2018/12/21 - 2018/12/25
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binchanさん
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12月23日日曜日、旅行三日目。
彰化の観光は縣政府撮影と乙未戦争関連スポットに絞り、午後は溪湖の観光糖廠を見に行くことに。明日サトウキビ列車を見に行くのでサトウキビ工場について予習しておきます。(観光糖廠は操業停止後観光用に営業している製糖工場のこと。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
13:25
員林客運溪湖站着。
バスでは隣に座った80歳のおばあちゃんとずっとお話していました。医者だった二人の弟さんがお二人とも引退後は日本に住んでいるそうです。「二年生まで日本語教育だったんだけど、日本語ちゃんと勉強しとけばよかったわ(笑」と冗談交じりに話してくれました。日本語教育を受けた世代のご苦労は計り知れなかったでしょうに、そんな風にお話できるなんて今がお幸せだからでしょうか。溪湖の二つ手前で下車されましたが、「糖廠まで私がバイクで連れてってあげるのに」と何度もおっしゃってくださいました。 -
員林客運のターミナルはどこもボロボロですが、ここはまあスゴイ。お手洗いをお借りしましたが、むりやり洋式にしたらしく座ったら扉が閉まらないという恐ろしい構造でした。
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ボロボロだけど味がある、こういうターミナル、いつまであるかなあ。
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バスターミナルから糖廠へは徒歩10分くらい。途中で結婚披露宴風景に出会いました。幹線道路の一車線を占領して披露宴会場が設営されています。
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交通整理員ナシの片側交互通行状態。ちょいちょい渋滞が発生してますが誰も文句はないようです。よく見ると結婚式場の前に設営されてるんですよね。だったら建物の中にホールを作っておけばいいのにと思うんですが、通りを行く人たちに見てもらうのが大事なのかな。とにかくおめでとうございます。
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13:42
糖廠前に到着。2002年に操業停止しました。渓湖糖廠 建造物
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ここにも中正さん。
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サトウキビ列車の車両を利用した観光列車もあります。こちらは切符売り場。日曜日だから賑わってますね。
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平日は20名以上の予約のみ運行。土日休日は10、11、13、14、15、16時発。11と14時は動態保存されている蒸気機関車が牽引します。
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ちょうど13:00発のディーゼル機関車便が帰って来たところでした。
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次の便は蒸気機関車なので機関車の付け替えが行われます。
346蒸気機関車。1949年ベルギーTUBIZE製。1954年までは溪州糖廠で、その後1977年まで溪湖糖廠で使用され退役。2007年に修復され観光用になりました。二水にあった345とは同期の機関車です。 -
写真の機関車はこの日実際に動いていたものとは別のものですが、通常はこのようなディーゼル機関車で運行しています。。後ろについている客車は旅客運行していたころのものでしょうか。かつてはサトウキビ運搬用の路線を使って旅客運送もおこなっていて、鹿港、員林などへの路線がありました。
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車庫だった建物に古い車両が展示されています。
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604蒸気機関車。
1920年日本雨宮製。1979年まで岸内糖廠で使用されていました。岸内糖廠は台南鹽水區にあった糖廠。2008年まで埔里の副産物工場で展示の後ここへ。蒸気機関車は黒頭仔という愛称。 -
326蒸気機関車。
1940年日本製(説明板に社名なし)。虎尾糖廠と月眉糖廠で使われ1977年に退役。2008年からここで静態展示されています。 -
364蒸気機関車。
1949年ベルギーTUBIZE製。南投糖廠で使われたあと1976~77年まで溪湖糖廠で活躍。溪湖糖廠冰店で展示された後、2008年にこの車庫へ。 -
801ディーゼル機関車。
1967年日立製。2001年までずっとこの溪湖糖廠で使用されていました。
蒸気機関車の黒と対比して「紅頭仔」と呼ばれていたそうですが、今はホルスタイン柄にされちゃってますね。 -
修理用のピット。五分車は762mm狭軌鉄道のニックネーム。
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昔の写真も展示されていました。
サトウキビを人力で収穫していた頃。 -
畑からは牛車で運んで、
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鉄道に積み替えてました。
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鉄道は蒸気機関車から、
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ディーゼルに。
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鉄道が運んでいたのは収穫されたサトウキビだけではありませんでした。搾りかすも鉄道で運んでたんですね。
台灣博覧という本によると、搾りかすは製糖用の燃料にしたり、紙、蔗板(搾りかすからつくる板材)、堆肥の材料となるそうです。 -
最盛期の溪湖糖廠。
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閉鎖前年のサトウキビ列車の雄姿。
2018年現在台湾で操業している糖廠は3か所。虎尾、善化と高雄小港。高雄小港ではすでにサトウキビを搾る作業はしておらず原液を輸入して製糖しています。虎尾と善化は今もサトウキビから加工していますが、鉄道輸送を行っているのは虎尾のみです。明日はその鉄道を見に行くので、今日ここで糖廠について予習しているわけです。 -
14:00の観光列車はこの行列。人気あるなあ。
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製造工場も見学できるので行ってみます。
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全体の見取り図。我ながら、なぜこんな見づらい写真の撮り方をしたんだろう。
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機械のメンテナンス部門があった建物。ここも展示館となっています。
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クレーンの上にも五分車。
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サトウキビを積んだ列車と、カラの列車がすれ違う写真。明日こういうの見られるのかな~。
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脱線は日常茶飯事みんなで力を合わせて押すぞ~、ってちょっと怖いな。
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展示を見ていたら蒸気機関車の汽笛が聞こえました。お客も乗車開始してます。
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阿里山で見た観光蒸気機関車はディーゼルオイルで動くように改造されていましたが、この346機関車は石炭で動くみたいです。この人が石炭らしきものを炉に入れていました。単独で動いている時は白い煙ですが、お客満載の貨車を牽いて走ると真っ黒な煙が出てました。手を振って見送ったくせにその写真を撮り忘れてしまった。
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観光列車は工場の周りをぐるっと回ってくるようです。
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では工場へ。
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先に閉鎖された彰化・溪州糖廠を併合し、最盛期には一日350トンを生産。煙突が3本も並んでいたそうです。一時期は台湾最大の生産量を誇ったことも。同じ彰化縣内にあった溪州糖廠が台糖の本部だったこともあったそうです。(情報の一部は工場内にあった別の説明パネルから)
1919年に辜顯榮が古い4つの糖廠を統合して設立した大和製糖所が前身なんだって。へえ~あの台北無血開城の辜氏由来の糖廠だったんだ。いろいろつながるなあ。 -
内部は操業当時の雰囲気を残しています。
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畑から運ばれて来たサトウキビは細かく砕かれ、このコンベアに乗って運ばれてきます。砕く機械もどこかにあったと思いますが写真は忘れました。
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続いて圧搾。圧搾機っていうプレートだけ撮ってどうするって思いますよね。機械も撮ったんですけどボケボケなんですよ。工場内は結構暗いです。
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搾りかすのコンベア。
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ずっと上の方に運ばれていきます。このあと加熱されその蒸気が発電に使われたりし、最後は紙の材料として出荷されました。
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上の階にも行けます。
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圧搾されたサトウキビ汁は105度まで加熱。加灰槽で石灰を加えられてPH8くらいまで中和されます。
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中和された搾り汁はここで不純物や沈殿物と分けられます。不純物を取り除いた汁は濾過され蒸発缶へと向かいます。
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濾過機の説明。濾過で出た残滓も農地改良に利用されたんですね。
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蒸発缶。五つの缶をめぐって蒸発を繰り返し、搾り汁は四分の一にまで凝縮され糖漿となります。
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蒸発缶を別の角度から。
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蒸発缶を出た糖漿は結晶化して砂糖になります。
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結晶缶。
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助晶機。
糖漿は真空で加熱・攪拌され結晶化します。助晶機や糖蜜を分離する機械も使って純度の高い蔗糖の結晶を作ります。最後に乾燥、包装されてやっと製品になりました。結晶化の際分離される純度が低い糖蜜もアルコールの材料になるそうです。無駄がないですね。 -
相当年季の入った缶です。現役の工場はどんな設備なのか気になる。
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見学路の床はガタガタで、二階なんて床が抜けそうで怖い。ちゃんとメンテナンスはしていると思うんですが…。
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工場内にはイベントステージも作られていました。
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こんな工場で夏は暑いだろうなと思ったんですが、サトウキビの収穫時期は冬。製糖は夏には行われていなかった?冬以外の時期、製糖工場はどうしているのか、ご存じの方教えてください。
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製糖の手順図。
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外には池とか、
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バーベキューコーナーとかあって、観光客が楽しめるようになっています。
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サキソフォンのコンサートが行われていました。そういえば台中の后里ってサキソフォンの生産地なんですよね。
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通りの向こうに売店やレストランがあります。
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小腹が空いたので買い食い。芋頭餅を買うつもりだったんですが、
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可樂餅(コロッケ)があまりにおいしそうだったのでそっちを購入。
3つ入って35元。材料はポテトじゃなくてスィートコーンでした。衣もパン粉じゃないです。甘いお菓子って感じですが、おいしかった。
14:36
そろそろバスターミナルに戻りますか。 -
戻る途中で見かけた古い建物。溪湖も歴史のある町なんですよね。
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ファサードに屋号(商号?)がある建物っていいですよね。
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こちらも古そうな建物ですが、マークしか残ってなくて、大雑把に塗りなおされちゃってます。
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よく見るとバスターミナル周辺って老街だったんですね。この建物も看板で覆われちゃってますが、角の部分には屋号とか入ってそう。
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こちらも軒の飾りがレトロ。
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こちらはレリーフがかなり薄くなっちゃってますね。
じっくり散策したくなる街ですが、今日はこのあとへけけさんと待ち合わせなので予定変更はしませんよ。 -
15:00
員林客運6703路バスで溪湖出発。 -
15:27
員林橋バス停で下車。
実際は停牌の前ではなく信号を渡った先で降ろされました。信号が青だとそういうことするんですよ、員林客運は。別に困りませんしその方が便利な場合もあるんですけど、彰化客運だったらきっとやらない横着。 -
ここから製糖鉄道跡をたどりながら員林駅へと向かいます。溪湖糖廠から員林まで、かつては線路があったのです。
この橋も鉄橋だったんだろうな。 -
鉄道跡は遊歩道になっています。
よく見ると762mmの軌道の外にもう一本レールがあります。旅客は1067mmだったんでしょうか。 -
謎のアート。
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道沿いにあった屋外プール。泳いでいる人がいました。いくら何でも寒いと思うんですが、温水なの?
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踏切部分。
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遮断機の痕跡も残っていました。
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道路の向こうにも続いています。
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これは信号?
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この小屋もおそらく鉄道関連。
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遊歩道らしいオブジェも。
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警報器まで残ってます。
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奥のカーブには脱線防止のレールが見られます。この先カーブして員林へと乗り入れていました。遊歩道はここまで。
現在15:42。待ち合わせは斗六17:00、余裕ないです(汗。へけけさんは携帯つながらないので遅刻は絶対マズイ!
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