初夏の北イタリアを巡る　１０　９日目　シエナ

2015/06/26 - 2015/06/26

９日目（６月２６日（金））

・素晴らしい眺めのホテルレストランで朝食。ここで長野松本から来たという４０半ばの日本人夫婦にあう。レンタカーでトスカーナ、ジェノヴァ、リビエラと回り最後はスイスのツェルマットでハイキングというすごい計画。よく休みが取れますね、と聞いたら農業で一息ついた農閑期という。なるほど、Bon　Boyage！。
・８：５０サンジミニャーノ発でシエナに１０：０５に到着した。ここも2度目の来訪である。ホテルを探すがなかなか見当たらない（何とHPの地図が間違っていた）。親切なセニョリータがホテルに電話で確認したうえに近くまで連れて行ってくれた。グラッチェ！旅先の親切は身に染みる。ホテルに荷物を預け街歩き開始。街の中心カンポ広場に向かう。くすんだ茶色の歴史的な建物がぐるりと周囲を囲み世界で一番美しい広場と言われるに相応しい。７/２には有名なパリオの競馬があるそうで馬場が作られていた。ぼんやり眺めているうちにまだ早いので世界遺産ピエンツァに足を伸ばそうかと思い立った。バスターミナルに戻ってバス時刻を調べると戻ってくのが１８：００になるというのでこの思い付きは断念。ゆっくりシエナで過ごすことに決めプッブリコ宮と付属の美術館を見てドゥーモまでの旧市街を歩く。今日も日差しがすごく強い。気温は２８℃というが石畳の照り返しがあり体感温度は３３℃といったところか。ホテルに戻り３時間のシェスタ。
・１８：００、教会の鐘の音を合図に街歩きを再開する。日差しは少し和らいでいる。コントラーダ（町内会）の紋章の写真を撮りながら旧市街を回る。パリオの競馬はコントラーダ同士の対抗戦である。カンポ広場で皆と同様に広場のレンガに尻餅をつきのんびりと周囲を眺める。吹いてくる風が心地よい。ＴＶ番組で旅の案内人二人が同様にこの場所で尻餅をついてシエナの素晴らしさを話していた場面を思い出す。夕食は広場裏のレストランでトスカーナ料理。日本語を話すひょうきんな兄ちゃんが接客に来た。昼をまともに食べてなかったのでここは奮発してパスタ、トスカーナ風ステーキ、名物の赤ワイン。美味しかった。弾き語りが来たので「ゴッドファーザー愛のテーマ」をリクエスト。なかなか味のある歌い方だった。最後良ければすべてよし、の２８６００歩。

エリア シエナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンジミニャーノ→（路線バス）→シエナ街歩き；（カンポ広場、プッブリコ宮、ドゥオーモ、大学、旧市街、泊）

　今日も快晴の予報。ホテルのレストランから美しい街が見渡せた。

ホテル ラ チステルナ ホテル

　朝食で信州松本から来たという夫婦に会った。レンタカーを使ってトスカーナ、ジェノヴァ、リビエラを回り最後はスイスでトレッキングするという。

　８：５０サン・ジミニャーノ発のバスで１０：０５シエナ着。ホテルの地図が間違って探すのに苦労したが何とかホテル・キウザレッリにたどり着いた。

Albergo Chiusarelli ホテル

　荷物をフロントに預けカンポ広場を目指して街歩きスタート。スパンノッキ宮殿で皆写真を撮っている。

　いくつも交差する大小の通りは中世そのまま

バンキ ディ ソプラ通り 散歩・街歩き

　サン・クリストフォロ教会

サン クリストフォロ教会 寺院・教会

　商人のロッジア

メルカンツァのロッジア 建造物

　この建物の色がこの街の特徴。絵の具にシエナ色というのがあるという。

シエナ歴史地区 史跡・遺跡

　カンポ広場の入口に着いた。マンジャの塔が見える。

　カンポ広場に入った途端に目にするこの光景。２度目でも感激した。

カンポ広場 広場・公園

　広場を歴史的な建物が円形に取り囲んでいる。右回りで一周を写真に収めた。

マンジャの塔 建造物

　レンガ色のマンジャの塔とプップリコ宮殿（市庁舎）。足元の白い建物は広場の礼拝堂。

市庁舎 (プッブリコ宮) 城・宮殿

　下から見上げる

　これで一周。

　広場はなだらかなスロープを描く独特の扇形で、扇の要がプップリコ宮殿になっている。

　広場の中央にあるガイアの泉。コピーらしい。

ガイアの噴水 建造物

　７月にはここで伝統のパリオ（競馬）が行われる。コースの柵と土が入れられていた。

パリオ 祭り・イベント

　仮説の見物用スタンド。熱狂に包まれた競馬の様子をTVで見たことがあった。

　競馬は自治会（コントラーダ）対抗で行われる。コントラーダの小旗が売られていた。

　ちなみにカンポ広場のあるこの地区のコントラーダの紋章はこれ。

　広場を眺めながら昼食。今日も飽きずにスパゲッティ。ビールがうまい。

　プップリコ宮殿内の市立美術館に入った。

市立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　狼の乳で育てられたロムレスとレムスの兄弟がローマ建国で争い、敗れたレムスの双子の息子がトスカーナに逃れてシエナを建国した、という伝説を示す狼と双子の像。

　シモーネ・マルティーニ作「荘厳の聖母」は名作と言われている。

　３階から眺めたシエナの街。

この壁の色、まさにシエナ色だ。

シエナ歴史地区 史跡・遺跡

　この地区のコントラーダ（自治会）のシンボルは鋭い歯を持つ魚。

　カンポ広場からチッタ通りをドウォーモ広場に向かう。

チッタ通り 散歩・街歩き

　１２～１４世紀に建設されたドウォーモ。大理石の縞模様が美しい。

ドゥオーモ (カテドラーレ) 寺院・教会

　鮮やかなモザイクと細かな彫刻

　ドゥオーモ広場の建物もやはりシエナ色

　狭い小道を一旦ホテルに戻る。

　チェックインして通された部屋は落ち着いた雰囲気

Albergo Chiusarelli ホテル

　２時間余り昼寝して再び街に出た。今度はカンポ広場の東側一帯を歩く。

　コントラーダのシンボルが変わった

　シエナ大学

バンキ ディ ソット通り 散歩・街歩き

　陽射しの和らいだカンポ広場で皆尻餅をついたり寝転がったり寛いでいた。

カンポ広場 広場・公園

　マンジャの塔を見上げる。

　カンポ広場の礼拝堂で儀式が行われていた。

広場の礼拝堂 広場・公園

　夕食は歩き方にあったアンティカ・トラットリア・パペイ。片言の日本語をしゃべる兄ちゃんが給仕だった。豪勢にパスタとトスカーナの赤ワインのボトル、なぜかメインのステーキの写真がない。

パペイ 地元の料理

　弾き語りが来たので「ゴッドファーザー愛のテーマ」をリクエストした。

　夜のカンポ広場は遅くまでにぎわうのだろう。今日も暑い一日だった。２．７万歩。