モラヴィア紀行　Nr.1 / Brno 市街散策

2018/10/08 - 2018/10/15

チェコ東部のモラヴィア地方の中心都市のブルノ、人口約37万。かなりの賑わいのある街である。

11世紀末　プシェミスル家の城が置かれ、12世紀末よりモラヴィア辺境伯領の中心地となる。このころからドイツ人の移住が盛んとなりドイツ化が進む。
近世を通じてモラヴィア地方の中心都市。第二次大戦後ドイツ系住民は一切の資産を没収され、国外に追放された。

エリア ブルノ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウイーン中央駅（Hauptbahnhof) オーストリア鉄道自慢の「レイルジェット」
7：10発　プラハ行　なかなかシックな車体カラーである。

今回は少々奮発してファーストクラス。座席指定で日本の「Rail Europe」のサイトで予約。おそらく現地で購入するよりもいささか高いかもしれないが？チェコパス3日間も　当社で手配したので一緒に購入。

2004年にカミサンと来て以来の中央駅、（当時は南駅）この時は駅前の　　　　　 Hotel Prinz Eugen に4泊したが駅と付近の変わり様には驚いた。

一等車の車内風景

ほうじ茶のペットボトルを置いてあるのが予約席。ただ列車が走り出してから窓の大きく開いている後ろの席に移動。お茶のペットボトルはいつもスーツケースの中に数本入れて行く。何せこちらに来るとこの手のボトルは売っていないし、プラハで日本語の書かれた緑茶のボトルを買ったらこれがジャスミン茶の様に甘く味付けされて、懲りた事がある。（ペットボトルは空港での乗り継ぎのある時には機内に持ち込めないので）

ヨーロッパの鉄道の座席は我が国の新幹線の様に回転して前向きにならないのか不思議。いつか講座の独逸人の先生に聞いたらなんとも思わないそうだ。又地方都市の駅のプラットホームが低く、重たい鞄の上げ下ろしに苦労することもある。加えて列車の発車のプラットホームが直前に替わる事がしばしば。何とかならんかい！！

地平線に太陽が昇りだした。実際には写真より赤かった。

ブルノ中央駅　8：36着　

ブルノ中央駅

今回宿泊した駅前の　Grand Hotel Brno

早速荷物を預け散策に出る。クロークのお兄さんは愛想よく独逸語で対応してくれた。

カジノの設備もあるなかなかの四つ星ホテルである。部屋も広く別室バス付。この
4泊で3回の朝食代を含めて　39,192円はリーズナブルだと思う。

コメンスキー教会　当地英文パンフレットには　Red Churchとしてありある。

キャベツ市場　Krautmarkt （歩き方には　青果市場としてある。）
13世紀にできた広場　右向こうの建物は　ディエトリッヒシュタイン宮殿　　　　Palais Dietrichstein　ブルノで最も古い建築の一つ

この広場の下に広がる迷路は中世の頃の回廊や地下室につながっている。

中央の噴水はバロック様式のパルナスの噴水　barocker Parnass Brunnnen
作者　Johann Bernhard Fischer von Erlach

聖ミハエル教会　Klostel sv Michala

新市庁舎　この建物の駐車場になっているドミニカ広場の地下で貨幣鋳造所が見つかった。

この建物由緒ありげであったが詳細不明

チェコのパトカー

聖ヤコブ教会　Hl. Jakob Kirche.
15世紀半ばから末期にかけて建立

自由広場　Freiheitplatz 　に立つペスト塔
この様なペスト塔はヨーロッパのかなりの街々で見かける。いかにペストの流行が恐ろしかったかを物語る。

こんな飾り付けをアーティストが作っていた。

St.Peter und Paul Kathedrale

ペトロフの丘にある大聖堂　　1170年頃建立　この町の象徴的建物

大聖堂内陣

再聖堂内のピエタ

イエス磔刑像

旧ブルノ市庁舎の塔　13世紀中頃から1935年迄市政を施行　ブルノでは宗教建築を除いて一番古い建物