2018/09/27 - 2018/09/29
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道東の名所とチャシ跡巡りです。網走市立の郷土博物館の展示品の紹介です。この展示館の建物は、北海道を代表する建築家で、音楽家でもあった田上義也氏の設計でした。展示品の他に建物自体も興味深く見学しました。
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壁いっぱいに掲示された帆船の錦絵光景です。すべて『奉納絵』のようでした。無事に海上輸送が出来た時のお礼の奉納のように見えました。その奉納者の名前も記してあるようです。その前に法螺貝や帆船模型や、船中で使ったらしい道具類も展示してありました。
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同じく、6枚の帆船の奉納絵と、『船箪笥』と表示された引出し付きの木箱の展示品の光景です。左下の奉納絵には、慶応4年、赤山丸、鈴木祐蔵などの文字が読み取れました。慶応4年は幕末の1868年、明治元年となった年です。
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左手前に見えるのは大型の斧ですが、『刃広』の表示がありました。その下に置かれた道具には、『チョンナ』と『モッタ』の表示がありました。奥に見える道具を含めて、雪上ソリのようなものに載せられていました。
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大型の農耕器具らしい展示光景です。『武内式プラウ』の表示がありました。種まきや苗の植え付けに備えて、最初に土壌を耕起する農具とされます。いわゆるトラクターの作業機です。先端に金属製の鋭い爪が付いていました。
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大型の鋸などの展示です。写真のピントが合わず、文字が読み取れませんでしたが、木を相手の鋸ではなく、氷を相手の鋸のように見えました。葉が大きく、握りは小振りですから、硬いものを相手の鋸ではなさそうです。
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展示室の窓から眺めた、自然豊かな室外光景です。外から眺めた時、ドームに見えた部分の室内からの眺めだったようです。
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網走市立郷土博物館の室内光景です。展示物の他にも、建物自体が、見応えがある素晴らしいものでした。この辺りの光景は和風建築風の雰囲気です。本館建物は、北海道を代表する建築家の田上義也氏(1899~1991年)の設計です。アメリカの世界的な建築家、フランク・ロイド・ライトに師事し、音楽家としても著名な人でした。
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イチオシ
同じく、網走市立郷土博物館の室内光景です。和風建築とは一変して、洋風のステンドグラスの光景です。田上氏が師事したフランク・ロイド・ライト(1867~1959年)は、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に『近代建築の三大巨匠』と呼ばれる人です。
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右下の展示は、網走の外来種で、茶色のニホンイタチと白いミンクです。その上の大きな魚はニジマスです。左上は、小型の野鳥さん達のツグミやキレンジャクです。左下が『市街地の自然』と題されたハシブトガラス、ツバメや雀さん達の展示です。
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イチオシ
牙をむきだした『ヒグマ(羆)』の剥製です。ヒグマは、ホッキョクグマと並びクマ科では最大の体長を誇ります。身体の色は違いますが、DNAは両社ともに似ていることを目にした記憶があります。
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角度を変えてズームアップした『ヒグマ(羆)』の光景です。展示されたヒグマは、おそらく猟銃で撃たれるなどして最期を遂げたのでしょうか、牙をむき出しにした怒りの表情でした。
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『キタキツネ(北狐)』の剥標本です。イヌ科キツネ属の動物で、北半球に広く分布するアカギツネの亜種です。日本では北海道、樺太および周辺島嶼に生息します。 日本では、1978年(昭和53年)公開のドキュメンタリー映画、『キタキツネ物語』でよく知られるようになりました。
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立派な角を持った、雄の『エゾシカ(蝦夷鹿)』のようです。シカ科シカ属に分類されるニホンジカの亜種とされます。 日高地方、十勝地方、釧路地方、根室地方、オホーツク地方など雪の少ない道東・道北の一部に限定的に生息していましたが、現在は北海道全域に生息します。一夫多妻制で、雄は縄張りの中にハレムをつくり生活します。
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エゾシカの剥製です。エゾシカに共通しているのかも知れませんが、可愛らしい顔付きと眼付きでした。生まれたばかりの子ジカの体重は6キロほどですが、生後4か月で50キロまで成長します。また、鹿は年に2回換毛し、『鹿の子模様(かのこもよう)』が夏毛に生じます。鹿の子供にだけ見られる模様に思われがちですが、大人の鹿にもこの模様は出てきます。
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どちらも臼兎さんのようでしたが、右手前は茶色、左奥の兎さんは白色でした。どちらにも『ユキエゾウサギ』の表示がありましたが、右が夏毛、左が冬毛の兎さんの剥製標本です。
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別の場所に展示してあった、『ユキエゾウサギ』らしい、白兎さんの剥製標本の光景です。白色は冬毛のためのようでした。それにしても大人しそうな身体つきと顔付の兎さんです。
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フクロウの仲間の『コミミズク』の飛翔姿です。『コミミズク(小耳木菟)』は、フクロウ科トラフズク属の鳥類です。フクロウとミミズクとの明確な違いはない湯です。
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周りの映り込みが激しく、見難い写真となってしましました。『シマフクロウ(島梟)』さん当たりでしょうか。和名の『シマ』は、北海道に分布(隔絶された地方)する事に由来します。
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コチらの庭も、ワシ類ではなく、フクロウさんのように見えました。同じく、『シマフクロウ(島梟)』さん当たりでしょうか、嘴や脚の色も、オオワシやオジロワシとは異なるようです。
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肩の部分が白いですから、『オオワシ(大鷲)』のようです。オオワシは、タカ科オジロワシ属に分類される鳥類です。日本で一番大きなワシ(鷲)とも言われ、全長がオス88センチ、メス102センチです。1970年に国の天然記念物に指定されました。
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イチオシ
精悍な顔付きのオオワシさんの頭部のズームアップ光景です。夏季にロシア東部(カムチャツカ半島、樺太北部など)で繁殖し、冬季になると越冬のため朝鮮半島、沿海州、カムチャツカ半島南部などへ南下します。
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こちらはオジロワシのようです。その右手には、トラツグミ、コゲラやオオアカゲラが展示されていました。オジロワシは、ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると中国東部、ペルシャ湾周辺に南下し越冬します。日本には、主に基亜種が冬季に北日本に飛来します。
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オジロワシの頭部のズームアップ光景です。平製22年(2010年)1月に開催された環境省の保護増殖分科会では、北海道内で越冬する個体数は約1,700羽と数えられました。タカ科オジロワシ属の鳥類です。
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手前の列は、左から、ゴマフアザラシの幼獣、ゴマフアザラシの成獣とアカウミガメの展示です。後方に見えるのもゴマフアザラシなどです。『ゴマフアザラシ(胡麻斑海豹)』は、アザラシ科ゴマフアザラシ属の海棲哺乳類です。
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ウミガメの1種のようですが、名前は分かりませんでした。タイマイやアカウミガメとは違うようです。身体の特徴は、一番大きくなるウミガメのオサガメ(長亀)に似ているようでした。甲長120~189センチ、最大体重916キロと、現生するカメ目最大種です。
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大型の海獣、トドの展示です。一番大きいのが雄の清浄、左端は、まだ赤ちゃんトドのようでした。『トド(胡獱)』は、アシカ科トド属の食肉類です。繁殖地は、千島列島やアリューシャン列島、カムチャツカ半島東部、カリフォルニア州にかけての地域です。
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海の魚の標本です。同じ方向を向いていました。一番上の列だけ紹介しますと、右からマス、マンボウとアブラツノザメです。左下の赤い魚がバラメヌケです。
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同じく、御身の魚の標本です。右向きと、左向きの魚が、グループ分けしてありました。右向きの魚は、ヒラメやカレイなどの底に棲む魚でした。左下の大きな魚がカレイの仲間のオヒョウです。
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別の部屋にも展示してあったオオワシの剥製です。まだ幼鳥だったかもしれません。睨みがあまり厳しくないようです。成鳥の全長は70~98センチ、翼開長は180~240センチ、体重は3~7キロとされ、全身は褐色の羽毛で覆われています。
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首を横に向けた、こちらの展示もオジロワシのようです。オジロワシは、北海道北部および東部では留鳥とも呼ばれる、周年生息する個体もいます。
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