2018/09/27 - 2018/09/29
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根室市資料館の展示品紹介の続きです。地元の根室で出土した縄文土器や擦文土器のほか、今回見学した日本百名城の『根室半島チャシ跡群』の縮小模型も展示してありました。
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イチオシ
右端の方に『縄文時代の遺跡』の表示があった展示コーナーの光景です。自立できない底が尖った土器が多いためでしょうか、壁に展示されている土器が数多くありました。
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壁に飾られた7点の土器は、すべて『擦文土器』です。擦文時代は、7世期ごろから13世紀(飛鳥時代から鎌倉時代後半)にかけて、北海道を中心として栄えました。擦文とは、土器の表面に付けられた『木のへらで擦ったあと』のことをいいます。
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壁面に飾られた8点の土器は、すべて『オホーツク式土器』です。オホーツク文化は、3世紀から13世紀までの間、オホーツク海沿岸を中心とする北海道北海岸、樺太、南千島の沿海部に栄えた文化を指します。
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イチオシ
資料館のHPからの紹介文です。『根室市穂香で発掘された縄文時代後期初頭(約4,000年前)の土器。上部4箇所に一部は熊と考えられる顔が 付けられています。動物意匠が付けられた土器は、道東ではこの土器が最も古いものです』
(根室市指定有形文化財の縄文土器) -
資料館のHPからの紹介文です。『縄文時代前期(約5,500年前)の土器で、「温根沼(おんねとう)式」とよばれています。温根沼は根室半島の基部にあたる湖の名前で、その東岸に位置する関江谷1竪穴群で最初に発見されたので、温根沼式という名称がつけられました。土器の底が尖っており、木片に刻みをつけたものや縄をスタンプのように押しつけて文様としているのが特徴です』
(トーサムポロ湖周辺竪穴群出土) -
『温根沼式・縄文土器』
縄文時代前期
(トーサムポロ湖周辺竪穴群出土) -
『縄文土器』
縄文時代前期
(トーサムポロ湖周辺竪穴群出土) -
資料館のHPからの紹介文です。『縄文時代早期後半(約7,500年前)の土器で浦幌式(うらほろしき)土器とよばれています。現在のところ、根室市内で一番古い土器であるとされています。上からみると土器の口縁が隅丸方形で、植物質の軸に撚り糸を巻き付けて道具を押し当て、口縁部に縄文をつけているのが特徴です』
(トーサムポロ湖周辺竪穴群出土) -
『縄文土器』
縄文時代後期
(トーサムポロ湖周辺竪穴群出土) -
『堂林式・縄文土器』
縄文時代後期後半
(別当賀一番沢川遺跡出土)
『堂林式』と呼ばれる深鉢土器です。波状の口縁部分と突起が特徴のようです。 -
『下田ノ沢Ⅱ式・続縄文土器』
続縄文時代後半
(別当賀一番沢川遺跡出土) -
『御殿山式・縄文土器』
縄文時代後期後半
(初田牛20遺蹟出土)
土器の表面に縄文を付けた後、一部を消して文様とした土器で、墓の傍から出土していることから、儀礼に用いられたと推測されています。 -
『縄文時代の遺跡』の表示があった写真や説明文などの個別紹介です。最初は、発掘作業状況の記録写真です。夥しい遺物が検出されています。
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左の展示物が『つまみ付きナイフ』です。使用状況のイラスト図もありました。右の展示物が『スクレイパー』です。動物の皮から、肉や脂をそぎ落とすための道具で、こちらもイラストの説明図がありました。
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『石鏃(せきぞく)』のタイトルがあった展示物とその説明文です。矢の先に付けられた石製の鏃と説明されていました。石質は記されていませんでしたが、黒曜石のようです。火山岩の1種で、石基はほぼガラス質です。
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丘陵地帯のような場所の縄文遺跡の発掘状況の写真です。発掘作業の初期段階でしょうか、表面を薄く剥ぐような発掘作業のように見えました。
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『石槍(せきそう)』のタイトルがあった、7点の石器の展示です。木の柄の先に付けて、手で投げたり、突いたりして動物を狩ったと説明されていました。いずれも黒曜石を使った打製石器のようでした。
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『石斧(せきふ)』のタイトルがあった、6点の石器の展示です。いずれも磨製石斧のようでした。使い込んだような刃先に見えました。
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擦石(すりいし)と石皿の展示光景です。この二つは、どちらも擦石のように見えました。あるいは、左側の細長い石が、割れた石皿かもしれません。
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ラッコの展示光景です。両手を合わせて合掌しているような、悲しげな姿でした。『ラッコ(海獺、猟虎)』は、イタチ科ラッコ属の食肉類です。貝類、甲殻類、ウニ類などを食べますが、これらがなくなると、魚類を食べることもあるようです。
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『オジロワシ』の飛翔姿の展示光景です。嘴が薄い黄色、オオワシのように肩の部分に白い羽がなく、大鷲よりはやや小型のワシです。白い尾が見えていました。
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翌朝が2メートルはありそうな大型の鳥の飛翔姿です。嘴の形から判断して、『オオワシ』や『オジロワシ』と違って猛禽類ではないようです。アホウドリクラスの大きさに見えました。海鳥最大の大きさのアホウドリは、全長は8~100センチ、翼を広げた時の大きさは190~220センチとされます。
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『ワシたち』の説明パネルがあった展示コーナーです。パネルはオオワシだけの説明文でした。世界で5千羽かいません。左の二羽がオオワシ、右側の二羽がオジロワシのようでした。
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立派な角を持った雄の『エゾシカ(蝦夷鹿)』と、おとなしい顔付きに見える『ヒグマ(羆)』の展示光景です。生前では考えられませんが、仲良く並んでいました。
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イチオシ
写真に写った範囲で、三頭の『キタキツネ(北狐)』の展示光景です。北半球に広く分布するアカギツネの亜種です。日本では北海道、樺太および周辺島嶼に生息します。本州・四国・九州に生息するホンドギツネよりも全体的にやや大きく、大陸系のアカギツネと相似点が多いとされます。
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『エゾタヌキ』と『エゾユキウサギ」の展示光景です。左下付近の小さな動物には『イイズナ』の名前表示がありました。イタチ科イタチ属の哺乳類で、『エゾイタチ』の呼び名もあります。
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国指定史跡の『オンネモトチャシ跡』の模型です。日本百名城にも選ばれています。オンネモトチャシ跡は、アイヌの人たちが砦等として使っていたチャシ跡の一つです。今回見学しました。『オンネ』は『ヲンネ』の表示もされます。
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二つ並んだ、『ノツカマフ1号チャシ跡』と『ノツカマフ2号チャシ跡』の模型展示です。同じく国指定の史跡で、日本百名城の『根室半島チャシ跡群』の一つにも数えられています。今回見学しました。
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側面から眺めた、面白い形をした土偶の光景です。正面からの姿は先に紹介しておきました。副葬品の土偶のように見えます。
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天井近くをオジロワシが飛び交う展示室の光景です。棚にも種々の展示品がありました。鳥類や、陸上動物などです。
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