初夏の北イタリアを巡る　１１　１０日目　フィレンツェ～ヴェローナ

2015/06/27 - 2015/06/27

１０日目（６月27日（土））

・今日は旅の中日でヴェローナに向かう。１０：２５フィレンツェに到着しスーツケースを引きながら街歩き。ドゥオーモに行ったら今日は行列が少ない。１０分ほど並んでいざ入場しようとしたらスーツケースを持って入場できないという。粘ったがだめ。結局諦めてサンタ・クローチェ教会のある東部一帯を歩いて駅近くの市場で時間を過ごす。この市場は有名でクロネコヤマトの宅配コーナーまであった。
・フィレンツェからボローニャで乗換え１５：３８にヴェローナ着。旧市街入口まで広い道を２０分歩く。ホテルはアディジェ川に面した特徴的な場所ですぐわかった。コンドミニマム形式の１DKでなかなかいい。荷物を置いて街歩きに向かったが最初から方角を間違え４０分のロス。方向音痴は一級品である。ヴェローナも美しい街である。ブラ広場、エルベ広場、シニョーリア広場、スカラ家の廟、ジュリエットの家と歩きロミオの家を使ったレストランで夕食。地球の歩き方に紹介されていたためか日本人客が多い。その中で目立ったのがミラノ駐在員の奥様方のグループ。ミラノからツアーでオペラを見にきて終わったら直ぐにミラノに戻るという弾丸ツアー。見れば皆３０半ばの美人ぞろい。エリート商社員の奥様方はやはり違う。食後にトイレに立ったがこれが日本のふんばり式。これがヨーロッパで「トルコ式」と呼ばれるものか、と思っていたら次に立ったセニョーラが「誰かウエストポーチ忘れなかった？」と呼ぶ。オッ！大変！パスポートから財布一式入れていた。「あ！私です。グラッチェ、サンキュー、ありがとう」。とてつもない失敗をするところだった。これからトイレでもウエストポーチは外さないでおこう。
・アリーナ（ローマ時代の円形闘技場）の野外オペラはヴェローナの夏の風物詩。ところが開始直前の２０：３０から突然の大雨。アリーナの通路で待つこと１．５時間、２２：００にやっとドラの音を合図に開演、演目は野外オペラにぴったりの「アイーダ」。高価な席ではなかったが十分楽しめた。隣の席には長野から来た同年輩の夫婦。スペクタクルに満ちた３時間だった。１：００終了、１：３０にホテルに戻り７：３０まで熟睡した。

エリア ベローナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シエナ→（路線バス）→フィレンツェ街歩き（旧市街東部、市場）→（FR）→ボローニャ→（RV）→ヴェローナ街歩き（カステロヴェッキオ、ブラ広場、エルベ広場、シニョーリア広場、スカラ家の廟、ジュリエットの家、ロミオの家、アリーナの野外オペラ鑑賞、泊）

　９：１０にシエナバスターミナルを出発。

バスターミナル (シエナ) バス系

　壊れたエアコンに詰め物

　トスカーナらしい風景の中を走り１０：２５にフィレンツェ着。

　ヴェローナ行きの列車まで2時間ある。やっぱりドウォーモに入ろうと列に並んだがスーツケース持ち込みはダメと言われ入れなかった。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

　イノシシの鼻に触ろうとまた新市場のロッジアに来た。

ポルチェッリーノ市場 市場

　皆に撫でられて鼻がピカピカになっている。

　「祖国の父」と呼ばれるコジモ。１５世紀フィレンツェ最大の商人でありウフィツィ美術館の基を作った。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　孫のロレンツォ。「豪華王」と呼ばれ彼の時代はメディチ家の絶頂期だった。

　今日もウフィツィ美術館には長い行列ができていた。

　この人の演奏は素晴らしかった。

　サンタ・クローチェ教会。ここまで来る観光客は殆どいない。

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

　最後に中央市場に寄った。

　クロネコヤマトがあった。日本までの送料はいくらだろう。

ペリーニ (中央市場店) その他の料理

　フィレンツェ駅発１３：００、途中ボローニャで乗り換え１５：２８にヴェローナ駅に到着した。

フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅

　旧市街の入口ヌオーヴォ門

ポルタヌォーヴォ門 建造物

　ヴェローナハウスアパートメントにチェックインした。リビング、ベッドルーム、バスの３室で料金もリーズナブルだった。

ヴェローナ ハウス アパートホテル ホテル

　何よりオペラから帰宅するのが深夜なので近いのが大事。

　外見はこんな感じ。赤い建物に入口がある。

ヴェローナ ハウス アパートホテル ホテル

　入口を入り中庭を通ってアパートに入る。３本のキーを渡された。

　アパートの正面はカステロ・ヴェッキオ

カステルヴェッキオとスカリジェロ橋 建造物

　城の裏にはアディジェ川が流れヴィットリア橋が見える。なかなかいい立地だった。

　アリーナのあるブラ広場にやってきた。

ブラ広場 広場・公園

　アリーナ（円形闘技場）。1世紀建設でほぼ完璧に残っている。今夜はここでヴェローナの夏の風物詩となった野外オペラを見る。

アレーナ ディ ヴェローナ 劇場・ホール・ショー

　街歩きの前にアリーナを見渡すホテルのテラスでウェルカムドリンクのサービスを受けた。

　マッツィーニ通りを行く。

マッツィーニ通り 散歩・街歩き

　賑やかなエルベ広場にやってきた。

エルベ広場 広場・公園

　広場を中世、ルネサンス期の豪壮な建物や塔が囲む。中央には「ヴェローナのマドンナ」と呼ばれる噴水。

　建物に消えかかったフレスコ画

　ランベルティの塔

ランベルティの塔 建造物

　少し歩くとスカラ家の廟

スカラ座の廟 モニュメント・記念碑

　さらにロミオの家

　謂れを書いてあるのだろうが落書きで字が見えない。

　ロミオの家を使ったレストラン「アル　ドゥーカ」。夕食はここに決めている。

アル ドゥーカ イタリアン

　夕食には早いのでもう少し街歩きを続けジュリエットの家へ。ここは外せません。

ジュリエットの家 建造物

　このバルコニーに登るにはお金が要ります。

　ジュリエットの右胸を触ると幸せになるらしい

　入口の壁に世界中の恋人が書いた落書き

　最後に静かなシニョーリ広場。2時間の街歩きだったがさすが世界遺産の街だった。

シニョーリ広場 (ベローナ) 広場・公園

　レストラン「アル　ドゥーカ」で夕食。やっぱりパスタは欠かせません。あとビーフの煮込みに赤ワイン。
　ミラノ駐在の日本人の奥様グループが食事していた。この後オペラを見てそのままバスに乗ってミラノに帰るという弾丸旅行らしい。

アル ドゥーカ イタリアン

　ここで【トラブル２】発生。

【トラブル２】
　トイレに立って中で外したウェストポーチをそのまま置いてきた。幸い後で使ったセニョーラが知らせてくれて事なきを得たが中には財布やクレジットカードが入ってた。

　レストランを出たら雨が降っていた。傘を差したがアリーナに着くころには本降りになった。

　４０分程で雨があがりスタンドで開演を待つ。

　隣の席は日本人夫婦だった。

アレーナ ディ ヴェローナ 劇場・ホール・ショー

　結局開演が１時間遅れになった。

　２２：００開演を告げる銅鑼が鳴る。

　演目は野外オペラにぴったりの「アイーダ」

アイーダ登場

　有名な合唱の場面。野外ステージでも迫力満点。動画で見ていただけなくて残念です。

真夏の夜のスペクタクルを堪能できた。

アレーナ ディ ヴェローナ 劇場・ホール・ショー

　フィナーレ。結局終わったのは午前１時。ホテルに戻ってシャワーを浴びたら2時を回っていた。２．８万歩。