4食付き♪白銀の新潟へ…　10種の握り寿司食べ放題・海鮮舟盛膳・へぎそば・白鳥舞う瓢湖・雪見阿賀野川舟下り・弥彦神社 〈塩沢宿ほぼ1人旅〉

2018/01/01 - 2018/01/02

クラブツーリズムのバスツアーに参加しました。決めたのは9月上旬、まだ母が入院している頃でした。予約は済ませたモノの、パンフレットは出来上がっておらず、同行するツレには「(行きたがってた)弥彦神社に行けるバスツアー」とだけ伝えておきました。

息子は結婚後、正月は家族とのスキー優先で、帰省しなくなりました。だもんで年末年始はずっと青春18きっぷを利用して出かけていたのですが、前の旅行記でも述べた通り、この冬は母の怪我のせいで、そうそう家は空けられず。かと言って、それじゃあ、その分豪華に過ごそうとなどと思うPHOでなし、懐と相談した結果、楽なバスツアーに参加する事にしたのです。
ツレとのツアー参加は4トラに出会う前の秋の北海道以来です。
果たして純粋に楽しめたのでしょうか？

このツアーの参加者中、塩沢宿を誰よりも楽しんだのは間違い無くPHOだったと思います。営業中の店が1軒も無かろうが、公開されてる施設が1館も無かろうが、雪が激しく(東京から来た者にとっては)降ろうが、人の入らない写真が余裕で撮れましたから。与えられた1時間では全てを見切れなかったのが残念です★

エリア 塩沢・上越国際(新潟)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

雪国の歴史と文化を活かした「塩沢宿牧之通り」をご紹介します。
ふれあい広場の駐車場から牧之通りに出て最初に見える光景です。
牧之通りは旧塩沢町の中心市街地に在り、かつて三国街道沿いの宿場町として栄えた歴史の有る通りです。通りの名称は郷土の文人、鈴木牧之(ぼくし)の名前にちなんで付けられました。
江戸時代の宿場町の風景を再現し、雪国ならではの雁木(がんぎ)が特徴です
http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/shisei/keikaku/tosikiban/keikan/1454742371871.html

塩沢一帯では、自生していたとも、遠く伊勢から移植されたとも伝わっているものの、ともかく300年以上昔より「和種薄荷草」が名産です。「薄荷圓」（はっかえん）は、江戸時代の薬の名前です。
現在、塩沢宿には4軒のお菓子屋さんで販売されています。
『扇和商店』さん の、薄荷糖・和三盆入り」「ひき茶糖」「プレーンはっか糖」
『松月』さん の「薄荷糖・プレーン・ひき茶・ニッキmix」
『大津菓子店』さん の 「はっか糖・ペパーミントスティック」
『青木商店』さん の、「はっか糖・丸筒　プレーン・ひき茶・和三盆」
それぞれのお店により、風味・食感に違いが有るそうですが、何処も営業していなかったので、確かめる術は有りませんでした

雪の結晶。
江戸時代にこんな風に結晶の存在が知られてたんだね、吃驚。

北越雪譜とは、『北越雪譜』（ほくえつせっぷ）は、江戸後期における越後魚沼の雪国の生活を活写した書籍。初編3巻、二編4巻の計2編7巻。著者は現在の新潟県南魚沼市塩沢で縮仲買商・質屋を営んだ鈴木牧之（京山人百樹（山東京山）増修、京水百鶴（岩瀬京水）画）。雪の結晶のスケッチ（『雪華図説』からの引用）から雪国の風俗・暮らし・方言・産業・奇譚まで雪国の諸相が、豊富な挿絵も交えて多角的かつ詳細に記されており、雪国百科事典ともいうべき資料的価値を持つ。1837年（天保8年）に江戸で出版されると当時のベストセラーとなった。

初編と二編に大別され、さらに初編は『巻之上』『巻之中』『巻之下』に、二編は『巻一』『巻二』『巻三』『巻四』にそれぞれ分かれている。
初編巻之上はまず、雪の成因・雪の結晶のスケッチ（雪華図説からの引用）など科学的分析から筆を起こし～なんですって

雁木ってこれ。
雁木造(がんぎづくり)は、新潟県の商店街などで見られる雪よけの屋根で、アーケードに類似しています。一般に雁木と呼ばれますが、秋田県や青森県津軽地方にも小見世(こみせ)と呼ばれる同様のものが在ります。
積雪期においても通りを往来出来るように開発されたもので、連なった民家や商店街の店が軒を延長して、庇(ひさし)を道路側に突き出すような格好で設けています。
雁木の名の由来は、雁(ガン)が群れをなして空を飛んでいる様に似ている事から名付けられたものです

でもね、道路に雪無いジャン。
それは凍結防止に水を流しているからなのです

半信半疑、そりゃそうだよね。
PHOは山形市で最初に見ました

木製の案内板が其処此処に掛けられていて、色々な情報を発信しています

塩沢信用組合本店。
http://www.shiozawa.shinkumi.jp/gallery.html

道は結構広いのです。
ツレはバスを降りる時、いつも「ゆっくりで良いよ」と最後に下車するのですが、この時点で既にだいぶ先に行ってました。まぁ、或る程度の距離が無いと写真に写り込んでしまうので、それも避けたいっちゃ避けたいのですけどね。以降バスへ戻るまで見かけませんでした

この看板の在る交差点が塩沢駅から来る道と出会う所で、塩沢宿(らしい町並み)の始まりです。信号在りますw

鶴齢。
青木酒造(仕込み水は此処に)

JR塩沢駅。
塩沢駅は新潟県南魚沼市塩沢(旧：南魚沼郡塩沢町)に在るJR東日本、上越線の駅です。上越線の列車と越後湯沢駅発着の北越急行ほくほく線乗り入れ列車が停車しま平成24(2012)年10月4日 牧之通りの街並みに会わせた外観の駅舎(鉄骨造り)に改築されました。

此処まで足を延ばしたのは、PHO以外にはカフェ(添乗員さんのくれた地図に載っていた)を探して歩いて来た2人連れの女性だけだった模様

新潟県の鉄道路線はつくづく判り難いと思います。
この路線図に新潟駅は在りません。群馬県、福島県の駅名は載ってるけれど

Wikipediaによれば・・駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅で、南側の単式ホームに接して駅舎が在ります。旅客列車は、駅舎に接する1番線(往：越後湯沢)と、駅舎から一番遠い3番線(往：長岡)に発着しています。ワンマン列車も発着する為、ホームには乗車確認用のミラーが設置されています。
2017年12月現在、2番線のみ架線が撤去され、ホームにはフェンスが設置されており、旅客列車の発着は有りません。保線車両などの使用のみとなっています

何これ？
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/shukura.html

融雪にはホースに穴を開けて

管理駅は越後湯沢駅で、JNB・ジェイアール新潟ビジネスが駅業務を受託する業務委託駅となっています。そのせいか、駅名表示板が軽い感じ？

何か青春♪と思ってしまった図

ガイドマップの割りには、店名とか入ってないの

旧塩沢町のマンホール。
中央の町章に雪の結晶なのですが、PHOは全体を見ずに6片の模様の繰り返しだと思ったので、トンボじゃないし、何だろう？と考え込んでしまいました

この水のお蔭で雪が溶けます。
水がかからないように遊びながら歩いていたら、結局濡れました

塩沢つむぎ記念館。
http://www.tsumugi-kan.jp/

此処も勿論休館

塩沢信用組合本部前にバス停は在るけど、各方面1日2本

鶴齢。
http://www.kakurei.co.jp/
1717年の創業だから、丁度2017年が300年だったの☆

平野屋は現・青木酒造。
HPによれば・・
「われの住む魚沼郡は日本第一に雪の深く降るなり・・・」江戸の文人・鈴木牧之は名著「北越雪譜」の中でそう書いています。 鈴木牧之は明和7年(1770年）塩沢に生まれ、牧之の次男・弥八が七代目として平野屋(現・青木酒造)を継ぎました。
「鶴齢」という名も牧之が命名したと伝えられています。
雪深い魚沼の生活を全国に紹介したのが、天保8年(1837年）に発行された鈴木牧之の「北越雪譜」です。雪国の暮らしのつらさを正直に述べている一方で、雪と戦う人々の暮らしの工夫や越後縮に代表される雪の利用などについて誇らしげに語り、雪国が春を迎える喜びを情感を込めて記しています。其処には、牧之の越後人としての自覚と素直な郷土愛が感じられます。「北越雪譜」が今日まで多くの人に愛読されている理由も、そんなところにあるのかもしれません。

創業享保2年 青木源左衛門って書かれた立派な看板。龍が凄い

さっきとは道の反対側を歩いてますが、どちらにしても道の左側を進んでるので、雁木が左側に在ります

中島屋さんは木喰仏が見られるお土産物屋さんです。
www.nakajimaya.info/

塩引き鮭。
寒風に晒して発酵させ、旨味を凝縮させます

鈴木牧之や北越雪譜に関する案内は複数有りますが、全く同じでは無いので、読んでくのも面白いです

判る☆

(株)はしもと。
日用品雑貨、 贈答品、家具・インテリア、食料品、酒などなど。お土産って看板は出てますが、観光客相手だけではないお店のようです。ってか、目立つし

牧之通りの1本裏がつむぎ小路で、つむぎ記念館の在る所です。さっき途中まで歩きましたが、路面から水が途切れず吹き出していて(飛び越えたりして遊んでるうちに濡れました)、少々歩き難かったので、牧之通りへ戻って来てました

塩沢と言えば、高級紬の代名詞で、一昔前の小説の中にもしばしば「ざあます」言葉のマダムとの会話で現れました。「奥様、今日のお召し物は塩沢でらっしゃいますか？」「あら、判ります？」的な

塩沢信用組合まで戻って来ました。
紀子様もお見えになってるんですね☆

仕舞われてなくて良かった

元々蔵造りでも何でも無いのを、わさわざ凝った造りにしています

秋山紀行は十返舎一句に依頼されたって意外な繋がり

通りの横からも完璧、てか入口はこっちっぽい

カマキリが居るよ(^o^)
卵が雪に埋もれないように、積雪量を予測するんだって

カマキリが指す最上部は昭和58年の3.7メートル

掘る、掘ったのは何処行くの？

雁木の中になだれ込んで来たりしないのかな？

重複してるのも有りますが、全く同じでは無いので、読んでくのも面白いです

牧之通りの先に在ったんです、長恩寺。はっちゃけ過ぎて行く時間無し★

塩沢郵便局

ガチ雪

この先、次の信号まで牧之通りは続きます

道標。
中山道の高崎宿から分かれ、北陸道の寺泊宿まで三国街道35宿のうち塩沢は22番目の宿場です。江戸時代は関東と北陸を結ぶ重要な脇街道として栄えていました。

あらら、そろそろ駐車場へ向かわないといけません。まだ見残してる所在るのにな★ちょっとゆっくりし過ぎましたね

魚沼市のマンホール。
テトラポットと小さな三菱マークに菱形を散りばめた地模様の中央に市章

駐車場に隣接して、牧之記念館が在りましたが、当然休館日でした

昔は牧之の菩提寺の経蔵を借りてたそうですよ

ホント知らなくて申し訳無し★

バスに戻ったのは、最後から2番目。PHOとすれ違いに塩沢駅へ向かった女性2人の一足先でした。ツアーって最後の1人になると、時間内に戻って来てても何となく肩身の狭い気がしませんか？

一応、ツアー名通りの白銀の新潟になりました。
この後は先の旅行記に有るように、4時前に夕食会場の新潟ふるさと村に到着し、4時50分から夕食となり、ホテルにチェックインして1日目が終わりました