そして、カオサンとは逆方向をまっすぐ歩き、いつもの宿へ。
ここのメリットは、まずもって、何度か泊まったことがあるという安心感。

引っ切りなしに旅行者が出入りする場所で、相手が覚えているはずもないだろうに、
「私は、8年前に、ここに泊ったんですよ・・・」
と言ってしまった。
ブランクが空きすぎて、初めて海外に来たかのような自信喪失ぶり。
一泊250バーツ。

ニュー マイハウス ゲストハウス ホテル

食事をとるためにカオサン・ロードへ。
大音量のロックが流れ、西洋からの旅行者が通りを眺めながらビールを飲んでいるいつもの光景。
日本から履いてきた長ズボンに、汗がにじむ。

カオサン通り 散歩・街歩き

結局のところ、カオサンで食べるものといえばパッタイしか思い浮かばない。
近辺のパッタイ屋台では「Jojo」が評判らしいが、空いてなかったので隣の「Rocco Jojo」に座った。

えびパッタイ、60バーツ。
これは美味しい。多分、隣と大差ないんじゃないかな・・・

夜はカオサンの露天に入り口を塞がれて、隠れ家感のあるマクドナルド。

コンビニで5バーツの水を買って宿へ。この、炭酸飲料にストローを差してお供えする感覚に可愛げを感じる。

まるで、おままごとのような人形たち。