2017/10/07 - 2017/10/07
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motogenさん
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マンダレーに戻るため、ピックアップ乗り場まで歩き始める。
重い荷物を背負っての2km。
途中でバイクを捕まえようと思っていたが、通りかかるバイクはなく、結局歩き通してしまった。
乗り場には既にトラックが停まっていて、出発する間際だった。
時刻は7:30
間に合って良かった。
マンダレーに戻ったら、歩きでマンダレーヒルに再挑戦しよう。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車 徒歩
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-
乗車率80%。
外国人の私のために、一番奥の席を空けてくれた。 -
すぐに濃い霧の中に突入し、
雨粒が落ちてきたと思ったら、本降りとなり、両サイドの幌を降ろすことになった。
周囲は何も見えない。
つまらない。
寝てしまった。 -
途中休憩があって、幌を上げると雨は止んでいた。
眠り癖がついたのかウトウトしているうちに、車は町の近くまで来ていた。
あの曲がりくねった土ぼこりだらけの坂道を、どのように走ったのかは記憶から飛んでいる。 -
下り坂が多かったためか、町には2時間足らずで着してしまった。
「ここで降りろ・・」
降ろされたのは35ストリートという、目的地よりも南に位置する通りだった。
ホテル街まではかなりの距離がある。
バイクが声をかけてきた。
150円だと言う。
2時間も乗ったピンウーリンからの車が150円で、2km未満のバイクが150円というのは不満だが、仕方ない。
ビーナスホテルの場所を告げる。
ホテルマハールも良いが、今度は気分転換でビーナスホテルにするつもりだ。 -
だがこの運転手、ホテルの場所を理解しているようで理解できず、目的地を越えて走り続ける。
Gマップを見ながら私が指示を出し、ビーナスホテル近くでバイクを降りた。
こんなに(図)無駄に走ったのだ。 -
バイクを降り、歩いてホテルを見つけた。
真ん中の青い建物にビーナスホテルの名前がある。 -
「2泊で3500円。」
レセプションのお姉さんは言う。
空港までの手段をたずねると、
「タクシーは1500円・・」
バスやトラックを探すのは面倒で、合わせてOKをした。
両替したミャンマー紙幣がどっさりあって、気が大きくなっている。 -
4階の部屋は広くて明るかった。
-
椅子とテーブルがあり、クローゼットがあり、薄型TVもあり・・・
もちろんエアコンもある。 -
おまけに冷蔵庫、ケトルも備えられていて・・
粉末コーヒーまで置いてある。
私にとっては贅沢この上な部屋で、何の文句があろうか。 -
ミャンマーに来て初めての、稼動式シャワーノズルもありがたい。
これまではどこも固定ノズルで不便だった。 -
隣の隣はレストランで、
-
周りの客の料理を見て、チキンライスを頼んだ。
スープはどっ辛く、むせてしまって飲めたものではなかったが、チキンは美味かった。(230円) -
ホテルの自転車を300円で借りた。
高いと思ったが、この自転車は5段変速が正常に稼動する。
これで心残りだったマンダレーヒルに再挑戦できそうだ。
今回は歩いて登ってみせるぞと、意気揚々と出発した。 -
王宮の堀に沿った遊歩道を走ることにした。
気持ちが晴れ晴れする。
堀はとてつもなく長く、一辺が3kmもあるというが、こんな道だったらずっと走り続けても良い。
コーナーは遥か遠方で、ぼんやりしている。 -
好きな場所で好きなように止まり、好きなように走ればよい。
旅は徒歩か自転車が最高だ。
無意味に効率や便利さを選んではだめだ。 -
若いお兄ちゃんが水彩画を描いていた。
私が見ていると、近くの子どもたちも集まってきて、お兄ちゃんは照れた。 -
目指すマンダレーヒルの寺院の屋根がはっきりしてきて、
-
そして白い獅子の寺院に到着した。
ヒルへの石段入口はこの中だ。
20円の駐車場に自転車を預け、靴を脱ぎ、張り切って門をくぐった。 -
『歩き方』の情報を見ながら登っていく。
しかしこの『歩き方』の説明文は、理解しにくい。
足裏がちくちくする。 -
「最初の踊り場にある仏像・・」とはこのことか?
チェードーヤ・パヤーとなっている。
直進する石段と、左右に下る階段があるが、本命の直進階段を登ることにする。
-
『歩き方』の説明を、Gマップにてらして考えてみる。
こんなルートとなっているんだろうか。
赤点を付けた場所は下から
・獅子の寺院(チンテージーナッカ)
・最初の踊り場(チェードーヤ・パヤー)
・4体の仏像のある踊り場
・ピーロンチャンター・パヤー
・サイッタモー・パヤー
・ビャーディペー・パヤー(指差す仏)
・ウケンティ僧の像がある寺院
・日本人慰霊碑
・ウズラの仏塔(ンコンミーンストゥーバ) -
直線に伸びる階段が続く。
人はまばらはだ。
途中に4体の仏様が立っている休憩所があり、その先に、 -
ピーロンチャンター・パヤーという踊り場があった。
『歩き方』の説明通りに、金色の仏様がすっくと立っている。 -
再び階段が待っていて、
-
次の踊り場がサイッタモー・パヤーだ。
その名は小休止という意味らしい。 -
ここでは梁の上に仏様が鎮座している。
-
直進する階段は、裸足では怪我をするような石段で、立ち入り禁止はないけれど、
-
誰が見ても、進む道は左折する赤い階段だろう。
『歩き方』にもそうなっている。
長い!
先が見えないほど、長い! -
その長い階段は、もうすぐ登りきるという所で左に曲がり、様子がおかしいと思ったら、
-
車が通る道路をに出てしまった。
ピックアップトラックが走る道だ。
車酔いしながら走った懐かしい道だ。
この道を横断すると、 -
寺院があった。
ビャーディペー・パヤー。
マンダレーヒルの本命となる寺院の一つだ。
大きな仏様が見える。 -
高さ8mもある仏様が、弟子を従えて前方を指差していた。
逸話がある。
仏様にお布施をするものを持っていなかった鬼(?)が、自分の乳房を切り落としてお布施すると、仏は丘の下を指差して「来世でお前は王となり、ここに王宮を造るだろう」と予言したというのだ。
そしてその通りに鬼は生まれ変わり、王宮を造り街を造ったのだそうだ。 -
仏様の指差す方向に、マンダレーの街が見える。
-
街を見下ろしながら奥の階段を登って行くと、広い建物があった。
入口に小さな売店があるが、建物の中は何もなく、空き家になった倉庫みたいだ。
無数の柱だけが立っているだけだが、 -
一段上がった広間に登ると、突き当り仏様の姿が見えた。
-
仏様の脇に、お坊さんの写真と像が飾られている。
ウ・ケンティだ。
マンダレーヒルを仏教の丘として整備した高僧との説明が付いていた。 -
この寺院は寺院というより博物館で、たくさんの仏像がガラスケースの中に展示されている。
-
石段はまだ続く。
手すりにつかまらないと転げ落ちそうな急階段があって、 -
登って行くと屋上に出て、マンダレーヒルを表示するネオンサインがあった。
これで終わりではない。
『歩き方』には、この付近に日本人慰霊碑があると書かれている。
それは、どこ?。 -
広い庭があるのでその中を探すと、ひっそりと日本人慰霊碑が立っていた。
マンダレーやメイミョーは、日本軍が歴史的敗北を喫したインパール作戦の本部が置かれていた場所だ。
この作戦で膨大な日本兵士が無駄死にさせられたのだ。
この石碑はそれらの兵士を弔うものなのだろうか。 -
NHKの番組『白骨街道』では、この作戦を考察していた。
作戦を立案した参謀たちの無謀さや無責任さを追求している。
上層部の無能さのために、苦しみ死んでいった兵隊は、こんな石碑を立てられたところで、けっしてうかばれまい。 -
ここで引き返そうとしたが、『歩き方』を見るとこの奥にまだウズラの仏塔がある。
進んでみると銀色を基調にした寺院があった。 -
ウズラの寺院なんて変な名前だが、お釈迦様の前世はウズラなんだそうだ。
そのウズラを祀る寺院は、雪の女王でも住んでるみたいな幻想的な色をしていた。
で、ウズラの像はどこにあるのか。 -
ウズラの像は、ウズラが逃げないように柵の中に閉じ込められていた。
何か、変だ・・
ここは伝統ある寺院なんだろうか・・
と疑問を持つが、マンダレーヒルのパヤー巡りウォーキングは、ここでめでたく終了となる。
上に大きなパヤーが見えるが、これは8日前に訪れた展望台のあるスタンピー寺院で、もう行く必要はないだろう。 -
自分を振り返れば、仏塔や仏像を楽しむのではなく、『歩き方』に載っている説明を確かめることじ目的になっていたようだ。
何があるのか?
どんなになっているのか?
そういう意味では、目的は達したといえるだろう。
それで良かったのかな・・という思いがないではない。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- trat baldさん 2017/11/20 07:10:43
- 完全消化でしょう!
- 今までのmotogenさんと少し違うmotogenさんがもう一人心の中に出来たような旅じゃあなかったでしょうか、たぶん思い起こす度にこの旅の記憶に深みが増していく、そんな気がします。
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