2018/07/07 - 2018/07/07
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mimicatさん
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帝釈天も初めてやってきました。
いやー、彫刻がものすごいです。
たぶん、一生分の彫刻作品を見たかも。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
柴又といえば帝釈天です。
柴又帝釈天といえば庚申講。
江戸の昔、一時行方不明になっていたご本尊(帝釈天)が寺の梁の上から見つかったのが庚申の日。
帝釈天の縁日は庚申の日とされ、もともとあった庚申待ち信仰と結びついて、霊験あらたかと大人気になったそうな。 -
このマーク、駅前の塔の上にもあった。
庚申待ち信仰とは、庚申の日に眠ると、体の中からおしゃべりな虫が抜け出し、天帝(帝釈天)に告口をする。天帝はその悪行に応じてその人の寿命を縮めるので、庚申の日には寝ないでやり過ごす、というのがその基本。
江戸時代には大変人気のあった信仰で、いろんな宗派の寺が扱ってますが、柴又帝釈天がとくに有名です。 -
まずは二天門
とにかくとても立派な門です。
仁王さんが立っているのかと思ったら、帝釈天配下の四天王のうち、増長天(南方守護)、広目天(西方守護)がおられました。
後の2方、持国天(東方守護)、多聞天(毘沙門天、北方守護)は帝釈堂内におられるそうです。
案外新しく、明治中頃に作られた総檜造りの門で、日光東照宮をまねたらしい。 -
この寺には初めて来ましたが、彫刻がすごい立派で細かくて、また量も多いのでビックリ。
-
龍はあちこちにたくさん出てきます。
-
虎。
寅さんとは関係ない。と思う。 -
ひときわ目立つ、大鐘楼
こちらはもっと新しく、昭和30年完成だそう。
総欅の大鐘楼。高さ約15m。
環境庁が「日本の音風景100選:柴又帝釈天界隈と矢切の渡し」に指定。
寅さん映画には必ずここの鐘の音が入っているとか。見たことないからわからんが。 -
柴又帝釈天の建物群は案外新しく、明治に入ってからの建築物がほとんどだそう。ただ、この釈迦堂(開山堂)と隣の祖師堂(本堂)は古く江戸時代からの物だそう。
この開山堂が柴又帝釈天で一番古い建物だそうです。 -
中をちょっと覗いてみたけど、よくわからん。
このお寺は「柴又帝釈天」で通ってますが、本名は「経栄山題経寺」(日蓮宗)。
そもそも帝釈天はインドのバラモン教の神様で、後に仏教の守護者となった方です。二天門に控える四天王を統率する神様です。
庚申待ちは中国起源だそうで、本当は全く縁のないものが合体して人気が出るとは、敏腕プロデューサーも真っ青ですね。
一時消失したご本尊とは、板に帝釈天像が彫られているものだそうで、本堂隣の帝釈堂に安置されています。
日蓮宗のお寺としての本尊は本堂に安置されている大曼荼羅だとウィキペディアに書いてありましたが、見えませんでした。
曼荼羅だったら見たかったなぁ。 -
祖師堂は開山堂とよく似た建物(サイズは横1.5倍、奥行き3倍くらい)で、入母屋造の拝殿と内殿が前後に並んで建つ。
こちらが日蓮宗のお寺の本堂になる訳ですね。
屋根の前部分から緑の柱が下りてきているのが面白かったんだけど、写真を撮るには人が多くてパス。
板本尊はここの梁の上から見つかったんだね。
何でそんなところにあったのかしらん。 -
こちらは南天門。二天門に比べればアッサリしてますが、こちらも普通のお寺からすると随分と立派な門です。
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帝釈堂と本堂の間のこの木は何やら曰くありげだったのだけれど、特に紹介はなし。
ご神木はもっとあっちの方にあるそうです。
これはただの木。 -
帝釈堂を横から見たところ。
正面は人が多くてパス。
正面からだと松が龍のように見えて素敵らしいよ。
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屋根の下もなかなか凝ってますよ。
帝釈堂は明治に入ってから建てられたので、本堂に比べるとあちこち飾りがついていて、大きくて豪華です。
本堂や開山堂にあるシンプルな美しさとは異質な感じで、それが一緒にあるのが不思議な感じかな。
禅寺と日蓮宗が一緒にいる感じ。 -
ゾウと獅子が屋根の下で守っています。
ゾウっていうのがなんかインドっぽいですね。
「帝釈天」はインドの神様ですもんね。 -
たくさんの彫刻がありますが、彩色されていないので、落ち着いた渋い魅力が光ります。
上野の東照宮の絢爛豪華な感じもいいけど、私はこっちの渋い方が好ましい。 -
お堂の入り口にはたいてい龍がいます。
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ここにもね。
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帝釈天での見ものはこの彫刻ギャラリー。
すでに境内で「どうだ、参ったか!」、ってくらい沢山の彫刻を見たので、わざわざ入場料取って見せるほどの物がまだあるのかしらん、と思いつつ並ぶ。
そうそう、帝釈堂へ入る際には靴を脱ぐのですが、靴箱に入れずに袋にでも入れて自分で持っておいた方が帰りが便利ですよ。 -
いやー、すごいですねー。
お堂の壁面いっぱいに、びっしりと彫刻が施されています。
物語の一シーンかなぁ。
ボロブドゥール遺跡でお釈迦様の一生を彫ったレリーフを見たし、アンコール遺跡でもたくさんのレリーフを見た。
その木彫りバージョンとでも申しましょうか。
木製なので、外壁の外にガラスの壁をたてて、ちゃんと空調された空間になっています。
暑い中、へとへとになったインドネシアやカンボジアの事を思うと、すでに極楽浄土へ来た気分です。 -
日本にもボロブドゥールがあったかー。
ギャラリーというのがふさわしい美術館になってます。
大正11年に最初の1枚を彫り上げ、昭和9年に完成。
欅材の彫刻で法華経の説話を題材にした作品。大作は10枚あります。
途中関東大震災もあったけど、頑張りましたねぇ。
彫刻ギャラリー、大客殿&邃渓園 は有料(400円)ですが、お値段以上の見ごたえです。 -
彫刻の施された外壁を支える木組みとそれを支える龍たち。
どこまでも、どこまでも凝っています。 -
こんな下の方にもびっしりと彫刻が。
参りました。
じっくり見ると時間切れになります。
これだけのものは他ではなかなか見れないと思うので、じっくり見たいけれども人気があるから並ぶしね。あんまりグズグズしてると傍迷惑だし。
煩悩と葛藤する。これも修行か。 -
次は大客殿へ向かいます。
本堂、帝釈堂と大客殿、大客殿と庭園の周りは大回廊で結ばれており、涼しい日陰をすいすい移動できます。ありがたいですねぇ。
どこからでも回廊に入れるし、出れるので、靴は自分で持ち歩いた方が便利なんです。
例えば、帝釈堂から入って、大客殿→庭園→本堂と回って出るのもOK。
帝釈堂に靴を取りに行く必要なし。 -
大客殿
とても材料を吟味して作られているそうで、今ではもう無理なレベルらしいですよ。
東京都選定歴史的建造物。
山本亭も美しい庭に面して横長な建物でしたが、この大客殿も細長い建物です。
庭側は全面オープンで目にやさしい緑を堪能できます。 -
でも、部屋の中は少し残念かな。
何となく無造作に置いてある屏風がちょっと悲しい。 -
広いお部屋。
たぶん、金銭的価値が違うせいかもしれないけれど、山本亭は今も活用されていて「生きている」家でしたが、こちらの御殿は立ち入り禁止、眺めるだけの「保存された」家でした。 -
こんなところにも彫刻あるでよ。
-
庭も広~い。
邃渓園 という名がついています。
芝生はきれいに刈られ、植木はスッキリ剪定されて、本当によく手入れされて大切にされている感じがする園です。 -
これが「日本一の南天の床柱」ってのですね。
確かに珍しい。
こんな枝分かれした木を柱にする発想はないよなぁ。 -
ここの庭は見学のし甲斐がありそう。
それに回廊を回って見学できるのがイイです。 -
池の上を歩いて渡るのもいいですね。
夏の暑い日は目にも涼しい。
亀とか鯉とか眺めて過ごせます。 -
ひっそりとした日陰に建つのはお地蔵さんじゃなくて、サルの神様?
インドの神様、ハヌマーンか。 -
庭師の方が中へ入っていきましたが、我々は入っちゃダメ。
やることいっぱいあって、忙しいんだろうなぁ。 -
これは庭に入るための入り口かな。
趣ある入り口ですが、だれか使う人いるんだろうか。 -
富士山下山仏です。
開山堂の隣にひっそりと置いてありました。
屋根はあるけど壁はないので、大雨のときや風の強い日は吹き曝しでずぶ濡れになっちゃいます。かわいそう。
ちゃんとお堂を建てて安置するわけにはいかない時代が日本にあったんです。
手前が「大日如来」奥が「観世音菩薩」。
元々は富士山にあったお寺に安置されていましたが、明治の廃仏毀釈によって富士山から引きずり降ろされ、麓に廃棄された過酷な過去をお持ちです。
巡り巡って今はこちらに安置されています。
観音様の首回りには縄の後、背中には擦り傷がいっぱい見られます。
壁がなくても屋根があるだけ野ざらしより随分マシ。
罰当たりな話です。何で下山仏のような事象が起きたのでしょう。
仏教伝来より、神道と仏教は仲良くやってきたのですが、江戸時代に旦那寺制度やら色んな特権でお寺が強くなり、汚職もあったりして問題があったし、天皇と神道の強化を図り、神仏分離、仏を廃し、釈迦の教えを壊してしまえ!ってのが廃仏毀釈という政策(?)運動です。
明治元年の神仏分離令から始まり、明治5年頃には沈静化したというものの、その後に廃寺になったお寺も多いので、しばらく続いたのだと思います。
これによって多くの寺が経済的に立ち行かなくなり、僧侶が還俗、日本にあったお寺は半減しました。
多くのお堂や仏像が破壊され、美術品・宝物等が二束三文で売られ、国宝級の仏像や仏画が海外へ流出したのはこの時が多かったんじゃないかと思われますが、私は廃仏毀釈について、学校で習った記憶はありません。
法隆寺のような古刹でさえ飢えるようなつらい時代だったそうです。
逆に言うと、今残っている明治以前から続くお寺はそのような厳しい時代を耐え抜いた本当に強いお寺なのだなと認識を新たにしました。
本日は自由見学が多くていい感じでした。
ちょっと早めの14時過ぎに解散です。 -
解散後、お目当ての矢切の渡しに向かいます。
「建物」を訪ねる会なので、矢切の渡しはコースに含まれていないんですよ。
江戸川の堤防は空が広い。
山田洋次ミュージアムで、金町浄水場前に俳優さんたちが立たずむシーンがあったなぁ。 -
堤防をおりて、やっと矢切の渡しに到着。
わくわく。
江戸時代、江戸の治安維持のため、わざと橋を架けないでいる川がいくつかありました。
利根川水系では15の渡し場が橋の代わりを務めていました。
舟に乗る際に一人ずつ身分を検めるので、関所の機能も果たしていたそうです。
矢切の渡しは「金町・松戸の渡し」と呼ばれていて、川の両側にある田畑を耕しに行く農民の特権として自由に行き来ができたそうです。
庚申の縁日には帝釈天へ渡る人も大勢いたのだろうと想像されます。
明治になって関所の廃止、交通網の整備でどんどん橋が架けられ、15あった渡し場は、今では矢切の渡しを残すのみとなりました。
「矢切の渡し」が有名になったのは、やっぱりあの歌の大ヒットでしょう。
連れて逃げてよ。
ついておいでよ。
夕暮れの雨が降る、矢切の渡し。
昔は松戸側の方が発展していて、金町側は田んぼと帝釈天ばかりだったそうですが、今では逆転。渡った先には何もない(田畑のみ?)そうです。
伊藤左千夫「野菊の墓」の舞台で記念碑もあるという事ですが、ちょっと離れているらしいので、向こうに渡ったら、そのまま折り返し戻るつもりです。 -
あら、残念。ちょうど舟が出たところでした。
案外小さい船ですね。
定員は10~20名くらい?
ちょっと怖いなぁ。私、泳げない。。。 -
しばらく待ってみようかと思ったのですが、なんだか疲れてきたので帰ることにしました。
今日は曇っていたけど、それでもかなり暑かった。
気温より湿度にやられる。
ペットボトルの水がどんどん消費されます。
熱中症を避けて、休むに限る。
本日の目的果たせず。
あー残念。
いつかまた再挑戦しようかな。 -
本日のおみや
草だんご。
一番小さいサイズは650円也。
やっぱり柴又といえば草だんご。
日持ちがしないのが難点。
「本日中にお召し上がりください。」と書いてありましたが、翌朝いただきました。
1日たってもまだ柔らかくておいしかった。 -
こがね餅ってのも買ってみた。
草だんごと同じ価格。
こっちは賞味期限が長くて、職場にもって行こうかと。
個包装ではないけれど、ケースが1個1個独立しているので分けやすいです。
食感はわらび餅で、トウモロコシの味がします。
草だんごの方がおいしいと思った。
本日の記録
交通費:1,786円
会費に昼食代と入場料が入っているので、入場料は個別には払ってないけど。
入場料:寅さん記念館、山田洋次ミュージアム、山本亭セット 550円
帝釈天彫刻ギャラリー、大客殿、庭園 400円
乗らなかったけど、矢切の渡しは片道大人200円です。
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