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 最後の遺跡、スラマニ寺院にやって来た。<br /> 遺跡巡りも飽きてきたが、投げ出すことはしません。<br /> 午後になると、地面はさらに熱をもち、門をくぐった参道も裸足で歩くにはちょっときつく、草の上を歩くことにした。

行きそびれていたミャンマーに初挑戦 その10 一人ぽっちの夕日見学ボート

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2017/10/01 - 2017/10/01

305位(同エリア1026件中)

motogen

motogenさん

 最後の遺跡、スラマニ寺院にやって来た。
 遺跡巡りも飽きてきたが、投げ出すことはしません。
 午後になると、地面はさらに熱をもち、門をくぐった参道も裸足で歩くにはちょっときつく、草の上を歩くことにした。

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  •  遺跡らしい遺跡だ。<br /> 最初に出会ったならば、感動で言葉もなかっただろうが、私の感受性はもはや刈れ果てている。<br /> 遺跡にたいして申し訳ない。

     遺跡らしい遺跡だ。
     最初に出会ったならば、感動で言葉もなかっただろうが、私の感受性はもはや刈れ果てている。
     遺跡にたいして申し訳ない。

    スラマニ寺院 寺院・教会

  •  この寺院はバガン王朝後期のもので、寺院の姿も洗練されていると言うが、私にはよく分からない。<br /> 見どころは壁に描かれたフラスコ画だといわれる。

     この寺院はバガン王朝後期のもので、寺院の姿も洗練されていると言うが、私にはよく分からない。
     見どころは壁に描かれたフラスコ画だといわれる。

  •  仏様や像などの動物、当時の人々の生活が描かれているというが、

     仏様や像などの動物、当時の人々の生活が描かれているというが、

  •  色は薄れていて、暗くてよく見えない。

     色は薄れていて、暗くてよく見えない。

  •  それでも頑張って探し回り、

     それでも頑張って探し回り、

  •  消えかかっている絵を見つけては、あれこれ想像してみる。<br /> この絵の良さを理解するには日本語ガイドが必要だ。

     消えかかっている絵を見つけては、あれこれ想像してみる。
     この絵の良さを理解するには日本語ガイドが必要だ。

  •  外に出てくると、坊さん達が記念撮影していた。<br /> 仏教学校の卒業式か?<br /> 撮影を終わり坊さん達が散らばると、彼らの前にはツアーの観光客が座っていた。 ツアー客たちの記念撮影に、坊さんたちが一役かっていたんだね。

     外に出てくると、坊さん達が記念撮影していた。
     仏教学校の卒業式か?
     撮影を終わり坊さん達が散らばると、彼らの前にはツアーの観光客が座っていた。 ツアー客たちの記念撮影に、坊さんたちが一役かっていたんだね。

  •  遺跡巡りは計画通り完遂できた。<br /> めでたし、めでたし!<br /> 時刻は2時近く。<br /> 朝の7時から7時間も回り続けたことになる。<br /> 電動バイクさん、ありがとう。<br /> 電池残量はまだ80%以上を示している。<br /> 鉛バッテリーでもかなりの距離を走れるんだ。

     遺跡巡りは計画通り完遂できた。
     めでたし、めでたし!
     時刻は2時近く。
     朝の7時から7時間も回り続けたことになる。
     電動バイクさん、ありがとう。
     電池残量はまだ80%以上を示している。
     鉛バッテリーでもかなりの距離を走れるんだ。

  •  近道して帰ろうと、Gマップにある野原の道を走る。<br /> 深いわだちがあったり、水溜りがあったりして、思うようには走れない。<br /> 草っ原に突っ込んで転倒しそうにもなった。<br /> こんな道を載せているGマップをうらむ。

     近道して帰ろうと、Gマップにある野原の道を走る。
     深いわだちがあったり、水溜りがあったりして、思うようには走れない。
     草っ原に突っ込んで転倒しそうにもなった。
     こんな道を載せているGマップをうらむ。

  •  マップは一本道なのに分岐点があって、間違えて戻ることもしばしば。<br /> だが、ここで完全にストップした。

     マップは一本道なのに分岐点があって、間違えて戻ることもしばしば。
     だが、ここで完全にストップした。

  •  枯れ木で作った障害物に阻まれ、盛り土の向こう側には溝が掘られている。<br /> 誰がこんなもの作ったんだ!<br /> どこにも人の姿はなし。<br /> スラマニ寺院に戻ってきて、みんなが行き交う道路を走ることにした。<br /> みんなと言っても、数台のバイクが走っているだけだ。<br />

     枯れ木で作った障害物に阻まれ、盛り土の向こう側には溝が掘られている。
     誰がこんなもの作ったんだ!
     どこにも人の姿はなし。
     スラマニ寺院に戻ってきて、みんなが行き交う道路を走ることにした。
     みんなと言っても、数台のバイクが走っているだけだ。

  •  ニャウンウーの町に戻り、やっと食事にありつけた。<br /> 店の前に出ている英語版メニューを見て、チキンカレーのある店に入った。

     ニャウンウーの町に戻り、やっと食事にありつけた。
     店の前に出ている英語版メニューを見て、チキンカレーのある店に入った。

  •  最近の海外では、チキンカレーをよく食べる。<br /> チキンカレーといっても、場所によってさまざまだ<br /> 運ばれてくるまでの時間はかかったが、大きな肉塊の入ったカレーだった。<br /> スプーンでつつけば簡単に崩れてしまうほどの、柔らかいな骨なしの肉で、これは良い!

     最近の海外では、チキンカレーをよく食べる。
     チキンカレーといっても、場所によってさまざまだ
     運ばれてくるまでの時間はかかったが、大きな肉塊の入ったカレーだった。
     スプーンでつつけば簡単に崩れてしまうほどの、柔らかいな骨なしの肉で、これは良い!

  •  食べ終わると、スイカが出てきた。<br /> グッドタイミング。<br /> これで250円と、顔がくずれる。

     食べ終わると、スイカが出てきた。
     グッドタイミング。
     これで250円と、顔がくずれる。

  •  やらねばならないことが残っている。<br /> 今のゲストハウスには2泊しか予約できなかったので、明日からの居場所を見つけなくてはならない。<br /> 近くのゲストハウスに当たったみるが、どこも空き部屋はなかった。<br /> 部屋があったのはレストラン街から離れた、市場近くの『エデンモーテル』だった。

     やらねばならないことが残っている。
     今のゲストハウスには2泊しか予約できなかったので、明日からの居場所を見つけなくてはならない。
     近くのゲストハウスに当たったみるが、どこも空き部屋はなかった。
     部屋があったのはレストラン街から離れた、市場近くの『エデンモーテル』だった。

    エデン モーテル 1 ホテル

  •  シュエナディGHの隣で、ふと目についたのはポッパ山へのツアー案内板。<br /> 1000円だということで、チケットを買った。<br /> 明日の朝、ホテルで待てば迎えが来るという。

     シュエナディGHの隣で、ふと目についたのはポッパ山へのツアー案内板。
     1000円だということで、チケットを買った。
     明日の朝、ホテルで待てば迎えが来るという。

  •  バイクを見たら、また走りたくなった。<br /> 夕方までにはまだ時間がある。<br /> そうだ、ブーパヤーに戻ってサンセット・ボートに乗ってみよう。<br /> 1500円もするが、ミャンマー紙幣はありあまるほどある。

     バイクを見たら、また走りたくなった。
     夕方までにはまだ時間がある。
     そうだ、ブーパヤーに戻ってサンセット・ボートに乗ってみよう。
     1500円もするが、ミャンマー紙幣はありあまるほどある。

    エーヤワディ川船着場 (ブーパヤー) 船系

  •  5時。<br /> ボート乗り場近くに行くと、昼間の男が喜んで迎えてくれた。<br /> 乗り場に案内されると、10人以上も乗れる舟なのに、乗客は私1人きりだった。<br /> それでも出発する。

     5時。
     ボート乗り場近くに行くと、昼間の男が喜んで迎えてくれた。
     乗り場に案内されると、10人以上も乗れる舟なのに、乗客は私1人きりだった。
     それでも出発する。

  •  ブーパヤーを離れて川上に進んでいく。

     ブーパヤーを離れて川上に進んでいく。

  •  静かな水面だ。<br /> その水面をボートは滑っていく。<br /> 聞こえるのはわずかな波音とエンジン音だけだ。

     静かな水面だ。
     その水面をボートは滑っていく。
     聞こえるのはわずかな波音とエンジン音だけだ。

  •  しばらくすると別の舟と並んだ。<br /> 夫婦らしき欧米人が乗っていて、手を振ってくれた。

     しばらくすると別の舟と並んだ。
     夫婦らしき欧米人が乗っていて、手を振ってくれた。

  •  岸辺で洗いものをしている家族が見えた。

     岸辺で洗いものをしている家族が見えた。

  •  作業を終えて後片付けをしている男たちの姿も見える。

     作業を終えて後片付けをしている男たちの姿も見える。

  •  自転車で遊ぶ子どももいた。

     自転車で遊ぶ子どももいた。

  •  おやおや、ここでは水浴びなんかしている。<br /> 汗を流して、これから夕食かな・・

     おやおや、ここでは水浴びなんかしている。
     汗を流して、これから夕食かな・・

  •  これは凄い。<br /> 男も女も、家族全員で水浴びしてるようだ。

     これは凄い。
     男も女も、家族全員で水浴びしてるようだ。

  •  川岸に住む人たちにとっては、川は風呂であり、洗濯場であり、歯磨きや炊事をする場所のようだ。<br /> 自然と共に生きるってのは、こういうことなんだ。

     川岸に住む人たちにとっては、川は風呂であり、洗濯場であり、歯磨きや炊事をする場所のようだ。
     自然と共に生きるってのは、こういうことなんだ。

  •  あの船着場は、今日の朝、タナカを塗ってくれた子どもの家付近ではないだろうか?<br /> 子どもたちとお母さんは、何してるんだろう?

     あの船着場は、今日の朝、タナカを塗ってくれた子どもの家付近ではないだろうか?
     子どもたちとお母さんは、何してるんだろう?

  •  いつの間にか夕日見学の舟が集まって来ていた。<br /> その数は10隻以上になっている。<br /> エンジンを止め、波に任せて漂っている。<br /> 時刻は6時に近づいていて、これからが夕日ボートのクライマックスだ。

     いつの間にか夕日見学の舟が集まって来ていた。
     その数は10隻以上になっている。
     エンジンを止め、波に任せて漂っている。
     時刻は6時に近づいていて、これからが夕日ボートのクライマックスだ。

  •  ヒタヒタと漂っていると、川面がピンクがかってきた。

     ヒタヒタと漂っていると、川面がピンクがかってきた。

  •  雲で真っ赤に沈む太陽は見えないが、周囲の空の色が刻々と変化し、

     雲で真っ赤に沈む太陽は見えないが、周囲の空の色が刻々と変化し、

  •  今まさに、雲のかなたに日が沈んでいくところだ。

     今まさに、雲のかなたに日が沈んでいくところだ。

  •  船頭は何も喋らず、私一人だけが、この川に浮いているようだ。

     船頭は何も喋らず、私一人だけが、この川に浮いているようだ。

  •  静寂な時間・・・<br /> 七色の空と、漂う水と、わずかな風があるだけの時間・・・<br /> たまらなく贅沢な時間だ。<br /> こんな贅沢な時間を独り占めしていて、良いのだろうか・・?<br /> 日本にいる女房や、元同僚や、友人たちは、今何をしてるんだろう?<br /> 私だけがこんな時間を過ごしていて、よいのだろうか・・

     静寂な時間・・・
     七色の空と、漂う水と、わずかな風があるだけの時間・・・
     たまらなく贅沢な時間だ。
     こんな贅沢な時間を独り占めしていて、良いのだろうか・・?
     日本にいる女房や、元同僚や、友人たちは、今何をしてるんだろう?
     私だけがこんな時間を過ごしていて、よいのだろうか・・

  •  あんなに意気地なしだった自分が、日本を離れた遠い異国の地で、一人きりでこんな時間を過ごしている。<br /> 人生のなんと不思議なことか・・

     あんなに意気地なしだった自分が、日本を離れた遠い異国の地で、一人きりでこんな時間を過ごしている。
     人生のなんと不思議なことか・・

  •  気持ちが空になっていく。<br /> 全てのものには実態がなく、未来永劫変化を続け・・・<br /> 時間もなく、空間もなく、汚れも清らかさもなく・・<br /> という般若心経の空について考えた。<br /> 死んでいく時も、こんな気持ちになれたらいい・・・と思った。

     気持ちが空になっていく。
     全てのものには実態がなく、未来永劫変化を続け・・・
     時間もなく、空間もなく、汚れも清らかさもなく・・
     という般若心経の空について考えた。
     死んでいく時も、こんな気持ちになれたらいい・・・と思った。

  •  船着場に戻って来た。<br /> 寺院の塔にも明かりが灯り、人の姿もめっきり少なくなっている。<br /> 

     船着場に戻って来た。
     寺院の塔にも明かりが灯り、人の姿もめっきり少なくなっている。
     

  •  帰り道は真っ暗だった。<br /> 対向車のライトがまぶしくて瞬盲目状態となり、道路のおうとつや障害物を把握できない。<br /> そんな危険な道を、目をしょぼつかせながらも、無事に戻って来れたことは、奇跡に近かった。<br /> 疲労困憊・・・<br /> 脱力。

     帰り道は真っ暗だった。
     対向車のライトがまぶしくて瞬盲目状態となり、道路のおうとつや障害物を把握できない。
     そんな危険な道を、目をしょぼつかせながらも、無事に戻って来れたことは、奇跡に近かった。
     疲労困憊・・・
     脱力。

  •  町は停電になっていた。<br /> 停電は毎夜のことで、何回も起こるが、いつもは10分以内には復旧する。<br /> しかしこの夜は、なかなか復旧しなかった。<br /> 真っ暗な中を、懐中電灯を手にしてレストランに向かった。

     町は停電になっていた。
     停電は毎夜のことで、何回も起こるが、いつもは10分以内には復旧する。
     しかしこの夜は、なかなか復旧しなかった。
     真っ暗な中を、懐中電灯を手にしてレストランに向かった。

  •  注文したのはフライドチキンwithバイナップル。(350円)<br /> ろうそくの灯りがロマンチックだった。<br /> これも一人じゃもったいない。<br /> 

     注文したのはフライドチキンwithバイナップル。(350円)
     ろうそくの灯りがロマンチックだった。
     これも一人じゃもったいない。
     

  •  食べ終わる頃になって電気が通じ、会計にやって来たのは可愛いお嬢さんだった。<br /> 10歳に満たないと思われるが、こちらの子どもはお母さんと一緒によく働く。<br /> ほんわかした気持ちになってレストランを出ると、

     食べ終わる頃になって電気が通じ、会計にやって来たのは可愛いお嬢さんだった。
     10歳に満たないと思われるが、こちらの子どもはお母さんと一緒によく働く。
     ほんわかした気持ちになってレストランを出ると、

  •  ポッパ山へのチケットを買った店のおばさんが、<br /> 「明日の8時だよ。ホテルで待っていてね。」<br /> と、これまた優しく声をかけてくれた。<br /> いい町だ。

     ポッパ山へのチケットを買った店のおばさんが、
     「明日の8時だよ。ホテルで待っていてね。」
     と、これまた優しく声をかけてくれた。
     いい町だ。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • trat baldさん 2017/11/05 07:37:38
    混迷の国々アジアを完全消化しましたね!
    山を見るのか、森を見るのか、木を見るのか、ヨーロッパと違い悠久の時を過ごし楽しむアジアでは急ぐ事は喜びを半減させるでしょう。
    でもお弁当や飲料水、雨や陽を遮る手段は必要かも(^o^)

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