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初めてのインド鉄道の旅。<br />予定を2時間以上遅れた列車は、ハウラー駅を0時30分に出発した。<br /><br />この日に乗ったのは寝具のないスリーパー(SL)。窓の隙間から冷風が吹き込み、まるで急速冷房のように容赦なく気温を下げた。周囲のインド人は、毛糸の帽子を被り、毛布に包まって寝ている。<br /><br />列車は、翌朝8時に最寄りのガヤ駅に到着。<br />やれやれ、と冷えた体を起こし、ベッドを降りて下にいるアメリカ人に声をかける。すると、まだ布団にくるまって「ブッダガヤ?オーマイガッ」などと言っているではないか。<br />(まさか、自分が今どこの駅に着いたのかも知らず寝ているなんて)<br />それでも普通ならそのまま起きて、列車を降りればそれで済むこと。自分もその瞬間まで、それが何かの問題を引き起こすなどとは思ってもみなかった。<br /><br />次の瞬間、突然列車の出口の方からインド人の集団が、まるで牧羊犬に追われた羊の群れのように一方的な勢いで押し寄せ、あっという間に車内を埋め尽くした。<br />私は荷物を頭の上に乗せ、無我夢中で押しのけながら叫び、必死で掻き分ける。痩せたインド人の骨がごつごつと体に当たる。なんとか最後の一人を抜いてホームに降りると、全身の服がしわくちゃになっていた・・・。

ブッダガヤ (1) 聖地で座禅

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2019/01/19 - 2019/01/19

24位(同エリア99件中)

旅行記グループ タイ・インド 2019

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初めてのインド鉄道の旅。
予定を2時間以上遅れた列車は、ハウラー駅を0時30分に出発した。

この日に乗ったのは寝具のないスリーパー(SL)。窓の隙間から冷風が吹き込み、まるで急速冷房のように容赦なく気温を下げた。周囲のインド人は、毛糸の帽子を被り、毛布に包まって寝ている。

列車は、翌朝8時に最寄りのガヤ駅に到着。
やれやれ、と冷えた体を起こし、ベッドを降りて下にいるアメリカ人に声をかける。すると、まだ布団にくるまって「ブッダガヤ?オーマイガッ」などと言っているではないか。
(まさか、自分が今どこの駅に着いたのかも知らず寝ているなんて)
それでも普通ならそのまま起きて、列車を降りればそれで済むこと。自分もその瞬間まで、それが何かの問題を引き起こすなどとは思ってもみなかった。

次の瞬間、突然列車の出口の方からインド人の集団が、まるで牧羊犬に追われた羊の群れのように一方的な勢いで押し寄せ、あっという間に車内を埋め尽くした。
私は荷物を頭の上に乗せ、無我夢中で押しのけながら叫び、必死で掻き分ける。痩せたインド人の骨がごつごつと体に当たる。なんとか最後の一人を抜いてホームに降りると、全身の服がしわくちゃになっていた・・・。

旅行の満足度
3.5
観光
4.0
ホテル
3.0
グルメ
3.0
交通
2.0
  • 今朝起きたことを振り返る暇は、いつ与えられるのだろうか・・・。<br />ガヤ駅からボッドガヤへのオートリクシャは、200ルピーで行くという一番しつこい運転手が、安い値を言った他の同業者を張り飛ばす。<br />

    今朝起きたことを振り返る暇は、いつ与えられるのだろうか・・・。
    ガヤ駅からボッドガヤへのオートリクシャは、200ルピーで行くという一番しつこい運転手が、安い値を言った他の同業者を張り飛ばす。

    ガヤ駅

  • そして案の定釣銭のないふりをされ、粘りに粘って10ルピーの余計な支払い。<br /><br />憔悴したまま、とりあえず体を温めるために何か食べ物を探す。

    そして案の定釣銭のないふりをされ、粘りに粘って10ルピーの余計な支払い。

    憔悴したまま、とりあえず体を温めるために何か食べ物を探す。

  • 素朴なインドご飯(20ルピー)

    素朴なインドご飯(20ルピー)

  • 冷えた体を温めるチャイ(10ルピー)

    冷えた体を温めるチャイ(10ルピー)

  • 清々しい朝の空気の中を歩く、チベット人巡礼者たち。<br />一目してコルカタとは別世界に来たとわかる。

    清々しい朝の空気の中を歩く、チベット人巡礼者たち。
    一目してコルカタとは別世界に来たとわかる。

  • モニカ・ゲストハウス(一泊600ルピー)に宿をとって仮眠。<br />午後3時になって目が覚めると、喉がやられていた・・・。<br /><br />重い心身を引きずり近くのチベット茶屋へ。<br />するとまたもや、フレンドリーなインド人たちにテーブルを囲まれる。<br />小柄でどこか岡田〇一風の、自称学生ガイドのラランと、その弟分だった。

    モニカ・ゲストハウス(一泊600ルピー)に宿をとって仮眠。
    午後3時になって目が覚めると、喉がやられていた・・・。

    重い心身を引きずり近くのチベット茶屋へ。
    するとまたもや、フレンドリーなインド人たちにテーブルを囲まれる。
    小柄でどこか岡田〇一風の、自称学生ガイドのラランと、その弟分だった。

  • チベットご飯が美味しい。<br />春雨のスープ、肉野菜炒め、やけに懐かしい味がする。

    チベットご飯が美味しい。
    春雨のスープ、肉野菜炒め、やけに懐かしい味がする。

  • 風邪ぎみの体をいたわるジンジャーティー。

    風邪ぎみの体をいたわるジンジャーティー。

  • ガイドを頼んだ覚えはないのに、ラランとその弟分もついてくることに。

    ガイドを頼んだ覚えはないのに、ラランとその弟分もついてくることに。

  • 大菩薩寺の参道。

    大菩薩寺の参道。

  • そびえる大菩薩寺。

    イチオシ

    地図を見る

    そびえる大菩薩寺。

    マハーボディ寺院 (大菩薩寺) 寺院・教会

  • ラランに風邪ひきだ、というと診療所を紹介された。<br />2、3の簡単な質問だけで処方された風邪薬。<br />こういうことは、現地の人の助けがないと難しいし、素直にありがたい。

    ラランに風邪ひきだ、というと診療所を紹介された。
    2、3の簡単な質問だけで処方された風邪薬。
    こういうことは、現地の人の助けがないと難しいし、素直にありがたい。

  • 世界遺産の前でも関係なく牛はいる。

    世界遺産の前でも関係なく牛はいる。

  • ラランの弟分が運転するバイクで色々回らせてもらった。

    ラランの弟分が運転するバイクで色々回らせてもらった。

  • 大菩薩寺は混んでいるので、午後四時ごろに法要をやっている日本寺に行った方がよい、とのラランのアドバイスに従って日本寺へ。

    大菩薩寺は混んでいるので、午後四時ごろに法要をやっている日本寺に行った方がよい、とのラランのアドバイスに従って日本寺へ。

    印度山日本寺 寺院・教会

  • 法要の見学をしていたら、日本人の若い僧侶から座禅のお誘いが。隣で見ていた外国人の方はすぐに断ってしまい、私一人が参加することになった。<br /><br />言われたとおりに感覚を研ぎ澄ませ、はるか遠くの街の喧騒に耳を澄ます。<br />僧侶によると、これは心を一つのことに向ける訓練なのだという。<br />煩悩と雑念にまみれた気持ちが、少しは落ち着いた気がした。

    法要の見学をしていたら、日本人の若い僧侶から座禅のお誘いが。隣で見ていた外国人の方はすぐに断ってしまい、私一人が参加することになった。

    言われたとおりに感覚を研ぎ澄ませ、はるか遠くの街の喧騒に耳を澄ます。
    僧侶によると、これは心を一つのことに向ける訓練なのだという。
    煩悩と雑念にまみれた気持ちが、少しは落ち着いた気がした。

  • 日本寺に併設された学校。(ラランの弟分は、ここで先生をしているんだとしきりに言っていた)

    日本寺に併設された学校。(ラランの弟分は、ここで先生をしているんだとしきりに言っていた)

  • 大仏

    大仏

  • 三人でチャイを。

    三人でチャイを。

  • チベット難民市場で、チベット人の女性店主からヤクの毛布(230ルピー)を買い、ようやく防寒対策。

    チベット難民市場で、チベット人の女性店主からヤクの毛布(230ルピー)を買い、ようやく防寒対策。

  • スリランカ寺。

    スリランカ寺。

    スリランカ寺 寺院・教会

  • ジャガンナート寺院。<br />ここで、勧められるまま神官からある儀式を受けた。<br />まず、ザラメのような砂糖を受け取り、口へ含む。<br />次に、ハーブのようなもの。<br />次に、数滴の水。<br />ここでラランが、「ペッ」と吐き出すようなジェスチャーをした。<br />・・・が、時すでに遅し、私はすでに飲み込んでしまっていた。<br />(だって、砂糖もハーブも口に含んでいるのに、神官の目の前で吐き出すの?)<br />今のがガンジス川の水だと教えられたのは、その直後のことだった。(早く言ってよ!)

    ジャガンナート寺院。
    ここで、勧められるまま神官からある儀式を受けた。
    まず、ザラメのような砂糖を受け取り、口へ含む。
    次に、ハーブのようなもの。
    次に、数滴の水。
    ここでラランが、「ペッ」と吐き出すようなジェスチャーをした。
    ・・・が、時すでに遅し、私はすでに飲み込んでしまっていた。
    (だって、砂糖もハーブも口に含んでいるのに、神官の目の前で吐き出すの?)
    今のがガンジス川の水だと教えられたのは、その直後のことだった。(早く言ってよ!)

  • ラランがどこからかミルク粥を持ってきてくれた。<br />日本の感覚で言うお粥というより、かなり甘い。

    ラランがどこからかミルク粥を持ってきてくれた。
    日本の感覚で言うお粥というより、かなり甘い。

  • 急に疲れを覚えたので、夕食をとってから宿まで送ってもらうことに。<br />ラランによれば、ここ「Fujiya Green Restaurant」が安くてうまいのだという。<br />

    急に疲れを覚えたので、夕食をとってから宿まで送ってもらうことに。
    ラランによれば、ここ「Fujiya Green Restaurant」が安くてうまいのだという。

  • 親子丼(70ルピー)<br />出汁を効かせずに塩分と辛味だけで味付けをしているので、日本料理の味はしない。<br /><br />しかし、体調が悪い。この料理も半分くらいしか食べられなかった。風邪を引いているのに夜まで出歩いたからだろうか・・・。

    親子丼(70ルピー)
    出汁を効かせずに塩分と辛味だけで味付けをしているので、日本料理の味はしない。

    しかし、体調が悪い。この料理も半分くらいしか食べられなかった。風邪を引いているのに夜まで出歩いたからだろうか・・・。

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