2008/04/14 - 2008/04/14
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2008年世界一周>南米>アルゼンチン>フフイ・ラキアカ
5回目のアルゼンチン入国。メンドーサを経由し、いよいよ大詰め、フフイ・ウマワカ渓谷の旅。さらにウユニに向け、ボリビアとの国境を超える。
4/12 ビニャデルマル(チリ)からメンドーサからフフイに向け移動。車中泊
4/13 フフイ泊
4/14 フフイから ウマワカ渓谷経由でボリビア入国
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4/12
チリとの国境を抜け、この旅5回目のアルゼンチン再入国。
帰りはアコンカグアは見ることができなかった。(行きもちゃんと見たんだか疑わしいが。)
思えば、キリマンジェロもパイネもフィッツロイも、見たかった山はちゃんと見ることができたから、もうすでに大満足です。
ビニャで作ったお弁当を食べる。ふかしただけのじゃがいもがおいしい。
山は曇っていたが、メンドーサは晴天だった。
もうアルゼンチンには帰らないと思っていたので、お金はほとんど持っていなかった。
なけなしの小銭で、コーヒーを飲む。コーヒーにはいつも砂糖が大量についてくる。南米のスタンダード。 -
メンドーサのターミナルで待機中、顔を洗って、歯みがいて、サントイッチを買って、さらにまだ少しアルゼンチンが続くことになるので、ATMでお金を下す。
そうこうしながら、夜8時、乗り換えたバスが出発。
乗客のほとんどはインディヘナの皆さんで、南部アルゼンチンとは客層も違う。
ちょっと奮発して、トマトの入ったサンドイッチを買って食べた直後に、飛行機みたいな夕食が出た。お茶とジュースとあったかいコーヒーも出ました。
貧乏旅行なので網棚に乗せて翌朝までキープしました。。。すごくやわらかい牛肉でした。。。でも結構高いんです。
こんなゴージャスなディナーはいらないから、もちょっと安くしてっていうのが本音。
(奥にあるのはパサパサなお米のサラダ。) -
南米のバスのマーク。
飲み物・テレビ・トイレ・冷暖房・リクライニングが標準装備。
軽食も出るし、おかしはいっぱい配るし、時にはビンゴ大会まで始まってしまいます。 -
お世話になったのは、ボルボのエンジンと、マルコポーロ社のバス。
車内ではいつも映画をやっている。だいたい何かと戦う映画。時々サムライも出てくるし、お父さんが犬になったり、二人のデカが女装してセレブになったり、ロミオとジュリエット南米版など、やりたい放題。言葉が分からなくても、なんだか笑える。ボゴタ行ではアメリカンパイを2部も見た。暇だから・・・
4/13
車中にて一泊。
目が覚めると、ビンゴ大会が開催されており、お茶とお菓子のサービスが始まった。アンデスマール社、すごい。
ビンゴはスペイン語なのだが、南米に来てから数字を一生懸命覚えていたので、結構参加できた。(スペ語を習った旅人によると、ビンゴで数字を覚えるレッスンがあったらしい。)
途中、サルタ(観光地)との分岐で休憩。
そしてなぜかここで、サルタ・フフイ行きのバスの乗り換え。
こういうところはあまり親切に教えてくれないのが南米流なので、よく分からないままに、とりあえずバスに乗る。
それから数時間、町はみるみると粗末になっていく。
アルゼンチン北部は、最も貧しい地域だと言うが、鉄格子も何もない、大きなガラス窓を持った家が点在するパタゴニア地方と比べると、とても同じ国とは思えない光景だった。
建物はレンガ造りで、洗車を商いとしている人々がたくさんいる。
洗車場といってもGSのようなものでなく、タンクを置いているだけの青空洗車場。
ブエノスアイレスやパタゴニアの富は一体どこへ!? -
フフイのバス停に到着。標高1260m。人口17万人。
フフイについても驚くことばかりだ。
フフイのある州は、アルゼンチンでももっとも貧しい州なのだそう。貧しいというのが一目見て分かるぐらい寂れていてびっくりしました。
まず住んでいる人からして違います。
この地方以外は白人ばかりだったのに、ここは大多数がインディヘナの人々。
ボリビアのように、大きな荷物を持った人だらけ。
家もレンガむき出しの粗末な作りだし、バス停も見ての通りアジア的。
ここに来るまでに見たのは、どこも近代的な巨大ターミナルだったのに。メンドーサの前に立ち寄った巨大ターミナルは幻だったのか??
(写真は翌朝早朝に撮影) -
久しぶりに子供の写真を撮った。かわいい帽子かぶってるね!
-
翌日のバスのチケットを買って、インフォメーションで英語を話すおじさんに教えてもらった宿へ。
宿代も一気に下がりました。今までドミでも最低20ペソだったのに、ここでは個室で一人11ペソ。
もしかしたら、ボリビアからの移民とか、出稼ぎの人たちに対応するため、値段を下げているのかもしれない。
いままでなかった屋台も出現し、それがまたボリビア並みに安くてびっくり。
肉と野菜が入った餃子みたいな揚げエンパナーダなんて、0.5ペソ。アルゼンチンではありえない価格。
ここは本当にアルゼンチン?
旅行者としてはうれしいけれど、複雑な気分でした。
国内で、町ごとにここまで格差があるのは今まであまり例がない。
これまでアルゼンチンの発展ぶりにただただ感心していたわけですが、やっぱりここもまだまだ南米なんだと思い知らされました。 -
清潔にしているが、ここまでの南米で一番古い宿だった。
真ん中が吹き抜けになっていて、アフリカの宿っぽい。
リオデジャネイロというかわいいお姉さんがいる宿だった。
あったかいシャワーが出て、トイレは4箇所もある。
ベッドシーツはクマさん柄。
久しぶりの雨の中、ちょっとだけ外出。
フフイは標高も上がっているので、寒い1日だった。
日曜なので何もやっていなかった。ファーマシアは古びていて、しつこいようだが本当にアルゼンチンなのか疑った。トイレットペーパーも売っていないし。
アイス屋さんだけは、ちゃんとある。南米人は本当にアイスが大好きだな。
お店はサッカー観戦する人が多くて、ごはんを食べるためにはちょっと入りにくい感じ。何件かお店をのぞくも、全部サッカー観戦中。
多分ボカの試合かな?町の中でもボカの帽子をかぶった人がいた。
バスターミナルの横にあった小さなカフェのようなところで、アルゼンチン最後のセルベッサを飲む。アルゼンチン色である、水色のラベルもこれでお別れか。
ドアが開けっ放されていて、寒かった。
メンドーサから痛み出した喉が悪化したので、少しだけにしておこう。
パイネでこじらせた風邪がやっと治ったと思ったら、多分度重なる移動の疲労とバス車内の乾燥のせいだと思う。
その後、角のファストフード屋さんで食事。
食べたい物がない、という、久々の状況。
パンに、その場で焼いた卵焼き、トマトなどの入ったサンドイッチを。
ポテトが食べたかったので、外の屋台で注文、食事が終わるころに出来上がった。
低温で揚げたのか、ぐしょぐしょだったけど、とにかく安い。
屋台は家族経営で、息子がよく手伝ったいた。
宿の前のパン屋さんに行き、朝ごはんを探す。
気難しそうなおじさんがいたが、ビスケットみたいなパンを一つ味見させてくれた。
おいしかったので、それを買って帰った。
宿に帰って、お茶を沸かし、バブロンとビタミン剤で栄養補給。
お茶、おいしかった。
湯冷めは怖かったが、あったかいシャワーを浴びて明日の移動に備える。
寒かったのでなかなかシャワーから出られなかった。
たぶん寝るには早すぎる時間だったが、ネットもできないし、移動で疲れていたので、あったかくして早めに就寝。
投宿時に便利なスペイン語
アグアフーリオ(冷水)
アグアカリエンテ(温水) -
4/14
早朝、まだ暗い時間に宿を出発。
雨の中、フフイの治安にびびりつつ、道を選んで速足でバスターミナルへ急ぐ。
フフイは浮浪者も多いから・・・
コーヒーをちょこっとだけ飲んで、ほっと一息ついたら、国境の町、ラキアカに向け出発。
今日のバスは、2階の先頭の席だった。そして、無座の人は立ったまま出発。こういうのも久しぶりだ。
バスはどんどん標高を上げていく。
やがて、雲の上まで来たかのように、青く澄み渡った空が広がる。
フフイからの道のりは最近注目されているウマワカ渓谷があって、眺めがとってもよかったです。標高が一気に上がり、リャマも出現! -
途中のドライブインでは、かわいいミニスカートのインディヘナのおばちゃんたちと一緒に、便座のないトイレを利用。
便器の上に乗ったら、便器が取れて、心臓が縮み上がりました。
便器がくっついてないなんて!!!
その後、最前列でウマワカ渓谷を堪能。
ウマワカ渓谷は鉱物のカラフルな地層が有名。
移動のついでにこんなすごいところが見られるなんて、ちょっとお得。便器が取れたショックを引きづっていなかったら、もうちょっとだけ楽しめたかも。
アルパカが登場したのもこのあたりから!
さらにバスは標高を上げて、国境の町ラキアカに向かう。
ウマワカからラキアカ間で、4000mの峠を越えていたらしい。
ちゃんと電線が通っているのはすごい。
いよいよアンデス文化圏に突入、やっぱり高地の空は最高だ。
やがて、高原の平地までたどりつくと、まっすぐな道の両脇に、アドベ(日干し煉瓦)の家の街並みが現れる。
街にはポプラが植えられ、人々はアンデスの衣装を羽織る。
新疆を思い出すような光景。
ラキアカは3442m。息が切れる。
バスターミナルに着くと、すぐに次の移動の準備。
今までは豪華なチェックインカウンターなどがあったアルゼンチンのバスターミナルだが、ここはすごく小さく埃っぽい。バスの宣伝は、なんと、手書き!アフリカぶりだ。国だけでなく、時代さえも別のどこかに来てしまったかのよう。
坂を下り、左に折れると、人が行き来している国境が見えた。(15分ほど)
ぼろい小屋があって1、2名の係官がいる。
地元の人は、IDと、ガイドの持つ一覧表だけでスルーしていく。パスポートは不要らしい。
ボリビアからやってきた大勢のインディヘナの人々が入国待ちをしていた。
気のせいか、時々訪れる白人の団体を先に通しているような気がした。
そして、アルゼンチン南部では会わなかったイスラエル人ツーリストがたくさんいた。
たぶん、安いイグアスから北部を回って、ボリビアに入るんだろう。
こうして、掘っ立て小屋からアルゼンチンを後にする。
3月11日から、出たり入ったりで約1か月、
アルゼンチン、一生忘れられない、すごい旅ができました!
またいつか必ず、絶対、パタゴニアに行きたいです。
ボビリア編に続く。
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