2017/04/30 - 2017/05/01
171位(同エリア1849件中)
RAINDANCEさん
- RAINDANCEさんTOP
- 旅行記550冊
- クチコミ1627件
- Q&A回答8件
- 888,958アクセス
- フォロワー58人
フランス北部ノルマンディー地域圏、マンシュ県の村であるル・モン-サン-ミシェルを訪れました。言うまでもなく、フランスを代表する世界遺産、モン・サン-ミシェルおよびその湾、を目的とした訪問です。
★近郊のホテルに泊まり、夕方・夜・朝のモン・サン-ミシェルを散策。
★ホテルのレストランにて、仔羊を使った郷土料理、プレ・サレをいただく。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎プレ・サレ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ジヴェルニーから300km、高速道路をひた走りル・モン-サン-ミシェルに近づいてきました。モン・サン-ミシェルの看板。
-
地平線に見えるモン・サン-ミシェルの影…と牛たち。とうとうここまで来ました。
-
ここから先はゲートがあり一般車は入れません。域内のホテル宿泊者は入れますので、ホテルにTELして本日のパスコードを聞いて入力。
-
この日の宿泊は、ホテル・メルキュール・モンサンミシェル(Mercure Mont Saint Michel)。
-
修道院まで2kmのパーク内にあるホテルです。そのフロント。
-
宿泊棟はフロントから歩いて1分の別棟。車は目の前に駐車可能。
-
客室。
-
広さは充分です。
-
バスルーム。
-
客室の窓からはクエノン川。
-
チェックインの後はさっそく、モン・サン-ミシェルへ向かいます。ホテルの前から無料の定期巡回バスにて。
島の頭上には黒い雲が立ち込め、雨が降ってきてます。 -
妻がかねてから来たかった場所、モン・サン-ミシェルにいよいよ上陸です。「前哨門」から。
-
これまで欧州には色々訪れましたが、交通アクセスの不便さや観光地化しすぎているという雰囲気も感じ、何となくここを後回しにしてしまってました。
-
ですがこの度、ロワールの古城と併せて回ってみようということになり敢行。
-
実際に訪れてみると、海に浮かぶ孤島に築かれた修道院は凄まじい聖地のオーラを放っており、多くの人々を惹き付けるのも納得です。
-
雨が強まる中、グランド・リュ(大通り)を抜け修道院をまっしぐらに目指します。
-
なぜならば、明日はメーデーで修道院はクローズ…なので雨が降ろうが槍が降ろうが今日のうちに見ておかねばなりません。
-
無事に入場。
-
「大階段」を登ります。
この修道院は、8世紀にこの地域の司教が大天使ミカエルのお告げを受けて礼拝堂を造ったのがはじまりなのだそうです。 -
西のテラスに出ました。海を渡ってくる桟橋。
-
テラスから見上げるラ・メルヴェイユ。
-
修道院付き聖堂の内部。
-
見事な身廊です。15世紀に再建されたゴシック様式とのこと。
-
この修道院自体は、10世紀に修道院が建てられ、13世紀にはほぼ現在の形になったそうな。
-
回廊は工事中。
-
食事室。
-
大天使ミカエルのお告げを受ける、オベール司教。
-
迎賓の間。
-
大きな暖炉。
-
大柱の礼拝堂。
-
この修道院は、フランス革命以降は監獄として使われました。19世紀初めに設置されたこの車輪(復元)は、政治犯の食料運搬のために使われていたものだそうです。
-
この下から搬入ですね。
-
下から見るとこんな感じ。
-
最後に騎士の間。
-
…というわけで、2時間ほどで修道院を見終えました。
-
ここからは、塔頂の大天使ミカエルの後姿。
-
この日の目的だった修道院は見終えたので、その後は周囲を適当にぶらついてみましょう。
-
潟を見渡せる城壁塔へ。
-
干潟を歩く観光客。
-
この島は、修道院の南東側がいわゆる小さな町になっていて、通りが幾つかあります。(修道院へ向かった大通りもその一つ)
-
その中でも、外周の城壁沿いを歩いてみます。
-
その雰囲気は、ちょっとした丘の上の城壁の町の様。
-
お店も並んでいたりして。
-
晴れていればテラスが気持ち良さそう。
-
所々で修道院+下の街並みを眺められます。
-
大通りの入り口付近。
-
門の上から。
-
門の階段を下りると、有名なオムレツの店「ラ・メール・プーラール」。卵かきまぜデモ中。
-
というわけで、この日は島内の修道院と街歩きを終えて、一旦ホテルへ戻ります。
-
憎らしいことに、今ごろ晴れてきました。
-
陽を浴びて黄金に輝く大天使ミカエル。
-
さて、一日移動と歩き回ったので腹ペコです。ホテルに戻ってディナーと行きましょう。
-
ホテルに付属するレストラン「ル・プレ・サレ(Le Pre Sale)」にて。
-
時間が早めだし空いてるかな...と思ったら、意外に混んでいたのでバーで一杯飲みながら待つことに。
-
この辺りはパークの様なエリアなので、レストラン街や飲み屋街といったものはありません。よって、ホテルのレストランで手近に済ますパターンにならざるを得ない感じです。
-
席が空いたようで、ご案内。
-
メニューはアラカルトで。
欧州に来るといつも必ず野菜不足に陥るので、摂れるときには摂っておく。で、グリーンサラダ。 -
スープ。
-
ワインはボルドーの赤で。
-
メインは「プレ・サレ」。仔羊のローストです。
-
レストランの名前にもなっているプレ・サレは、この地域の低湿地帯を指すそうです。
潮に耐えるここの牧草を食べる仔羊は、潮の香りで独特の風味を持つことから同様にプレ・サレと呼ばれるのだそうです。 -
日本ではなかなか食べられないそうで、旅グルメに拘る私たちとしては食べないわけにはいきません。風味はどうだったかというと…普通の仔羊?
メインの後は、デセールまでしっかり。 -
まぁ、プレ・サレにもブランドがあるようですから。
デセールその2。 -
さてさて、ディナーの後は、モン・サン-ミシェルの夜景を見に行きます。
-
せっかく泊まるのですから、これは見ておかないと。再び無料巡回バスに乗って。
-
あえてちょっと手前で降車します。おーライトアップされていい感じです。
-
曇った空が逆に背景でいい味出してます。こう見ると要塞ですね。
実際、百年戦争時には要塞として使われていたわけですが。 -
翌朝…ホテルの部屋から外をのぞくと、自転車や…馬に乗って散歩。優雅ですね。
-
朝食も昨夜と同じレストラン、ル・プレ・サレにて。
-
温かい玉子やベーコンもあって…
-
パンの品数も豊富で(他のゲストハウスほどおいしくなかったけど…)
-
団体観光客も受け入れる大型ホテルではありますが、悪くはなかったです。何と言ってもモン・サン観光には立地が最高。
-
朝のモン・サン-ミシェル。メーデー(祭日、修道院はClose)であることもあって、観光客はほぼ皆無。
-
大通りへ入ってみます。
-
前日の喧騒が嘘の様に静か。
-
人が居なくなると、通りの趣ある風情に改めて感じ入ることができます。
-
さて、この日の目的はまずここ、サン・ピエール教会。
-
入口には、ジャンヌ・ダルクの像。
-
主祭壇。
-
大天使ミカエル。
-
次に、一旦モン・サンを出て左の入口を入ります。
-
ここです。
-
入ってみると、ここにも城壁塔。
-
更に進むと「聖オベール礼拝堂」が見えてきました。
-
15世紀に建てられた、オベール司教を祀る礼拝堂です。
-
この時間、干潟を歩けました。
-
そろそろ、モン・サンを後にしましょう。
-
クエノン川に架かる橋、「バラージュ・デ・モン・サン・ミシェル」。
-
ダム機能を持った橋。
-
そこから見るモン・サン-ミシェル。
-
クエノン川越しに見る聖地。観光地化してようが、荘厳なものは荘厳ですね。
-
パークへ戻ってきました。
-
お土産屋さん。
-
この真ん中のモン・サンの油絵にやられました。お買い上げです。
-
そろそろモン・サン-ミシェルを後にします。
-
元々は先住民ケルトの聖地だったというモン・サン-ミシェル、その後カトリックの聖地として多くの巡礼者を集め、戦乱や政情不安時には要塞や監獄になり、そして近世また聖地へと返り咲いた…そんな重厚な歴史を背負い、人々を魅了しながら、これからもサン・マロ湾に浮かび続けることでしょう。
などと思いつつ、次の目的地サン・マロへ。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
-
前の旅行記
ジヴェルニー_Giverny モネの『睡蓮』!印象派の巨匠が晩年を過ごしたノルマンディーの村
2017/04/29~
ジヴェルニー
-
次の旅行記
サン-マロ_Saint-Malo ”コルセール”がもたらした富!今やブルターニュ最大の観光リゾート地
2017/05/01~
サン=マロ
-
ジヴェルニー_Giverny モネの『睡蓮』!印象派の巨匠が晩年を過ごしたノルマンディーの村
2017/04/29~
ジヴェルニー
-
ル・モン-サン-ミシェル_Le Mont-Saint-Michel 大天使ミカエル!そのお告げで誕生した聖地...
2017/04/30~
モンサンミッシェル
-
サン-マロ_Saint-Malo ”コルセール”がもたらした富!今やブルターニュ最大の観光リゾート地
2017/05/01~
サン=マロ
-
アンジェ_Angers フランスに現存する最古のタペストリー!堅牢な古城を持つかつてのアンジュー公国の首都
2017/05/01~
アンジェ
-
ソーミュール_Saumur 王家の谷に佇む城!中世に仏諸侯たちが流麗さを競った城のひとつ
2017/05/02~
ソーミュール
-
ブレゼ_Brézé まさにダンジョン!地下迷宮を持つ古城を抱く田舎町
2017/05/02~
ロワールの古城周辺
-
フォントヴロー・ラベイ_Fontevraud-l'abbaye 修道院都市!プランタジネット王朝の眠る場所
2017/05/02~
ロワールの古城周辺
-
シノン_Chinon ロワールの最古の古城!美味いワインとジャンヌ・ダルクの逸話が伝わる町
2017/05/02~
ロワールの古城周辺
-
ランジェ_Langeais ブルターニュ併合!歴史的政略結婚の舞台となった城
2017/05/03~
ロワールの古城周辺
-
アゼ・ル・リドー_Azay-le-Rideau 優美!アンドル川に煌めくダイヤモンド
2017/05/03~
ロワールの古城周辺
-
ヴィランドリー_Villandry 庭園との見事な調和!ロワール川沿いのルネサンス様式最後の城
2017/05/03~
ロワールの古城周辺
-
ロシュ_Loches ルネサンス建築の町!中世フランス王が拠点とした歴史上重要な町
2017/05/03~
ロワールの古城周辺
-
シュノンソー_Chenonceaux 6人の奥方の城!王を取り巻く女性たちが栄華を競った地
2017/05/04~
シュノンソー
-
アンボワーズ_Amboise ルネサンス&ユグノー!文芸復興と内戦が渦巻いた中世王家の中心地
2017/05/04~
アンボワーズ
-
ショーモン・シュル・ロワール_Chaumont-sur-Loire 城主たちの思惑と欲望!渓谷に建つ美しくも...
2017/05/04~
ロワールの古城周辺
-
ブロワ_Blois 数百年にわたる栄華の痕跡!7人の中世フランス王が暮らした城
2017/05/04~
ブロワ
-
シュヴェルニー_Cheverny 魔法の宮殿!ユロー家の生活の温もりを感じる白亜の城
2017/05/04~
シュヴェルニー
-
シャンボール_Chambord ロワール渓谷最大の古城!フランス・ルネサンス建築の最高傑作
2017/05/05~
シャンボール
-
ヴェルサイユ_Versailles フランス絶対王政の象徴!ブルボン王朝の絶頂と、史上最大の市民革命始まりの...
2017/05/06~
ヴェルサイユ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (1)
-
- makiさん 2018/01/26 09:30:50
- 今日は!
- 毎日寒いですね!
写真の無い旅行記にいいねを頂き感謝です!
私はパリのみでモンサンミシェル言ってないので
楽しく拝見しました!
表紙の海に浮かぶ教会?島がきれいで
良い写真が撮れましたね!
又違う旅行記にも訪問しますね!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
モンサンミッシェル(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 春のフランス北部 ジヴェルニー、モンサンミシェル、ヴェルサイユ、ロワールの古城をレンタカーで巡る旅
1
96