2017/05/06 - 2017/05/07
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RAINDANCEさん
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フランス北部、イル・ド・フランス地域圏、イブリーヌ県都であるヴェルサイユを訪れました。
★ヴェルサイユ宮殿を1泊2日でじっくりと見学。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ロワールの古城をレンタカーで巡ったのち、ヴェルサイユへ向かいます。
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原発大国フランスではこれをチラホラ見かけます。福島の事故以来、原発の需要は世界的に落ち、フランスの主力産業である原発輸出は低迷、マクロン政権のエネルギー政策は岐路に立たされています。
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パリ方面へ。
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ヴェルサイユに近づいてきました。
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ヴェルサイユの市街に突入。
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ベルサイユ宮殿前のアルム広場に到着。ルイ14世の騎馬像。
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この広場の横に、この日泊まるホテルがあります。
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ホテル、「ル・ヴェルサイユ(Le Versailles)」。
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とにかくヴェルサイユ宮殿に近く、観光に至便のホテル。
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客室の壁には...何でしょう?中世貴族の絵?
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リビングルーム。
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ベッドルーム。
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バスルームの洗面台。
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シャワーとバスタブ。
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さて、チェックイン後、ヴェルサイユ宮殿に向かいます。
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といっても、この日はもう昼過ぎですので、メインの宮殿(グラン・アパルトマン)は翌日に回してそれ以外のところを巡ることに。
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入場券は、2日の通し券を事前にインターネットで購入済み。
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ここから広大な庭園に入場。
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宮殿の庭園側。
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庭園の面積は約1,000ヘクタールで、東京ドーム約200個分以上はあるそうです。しかも、かつてはその10倍の広さだったらしい。「朕は国家なり」とのたまった太陽王ルイ14世の絶対主義王政による権力の象徴。
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水花壇と宮殿。
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ラトナの泉。
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園内を走るミニトレイン。(有料)
敷地は広大なので、適宜活用すると便利です。 -
まずは離宮のひとつであるプチ・トリアノン宮殿へ。
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ルイ16世の王妃だったマリー・アントワネットがこよなく愛した場所として知られていますね。
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入場口。
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入ってすぐのところにある中庭。
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この宮殿は、元は18世紀にルイ15世が公妾のために建てたものだそうです。
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シンプルな建物外観とうって変わって、内部はロココ様式の豪華なものです。この部屋は「大食堂」。
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「お伴の間」。
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とはいっても、メインの宮殿(グラン・アパルトマン)に比べれば控えめで、王妃としての公事を離れて寛いでいた場所であることが偲ばれます。
王妃のプライベートルームだった「内殿」。 -
ビリヤード台。中世にはルイ14世、ルイ16世、シャルル9世などもビリヤードに興じていたといいます。夜遊びや賭博が好きだったとされる、遊び好きの王妃もビリヤードを楽しんでいたのでしょうか。
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プチ・トリアノン宮殿の周りはイギリス式庭園となっており、そこに立つ「愛の神殿」が見えます。マリー・アントワネットがスウェーデン人貴族の愛人と密会していたとされている場所です。
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愛の神殿。
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神殿から見るプチ・トリアノン宮殿。
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プチ・トリアノン宮殿の反対側にあるフランス式庭園。
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フランス式庭園を挟んで宮殿の向かいにある「フランス館」。
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庭遊びの休憩部屋だったというその内部。
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「王妃の村里」の農場。
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農場の門。
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ブヒブヒ聞こえると思ったらコイツでした。漫画に出てきそうなかわいいヤツでした。
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王妃の村里は、マリー・アントワネットが造らせた田舎暮らし体験用の人工の村だそうです。
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農場以外にも、農家の家並みが再現されました。
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池の展望台付の家。台からはコイなどの釣りをしていたらしい。
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王妃は、こういった家々に遊びや寛ぎの道具を置き、田舎の雰囲気に包まれながら過ごしていたのだそうです。
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ベルヴェデール(見晴らし亭)と岩場、
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この近辺に、王妃とスウェーデン貴族の密会現場の洞窟があるらしいのですが、そこはスルー。
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王妃もこんな長閑な風景を楽しんでいたのでしょうか。
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続いては、グラン・トリアノンへ。
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17世紀にルイ14世が隠れ家として建てた小宮殿が、同世紀のうちにフランスの建築家のジュール・アルドゥアン・マンサールによって、ラングドック産の大理石の宮殿に建て替えられたそうです。
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グランドサロン。
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「鏡の間」。
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「皇后の部屋」。
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「チャペルの間」。
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「控えの間」。
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ペリスタイル。
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「円形の間」。
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「皇帝一家の間」。
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「ビリヤードの間」。
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「ルイ・フィリップ王一家の間」。
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「マラカイトの間。」
...と、グラン・トリアノン宮殿だけでも、これまで見てきたロワールの古城と匹敵する豪華さです。 -
この日はこれで宮殿を後にします。手前から、「ラトナの泉」と「アポロンの泉」と「大運河」。
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宮殿の門。
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青空に映えるルイ14世の騎馬像。
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さて、そろそろディナータイムです。サマータイムなのでかなり明るいですが。
宮殿を出て市街へ。 -
宮殿前から南東に伸びるシャンセルリー通り、そこからサトリー通りへ。
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サトリー通りを少し南下すると...
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...レストラン、シェ・ラザール(Chez Lazare)があります。
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某口コミサイトでも中々の高評価なバーベキューレストラン。
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赤ワインとミネラルウォーターをオーダー。
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スターターに、ベジタブルスープ。
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こちらもスターターのサラダ。バーベキューレストランらしく、串が一本付いてます。
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オーダーした肉は、ホールの片隅のここで焼かれて出てきます。
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オーダーした串焼きとステーキが焼かれてる...いい匂い...
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お、焼きあがったようです。
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串焼きバーベキュー、どーん。
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ステーキ、どーん。
肉はやはり、レストランよりこういうところの方が美味い。 -
満腹となり、締めのカフェ。
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通りを散歩しつつホテルへ戻ります。
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今度は夕暮れに映えるルイ14世のシルエット。
この日はこれにて休息。 -
翌朝...ホテルのラウンジ。
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朝食のビュッツフェへ。
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ホットミール。
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ジュースやハム。
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パン・ケーキ類。
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クオリティは料金からするとちょっと物足りないかな。が、このホテルの価値は宮殿への”近さ”なのでやむなしか...
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さぁ、朝食を済ませていよいよ宮殿(グラン・アパルトマン)へ。近いからと油断してちょっとゆっくりし過ぎ、入場門には既に長蛇の列。前売り券を持っててもこれです。
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天気はあいにくですが、この日は宮殿内を見るのがメインなのでかえって良かったかも。
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ようやく入場し見学開始。30分くらいは並んだかな?
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中央棟の中庭。まずこのラクシュリーな雰囲気に圧倒されます。
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1階から見る「王室礼拝堂」。
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回廊を進みます。
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ヴェルサイユ宮殿の絵。
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ギャラリーの様なところを通ります。
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宮殿に関係すると思われる色んな人々の肖像画。
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2Fから「王室礼拝堂」。こちらの方が天井が近くに見えます。
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「ヘラクレスの間」、王の居間でした。王室礼拝堂ができる前はここが礼拝堂だったらしい。
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これまでロワール渓谷で見てきた城や宮殿とは次元が違います。
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リソースが無制限となると、暖炉もこうなるんですね。
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「豊穣の間」。夜に飲み物が供されるカフェ&バー的な部屋だそう。
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その天井の絵。
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「ヴィーナスの間」。
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「ディアーヌの間」。
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「マルスの間」。
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「メルクリウスの間」。
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「戦争の間」。
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一番の見どころとされる「鏡の回廊」。
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観光客がなるべく少ないショットを狙いましたが...難しいです。
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「王の寝室」。
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「大理石の階段」。
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「戦争の回廊」。
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この日に公開されていた部分は大体見終わりました。当時の絢爛豪華な生活が偲ばれてスゴイのはスゴイのですが、全体としてあまりにもピカピカで複製感が強いので、その点では先に訪問したロワールの古城群と比べて、”遺産”に触れてる感がちょっと薄いかな…なんて感じちゃいました。
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スーベニールをちょっと見て...
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グラン・アパルトマンの見学の後は、まだ行っていない宮殿内のエリアを時間の許す限り散策しましょう。(全部は到底行ききれないので)
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噴水ショーの時間に当たりましたので鑑賞。ラトナの泉の噴水。
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同じ時間帯に、庭園のいたるところの噴水で同時にショーが始まります。
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噴水を渡り歩いてそれぞれ鑑賞。
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ちょっと、幾何学模様の森の中にも入ってみましょう。
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森の中にこんなカフェバーがあったりします。
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で、ちょっとつまんで飲んじゃったりします。
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あーうま、フレンチフライ。
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森の散策もそろそろ飽きてきました。
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グラン・カナル。この日は天気悪いのでボートの稼働率低し...というか、誰も浮かんでない...
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というわけで、時間もきたところでそろそろヴェルサイユ宮殿を後にします。
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元はルイ13世が狩猟のために建てた館を、息子のルイ14世が半世紀かけて宮殿に造り替え、政治の中心をパリからここへ移しました。その絶対王政による強大な権力を象徴するこの宮殿は、これまで見てきた欧州の城や宮殿と比べても、桁違いのものでした。
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CDG空港のあるパリ方面へ向かいます。
世界史上で最も大きな市民革命とされるフランス革命により、ルイ16世とマリー・アントワネットはヴェルサイユからパリへ移らされ、その後裁判を受け処刑されました。史上最大級のヴェルサイユの絢爛豪華さは、史上最大級の市民革命の民衆パワーをも産み出してしまったということなのかも知れません。 -
シャルル・ド・ゴール空港が見えてきました。
今回のフランス旅は、モン・サン・ミシェルからロワール渓谷を経てヴェルサイユで締めるという、いわば王道コースでした。フランスの歴史上重要な時代の遺産の数々は、本当に見応えのあるものでした。
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