ベルニナ急行旅行記(ブログ) 一覧に戻る
19日目(7月6日(月))<br />・今日からホテルに荷物を預け軽装で1泊2日のスイスベルニナへの小旅行へ。6:20ミラノ発で国境の街ティラノへ向かう。乗った電車はRだったがGPSで位置と速度が表示される最新型で速度も130km/hと特急並み。イタリア国鉄も分割民営化でサービスが向上しているようだ。列車は細長いコモ湖に沿って走る。最初はガラガラだった車内がいつの間にか混んできた。途中で60代と思われるおじさんグループが自転車と共に乗り込んできた。欧米人は皆活動的である。<br />・8:50ティラノ着。向かいのベルニナ線の駅舎はスイスである。掲示を見ると9:00出発。ラッキー、往復切符を買って停車中の電車に乗り込む。乗車率は50%程度で窓を開けることもできる。パノラマカーよりずっといい。斜め前の席はフランスからの家族連れ、隣のボックスはポーランドから来た2人連れ。素晴らしい風景に歓声を上げながら右へ左へと移動する。写真を撮るため窓をいっぱいに開けて身を乗り出す。天気がいいので今日のうちにハイキングをしておこうと決めオスピッツォ・ベルニナ駅で途中下車。一つ手前のアルプ・グリュムまでゆっくり2時間のハイキング。ラーゴビアンコ(白い湖)を右手に歩きやすいハイキング道が続く。氷河を抱く山々、可憐な高山植物、ここに列車が来てほしいと思ったらやってきた。山をバックに赤いベルニナ急行を写真に収めた。<br />・12:13アルプ・グリュムから再度電車に乗りベルニナ・ディアヴォレッツァで下車し、ロープウェイで標高2978mの展望台まで一気に登る。ここからの眺めは圧巻。盟主のピッツ・ベルニナをはじめ3000~4000m級の山々と流れ出る氷河。スイスのゴルナグラート展望台からの風景より規模は小さいが山が身近で迫力がある。ここにもJTB旅物語と阪急トラピックスのツアーが来ていた。旅物語は参加者30人で満員の盛況らしい。<br />・ここまで来たので終点のサン・モリッツに行ってみた。街は高級ホテルとブランド店が並ぶが歴史の重みは感じられず当方の趣味でなかった。湖畔を含め50分ほど散策して宿のあるポントレジーナへ向かった。ポントレジーナはツェルマット、グリンデルヴァルドと並ぶ歴史ある山岳ガイドの村で泊ったホテルは木をふんだんに使った山小屋風だった。夕食はホテルのレストランで伝統的なスイス料理。麦とベーコンの塩辛いスープ、牛肉のクリーム煮と野菜の付け合わせ、チーズはハーブ入りで美味しかったがワインを付けて55SF。やはりスイスは物価が高い。<br />・食後に街歩き。大通り1本の小さな街で大小のホテルがありその間にスグラフィットで装飾した古い建物が残る。やはり宿をサン・モリッツにしなくてよかった。寝る前にフロントの女性と会話。「何時頃から雪が降るの?」「早ければ9月末ね」「じゃあ冬の気温は?」「マイナス5~10℃かなぁ」「思ったより寒くないね」「最高気温の事よ」「Oh, Crazy!!」

初夏の北イタリアを巡る 20 19日目 ベルニナ急行~沿線ハイキング

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2015/07/06 - 2015/07/06

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旅行記グループ 初夏の北イタリアを巡る

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万歩計

万歩計さん

19日目(7月6日(月))
・今日からホテルに荷物を預け軽装で1泊2日のスイスベルニナへの小旅行へ。6:20ミラノ発で国境の街ティラノへ向かう。乗った電車はRだったがGPSで位置と速度が表示される最新型で速度も130km/hと特急並み。イタリア国鉄も分割民営化でサービスが向上しているようだ。列車は細長いコモ湖に沿って走る。最初はガラガラだった車内がいつの間にか混んできた。途中で60代と思われるおじさんグループが自転車と共に乗り込んできた。欧米人は皆活動的である。
・8:50ティラノ着。向かいのベルニナ線の駅舎はスイスである。掲示を見ると9:00出発。ラッキー、往復切符を買って停車中の電車に乗り込む。乗車率は50%程度で窓を開けることもできる。パノラマカーよりずっといい。斜め前の席はフランスからの家族連れ、隣のボックスはポーランドから来た2人連れ。素晴らしい風景に歓声を上げながら右へ左へと移動する。写真を撮るため窓をいっぱいに開けて身を乗り出す。天気がいいので今日のうちにハイキングをしておこうと決めオスピッツォ・ベルニナ駅で途中下車。一つ手前のアルプ・グリュムまでゆっくり2時間のハイキング。ラーゴビアンコ(白い湖)を右手に歩きやすいハイキング道が続く。氷河を抱く山々、可憐な高山植物、ここに列車が来てほしいと思ったらやってきた。山をバックに赤いベルニナ急行を写真に収めた。
・12:13アルプ・グリュムから再度電車に乗りベルニナ・ディアヴォレッツァで下車し、ロープウェイで標高2978mの展望台まで一気に登る。ここからの眺めは圧巻。盟主のピッツ・ベルニナをはじめ3000~4000m級の山々と流れ出る氷河。スイスのゴルナグラート展望台からの風景より規模は小さいが山が身近で迫力がある。ここにもJTB旅物語と阪急トラピックスのツアーが来ていた。旅物語は参加者30人で満員の盛況らしい。
・ここまで来たので終点のサン・モリッツに行ってみた。街は高級ホテルとブランド店が並ぶが歴史の重みは感じられず当方の趣味でなかった。湖畔を含め50分ほど散策して宿のあるポントレジーナへ向かった。ポントレジーナはツェルマット、グリンデルヴァルドと並ぶ歴史ある山岳ガイドの村で泊ったホテルは木をふんだんに使った山小屋風だった。夕食はホテルのレストランで伝統的なスイス料理。麦とベーコンの塩辛いスープ、牛肉のクリーム煮と野菜の付け合わせ、チーズはハーブ入りで美味しかったがワインを付けて55SF。やはりスイスは物価が高い。
・食後に街歩き。大通り1本の小さな街で大小のホテルがありその間にスグラフィットで装飾した古い建物が残る。やはり宿をサン・モリッツにしなくてよかった。寝る前にフロントの女性と会話。「何時頃から雪が降るの?」「早ければ9月末ね」「じゃあ冬の気温は?」「マイナス5~10℃かなぁ」「思ったより寒くないね」「最高気温の事よ」「Oh, Crazy!!」

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  • ミラノ→(R)→ティラノ→ベルニナ鉄道→オスピッツォ・ベルニナ→…ハイキング…アルプ・グリュム→(R)→ベルニナ・ディアヴォレッツァ→(ロープウェイ)→ディアヴォレッツァ展望台→(ロープウェイ)→(R)→サン・モリッツ街歩き(市街、湖畔))→(R)→ポント・レジーナ(街歩き、泊)<br />

    ミラノ→(R)→ティラノ→ベルニナ鉄道→オスピッツォ・ベルニナ→…ハイキング…アルプ・グリュム→(R)→ベルニナ・ディアヴォレッツァ→(ロープウェイ)→ディアヴォレッツァ展望台→(ロープウェイ)→(R)→サン・モリッツ街歩き(市街、湖畔))→(R)→ポント・レジーナ(街歩き、泊)

  •  6:30ミラノ発ティラノ行きの電車に乗車。

     6:30ミラノ発ティラノ行きの電車に乗車。

  •  普通列車とはいえGPS付きの最新型で130km/hのスピードで走る。

     普通列車とはいえGPS付きの最新型で130km/hのスピードで走る。

  •  しばらくは美しいコモ湖に沿って北へ走った。

     しばらくは美しいコモ湖に沿って北へ走った。

  •  途中の駅から自転車とともにシニアグループが乗り込んできた。楽しそうに喋っていて皆元気。

     途中の駅から自転車とともにシニアグループが乗り込んできた。楽しそうに喋っていて皆元気。

  • 8:50ティラノに到着。

    8:50ティラノに到着。

  • この街も美しいので帰りに散策の予定。

    この街も美しいので帰りに散策の予定。

  •  ベルニナ急行の駅に行くと幸い9:00発の普通電車が停車していた。乗車率は50%程度でゆったり。

     ベルニナ急行の駅に行くと幸い9:00発の普通電車が停車していた。乗車率は50%程度でゆったり。

    ティラーノ駅

  •  窓が開けられるのでパノラマカーよりずっといい。

     窓が開けられるのでパノラマカーよりずっといい。

  •  発車して間もなく沿線のハイライトの一つ、ブルジオの立体ループ橋を通った。

     発車して間もなく沿線のハイライトの一つ、ブルジオの立体ループ橋を通った。

    ブルージオループ橋 建造物

  •  途中の村も美しい。

     途中の村も美しい。

  •  隣のボックス席はフランスから来たヤングファミリー。子供が両親にそっくり。

     隣のボックス席はフランスから来たヤングファミリー。子供が両親にそっくり。

  •  随分上ってきた。

     随分上ってきた。

  •  絶景ポイントにさしかかると皆左右に移動し窓から身を乗り出して写真を撮る。

     絶景ポイントにさしかかると皆左右に移動し窓から身を乗り出して写真を撮る。

  •  氷河が見える。

     氷河が見える。

  •  ベルニナ急行乗車は今回の旅の楽しみの一つ。

     ベルニナ急行乗車は今回の旅の楽しみの一つ。

  •  ラーゴ・ビアンコ(白い湖)

     ラーゴ・ビアンコ(白い湖)

  •  ベルニナ急行の最高点オスピッオ・ベルニナ。ここで下車してグリュム・アルプまで一駅間をハイキングする。

     ベルニナ急行の最高点オスピッオ・ベルニナ。ここで下車してグリュム・アルプまで一駅間をハイキングする。

  •  ハイキングルートの表紙があり迷う心配はない。

     ハイキングルートの表紙があり迷う心配はない。

  •  しばらくは線路と平行にラーゴ・ビアンコに沿って歩く。

     しばらくは線路と平行にラーゴ・ビアンコに沿って歩く。

  •  電車がやってきた。

     電車がやってきた。

  •  マウンテンバイク組も。

     マウンテンバイク組も。

  •  足元の花。

     足元の花。

  •  雪解けで出来たせせらぎ。

     雪解けで出来たせせらぎ。

  • 電車は上下合わせると結構な頻度で走っている。

    電車は上下合わせると結構な頻度で走っている。

  • 赤い車体が鮮やか。

    赤い車体が鮮やか。

  •  電車から見えた氷河。

     電車から見えた氷河。

  •  100分のハイキングでグリュム・アルプ駅に到着。ここから再び電車に乗ってディアボレッツァへ。

     100分のハイキングでグリュム・アルプ駅に到着。ここから再び電車に乗ってディアボレッツァへ。

    アルプ グリュム駅

  •  ディアボレッツァで途中下車。ロープウェイでピッツ・ベルニナを望む展望台に向かう。

     ディアボレッツァで途中下車。ロープウェイでピッツ・ベルニナを望む展望台に向かう。

  •  ロープウェイはぐんぐん高度を上げていく。

     ロープウェイはぐんぐん高度を上げていく。

    ディアボレッツアのロープウェー その他の交通機関

  •  

     

  •  ロープウェイの下に氷の池が見えてくると展望台は近い。

     ロープウェイの下に氷の池が見えてくると展望台は近い。

    ディアヴォレッツァ展望台 山・渓谷

  •  ロープウェイを降りてディヴォレッツア展望台に出ると目の前にこの絶景が。

     ロープウェイを降りてディヴォレッツア展望台に出ると目の前にこの絶景が。

  •  流れる氷河

     流れる氷河

  •  ベルニナ山塊で唯一の4000m級ピッツベルニナ。右側の斜面の尾根は有名な登山ルートビアンコグラート、頂上付近の岩稜はベルニナシャルテ。

     ベルニナ山塊で唯一の4000m級ピッツベルニナ。右側の斜面の尾根は有名な登山ルートビアンコグラート、頂上付近の岩稜はベルニナシャルテ。

  •  展望台のカフェ。ここでもJTB旅物語と阪急トラピックスのツァーグループにあった。満席の盛況らしい。

     展望台のカフェ。ここでもJTB旅物語と阪急トラピックスのツァーグループにあった。満席の盛況らしい。

  •  再度電車に乗りサンモリッツを目指す。途中で世界遺産モルテラッチ氷河が見えた。明日氷河の末端まで歩く。

     再度電車に乗りサンモリッツを目指す。途中で世界遺産モルテラッチ氷河が見えた。明日氷河の末端まで歩く。

  •  終点のサンモリッツ。下りて街を散策する。

     終点のサンモリッツ。下りて街を散策する。

    サン モリッツ駅

  •  サンモリッツ湖

     サンモリッツ湖

  •  サンモリッツの中心

     サンモリッツの中心

  •  高級ホテル。玄関に送迎用のリムジンが停まっていた。

     高級ホテル。玄関に送迎用のリムジンが停まっていた。

  •  有名ブランド店が並ぶが歴史的な重みはない。ざっと歩いて駅に戻り宿泊地のポントレジーナに向かった。

     有名ブランド店が並ぶが歴史的な重みはない。ざっと歩いて駅に戻り宿泊地のポントレジーナに向かった。

    ポスタ ヴェリア広場 広場・公園

  •  ポントレジーナ駅で下車。

     ポントレジーナ駅で下車。

  •  宿泊するのはホテルベルニナ。

     宿泊するのはホテルベルニナ。

    Hotel Bernina ホテル

  •  木をふんだんに使った部屋は清潔で気持ちがよかった。水道の水が冷たく美味しかった。

     木をふんだんに使った部屋は清潔で気持ちがよかった。水道の水が冷たく美味しかった。

  •  勧められるままにホテルのレストランで夕食をとることにした。

     勧められるままにホテルのレストランで夕食をとることにした。

  •  郷土料理ゲルステンズッペ(大麦入りスープ)。ボリュームたっぷりでスープというよりシチューに近い。

     郷土料理ゲルステンズッペ(大麦入りスープ)。ボリュームたっぷりでスープというよりシチューに近い。

  •  メインはやはり郷土料理、牛肉のクリーム煮

     メインはやはり郷土料理、牛肉のクリーム煮

  •  夕食後通りを歩いてみた。

     夕食後通りを歩いてみた。

  •  サンモリッツに比べて田舎の雰囲気が残り落ち着いているのがいい。

     サンモリッツに比べて田舎の雰囲気が残り落ち着いているのがいい。

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  •  冬の寒い時期に太陽の光を取り入れるため窓は小さめで厚い壁には傾斜がつけられ窓の周囲にスグラフィット模様で飾られている。この地方の伝統的な建物。

     冬の寒い時期に太陽の光を取り入れるため窓は小さめで厚い壁には傾斜がつけられ窓の周囲にスグラフィット模様で飾られている。この地方の伝統的な建物。

  •  そろそろホテルに戻ろう。

     そろそろホテルに戻ろう。

  •  この街に宿泊してよかった。天気が良くベルニナの雄大な景色を楽しめて大満足の1日だった。2.3万歩。

     この街に宿泊してよかった。天気が良くベルニナの雄大な景色を楽しめて大満足の1日だった。2.3万歩。

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