アルゼンチン①イグアスの滝壺を見に行こう

2008/03/09 - 2008/03/10

南米一周二か国目はアルゼンチン
まずはイグアスの滝へ！
2008年
3月11日　（サンパウロから）アルゼンチン国境越え
　　　　　イグアスの町へ
3月12日　イグアスの滝観光

祖父も70年代にやってきたというイグアスの滝についにやってきました。
旅行好きの祖父が印象深かったと言っていた場所の一つ、イグアスの滝。
出発前から絶対に行きたかった場所です！
（ちなみにもう一つは中国の西安だったそう。さすがは祖父と孫、私も西安が大好きです。）

エリア イグアスの滝周辺(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0

3/11　ブラジルとの国境を越え、アルゼンチンに入国。手荷物検査中に物価チェック。コーヒーがついに１ドル以下に！やっと、ひもじい日々から脱出です。

小さなイグアスの町で宿を探す。
おばちゃんはスペイン語しか話せないのに、なぜか言っていることはなんとなく分かる。ポルトガル語は全く分からなかったのに、不思議。

スーパーは、物が少ないものの、とにかく安い！
オリーブも1ドル以下、安い！
ということで、今夜も自炊パーティ。
ニンジン、グリーンピース、ジャガイモ、ハムの炊き込みご飯に、ワイン、ハムチーズオリーブにおつまみ付き。豪華！

宿にはイスラエル人がたくさんいた。
イスラエル人というのは、兵役が明けた人たちが大半で、”物価の安い国にグループでやってきて、大騒ぎする”印象。
南米でいうと、アルゼンチンやブラジルは物価が高いのでほとんど見なかったけれど、ペルーやボリビアではよく会った。
というわけで、物価が安くなったことを実感。


3/12
宿の朝ごはんに、またしても甘いキャラメルソース（ドルチェデレチェ）が置いてあった。南米の人は甘党だなぁ。
パンとコーヒーで朝ごはん。

朝食を食べたらいざ、イグアスの滝へ！

おほ。お高い。
お高いけれどビクトリアの滝よりは安いではないか。
人生最初で最後かもしれない、たっぷり遊びましょう！

こんな葉っぱ、見たことない！
南米だなぁ。

さすが南米髄一の観光地、園内はしっかり整備されています。
まるでディズニーランド。

どーん。
ここだけですでに絶景！
高さこそないものの、幅がすごい！
カーテンのように滝が流れおち、豊かな水の恵みに育まれた植物がジャングルのように広がっています。

滝の脇が大きな遊歩道になっていて、滝を眺めながら散歩できます。
右のほうに展望台があります。

展望台からの眺め。

ボートにも乗れます。まさにリアルジャングルクルーズ

展望台。

見てください！この絶景！！！
南米は雄大だ！

下にも遊歩道があって、滝の真下に行けるようになっています。

滝を横から眺められます。

この川が滝になります。

反対側。ここで水が落ちて滝になるのです。

川にかかっていた橋。

さらに進みます。
イグアスは、とにかくものすごく暑い！そして、湿気もすごい！
南米といえば、アンデスの高地で乾燥地帯というイメージもあるかもしれませんが、ここイグアスは、まさにジャングルサイドの南米という感じです。
このの旅ではアマゾンに行けなかったので、イグアスが唯一ジャングルのような雰囲気を感じられる場所でした。

滝の上から。

あちらにも巨大な滝が見えますが、これもまだおまけの滝。

日本でこんな場所があったらすでに国家ＡＡＡＡＡ級。

滝を真正面から眺める。

さっき通った遊歩道が上のほうに見えます。

本当に素晴らしい公園です。

滝を真正面から見られる場所に来ました。
滝つぼに近づくボートが見えます。

だ、だいじょうぶ！？水量はんぱないです！

カーテンの滝の真下にやってきました。
水のカーテンを展望スポットから鑑賞

魔女の宅急便でジジのぬいぐるみを盗んだ子みたいなのがいました。

引き続き、カーテンの滝の下。

この絶景でも、まだおまけ。

水の量！
アフリカで見てきたビクトリアの滝は、乾季だったので水の迫力という点ではイマイチでした。
ここは見事な水量です。

途中の川は船で渡ります。

さて、ここから、イグアス最大の見どころ、悪魔の喉笛に向かいます。
こんなかわいい列車に乗って。

リアルディズニーランド。

列車を降りたら、喉笛へと続く長い橋を渡ります。
この写真のように、遊歩道となっている橋は、川の上にかかっているのですが、この川幅がとても長い！
15分ぐらい歩いたと記録に書いてあります。
何せ滝に向かう川、ちょっと怖い。怖いのだけど、この先に巨大な滝が控えているとは思えないほど、穏やかな流れに見えるのです。
まさに嵐の前の静けさ！？
今でもあの橋からの眺めは忘れられません。

ついに！悪魔の喉笛です！

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

これが、悪魔と例えられた滝。
祖父も見た滝、ついに来ました！

この水量！この迫力！
もう滝つぼなんて見えません。

アルゼンチン側からだと、滝つぼも、滝の全景も見ることができます。
あまりにも幅が広く、自分が立っている場所も飲み込まれてしまいそう！

高さ、量、幅、音、すべてに圧倒されました！
とにかくここに来たほうがいい！！

もう二度と来られないかもしれないと思うと、あまりにも名残惜しく、一度離れたものの、また戻ってしまいました。

できることならずーーーっと見ていたかった。

世界一周は”今日を楽しめ”
明日はもっとすごいところに行けるんだ！と思って、その場を後にしました。

華厳の滝なんて、人間のおしっこのようだ、と表現された方がいました。

なんて、ビク滝とイグアスを見たあとは、本当にそう思ったけど、あれから何年かして、滝を見た記憶も薄れてくると、1本の筋が龍のように舞い落ちる華厳の滝は、それはそれで風情があるものだなぁと思います。それぞれの地で、太古の昔から人のこころを引き付けてきたものを、比較なんてしてはだめですね。

あ、今思いました。
だから滝という漢字には竜という字が入っているのかな？
もし日本の滝がどこもイグアスの滝みたいだったら、暖簾とか簾という漢字が入っていたかもしれませんね。

イグアス名物、アナグマさん。

遊歩道をうろうろしていました。南米では、日本では見られないいろいろな野生動物に出会えるのも楽しみの一つです。

大満足のイグアス国立公園。たっぷり一日楽しんで宿に帰りました。
バスに乗っていたらスーパーが見えたので、途中下車して今夜の夕飯をゲット。
今夜は3色野菜と鶏肉の炊き込みご飯、そして今夜もハムチーズセットとワインを買って、晩酌です。
ワインはコロンというところのカベルネソーヴィニヨン。
カベルネはアルゼンチンで本当によく飲みました。
今でもワインはもっぱら南米産。
すばらしい思い出の味は、どんな高級ワインもかないません！！

3/12
朝ごはんを食べたら、すぐにパラグアイ行きのバスに乗ります。
これはイグアスの町の小さなバスターミナル。

小さな小さなイグアスの町をあとに、次は南米３か国目のパラグアイです。
→パラグアイ編に続く

ごらんいただきありがとうございます。