2008/03/28 - 2008/04/03
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コロコロパッカーさん
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2008年世界一周>南部>チリ>プエルトナタレス>パイネ国立公園
世界一周に旅立つ前から、ぜったいここに行きたいと思っていた、念願のパイネトレッキングに挑戦!
パイネには、パイネを一周するサーキッドと呼ばれるコースと、トーレスデルパイネ・フランセス谷・グレイ氷河の3つの見所をWの形に移動するWというルートがあり、トレッキング初心者の私はWのうちグレイ氷河を除くV字のトレッキングに挑戦。3泊分の食料とテントを持ってさあ出発!
3/28 ウシュアイア朝発バスでプンタアレーナスへバス移動
3/29 ペンギン観察ツアー
3/30 プンタアレーナスからプエルトナタレスへバス移動
3/31 パイネトレッキング1日目
4/1 パイネトレッキング2日目
4/2 パイネトレッキング3日目
4/3 プエルトナタレスからアルゼンチンのカラファテへバス移動
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
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3/30
プンタアレーナス朝7時発のバスで、247キロ先のプエルトナタレスへ。
似ている名前だけど、プンタアレーナスは尖端という意味で、プエルトナタレスは港町を意味するんだとか。朝日に照らされたパンパの草原を突っ走る。 -
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プエルナタレスが近づくと、斜めの木が出現。
ここもまた風が強い。 -
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そして遠くにいよいよ山脈がお目見え。
アンデス山脈!
目指すパイネはその山の一角のはず。
湖が見えたら、すぐにアレーナスの小さなバス会社に到着。
空港みたいに荷物用のターンテーブルがついているバス会社だった。
チリ人のガイドさんがいたので、パイネの情報をもらう。
パイネトレッキングの起点となるプエルトナタレスは、プンタアレーナスよりもずっと小さな町。人口はわずか2万人だが、この州では唯一の市なんだって。ウィキに書いてあった。
町はすでに冬支度が始まっているのか、はたまた日曜だったからか、ほとんどのお店が閉まっていた。 -
客引きのおばちゃんに連れられて宿へ。
民家みたい。ベッドがしっかりしていて、ここまでの旅で一番良かった。
宿に着いて、また出前一丁に手をつけてしまった。
宿のお父さんとお母さんはいい人だったけれど、ババアがやたらうるさいと日記に書いてあった。
ネコもいるんだけど、ババアルールで母猫以外は侵入禁止。
お父さんがいるときだけは許可される。
この寒空の中、外でみゃーみゃー鳴く子を見るのはせつない。
町に出ると、なんと、スーパーがやっていない!
トレッキング用品店もやっていない!
なんとか探して、バックパック、皿兼鍋、テントを借りることができたが、だいぶ高くついた。
世界一周の最初から、パタゴニアを想定して出発時からトレッキングシューズ、トレキングパンツ、スパッツ、速乾Tシャツ、ウィンドブレーカーなどの登山グッズは持参済。
トレッキングはここぐらいだったけれど、これまで旅をした中で、必要を感じてコツコツ集めてきたものばかりで、結果一石二鳥でした。
メルカドがあるか、おばちゃんに聞いて、なんとか一軒やっているところを見つけたけれど、明日の食糧どころか今夜の食糧も買えなかった。
へこんで歩いていると、さきほどのガイドさんに出くわし、街はずれのスーパーの場所を紹介してくれた。
小さなスーパーで、スープの素、パスタ、おかし、チョコ、クッキーなど、なんとか食糧も手に入った。
なんかこう、トレッキングらしくもっと気の利いたものはないものか。
缶詰めとか。
ないの?
ないの。。。
夕ご飯用にはムール貝のスープ。
他にワイン、チキン、卵と、今後野菜不足になることを加味して、野菜も購入。
一度宿に帰ったあと、再び町へ。
レインコートは探し回った挙句、ブラジル製のものを1000円程度でゲットできた。
レンタルもあったけど、ちょっと高かった。
パイネまでのバスチケットを買うとディスカウントしてもらえるとのことだけど、バスチケットはもう宿のおばちゃんから買ってしまっていたし。
他に、ファーマシーでウェットティッシュや食料を探してみたけれど、見当たらず。
どこでもコンビニがあって、なんでも買えるのは日本だけだな。
歩いていたらウシュから一緒だった人たちに出くわした。
トレッキングセットさえ見つかれば、本当にやることのない町なので、早々に宿に引きかえっていった。
犬に尾行されながら、コップを探してうろうろしたけれど、見つからず、仕方ない、グリーンピース缶で代用するか。
というわけで、唯一の野菜はグリーンピース缶を持参することに。
町でヨーロッパの生ビールを発見したので、久々にビール。
チリで外食(というか外飲み)したのは、ここぐらい。
宿に帰ってから、ワインやビール、親子丼のシェア飯を食べる。
パプリカ、にんじn、玉ねぎの野菜炒めで栄養も補給。
これからしばらく風呂に入れないので、しっかりシャワーを浴びて、早めに就寝。 -
3/31
朝ごはん宿についていたけれど、もっぱらまずいと評判。
ドルチェデレチェがたっぷりついた湿ったクッキー、カビの生えたパン。
唯一おいしかったのは牛乳たっぷりのコーヒー。
朝ごはんを食べたらいよいよ憧れのパイネトレッキングへ。
荷物を預け、迎えにきてくれたバスに乗り込む。
走り出してすぐに山が見えました。
晴れてはいるものの、何山かは確認できず。
ドライブインで食べ物をゲット。
昨日買ったカルネ入りのエンパナーダをテーブルの上に忘れてきてしまったらしい。
同行の人たちに若干嫌味を言われつつ、申し訳ないのでポテトチップを購入し、献上。
走り出して30分、3本の何かが見える! -
いきなりパイネの象徴トーレスデルパイネが!
見えちゃったー! -
3本の岩の柱がくっくりと見えます。
ええええ!?こんなにはっきり見えちゃうの!?
というほど、はっきりと見えました。
強烈なインパクトです。 -
この雄大な大地をブランド名に掲げたパタゴニア、素晴らしい!
装備がだいたいノースフェイスなどが悔やまれます。 -
しばらく走ると、今度はグアナコの群れ!
パタゴニアすごい!!! -
-
天気も良かったので、ドライバーが車を止めてくれて、撮影タイム。
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あまりの景色にバスが止まって写真撮影
実はこの日が唯一の晴れ日で、本当にラッキーでした。
一番高いのが2850mのデアゴスティーニ。デアゴスティーニ!?
二番目が2800mセントラル
三番目が2700mモンツィーノというそう。
トレスデルパイネのトレスは、三じゃなくて、塔という意味だとか。 -
左のほうにパイネの角と、万年雪に覆われるパイネグランデが見えます。
トレッキングはあのあたりを歩きます。 -
アマルガ湖です。
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パイネが鏡のように反射する湖。本当にきれいな光景でした。
写真には映り込んでいませんが、フラミンゴが一羽遊びに来ていました。
パタゴニアすごい。
この時、キツネが走り去っていくのも見ました。
パタゴニア本当にすごい! -
水が引いて、パイネの全景をとらえるのは難しかったです。
それでも息をのむような美しさ。
憧れのトーレスデルパイネを胸に焼き付けます。
そこにいた全員が感動していました。 -
パイネと言えば、Wと言われる3から4日のコースと、サーキットと言われる10日間ほどのコースが有名。
私たち旅人グループは、グレイ湖を右手に、フランセス谷とトレスデルパイネを巡るWのルートを選びました。 -
ゲートで高額のマップを購入し、高額な入場料をお納めし、高額なフェリーチケットを購入。お金に羽が生えて飛んでいくよ。(プライスレスですよ!)
その後、フェリー乗り場までバスで移動。
たぶん写真の山がアルミランテニエト山かな。
さっきバスで見たトーレスデルパイネの景色では、3本の塔の右側に写っていました。
トーレスデルパイネはきっと、この山の裏側のほうですね。 -
アルミエンテニエト山かな。2668m
この山の下の湖は、ノルデンフィールド湖。
この湖の対岸をバスで奥まで進み、ノルデンフィールド湖とつながっているペオエ湖につきあたったら、フェリーに乗り換え、ペオエ湖の対岸に渡ります。
渡ったところがトレッキングの入り口。
フェリーで登山口へ行き、トレッキングで戻るのが今回のルートなります。
フェリー乗り場で早くもおなかがすいて、ポテチとリンゴ味のナッツクッキーを食べる。
もしエンパナーダがあったら今頃は・・・
ちなみにこのチリのクッキーがめちゃくちゃハイクオリティなんです!
シリアル、ドライアップル、ナッツなどがたくさん入っていて、まさにトレッキングフード。おすすめです! -
昼頃フェリーに乗船と思ったら、1名乗り遅れた人がいて、慌てて戻る船。
どこにでもうっかりさんはいますね。
そして、ちゃんと戻るチリの船会社も親切。
遅れた人を冷かしつつ、お客さんたちも和やかなムード。
山好きに悪い人はいない、は、各国共通ですね! -
フェリーはcuenos del paine、パイネの角・明日行く予定のフランセス谷・パイネグランデをぐるりとまわって行きます。
右側のパイネの角を見ながら、ペオエ湖を進みます。
角の隣の雪山はパイネグランデ。3050mです。
パイネグランデの脇にはフランセス氷河があり、グランデと角との間にある谷を、フランセス谷と言います。フランセル谷の中央にあるミラドールが二日目の目的地。
湖はみどりがかっていて、氷河が作り出す独特な色合いだとか。 -
パイネの角2600mです。
6つの峰から成ります。かっこいい山。
今日はこのふもとを目指すトレッキング。
トレッキング中、ずっとこの山を眺めて進みます。
パイネの名はどれも標高こそ低いですが、降雪が多く、強風、天候変化など、結構危なく難易度は高いんだとか。 -
パイネグランデ3,050m
4つの峰を配し、万年雪で覆われています。
初登頂は1957年、イタリア隊によって、なんだそう。
関係あるのかわからないけど、今回目指すテント場の名前は”イタリアーノ”です。 -
拡大してみました。
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各国から来た山好きと、パイネの角。
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人が映り込んでもきれいだなーと誰かが言っていました。
確かに! -
山好きと、パイネグランデ。
30分ほどでペオエ湖を渡り、対岸へ到着。
ここにはキャンプ場兼ホテルがあり、ガスやお菓子も売っています。 -
パタゴニアの旗です。かわいい。
1時ごろ、今日の目的地に向けて出発します。
と思ったら、いきなりトレイルがよくわからない!
大丈夫か!?オール初心者!? -
目指すは角のふもと。イタリアーノというポイントです。
角に向かって出発 -
さっき渡ってきた、緑色がかったペオエ湖の眺め。
透明度が高く、特に淵の緑色がきれいでした。
アップダウンは少なく、右手に湖を眺めつつ、青空のもとをゆっくりと進みます。 -
写真には残っていませんでしたが、遠くにグレイ氷河という有名な氷河が見えました。
生まれて初めて見た氷河は、巨大氷河でした。
なだらかで、静かに迫りくるような感じ。
一体いつ、どこで生まれた水なんだろう。。
氷河はペリトモレロで見ることにしていたので、先を急ぎます。 -
行く先にそびえる雄々しいパイネの角!
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左手にパイネグランデ
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シーズンも終わりですが、トレッカーは思っていたよりたくさんいました。
さすがアウトドアの聖地パタゴニア! -
パイネの美しさに導かれるように、カメラを出し、角を撮って、グランデを撮って、ずーっとそんな感じで、カメラが手放せません。
わざわざ、歩いている証拠写真を撮ってもらいました。
荷物を背負って歩くのは初めてなので、出だしからちょっと不安。
しかしいい天気です! -
角とグランデを望む。
天気もよく、パイネグランデが素晴らしくきれいでした。
溜息が出るほど素敵な景色です。 -
だいぶ角が近づいてきました。
丘を越えるまで、角の全容は見られません。 -
さきほどは近くに見えたペオエ湖が、もうあんなに遠くに。
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パイネグランデをぐるりと回りこみます。
振り返ると太陽とパイネグランデ!
どうらや東側に回り込んできたようです。
飛行機雲が見ました。 -
丘を越えたら、パイネの角の全景が見えてきました。
なんと立派な山!
山のふもとに今日の目的地、イタリアーノがあります。 -
近づくにつれ、雄々しさを増す角。
雄大な姿、本当に感動します。
ますますカメラが手放せません。
ふもとにあるのはスコッツバーグ湖。 -
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スコッツバーグ湖です。
湖面には波が立っておらず、静寂に包まれていました。 -
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この吊り橋が見えたらほぼゴールです。
吊り橋の向こうがイタリアーノ、キャンプ地です。
初日は休憩は一回で、約2時間のトレッキング。だいたいガイドブックと同じでした。
アップダウンもなく、快晴に恵まれ最高の1日となりました。 -
本日のキャンプ場横の眺め。
パイネグランデとパイネの角に挟まれたフランシス谷の入り口・イタリアーノでテントを張ります。
暗くならないうちにささっと。
みんなアフリカにいるときに、さらに宿代を節約するために、ゲストハウスの庭でテント生活をしていたので、旅人なのに設営は早かったです。
アフリカはほんとにいろんな経験値が上がります。
食べ物は木につるしておかないと、動物が来て食べてしまうそう。
フリーのキャンプ場なので、何もありませんが、水洗トイレだけはあったのが大変ありがたかったです。 -
見上げればパイネグランデ
川の水はとても冷たくて、米を研ぐ手がかじかみます。
ちょっとだけ服を洗ってみたけど、もちろん乾きませんでした。
テントを立ててしまうとやることもないので、とりあえずご飯を食べることにしました。
ここで初めて、ガスバーナーが出動。おおー!
初心者の集まりなので、米を持ってきてしまったというど素人さ。
野菜とか缶のグリーンピース、鶏ガラを入れて炊いてみました。
時間かかるねって、なるよね。
あと、なぞの貝スープ。
だまだまになって、ウニみたいになりました。
食べるだけ食べたら、ライトもないし疲れたし、さっさと寝ることにしました。
3月終わりのパイネ、死ぬほど寒かったです。
素人集団、寝袋は旅用、汚いベッドから身を守るのが目的の夏仕様だし、ウシュアイアで拾った銀紙付きのシートだけじゃ、そりゃ底冷えもするよね。
持ってきた装備を全部着て、手袋から何から、ありとあらゆるものを下に敷き、帽子を腰に巻き、それでも寒いし、腰も痛いし、結局ほとんど眠れなかった。 -
4/1
トレッキング2日目はイタリアーノキャンプ場から(山人はテン場って言うんだって。テン場テン場。)からフランセス谷の往復。
さらにイタリアーノに戻ったあとは、次のテン場、ロスクエルノスまで歩かなければいけません。
暗いうちに起きて、テントの中で食事を準備。
朝は、チリでよく見た細いパスタが入ったチキンスープ。
これに追いパスタをしてカロリー補給。
サブバックに出前一丁を詰めて、他の荷物をイタリアーノに置いたままにし、出発。
片道約2時間半の道のりです。
写真は左手に見えたフランセス氷河 -
沢登が始まると、左手に美しい景色が見えました。昨日フェリーで渡った湖
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ウシュアイアでライターさんが言っていたとおり、フランシス谷の最初の沢歩きは石のせいでちょっとわかりづらかった。
途中砂利の場所もあり、ひたすら登りが続きます。
これはツジ科ムルティージャという赤い実。 -
キツツキがいる森を抜けます。
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そしてすぐにフランシス氷河が迫ってきました。
ゴゴゴゴーと、音を立てて雪崩ます。
そういえば、昨日雷だと思っていた轟音は、どうやら氷河が崩落する音だったらしい。
ここから見ると、そんな轟音を立てるようには見えないけれど。。。。 -
続いて森の中に入ります。
キノコ。 -
ひたすら登ります。
まずいチョコも、今なら食べられます。 -
ヤドリギ。
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森が開けてきました。
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写真ではわかりづらいですが、青いフランシス氷河。
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森が開けると、沢のような場所を歩きます。
遠くペオエ湖まで見渡せる絶景ポイント。 -
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やがて、谷をぐるりと山々が囲むポイントへ。
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紅葉中
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終点の展望台。
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川がありました。
きれいな水が流れています。
パイネでは水には困りません。 -
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最後の急な岩場を越えて、30分でミラドールへ到着しました。
トータルで3時間。 -
ミラドールの絶景です。
出前一丁でご褒美ランチを食べました。 -
帰りは1時間45分ほどでイタリアーノへ戻りました。
帰ってテントをたたんだら、休まず出発。
今日はそのまま入場ゲート方面へ、ひとつ先のキャンプサイト”ロスクエルノス”を目指します。
最初はなだらかな草原でしたが、すぐにすごい山道に!
目指すゴールが見えていたのでがんばった。
が、行っても行ってもゴールは見えず。
背後でフランセス氷河の轟音を聞きながら、何度もアップダウンを繰り返します。
船から見ればなんでもない丘も、登るとなるとほんとにきつい。
荷物もあるし、フランセス氷河谷往復を終えてからの、しかも寝不足でのトレッキング。 -
湖畔で休憩。
大事にもってきたレモンジュースがおいしかった。
甘い系のお菓子が少なく、クラッカーを食べる。
初心者、いろいろと失敗続きです。 -
パイネグランデともお別れです。
石投げで遊んだら、再び出発。
ぐるりと角の後ろに回り込み、2時間ぐらいでロスクエルノスに到着。
見えてから、遠かったこと・・・ -
ロスクエルノスは有料のテン場ですが、みんなお金を払っているのかビミョー。
なぜかまけてもらいました。
ここは宿泊施設もあり、シャワーとトイレもある、かなりちゃんとした場所です。
昨日の失敗を考慮し、平で下がふわふわの場所を探します。
そして、角が見えるこんなすばらしいところでテントを張ってしまいました。
これまた昨日の失敗を踏まえ、持っている袋やカバー類、レインコートなど、ありとあらゆるものを銀紙の下に敷きつめ、防寒対策。 -
夕食はパスタにスープの素で作ったトマトソースを入れてみました。
チーズも入れて。
グリーンピース缶が映り込んでますね、お皿です。
トレッキング前日が日曜日に当たってしまい、まともな食料を手に入れられず、毎日スープの素中心の食事になってしまいました。
アレーナスは小さな町でスーパーも小さいので、パイネに行くならカラファテかナタレスで食料を買っておくべきだと思いました。
この時バーナーが倒れ、テントや私の寝袋にくの字の穴があきました。とほほ。
すっかり暖かくなったテントで、冷え込まないうちにさっさと寝ようと思ったら、カサカサっと音が。
どうやら、別室に置いておいた食糧をモグラが狙っていたようです。
眠くてしょうがなかったけど、食べ物を移動させる。
わずかに足が下のほうに傾斜がありましたが、昨日ほどではなく、いろいろ工夫をした結果、よく眠れました。 -
3/2
3日目。天候が優れず、トーレスデルパイネトレッキングをあきらめ今日のうちにナタレスに戻ることに。初日にしっかり見られたし。
チキンパスタスープを食べて、出発、ゲートまで3時間の道のり。
いきなりすごい登り。それを過ぎるとなだらかな丘に出ます。
こんな川越もありました。
親切なラエリーのお兄ちゃんが助けてくれます。山人皆親切。 -
そこからは景色を見ながらのんびりと進みます。
-
動物のフンが落ちていましたが、動物には会えませんでした。
-
やっぱりトーレスデルパイネは雲の中。初日に見ることができてほんとによかったー。
(この日、トーレスデルパイネはわずかに見えることもありましたが、ふもとまで行った人も完全な姿を見ることはできなかったと言っていました。
初日にくっきりとみられたのは本当にラッキーだった。
そして、天気を見てプランを変更し、2泊にとどめたのもよかったです。) -
今にも泣き出しそうな空です。
一日目とは対照的ですが、これはこれでとても美しかった。 -
後半はアップダウンもなく、見晴らしのよい道をのんびり歩きました。
晩秋の草原はどこか悲しくて、ワビサビ感がいい。
物語の世界のような静かな丘をいくつも越えました。 -
ポツポツと木が生えてきたら、ゴールも近い。
-
ヤドリギがゲートで迎えてくれました。
ナッツを食べたらもうひとふんばり、20分ほどでバスが発着するもう一つのゲートに到着。
終わったー!! -
バスを待つ間に昼食。サッポロ一番海鮮風味と貝のスープ
生き返るー。
そしてバーナー、ありがとう!
へんなガイジンから”日本語タベレマセーン”と声をかけられつつ、バスを乗り継いでナタレスの町に帰ります。
もちろん爆睡しました。 -
宿に帰ったら、おばちゃんがうれしいそうに「忘れ物よ」と、机に忘れたエンパナーダを差し出してきた。
あ、ありがとう、でも異臭が・・・
チリ人日本人並みに親切だな。
慌てて焦がしたテントを繕って、しれっと返却。
スミマセン、、、、ちゃんとしっかり直しました。
パイネトレッキング完結の祝いに、ビールとフライドポテトで乾杯。
この1杯のためにがんばりました。
スーパーで、ウシュで出会ったカップルに会い、アフリカのご夫婦の旦那さんがリオガジェゴスで体調を崩していると知る。
もしかしたらどこかで追いついてくると思っていたけれど、もう会うことはないだろうな。
旅はそんな出会いの繰り返しです。 -
久しぶりに人間らしい物が食べたい!!ってことで、最近お気に入りのザワークラフトスープ。ウィンナーもいつもよりちょっといいのを買いました。
少し余り野菜を加えれば、激うまスープです。
ワインのもうとしたら、お小言ばあさんがやってきて、ランチョンマットを敷けとうるさい。
ウシュから一緒に動いた入れ墨にーちゃんは、最後におなかを壊したようで、お世話になったお礼におじやを作った。孤独な旅人たち、助け合いが大事。
あったかいシャワーがありがたく、明日も早いのでパッキングして早々に就寝。
おつかれさまでした。
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