2018/08/29 - 2018/08/29
8位(同エリア21件中)
- #アウスのバーンホフ・ホテル
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この旅行記のスケジュール
2018/08/29
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リューデリッツでの宿、コモラント・ハウスのお部屋から見た朝のリューデリッツ湾。
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リューデリッツでの宿、コモラント・ホテルを出発。 いいホテルでした。また戻って行きたい。
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アオス(アウス)の村にあるバーンホフ・ホテルで朝食。
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車での移動
アオス(アウス)近郊のジャンクション。 ここからが、ナミビア南部へ向かうC13号線の始まり。
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車での移動
南アフリカ共和国との国境も近くなったC13号線上の町ロッシュ・ピナー。
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車での移動
ロッシュ・ピナーを過ぎると、すぐに立ち入り禁止のダイヤモンド鉱区を通るM118号線に。
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ダイヤモンド鉱区を通るM118 号線でオレンジ川に出会う。対岸は南アフリカ共和国。
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オランジェムンドの町の手前にあるナミビア側のイミグレが見えて来ましたが…、
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…ナミビアを出る前に、オランジェムンドの町へ行ってみます。
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ナミビア側のイミグレに戻って、出国手続きを無事に済ませたら…、
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…オレンジ川に架かる橋を渡って…、
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…めでたく、南アフリカ共和国側のアレキサンダー・ベイのイミグレへ。
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この旅行記スケジュールを元に
今日はいよいよナミビアを去って南アフリカ共和国へと移動する日。
そのルートはと言えば、まず大西洋岸の港町リューデリッツからB4号線でアオス(アウス)に移動後、C13号線で国境近くまで南下。
その先には南アフリカ共和国へ出入りできる国境の町がいくつかあるんですが、今回はM118号線でオランジェムンドの町へ行き、そこからオレンジ川を渡って対岸の南アフリカ共和国の町アレキサンダー・ベイへと越境してみます。
上記のM118号線やオランジェムンドの町は立ち入り禁止のダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)にあり、ごく近年までは一般人は通り抜ける事も立ち寄る事も出来なかったそうですが、今では、立ち入り禁止の警告標識がある場所で不審に思われるような行動を取らなければ問題無く通過できます。
●注: ナミビアで借りた車で南アフリカ共和国へ越境する時には、南アフリカ共和国で登録された車でも許可証が必要になります。
最初、ナミビアの首都ヴィントフックのHERTZで車を借りた時には、まだ南アフリカ共和国への越境は考えていなかったのですが、その後予定を変更してウォルヴィス・ベイの空港のHERTZの出張所へ行き、レンタル期間延長の手続きも許可証発行の手続きもその場でしてもらいました。
表紙の画像は、ダイヤモンド・エリアに入った後のM118号線から見たオレンジ川。
対岸は南アフリカ共和国です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ここはナミビアの大西洋岸にあるリューデリッツの港町。
二泊したコモラント・ハウスと言うお宿はリューデリッツ湾に直接面していて、部屋に居ながらにしてこんな景色が目の前に。
この日の朝も、白い月が西のリューデリッツ半島の向こうを目指して沈み行くのが見えた。 -
リューデリッツのコモラント・ハウス。
平屋ながらも新しいホテルで、リューデリッツ湾に面した窓とベランダがある広々と清潔なお部屋だったのがお気に入り。
またリューデリッツに来ることがあれば、戻って来たいホテル。
今日はナミビアを去って南アフリカに向かうから、それまでしばしの別れ!!The Cormorant House ホテル
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コモラント・ハウスを出たのは9:15分頃。
リューデリッツの町を抜けて行く時に通ったのは、トランス・ナミブ鉄道のケートマンスフープ~リューデリッツ線終点のリューデリッツ駅。
この駅については別編でご紹介したので、興味のある方は下記の旅行記でどうぞ。
『★ナミビア+南アフリカ車旅 ゼーハイム~リューデリッツ間に残るトランス・ナミブ鉄道の廃駅と現役ホテル』
https://4travel.jp/travelogue/11402733 -
大西洋岸にあるリューデリッツの町から外部へ出る道は、東の内陸部に向かうB4号線のみ。
大西洋岸に沿って北や南に行く道はありません。
これは、リューデリッツ周辺から今日行く南アフリカ共和国との国境の町オランジェムンドまでの大西洋岸一帯が立ち入り禁止のダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)になっているため。
そのダイヤモンド・エリアについてはこの旅行記の中で取り上げようと思います。
で、この画像はどこかと申しますと、リューデリッツからB4号線で東へ10㎞ほどの場所にあるコールマンスコップのゴーストタウン。
かつてダイヤモンドで栄えた町で、今ではナミブ砂漠の砂に浸食されて行く民家などを屋外博物館として公開しています。
この町についても別編でご紹介したので、詳しくは下記の旅行記をご覧ください。
『★ナミビア+南アフリカ車旅 ナミブ砂漠に埋もれ行く、ダイヤモンドで栄えた町の廃墟』
https://4travel.jp/travelogue/11400039
手前に見えている線路は、トランス・ナミブ鉄道の内、今は走っていないケートマンスフープ~リューデリッツ線。
この朝は、そのコールマンスコップの遠景にも別れを告げて、B4号線をさらに東へ。 -
リューデリッツを出てB4号線で1時間15分ほど。
乾いた岩山の合間にアオス(アウス)の村が見えてきた。
今では小さな村ですが、ここもケートマンスフープ~リューデリッツ間のトランス・ナミブ鉄道が走っていた頃は栄えていた場所。
村の遠景とは打って変わって素敵なホテルがあるので、朝ご飯を食べに寄ってみます。
そのホテルの名はバーンホフ・ホテル。
バーンホフはドイツ語で駅の意味。
なぜドイツ語?とお思いでしょうが、ナミビアはかつてはドイツ領南西アフリカ(1884年ー1918年)と呼ばれたドイツの植民地で、ドイツ軍が駐屯していたり、その後もダイヤモンド鉱山などにドイツ人が多数入植したという歴史があり、ドイツ語の地名が各地に多数残っていたり、今でもナミビアでは公用語の英語のほか、ドイツ語もよく通じるんです。 -
アオス(アウス)の村のバーンホフ・ホテル。
上で言ったように、目下トランス・ナミブ鉄道のケートマンスフープ~リューデリッツ線は走っていないんですが、アオスの駅のすぐ近くに出来たホテルで、今も営業しています。
泊り客でなくても、食事や飲み物だけでも利用可。
この辺りを走ることがあれば寄ってみては?
このホテルとアオスの駅については、下記の旅行記で詳しく取り上げたので、興味がある方はご覧ください。
『★ナミビア+南アフリカ車旅 ゼーハイム~リューデリッツ間に残るトランス・ナミブ鉄道の廃駅と現役ホテル』
https://4travel.jp/travelogue/11402733Bahnhof Hotel Aus ホテル
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アオス(アウス)の村のガソリン・スタンドは小さいながら24時間営業。
バーンホフ・ホテルのすぐ近くにありますよ。
ちょっとした売店やお土産屋さんもあって、宿紹介までしています。
今日はこの後、C13号線のロッシュ・ピナーまで給油できるところは無そうだから、念のため満タンにして行こうか。
ありゃ、ここでの燃料のお値段は失念。すみません。<(_ _)> -
さて、アオス(アウス)は、B4号線とC13号線のジャンクションにある村。
C13号線は南アフリカ共和国との国境があるナミビア南部へと続く道の一つ。
標識に出ているロッシュ・ピナーは、その道の途中にある町。
今日は南アフリカ共和国を目指すSUR SHANGHAIたちはここで右折。
また、未知なる道の始まり! -
南アフリカとの国境があるナミビア南部へと続く道の一つのC13号線。
荒野の中を走る片側一車線の道ですが、舗装は全面的に出来ていました。 -
マイナーな道のように見えるC13号線ですが、南アフリカ共和国とを結ぶ道の一つになっているため、物資輸送のトラックも走っています。
ただし...、 -
…C13号線だけに限ったことではありませんが、幹線道路であっても道の途中にはSAなどの施設は一切無し。
一定の距離を置いて、こんな簡単な休憩エリアがあるのみです。
給油や車内での飲食物などの買い物、トイレのご用などは出発地点で全て済ませ、後は地図で、次の給油ポイントとなる町を把握してから走り始めましょう。 -
南アフリカ共和国との国境を目指して南下して行くC13号線沿いの景色。
ここにも荒野や乾いた岩山の景色が続きます。 -
そんなC13号線沿いの荒涼とした景色の中、町と呼べる規模の家並みが見えてきた。
しばらくすると道の脇に≪ロッシュ・ピナーにようこそ≫の看板が。
アオス(アウス)の村はずれのジャンクションからここまで1時間15分ほど。
ロッシュ・ピナーは、ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)からちょっとだけ外れた場所にある亜鉛鉱山で潤う町。
コーヒー休憩して行こうかと町の中にも寄ってみましたが、埃っぽく荒れた雰囲気を感じたので素通り。
スーパーやガソリン・スタンドがあるのは確認しました。 -
ロッシュ・ピナーの町はずれにあった標識。
あ、これから向かうオランジェムンドの名前が出ているね。(^◇^)
左手に向かう先にはMINE(鉱山)とだけ出ているのでダイヤモンド鉱山かと思ってしまいますが、ロッシュ・ピナーはダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)からはちょっと外れた場所にあり、亜鉛を掘り出しています。 -
ロッシュ・ピナーの町はずれのC13号線から見えた亜鉛鉱山の一画。
不要な石をボタ山のように積み上げているのが見えました。 -
ロッシュ・ピナーの亜鉛鉱山を過ぎた後に見えて来るのは、C13号線とM118号線とのジャンクション。
この標識に出ている三つの地名、オランジェムンド、センデリングスドリフト、ノールドウヴァーは、どれも南アフリカ共和国と国境を接した町でイミグレもあります。
オランジェムンドはSUR SHANGHAIたちがこれから向かう町なので、その説明は後回し。
センデリングスドリフトは、ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)にある町でダイヤモンド鉱山もありますが、ちょっとした観光地にもなっていてホテルがあったり、国境となるオレンジ川をフェリーで南アフリカ共和国側に渡るなどのアトラクションも有るようです。
もう一つのノールドウヴァーは、オレンジ川のさらに上流にある町。
ナミビアと南アフリカ共和国間の主要な国境の町で、イミグレは24時間オープン。
C13号線はこの町まで行って越境した後は、N7号線となってケープタウンまで続きます。 -
上掲の画像のジャンクションで、オレンジェムンド方面へのM118号線に入ると、次に出会ったのはここがTsau-//Khaeb-(Sperrgebiet)-Nationalparkのロッシュ・ピナー側の入口であることを示す標識。
Sperrgebietというのは、ドイツ語で立ち入り禁止地区の意味。
これはダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)あるからで、その国立公園の範囲はリューデリッツの北70㎞ほどの場所から、これから行くオランジェムンドまでの大西洋岸沿い南北320㎞東西の幅100㎞ほどの区域。
南アフリカ共和国のデビアス・グループ(ダイヤモンドの採鉱・流通・加工・卸売会社)が管理しているのだそう。
≪立ち入り禁止の国立公園≫というのはちょっと変な気もしますが、観光資源もあることから段々と規則が緩められて来ているようです。
ちなみに、このM118号線も今向かっているオランジェムンドの町も、結構近年まで一般の人たちは通り抜けも立ち寄ることも出来なかったそうです。
いつからこの道が通れるようになったのか、あちこちのレンタカー会社や観光案内所、地元の人たちに聞いてみたところ、2000年代になって数年たった頃からだったなあと言うアバウトな答え。 -
ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)を通るM118号線。
南アフリカ共和国との国境になっているオレンジ川がそばを通っているはずよね、と見ていると、川に沿った形の木立が見えて来て…、 -
イチオシ
…ついに目にしたオレンジ川の流れ。これは東の上流方向を見た様子。
オレンジ川はレソトに流れを発し、このM118号線沿いではナミビアと南アフリカ共和国の国境線となって、最終的には大西洋へと注いでいます。
ここはダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)内ですが、立ち入り禁止の警告標識が無く、車を停めて休憩できるスペースもあって、車から降りてこうして景色を見るだけなら問題無し。
ただし、川向うは南アフリカ共和国でもあるので、川を違法に渡っているなどの誤解を受けるような行為は厳禁。 -
ふと気配を感じて振り向くと、道端に長く立派な角を持つシカのような動物が。
ドキッ! Σ(・ω・ノ)ノ!
後で調べてみたら、これはゲムスボック(オリックス)と呼ばれるウシ科の動物。
オレンジ川で水を飲んでいたのか、木立の中で昼寝でもしていたのに、SUR SHANGHAIたちがやって来たから警戒して様子を見に来たんでしょうね。
ごめん、ごめん。
この後は静かに立ち去ってくれて一安心。 -
イチオシ
ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)を通るM118号線から見たオレンジ川。
これは西の下流方向を見た様子。
オレンジ川と聞くと、川の水の色が泥などでオレンジ色になっているのだろうかと思ってしまいますが、それは間違い。
オレンジ川の名の由来は、オランダ王家のオランイェ=ナッサウ家に由来しているんだそう。
そう聞くと、それはまたなぜ?と思ってしまいますが、これはかつて南部アフリカに存在したオランイェ自由国とも関連した歴史がありそうです。
そこまで探って行くとこの旅行記の本題から外れてしまうので、オレンジ川の名の由来についてはここまでにしておきます。 -
イチオシ
ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)を通るM118号線から見たオレンジ川。
これも西の下流方向を見た様子。
対岸の南アフリカ共和国側の河原が砂州のように突き出して、ナミビア側の河原にずいぶん迫っている場所もあった。
なんだか、ジャブジャブ歩いて川を越えられそうな感じですが、それはご法度。
ちゃんと国境のイミグレがある場所で渡りましょう。 -
ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)を通るM118号線沿いの景色。
ナミブ砂漠や岩山が折り重なる風景の中に隠れてしまったオレンジ川。
でも…、 -
…ふとした一瞬に緑の木立とオレンジ川の青い水が見えて、この地にも命が息づいているのが感じ取れる。
-
ナミブ砂漠と岩山の合間を縫うように走るM118号線。
行く手に小さく見えて来た赤い標識は何だろう、と路肩に車を停めて見てみると…、 -
イチオシ
…そこには大きくドイツ語でSPERRGEBIET(シュペアゲビート)と書かれてあった。
上の方で言ったように、SPERRGEBIEとは、この一帯がダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)であるため、立ち入り禁止地区の意味。
その下には英語でも、「侵入者は起訴される。」旨の警告が出ています。
くれぐれも不審者と思われるような行動は慎みましょう。
英語の左側の言語はアフリカーンス語かな。
じゃ、右側の言語は?
ナミビアでは公用語は英語になっていますが、そのほかにもアフリカーンス語やドイツ語も広く使われていたり、土着の言語もいろいろ。
土着の言語の一つをアルファベットに置き換えて表示したのかも?と思いましたが、間違っていたらお許しを。 -
上掲の画像のSPERRGEBIET(シュペアゲビート)の警告標識が出ていたあたりの風景。
もちろんその地域には立ち入らず、M118号線から撮ったもの。
ナミビアはダイヤモンド産出国で有名ですが、実はそのダイヤモンドはオレンジ川の南アフリカ共和国側から流れ出て、ナミビア側の大西洋岸や海底に埋もれたものがほとんどなのだとか。
このあたりはオレンジ川がすぐ近くにあるから、大西洋に流されてしまう前のダイヤモンドがまだまだあるんでしょうね。
なんだか、『はなさかじいさん』のワンちゃんを借りて来てみたくなる。(笑) -
ダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)を通るM118号線をオランジェムンドに向かってさらに前進。
すると、道のすぐ脇でダイヤモンドを掘っていた!
…わけではなく、(^^;
…これは、路上に積もった砂を取り除いていたんでしょうね。(笑)
今朝出て来たリューデリッツあたりでも風が強くて、砂嵐のようになったり道に砂が積もっていたことがあったし。 -
M118号線から見たオレンジ川。
川沿いの岩山が徐々にナミブ砂漠の砂丘に変わって景色が平らになって来ると…、 -
…M118号線の行く手に大西洋の青い水平線がうっすらと。
この画像で見えるかな。
ナミブ砂漠の砂丘もすっかり低くなったし、オレンジ川の河口ももうすぐだね。
オランジェンムンドの町の手前で、南アフリカ共和国に渡る橋が架かってるはず、と注意していると…、 -
…長々とした橋がオレンジ川に架かっていた。
あ! あの橋がそうだね!
あれがナミビア側のオランジェムンドと南アフリカ共和国側のアレキサンダー・ベイとを結ぶ橋! -
上掲の画像のオランジェムンドとアレキサンダー・ベイを結ぶ橋が見えたあたりにあった標識。
右に行けばRSA(Republic of South Africaの略で南アフリカ共和国の意味)。
左に行けば、今日SUR SHANGHAIたちも通って来たロッシュ・ピナー方面。
こう言う標識を見ると、国境の地にいるんだなと言う実感があるね。
あれ? この標識ではM118号線がMR118号線って書いてある。どうして? -
国境の標識の先に、ナミビア側のオランジェムンドのイミグレが見えた。
今朝出て来たリューデリッツの町からだと、アオス(アウス)のバーンホフ・ホテルで朝食休憩したり写真を撮ったりの時間も含めて4時間45分ほど。
このオランジェムンドのイミグレが開いている時間帯は:
夏季 6:00~22:00、
冬季 7:00~23:00。
●注: これは2018年8月下旬現在に得た情報です。今後の最新情報はお確かめください。 -
今日はこれから南アフリカ共和国に入った後、スプリングボックの町まで行くけど、イミグレはまだまだ開いている時間だし、国境を越える前にちょっとオランジェムンドの町にも寄って行こうか。
…と、オランジェムンドの町へと通じるイミグレ裏手の道へ。
画像に出ている赤い斜線がある旗は、現在のナミビアの国旗。
1990年の独立時に公募によって選ばれたデザインで、太陽のマークは独立の喜びと主な12部族、黄色は豊かな鉱物資源、青は空と大西洋、白は平和と協調、赤は独立闘争で流された血、緑は森林資源を表わしているそうです。
もう一つ見えている緑色の旗は、アフリカ連合の旗。
緑地に光芒を放つアフリカ大陸が描かれています。
アフリカ連合については、次のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アフリカ連合 -
オランジェムンドはドイツ語でオレンジ川河口を意味し、その名の通りオレンジ川河口のダイヤモンド・エリア(ダイヤモンド鉱区)にある町。
別編でご紹介した、同じくダイヤモンド鉱山だったコールマンスコップの後で有望視され、第二次世界大戦後に人々が集まって来た所で、以前は一般人は立ち入り禁止だったそう。
オランジェムンドのイミグレから町までは、オレンジ川に沿ったこんな道を車で数分。
あれ? こんな場所にもダチョウがいるの?
運転には要注意。 -
乾いた道の先に、濃い緑の街路樹が現れたら、そこがオランジェムンドの町の入口。
ここは、別編でご紹介したかつてダイヤモンド鉱山で栄えたコールマンスコップのゴーストタウンとは違って、今も多くの人々がダイヤモンド関連の仕事で住まう町。
看板に出ている町の紋章にもダイヤモンドの絵が出ています。
この画像では見えないかもですが、紋章の下に出ている町のスローガンは≪多様性の一体化≫。 -
オランジェムンドの町の中。
オレンジ川河口の北岸でダイヤモンドが発見された後、1936年に出来た町で、現在の人口は4千人ほどだそう。
道端の散水機が盛大に水を撒いていて、青々とした街路樹が大きく茂っているのに、人の姿はまばら。
住宅らしき建物も質素だし。
南アフリカ共和国のデビアス・グループ(ダイヤモンドの採鉱・流通・加工・卸売会社)が管轄している町のようだから、小さくてももっとダイヤモンドで潤っている町の雰囲気があるのかと思っていたら、外れてしまった。
SUR SHANGHAIたちが見て回った場所はまだ町の端っこの方だったのかも?
それとも、ここはダイヤモンドを掘り出しているだけの町なのかな。 -
オランジェムンドの町からイミグレに戻る道。
ナミビア側のオランジェムンドと南アフリカ共和国側のアレキサンダー・ベイを結ぶ橋がまた見えてきた。
画像右手にぽつぽつと見えるのが、アレキサンダー・ベイのイミグレ関連の建物よね。
手前の白い看板には≪ON THE RIVER FARMING≫って書いてあるから、オレンジ川の広い河原では農業もしているらしい。
畑を作るために土を掘り起こしたら、ダイヤモンドが! \(◎o◎)/!
…なんてあるかも? (笑) -
オランジェムンドの町の終わりには、≪オランジェムンドに来てくれてありがとう!≫の挨拶を書いた看板が。
せっかく一般にも開放した町なんだから、そのうちダイヤモンド博物館とか作ればいんじゃないかな。
それとも、もう出来ているのにSUR SHANGHAIたちが気付かなかっただけかも? -
戻って来たオランジェムンドのイミグレ前。
わ! あのトラックが積んでいるのって、鉱山で使う巨大ダンプよね。
積み荷検査や書類審査を済ませたらしい人たちが戻って来る。
これからどこまで行くんだろう。 -
イチオシ
さて、SUR SHANGHAIたちもオランジェムンドのイミグレへ。
簡単なオフィスがあるだけで、特に厳重なゲートの類は無し。
オフィス脇にこんな駐車場の看板が出てました。
オフィスに入ってみると、出国手続きにやって来たのはSUR SHANGHAIとその旦那のみ。(笑)
予想はしてましたが、オランジェムンドはマイナーな国境でした。
ナミビア側の出国手続きはごく簡単。
カウンターに用意してある出国カードに必要事項を記入し、パスポートと一緒に提出・提示して出国スタンプをもらって、人の出国手続きはそれでおしまい。
車の方はと言えば、この旅行記の表紙で書いた内容の繰り返しになりますが、ナミビアで借りた車で南アフリカ共和国へ越境する時には、南アフリカ共和国で登録された車でも越境の許可証が必要になります。
最初、SUR SHANGHAIたちがナミビアの首都ヴィントフックのHERTZで車を借りた時には、まだ南アフリカ共和国への越境は考えていなかったのですが、その後予定を変更した後、ウォルヴィス・ベイの空港のHERTZの出張所へ行き、レンタル期間延長の手続きも許可証発行の手続きもその場でしてもらいました。
その許可証やレンタカーの登録証も、オランジェムンドのイミグレではちょっとチェックされる程度で拍子抜け。
でも、許可証は絶対に必要なので、ナミビアと南アフリカ共和国間のドライブ旅をする人は、忘れずに事前に手に入れておきましょう。 -
オランジェムンドのイミグレで出国手続きを済ませた後は、スタッフの指示通りの方向へ車で移動。
オレンジ川に架かる橋の手前には、ご丁寧にお別れの挨拶が。
うんうん、ありがとう。(^◇^)
思いがけない出来事にも出遭ったけど、楽しめた旅だったと思う。
これで今回のナミビアとはお別れ。(@^^)/~~~
また戻って来れるかな。 -
ナミビア側のオランジェムンドと南アフリカ共和国側のアレキサンダー・ベイとを結ぶ橋のたもと。
一車線だけの幅が狭い橋で、信号に合わせて交互通行するようになってました。
この時には、アレキサンダー・ベイからやってくる車も、SUR SHANGHAIたちと一緒にオランジェムンドを出て行く車も無くてガラ~ン。 -
車のカーナビに出た、オランジェムンドとアレキサンダー・ベイとを結ぶオレンジ川に架かる橋。
へえ、この橋は名無し?
カーナビに出ている距離数や所要時間は、南アフリカ共和国に入った後で行くスプリングボックの町までのもの。
便利なんだけど、ちょっと前まで、紙の地図だけが頼りだった頃のああでもないこうでもないと喧嘩しながらのドライブ旅が懐かしい。 -
オレンジ川に架かる国境の橋。
対岸にある南アフリカ共和国側のアレキサンダー・ベイのイミグレが見えてきた。 -
オランジェムンドとアレキサンダー・ベイとを結ぶ橋から見たオレンジ川。
これは東の上流方向。
え? こんな場所を渡る小舟が? と思ったのは、浅瀬を示しているらしき構造物でした。 -
わ~! 橋を渡り終えると、ここはもう南アフリカ共和国側のアレキサンダー・ベイ。
今、午後の3時前だから、リューデリッツを出てから6時間弱の道のりだった。
この後は…、 -
…すぐ目の前にあるアレキサンダー・ベイのイミグレでパスポートを提示し、南アフリカ共和国への入国スタンプをもらったら、すぐそばにある警察の出張所にも行き、レンタカーの番号登録などをチェックされたり、入国する人員の名をリストに記入するようになっていました。
でも、特に面倒なことは無く、ここでもSUR SHANGHAIとその旦那しかいなかったのであっさりと入国手続きは終了! (^◇^)
さあ、今日の宿泊予定地のスプリングボック目指して出発!
この後は、南アフリカ共和国のドライブ旅となって続きます。
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