2017/10/09 - 2017/10/09
83位(同エリア495件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 382,856アクセス
- フォロワー45人
ミャンマー最後の日。
名残惜しいやら、ほっとするやら、嬉しいやら、気持ちは不安定。
帰国便に遅れてはならずと落ち着きがない。
でも、まずは腹ごしらえ。
ホテルの隣のレストランはいつも大盛況で、朝はみんなお茶を飲んですることもなく粘っている。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
PR
-
私も真似してお茶と揚げパンを注文。
この揚げパン、脂っこくて悪玉コレステロールの原因になりそうだけど、美味さにはかなわない。
しかもこれで50円。
朝から賑わっているわけだ。
-
朝のホテル付近にはたくさんの露店が現れて、いつもと違う別の顔をしている。
-
魚売りのおばちゃんやおやじさん、その隣にはカエルのおばさんが陣取り、
-
テントを張ったこんな食堂までが歩道を占拠し、
-
トリの首をむんずと掴むおばさんや、
-
卵売りのおばちゃんと、朝の通りは多種多様だ。
-
羽根をむしられた小鳥たちが、竹串に貫かれている無慈悲な姿に,ぞっとするが、
-
こんな朝の風景は悪いものではない。
エアアジアの出発時刻は18:10。
2時間前に空港に到着するとし、空港までは1時間をみて、それまでは町をぶらつくことにして、荷物を預けてチェックアウトし、寺院巡りに出掛けた。
マップを見ると、セッチャーヂー、エインドーヤー、シュエチミンの3つの仏塔が近くにある。 -
途中、見上げるような高層ビルが建っている。
マンダレーヒルからも良く見える、この街のシンボルだ。
ショッピングセンターかと期待したが、どうも違うようで、入口がない。
高層階はマンションのようだ。 -
セッチャーヂー寺院に近づくと、道の両側に露店が増え、市場の雰囲気になってきた。
-
次の路地も、その先も、左右に曲がっても、どこも市場さながらの賑やかさで、
-
物資を運び込むトラックや荷車、買出しの車やバイクが入り混じって、進むに進めない状態になっていた。
地域の農産物や魚貝類が集まって、大量に売り買いされている一帯のようだ。 -
ここはマンダレーの物流の中核に違いない。
こんな活気みなぎる地区を知っただけでも、歩いて来た価値があるというものだ。 -
そんな庶民のエネルギーが渦巻く地区の中に、清純なセッチャーヂー寺院はあった。
セッチャーヂー パヤー 寺院・教会
-
寺院は宗教施設であると同時に、人々の休憩所、憩いの場でもあるようだ。
乳房を丸出しにして赤ちゃんに寄り添い、眠っている母子もいる。
エロチックでもなんでもない。
昭和初期の日本も、きっとこうであったろう。 -
参道は赤を基調に光り輝いていた。
壁の一部に、スパンコールのような光沢を持つタイルが埋め込まれているようだ。 -
こちらの参道は、光り輝く青緑色と凝っている。
-
涅槃仏もその部屋も色使いが素晴らしい。
前衛芸術家を頼んでデザインしたのか? -
こうなると、仏像の金色までがただの金色とは思えなく、
-
子どもの可愛さまでが、2倍にも3倍にも増幅される。
-
この金色の玉は何だろう?
玉ころがしの張り子のように見えるが、そんな軽いものではない。
こんなものが、ここから転げ落ちたら大変だ。 -
次の寺院に向かう。
-
エインドーヤー寺院は下町の雑踏の中にあった。
細い路地の先に、ひょっこりと姿を現す門と仏塔・・エインドーヤー パヤー 寺院・教会
-
威風堂々、みごとなものだ。
-
天に突き刺す暗黒の塔に、心はぞくぞくする。
やはりこれも天野喜孝の絵の世界だ。 -
天野喜孝を知らない方に、ちょっとだけ紹介してみたい。
これが天野喜孝がデザインする、ファイナルファンジーのゲームパッケージだ。
このタッチ、天を突く塔・・ -
中華風のこの建物も、やはりどこかファイナルファンタジーで、
-
聖獣ナーガに守られるこの若き仏も、ゲームに登場するエルフのようだ。
-
おやっ、、ここにも巨大な金の玉が。
これはドラクエに登場するキングスライムではあるまいか。 -
時間があるので広々した中庭に座って、このゲーム世界をじっくり楽しむ。
-
休憩所では親子が絵を描いていた。
何を描いているのかな?
「見せてよ・・」とお願いすると、 -
恥ずかしそうに、それでも嬉しそうに見せてくれたのは、図鑑を見ながら色鉛筆で描いた蝶だ。
細かなところまで精密に描かれている。
子どもの意欲を誉め称えると、お父さんが嬉しそうだった。 -
3つ目の寺院まで歩く。
時計塔のある市場を素通りして、 -
Gマップを頼りに、シュエチミン寺院に辿り着いた。
何だ、ここは!
ホテルマハールのすぐ近くで、この前は何度も歩いたではないか。
灯台もと暗しとはこのことだろう。シュエチミン パヤー 寺院・教会
-
気がつかなかったが、シュエチミン寺院にはマンダレー最古の仏塔がそびえ立つ、
-
素人目にも分かる由緒ありげな寺院で、
-
お堂の中では、信者達が声をそろえてお経をあげている。
-
お堂の中には中央にしきりがあって、右が女性で左が男性と、セクハラ防止のけじめができている。
こんな寺院は初めて見る。 -
壁には立派そうなレリーフが飾られていて、
-
ご本尊様は個性ある、アニメチックなお顔をなさっている。
どこかツタンカーメンの黄金の仮面にも似ていないか? -
別の場所には、マンダレーヒルの麓にあるチャウットーヂー寺院のような、大理石むき出しの仏様もいらっしゃる。
女性にも似た美しいお顔。
-
そんな美女の仏様たちがずらりと並ぶ艶やかな寺院は、宗教心のない私でも退屈しない。
-
仲良く勉強している女の子たちを眺め、
-
リスを眺め、
-
塔を眺めて、最後のマンダレーを楽しんでいたのだった。
-
回った3つ寺院は赤星の場所です。
4時間かかって回りきると、タクシーがやって来る時間となりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
行きそびれていたミャンマーに初挑戦
-
前の旅行記
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その19 マンダレーを歩く・マハムニパヤー
2017/10/07~
マンダレー
-
次の旅行記
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その21 バンコクへ、ドミと運河の楽しさ体験
2017/10/09~
バンコク
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その1 バンコクのドミで一夜を明かして
2017/09/27~
バンコク
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その2 マンダレーは暑い平原だった
2017/09/28~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その3 マンダレーヒルからの眺望に感じいって
2017/09/29~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その4 マンダレーヒルのふもとには日本人に優しい人がいた
2017/09/29~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その5 バガンへのバスの旅
2017/09/30~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その6 ニャウンウーはバックパッカーの町だった。
2017/09/30~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その7 電動バイクでパゴダ巡りがスタート
2017/10/01~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その8 バガンの遺跡は遺跡ではなく、現役の寺院だ
2017/10/01~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その9 バガンの素晴らしさはその景観にあった
2017/10/01~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その10 一人ぽっちの夕日見学ボート
2017/10/01~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その11 ポッパ山ツアーに参加する
2017/10/02~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その12 することのなくなってしまったバガン
2017/10/03~
バガン
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その13 マンダレーに戻ろう・バスの旅
2017/10/04~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その14 高原の町ピンウーリン(メイミョー)へ
2017/10/05~
その他の都市
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その15 メイミョーの自転車とバイク
2017/10/05~
その他の都市
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その16 プエコーフの滝とペイチンミャアウン洞窟は、人気の遊園地だった
2017/10/06~
その他の都市
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その17 モージョッピ村と花火
2017/10/06~
その他の都市
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その18 マンダレーヒルに再挑戦・歩いて登るぞ
2017/10/07~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その19 マンダレーを歩く・マハムニパヤー
2017/10/07~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その20 マンダレーを歩く・三つの寺院
2017/10/09~
マンダレー
-
行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その21 バンコクへ、ドミと運河の楽しさ体験
2017/10/09~
バンコク
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- trat baldさん 2017/11/24 06:20:54
- 駆け足観光では絶対に味あえないね。
- 足の踏み場も無い様な混沌とした市場、特に食材市場が地面にじか置きだったり生きたままの販売。
世界遺産等の有名観光地とは違い地元民が集う寺院などを見て周りソレを良しとするか否かは人それぞれの旅の有り様でしょう、僕は羨ましく大賛成!
Ps.男女が別れて参拝する寺院を見て一瞬モスリムの影響を想像してしまった。
- motogenさん からの返信 2017/11/27 10:52:39
- RE: 駆け足観光では絶対に味あえないね。
- ありがとうございます。
帰国して、しばらくして、懐かしく思い出すのは有名観光地の有名な寺院だとか仏像ではなく、汗を流し流し歩いたことや、土ぼこりの道や、現地の人々で賑わうゴチャゴチャした雑踏での出来事なんですね。
遠く日本を離れた他国に行けたという嬉しさは、その国の贅沢なご馳走ではなく、怖々と食べた庶民の現地食で。
美味くなくても、苦労しても、そんな刺激的が帰国後に気持ちを若返らせてくれるようです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
マンダレー(ミャンマー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
マンダレー(ミャンマー) の人気ホテル
ミャンマーで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ミャンマー最安
689円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 行きそびれていたミャンマーに初挑戦
2
46