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****************************************************************<br />　パソコンの中に古い旅の写真が多数眠っている。４トラベラーになったのを機に、写真を見ながら当時の記憶をたどり旅行記にまとめることで、これらにも日の目を見せてやりたいと思う。<br />　今回は２０１５年６～７月に北イタリアを回った記録で、小生にとっては初の単身個人旅行であった。<br />****************************************************************<br /><br />１．出発まで<br />・昨年９月に友人に誘ってもらいポルトガル旅行を経験し、グループとはいえ個人旅行の自由さとちょっぴりの冒険心に、ツアーでは経験できない新たな旅の魅力を発見できた。この時にDELTA AMEXカードに加入したことでマイルを貯めて個人旅行をするという目標ができた。<br />・そこで心配なのは言葉の問題。「スピードラーニング」で２か月ほど訓練した頃に南イタリアへツアー旅行し、試しに半日の自由行動でローマからオルビエートに列車で小旅行し言葉に少しの安心を得た。この時６月に単身海外旅行に行くことを決心した。<br />・旅先はＢＳの旅行番組で印象深かった北イタリアとし、世界遺産の街歩きとハイキング、これに「カネッリの中世祭り」「ヴェローナ野外オペラ」「ドロミテハイキング」「ベルニナ急行」を組み合わせ、自分でも満足な計画ができた。現地の移動は主に列車とバスにし一応トーマスクック社の時刻表やネットで事前調査したが、最終は現地で臨機応変に動くことにした。ただ往復の航空券、ホテル予約、オペラ入場券だけは日本でネット購入した。かくして初の単身個人旅行が始まった。<br /><br />２．旅行してみて<br />・今回訪れた北イタリアは約４００ｋｍ四方（東：ヴェネツィア、西：トリノ、南：シエナ、北：ボルツァーノ）の比較的狭い範囲で、ここはイタリアの歴史、芸術、自然、食の魅力がぎゅっと凝縮された素晴らしい地域であった。この地域は１９世紀半ばに現在のイタリアとして統一されるまでは中世の都市国家（コムーネ）がそのまま引き継がれており、訪れた街々には特徴ある歴史と風格が感じられた。特に計画の途中に偶然ネットで見つけたカネッリの中世祭りは素晴らしかった。１７か所の世界遺産を訪れ目標の累計１００か所を一気にオーバーした。<br />・旅行期間中の北イタリアは異常熱波に見舞われ最高気温が３５℃を超える猛暑日が続いた。晴天がこれに拍車をかけ体力的には消耗した。休憩ごとにビールとアイスが欠かせなかった。<br />・旅行中スリに２回あった。話に聞いていたが自分が被害にあうとは思いもしなかった。最初のスリは全く気付かないうちにやられた。プロの技、天晴れである。あとクレジットカード落とし１回、リュック等の置き忘れ２回。幸いにいずれも被害はなかったが年のせいか注意力が散漫になっている。一人旅では「いつも確認、また確認」の実践が不可欠と痛感した。<br />・言葉は何とかなるという自信を得た。先方の言うことは半分ほどしか聞き取れなくても何となく理解できる。此方から意思を伝えるのはいくつかの簡単なパターンで事足りる。スピードラーニングのセンテンスが不思議と記憶に残っている。こうなると外国人との会話はすごく楽しい。一人旅でも退屈しなかったのは観光の途中や食事の時とあらゆる機会に一緒になった外国の旅行者と会話を楽しめたからである。<br />・国内移動は列車網、バス網ともよく発達しており概ねスムーズだった。ただ殆どの駅にエスカレーターとコインロッカーがなくスーツケースを持っての旅行には不便な面もあった。足のマメにも苦労した。石畳の多いヨーロッパでは底の厚い靴が欠かせない。<br />・美術館等は日、月休館が多く、列車便は土、日は間引きがある。行程作成に留意が注意である。

初夏の北イタリアを巡る　１　まとめ

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2015/06/17 - 2015/07/09

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23

万歩計

万歩計さん

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　パソコンの中に古い旅の写真が多数眠っている。４トラベラーになったのを機に、写真を見ながら当時の記憶をたどり旅行記にまとめることで、これらにも日の目を見せてやりたいと思う。
　今回は２０１５年６～７月に北イタリアを回った記録で、小生にとっては初の単身個人旅行であった。
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１．出発まで
・昨年９月に友人に誘ってもらいポルトガル旅行を経験し、グループとはいえ個人旅行の自由さとちょっぴりの冒険心に、ツアーでは経験できない新たな旅の魅力を発見できた。この時にDELTA AMEXカードに加入したことでマイルを貯めて個人旅行をするという目標ができた。
・そこで心配なのは言葉の問題。「スピードラーニング」で２か月ほど訓練した頃に南イタリアへツアー旅行し、試しに半日の自由行動でローマからオルビエートに列車で小旅行し言葉に少しの安心を得た。この時６月に単身海外旅行に行くことを決心した。
・旅先はＢＳの旅行番組で印象深かった北イタリアとし、世界遺産の街歩きとハイキング、これに「カネッリの中世祭り」「ヴェローナ野外オペラ」「ドロミテハイキング」「ベルニナ急行」を組み合わせ、自分でも満足な計画ができた。現地の移動は主に列車とバスにし一応トーマスクック社の時刻表やネットで事前調査したが、最終は現地で臨機応変に動くことにした。ただ往復の航空券、ホテル予約、オペラ入場券だけは日本でネット購入した。かくして初の単身個人旅行が始まった。

２．旅行してみて
・今回訪れた北イタリアは約４００ｋｍ四方（東：ヴェネツィア、西：トリノ、南：シエナ、北：ボルツァーノ）の比較的狭い範囲で、ここはイタリアの歴史、芸術、自然、食の魅力がぎゅっと凝縮された素晴らしい地域であった。この地域は１９世紀半ばに現在のイタリアとして統一されるまでは中世の都市国家（コムーネ）がそのまま引き継がれており、訪れた街々には特徴ある歴史と風格が感じられた。特に計画の途中に偶然ネットで見つけたカネッリの中世祭りは素晴らしかった。１７か所の世界遺産を訪れ目標の累計１００か所を一気にオーバーした。
・旅行期間中の北イタリアは異常熱波に見舞われ最高気温が３５℃を超える猛暑日が続いた。晴天がこれに拍車をかけ体力的には消耗した。休憩ごとにビールとアイスが欠かせなかった。
・旅行中スリに２回あった。話に聞いていたが自分が被害にあうとは思いもしなかった。最初のスリは全く気付かないうちにやられた。プロの技、天晴れである。あとクレジットカード落とし１回、リュック等の置き忘れ２回。幸いにいずれも被害はなかったが年のせいか注意力が散漫になっている。一人旅では「いつも確認、また確認」の実践が不可欠と痛感した。
・言葉は何とかなるという自信を得た。先方の言うことは半分ほどしか聞き取れなくても何となく理解できる。此方から意思を伝えるのはいくつかの簡単なパターンで事足りる。スピードラーニングのセンテンスが不思議と記憶に残っている。こうなると外国人との会話はすごく楽しい。一人旅でも退屈しなかったのは観光の途中や食事の時とあらゆる機会に一緒になった外国の旅行者と会話を楽しめたからである。
・国内移動は列車網、バス網ともよく発達しており概ねスムーズだった。ただ殆どの駅にエスカレーターとコインロッカーがなくスーツケースを持っての旅行には不便な面もあった。足のマメにも苦労した。石畳の多いヨーロッパでは底の厚い靴が欠かせない。
・美術館等は日、月休館が多く、列車便は土、日は間引きがある。行程作成に留意が注意である。

エリア

イタリア
旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
KLMオランダ航空
旅行の手配内容
個別手配

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