2018冬台湾　16　彰化県内台鉄全駅訪問⑧　彰化駅

2018/12/21 - 2018/12/25

12月23日日曜日、旅行三日目。
　彰化県内全駅訪問もここが最後の駅です。

エリア 彰化(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

8：12
　彰化駅到着。
　一日の平均利用者数14,917名、全台湾で11位の駅です（2017年）。

彰化駅 駅

　彰化駅の特長はなんと言っても広大な構内。
　機務段（車両の修理などを行う部署）が併設されているので線が多い。機務段が併設されている駅はほかに花蓮、嘉義、新竹。いずれも広い構内をもっています。
　台北や高雄は、機務段など広い場所が必要な機能を郊外へと移しました。都市中心部のこれだけの敷地を鉄道に占拠されるのは、街の発展には妨げなんでしょう。ちなみに台中駅には機務段がないのですが、おそらく彰化が台中をカバーしているのだと思います。
　そうそう、彰化機務段と言えばその代名詞のような「彰化扇形車庫」がありますが、扇形車庫以外に駅の南側にも機務段の車庫があります。それだけ余計に場所を取っているわけですが、扇形車庫は文化財なので撤去するわけにはいきませんよね。

　彰化駅が大きいのにはもう一つ理由が。苗栗から台中にかけて、山側と海側の２線あった縦貫線がここで合流するのです。なので列車の待避や交会が多い。
　実はこの辺はへけけさんの受け売り（笑。「彰化ってすごい大きい駅ですね」と言ったら、「海線と山線が合流する駅だし機関区（機務段）もあるよね」と当然口調で言われました。そうです、ぼ～っと駅訪問してんじゃねえよ！駅が大きなと思ったら、ちゃんと理由を考えなくては。

　あ、紅斑馬（赤シマウマ）発見！
　正式名称台鐵EMU1200型電聯車。鉄道マニアさん曰く、もう絶滅寸前の車両だそうな。これを見ると一日幸せになれると言われています（これは私が考えました）。

　最後尾も撮影。
　出会えてうれしいけど、君がいつまでも停車してるからお向かいのホームを撮影できないよ。

　と思ったら出発していきました。彰化8：16発の自強167だったんだね。彰化が始発だからやたら長く停まっていたんだ。
　お向かいのホームには積み込みを待つバイクが。8：43の莒光１に積むのかな？

　紅斑馬が出発した後のホームはひと気なし。始発や荷物車専用のホームなのかな。

　とりあえずホームの端っこへ行ってみました。駅員さんも線路を見てますね。
　このず～っと先に扇形車庫があります。ちなみに今回は時間がないので行きません。

　駅員さんだと思ったら乗務員さんだった。
　手前の小屋みたいなのは乗務員さんの待機場所。荷物が二つ置いてあり、中ではその持ち主がお弁当食べてました。朝ごはんですね。

　この方は、少し先のベンチに座ってお弁当。さっきの二人と仲悪いんかな。

　彰化駅もホーム間の連絡は跨線橋。ただし、この橋はホームにつながっているのではなく駅前と駅裏を行き来するためのもの。

　こちらがホーム間の跨線橋。

　姿見があったので自撮り。台湾とはいえ12月にまさかのノースリーブ。でもこれでちょうど良かったんですよね～。昔は寒がりだったんですけどね。

　改札出ました。大きな駅だから出口と入口は別。

　「高鉄に乗る人は新烏日で乗り換えてください」だって。確かに新烏日までは10分そこそこ、そこで高鐵台中駅が接続してるんだから絶対便利。高鐵彰化への愛のカケラもない…。
　台中駅と彰化駅は近いだけに関係が密接。台中運務段（運行にかかわる管理部署）も実は彰化駅にあります。

　駅前。

　コインロッカー。

　後站・行李房方面。

　後站との連絡橋。この階段の裏あたりに行李房があります。

　行李房（手荷物預かり所）ってわかりにくい場所にあることが多い。

　橋を渡って後站へ。

　橋上からの眺め。今日も朝は曇ってます。

　後站側。連絡橋は2011年完成と比較的最近のもの。それまではどうやって行き来していたんだろう。

　後站の様子。線路に分断され、今でも車での行き来にはかなり迂回が必要です。彰化駅も高架化の計画がありますが、完成はいつになることでしょう。

　謎の展示パネル。

　鉄道公園風にしたいのかな？

　古い車両が置いてありますね。

　40TP32246といえば、南迴線普快車に現在運用されている客車の仲間。こっちはこんな姿になっちゃって…。現役の普快客車、がんばって！

　前站に戻ってきました。

　駅舎。

　1958年建築の駅舎。

　これにて今回の駅訪問はおしまい。このあとは普通に観光します。

この旅行記へのコメント （3）

• とのっちさん 2019/01/18 20:46:31

  彰化駅詳細レポート！

  binchanさま
  
  こんばんは。彰化に泊まって虎尾に行かなかったとのっちです。彰化県の各駅訪問、頭が下がる思いで拝見させていただいております。段差の少ない階段と姿見で一気に記憶がよみがえりました。
  
  私が彰化に泊まったのは１週間後の１２月３０日でした。たしかに半そでで十分です。といいながら、台湾のみなさま気候の割には重装備でした。この日北部は雨でだいぶ寒かったので、北上するたびに重ね着しておりました。この時期に台湾に行くのは初めてだったので気候の感覚が全然わかりませんでしたが、過ごしやすい気候でした。
  
  虎尾に行けなかったのは、「自強号１６７次」に員林まで乗って、列車を撮りながら１５時までに七堵に着かなければならなかったので…（笑）。１日１往復の“赤シマウマ”をよくご覧になられました！鉄道関係者が狙い撃ちで乗った旅行記ばかりで、関係者以外ではじめて拝見いたしました（笑）。いいことありそう♪前の日の２２時くらいに彰化に着いて、駅から２０分くらい歩いたところのゲストハウスに泊まったので、後站の方には全く行っておりません。
  
  （失礼ながら）普通に観光、が全然普通じゃないんだろうなと期待しております。
  
  とのっち

  binchanさん からの返信 2019/01/19 15:31:10

  RE: 彰化駅詳細レポート！

  とのっち様、こんにちは。
  
  > 彰化に泊まって虎尾に行かなかったとのっちです。
  　彰化に泊まったのに自強167に乗らなかったbinchanです('ω')ノ
  
  　彰化ではゲストハウスに泊まったんですね。どんなところだったのか興味あります。彰化ってホテル少なくって…。
  
  
  > （失礼ながら）普通に観光、が全然普通じゃないんだろうなと期待しております。
  　あら、わたくし皆様と違ってフツーの観光客ですからちゃんと観光しておりますワよ。この日はガイドブック張りの観光してますから逆にご期待ください！わたくしのフツーっぷりを見せつけて差し上げますわ。
  
  binchan

  へけけさん からの返信 2019/01/19 18:17:22

  Re: 彰化駅詳細レポート！

  乱入します。binchanさん、とのっち先生こんにちは。本当に、フツーの女性がEMU１２００型と認識して旅行記に紹介したのを始めて見ました、流石です。それと駅名の看板、站牌だっけ、に異常に興味があるんですよね(笑）厚みの部分にも駅名が表示されてるんですね。やっぱり目の付け所がフツーじゃない（いい意味で）