★ナミビア+南アフリカ車旅（１９、完）ケープタウンからヨハネスブルク経由でシンガポールへ帰る

2018/09/01 - 2018/09/02

いよいよ明日は、今回のナミビア+南アフリカ車旅の振り出しとなったシンガポールへと舞い戻る日。
前編でイゼルフォンテンの町からケープタウン入りした午後はボ・カープ地区（マレー・クウォーター）の散策を楽しんで、後は予約して行った民泊に泊まればそれが旅の最後の宿になる。

…はずだったのが、実は旅の最後のトラブルに…。(;^ω^)

どういう事かと言うと；
某有名英語版ホテル予約サイトで予約して行ったのは、ちょいとお高くセンスのいい民泊だったんですが、予約プリントに記された通りの住所のお宅へ約束した時間通りに行ったのに、誰も応答に出ない！
ひょっとして帰宅途中なのかと思い、待ちつつオーナーの携帯に電話を入れてもこれまた応答無し。

う～ん、これと似たような事案は、数年前の南米旅行のチリでもあったような。
これはデジャブか～。(・・;)

で、その某有名英語版ホテル予約サイトに電話連絡して事情を話し、キャンセル代無しでキャンセル。
まだレンタカーを返す前だったのもラッキーだし、前払い式のお宿でなくてよかったわ～。ε-(´∀｀*)ﾎｯ

後は自分たちで急遽新たに別のホテルを予約して、ケープタウン市街地へとんぼ返りというハプニングの最終日となりました。


表紙の画像は、最終日の夕暮れに訪れたビクトリア & アルフレッド・ウォーターフロント。

エリア ケープタウン(南アフリカ共和国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: シンガポール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

表紙に書いたような経緯で、元々予約していた民泊のオーナーは姿を現さなかったので、急遽ザ・ウェスティン・ケープタウンに予約を入れて移動開始。
そのお宿は、ケープタウンをこれまでとは違った角度から見下ろせる高級住宅街にあったから期待していたのにガッカリ。
そのお宿の名前は出さないでおこうと思います。
ケープタウンで民泊にしてみようと思っている方は注意した方がいいかもです。

レンタカーを返す前のことだったのが不幸中の幸い。ε-(´∀｀*)ﾎｯ

結局泊まれなかった高級住宅街の民泊からケープタウンの中心部へととんぼ返りする道筋で見たのは、かつてアパルトヘイト（人種隔離政策）によって強制的に移転させられた有色人種（黒人、インド系、マレー系、混血の人々が住む場所）のタウンシップ。

前回２005年の南アフリカ共和国周辺ドライブ旅では、ヨハネスブルクやケープタウン近郊で広大な規模のタウンシップを目にして驚いたけど、この2018年にはどうだろう、と見て行くと…、

…テーブル・マウンテンの麓まで延々と続いているようなケープタウンのタウンシップが。

前回の旅行から13年の月日が過ぎたのに、何も変わっていないように見える。
今後、この地区はどうなって行くのだろう。

またテーブル・マウンテンを背にしたケープタウン市街地へ戻って行って…、

…今回の旅の最後の宿になったのはザ・ウェスティン・ケープタウン。

このウェスティンがあるのはケープタウンの中心部で、お隣には国際コンベンション・センターがあるという立地。

ザ ウェスティン ケープ タウン ホテル

ザ・ウェスティン・ケープタウンのお部屋。

急遽、最終日の一泊だけすることになったのでデラックス・ダブルを予約しましたが、アップグレードでエグゼクティブ・スイートがいただけて感激。ヾ(*´∀｀*)ﾉ

広々と設備もいいお部屋で、最後の荷造りも楽々完了。
ゆっくり休めました。

ザ ウェスティン ケープ タウン ホテル

デラックス・ダブルからアップ・グレードでいただいたエグゼクティブ・スイートからの眺め。

テーブル・マウンテンの一部やケープタウンに出入りする幹線道路がよく見えました。
もちろん、このザ・ウェスティン・ケープタウンにはこれ以上に眺めのいいお部屋もあるので、検討してみては？

今回のナミビア+南アフリカ車旅で最後までよく走ってくれた車は、この日のうちにケープタウン市街地にあるHERZで返却。
明日シンガポールに戻る飛行機は朝の便だし。

ナミビアの首都ヴィントフックからナミブ・ナウクルフト国立公園、スワコプムンド、スピッツコップと回って一旦ヴィントフックに戻った後は、ケートマンスフープからリューデリッツへ行き、オランジェムンドで国境を渡ってからは、ずっとケープタウンまで南下して来た思い出いっぱいの2週間の車旅。（＾◇＾）
あ～！　Σ(￣□￣|||)　全部で何kmの旅路だったのか、メーターを最後に見忘れてしまったのは痛恨のミス！

気分を変えて、最後の晩に出かけてみたのはビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロント。
ザ・ウェスティン・ケープタウンだと、片道10分程の無料ミニバス・シャトルを出していて便利。
他の規模の大きいホテルでも同様のサービスがあるんだと思います。
ただし、ホテルに戻る最終便とピックアップ場所は確認して利用するのがお勧め。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

ビクトリア & アルフレッド・ウォーターフロントは、ケープタウンの旧港一帯を再開発した一大観光地。
イギリスのビクトリア女王の次男、アルフレッドによって1860年に湾岸開発が行われたため、この名が付いているのだそう。

開発がどんどん進んでいるようで、2005年に訪れた時にはまだ無かったこんなショッピング・モールが出来ていたり...、

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

…そのモールから港側へと出てみると…、

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

…これまた前回2005年には見た覚えのない大きな観覧車が出来ていてびっくり！

ビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントは、どんどん変わってきているのね。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

夕方になって雲が晴れたテーブル・マウンテンと、それを背にしたケープタウン。
やっぱり新しい建物が増えている。

前回ケーブルカーで上ったテーブル・マウンテンからの眺め、最高によかったよね。
次に来る時には、また行ってみよう！

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

ビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントにはお土産屋さんも多数。

これは大きな石の彫刻作品のお店ですが、気軽なお土産品店も多くて、街歩きが楽しい場所になってます。
この辺りはぜひ歩いてみるといいですよ。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

ビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントの一画。
向こうに見える赤い塔はネルソン・マンデラ・ゲートウェイ。
画像奥左手の建物から、反アパルトヘイトの戦士だったネルソン・マンデラが収監されていたロベン島へのツアーが出ています。
印象に強く残るツアーでお勧めです。
ネルソン・マンデラについては、次のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ネルソン・マンデラ

この画像で見えている橋は歩行者専用で、水路はヨットが出入りするための物。
ヨットが来る時間には歩行者は通行止めになり、橋全体が画像手前の岸に90度開く仕組みになってます。
その様子を見てみるのもいいですよ。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

この日の夕日も落ちて、夜景に変わりつつあるビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロント。

ネルソン・マンデラ・ゲートウェイの赤い塔もライトアップされて一層映える時刻。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

この日の夕焼けの燃え残りの色が残る西の空。
天空からは青い闇が下りて来るビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロント。

うん、ロマンチック！

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

ビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントにはカフェやレストランも多数。

出来たら、港の眺めが楽しめる場所で食事や飲み物休憩をして行きましょう。

SUR SHANGHAIたちは…、

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

…前回行ってみてお気に入りだったキー・フォーというレストランへ。
キー・フォーのキー（QUAY）は波止場とか埠頭の意味。
その名の通り、ビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントの一画にあります。
シーフードのほかには肉類なども取り揃えていて、好みの違う数人で行っても大丈夫。
一階部分も二階部分も、テラス席は周辺の港の景色が楽しめます。
気候・天候がいい時にはぜひテラス席へどうぞ。

今回の結果はと言うと、テラス席からの夜景は楽しめたのに、テーブル担当のスタッフはオーダーを紙に書かず復唱するだけ。
ちょっと不安に思っていたところ、案の定、食事内容を取り違えられてがっかり。
お店に苦情を言って解決しましたが、オーダーの際にせかせかと復唱するだけのスタッフにはご用心。

キー・フォー シーフード

明日は朝の便でケープタウンを出るし、そろそろホテルに戻ろうか。
…と、ザ・ウェスティン・ケープタウンの無料シャトルのピック・アップ場所へ。

ウェスティン以外にも、ビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントへの無料シャトルを運行しているホテルは何軒もあるんでしょうが、ホテルへ戻る際のピック・アップ場所や最終のシャトル発車時刻は事前に確かめておきましょう。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

以前より華やかに変身したビクトリア＆アルフレッド・ウォーターフロントを最後に振り返る。

またいつか戻って来られるといいな。

ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント ショッピングセンター

ザ・ウェスティン・ケープタウン前。

この画像で光り輝いているのは、ウェスティンに隣接している国際コンベンション・センター。

ウェスティン周辺には食事場所、お買い物場所、博物館などの観光スポットも数多くあってとても便利な立地ですが、同じ地区内のケープタウン駅周辺には治安が悪いとされる所もあるので、街歩きの際にはご用心。

ザ・ウェスティン・ケープタウンでいただいたエグゼクティブ・スイートから見下ろしたケープタウン夜景。

次に来る時にはどんな変化が見られるだろう。

ザ・ウェスティン・ケープタウンの朝食会場。

今日ケープタウンを出るシンガポール航空の便に合わせて早々と行ってみたところ、食事は既に並んでいましたが、ほかにお客はいなくてガラ～ン。
朝食ブッフェの種類は多かったけど、お味がいま一つだったのは惜しい！

でも、急遽泊まったホテルとしては、いいお部屋ももらえて十分満足。

ザ ウェスティン ケープ タウン ホテル

今回の旅の終わりが始まるケープタウン国際空港があるのは、ケープタウン市街地から東へ約20㎞地点。
ザ・ウェスティン・ケープタウンからタクシーで向かってもらったところ、朝のラッシュアワー前の時間帯には30分足らずで到着。

有名な街の空港なのに、ターミナルは一つだけで意外と小振り。
国際線も国内線も、チェックイン・出発・到着は同じターミナル内で手続きが出来てしまいます。
新しくシンプルな構造で、何がどこにあるのか分かりやすく、国際線の搭乗手続きも安全検査もスムーズに進んだのはよかった点。
搭乗ゲートが並ぶ通路の免税品店やお土産屋さんは、空港の規模が小さいだけに思っていたほど数は多くはないのが惜しい点。

ケープタウン国際空港 (CPT) 空港

朝まだ早い時間帯だと、お店は開いていてもガラガラ。
お店って、あんまりガラガラでも見て回るのが楽しくないよね。

シンガポール航空のビジネス・クラス利用のSUR SHANGHAIたちは、ラウンジは開いているかな、と探してみたところ、各航空会社共通使用のビッドベスト・プレミア・ラウンジを発見。
ありがたく利用させていただきました。（＾◇＾）

ケープタウン国際空港 (CPT) 空港

ケープタウン国際空港内のビッドベスト・プレミア・ラウンジ。

スペース的にはこぢんまりしていましたが、新しく居心地よし。
喫煙室も隣接してました。
食事や飲み物の品揃えは悪くはなく、出発までゆったりできたのが何より。

ケープタウン国際空港 (CPT) 空港

搭乗ゲート近くから見えたこの日のシンガポール航空A350-900型機。

今日は途中、ヨハネスブルク経由でシンガポールへの13時間半の空の旅！

これに乗ったら、またしばらく南アフリカ共和国やナミビアとはお別れだけど、自分の居場所のアジアに帰って行けるといううれしさもあって複雑な気持ち。

ケープタウン国際空港 (CPT) 空港

シンガポール航空A350-900型機の安全のしおり。

言わんとする内容は各航空会社とも同じでも、シンガポール航空では説明が細かい。

シンガポール航空A350-900型機のビジネス・クラス。

個別スクリーンが大きいし、機内エンタメの種類も豊富。
外国映画の新作の日本語吹き替え版や日本語字幕版もいち早く見られるので要チェックです。
座席をベッドに替えると、しっかり脚を伸ばせて横になれるのも楽ちん。

ビジネス・クラスのシートは1-2-1だからSUR SHANGHAIとその旦那は並んで座るんだろうとお思いでしょうが、二人とも窓側席が好きなので、ばらばらに座ります。

シンガポール航空の機内販売品も種類が多いのが魅力の一つ。

一般的な化粧品、時計、アクセサリーなどなどのほか、シンガポール航空グッズやシンガポール・スリングなどのシンガポールのお土産品もあれこれ。
冊子にはぜひ目を通してみましょう。

ケープタウン発ヨハネスブルク経由シンガポール行きシンガポール航空のビジネス・クラスでまず提供された軽食。

味は良かったけど、もうホテルやラウンジであれこれ食べた後だったから残してしまってごめんなさい。(｡-人-｡)

ケープタウン発ヨハネスブルク経由のシンガポール航空A350-900型機ビジネス・クラス。

SUR SHANGHAIがいただいた席は、最初は問題無しでしたが、飛び立った後の軽食サービスの後でテーブルが完全に収納されなくなるというハプニングが。
CAさんが何人も来てくれたのに閉まらず、経由地のヨハネスブルクで整備員さんが来てくれることに。
こんな事って初めてだわ～。Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！

ケープタウンから経由地のヨハネスブルクへの飛行時間は2時間ほど。
その途中で見えた風景。

巨大なミステリー・サークルを思わせる農地が広がっているかと思うと…、

…赤茶けた大地の中のヨハネスブルクの街が見えてきたり。

この後、ヨハネスブルク国際空港（O・R・タンボ国際空港）に着陸後は…、

…引き続きシンガポールへ飛ぶ乗客は機内に残って待機。

その時間に整備員のおにいさんがやって来て、SUR SHANGHAIの座席のテーブル収納部分の点検。
テーブルを収納した後、パチンと閉まるバネか何かの不具合のようでしたが、結局このおにいさんも修理できなかったんですよ。(^^ゞ

で、その後はそのまま出発。
何事もなくフライトを終えたけど、あのテーブル、後でちゃんと直してもらえたかな。

経由地ヨハネスブルクを飛び立ったシンガポール航空機。

しばらくは焼き畑農業をしている農地などが眼下に見えてましたが…、

…インド洋に出た後は、青い海と青い空が広がるだけの景色になって、眺め的にはチョイ退屈。

でも、上の方で言ったように、機内エンタメの映画類は新作も日本語吹き替え版も多くて飽きること無く過ごせるのが〇。

ケープタウン発ヨハネスブルク経由シンガポール行きのシンガポール航空で出されたビジネス・
これだけはのがさなようにクラス機内食の例。

サテーはお気に入りのスナックなので、これだけは逃さないように居眠りは自粛。（笑）
あとは、アジアの味の選択をしてみました。
左下の画像の一品は、あんかけ焼きそば。

ケープタウン午前10時40分発、ヨハネスブルク経由シンガポール行きのシンガポール航空の所要時間は13時間半ほど。
シンガポールのチャンギ国際空港着は翌日の朝6時。

早朝着にもかかわらず、入国審査がスムーズなのがチャンギ国際空港の素晴らしい点。
タクシー乗り場手前には、市内への各交通手段でのおおよその所要時間や運賃も出ているのが親切です。

これで今回のナミビア＋南アフリカ車旅も無事終了！　ヾ(o´∀｀o)ﾉﾜｧｰｨ♪
一旦、シンガポールでのいつもの居場所に戻って、一休みしようと思います。