行きそびれていたミャンマーに初挑戦　その５　バガンへのバスの旅

2017/09/30 - 2017/09/30

　8時20分、ホテルに迎えのピックアップトラックがやってきました。
　ホテルからホテルまで運んでくれるサービスです。
　このサービスは、以前はOKエクスプレス社のみだったのですが、今ではどのバス会社も行っているようです。
　私のバスも、ＯＫエクスプレスではありません。
　ホテルで予約して9000チャット（900円）でした。

※この旅行記では1000チャットを為替手数料を含めて100円としています。

エリア バガン(ミャンマー)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

　何箇所かのホテルで客を集め、到着したバスターミナルは、8.5kmも離れた場所にあった。
（Gマップでは8,5kmと出るが、実際にはもっとあるはず。）
　30分以上も乗っているが、まだ着かない。
　バガンまでこのピックアップトラックで行くのかと心配になったほどだった。

　ターミナルは土と砂が舞い上がる広大な広場で、無秩序にバスが停車していた。
　一人で来たならば，どこにチケット売り場があり、どのバスがどの方面に行くのか分らず、お手上げ状態になるだろう。

　トラックが止まると、即座に荷物がバスの倉庫に放り込まれ、せかされて車内に押し込まれた。
　オレンジ色の、外見は見だましいバスだ。
　クーラーも効いている。

　既に他の客が乗っていた。
　私の指定席は窓側だったのに、そこには別の男が座っていて、通路側になってしまったが、フロントガラスから前方が見えたので、黙って座っていた。

　バスは空港方面に向かっている。
　渋滞する街中を50分もかけて抜け出すと、

　空港東側の真っ直ぐに伸びた塘路を、南へ南へ突っ走る。
　造られたばかりの高速道路に見える。
　途中に料金所があった。

　どこまで走っても一直線。
　周囲は原野だ。
　こんな広い原野があるのなら、ここを農地として農民に開放したら、この国はもっともっと豊かになるんではないのか・・・
　そんなことを考えて走っていると、

　途中でこの高速道路からはずれ、

　路面の荒れた一般道を進むことになってしまった。

　すぐに昼食休憩となった。
　物売りがたくさん集まってくる。
　小鳥の丸焼き、豆菓子、ウズラの卵・・・
　

　ゆで卵を2個買って昼食代わりとし、

　再び走りだすと、

　この道は生活道路で、子どもたちが歩いていたり、

　木陰で女性たちが休憩したりしていて、

　高速道路よりは、はるかに面白く、ミャンマーに来たという充実感が押し寄せてくる。

　延々と緑のトンネルが続いている場所もあった。

　幹線道路をはずれ、町中の狭い路地を走ることもあった。

　しかし基本は原野だ。
　集落の近くでは農地になっているが、有効利用とは程遠く、農作物なのか雑草なのか見分けがつかない野原が続いている。

　狭い橋に出くわした。
　大型車だとやっと一台が通れる幅の、狭くて長い橋だ。
　橋のたもとに遮断機があって、交互通行に制限されている。

　バスは全席が指定席の予約制となっているはずなのに、一般客も乗り降りし、それらの客は応急のプラスチック椅子やに座らされたり、エンジンルームの上に乗せられたりしている。
　遺体も入るような大型ボストンバッグまで運び込まれ、入口にドデンと置かれたので、乗り降りに支障も出た。

　平坦だった道が、アップダウンを繰り返す道に変わった。
　丘陵地帯を通過しているらしい。
　ミニジェットコースターを連想させる場所ある。

　下った場所にはこんな水流れもあり、大雨の日には通行できなくなるだろう。

　右側に川が見える。
　マンダレーを流れていたエーヤワディー川だ。

　丘陵地帯を走ること1時間、突然バスは停止させられた。

　数人の女性が乗り込んできて、入場料を集め始めた。
　１人20ドル。
　聞いていた値段の倍もしている。
　文句を言っている欧米人もいる。

　20ドル払うと、こんなカードをくれた。
　「常に持っていてね・・」
　有効期間は５日間。
　このカードで、バガンの遺跡を自由に見学できるらしい。

　しばらく走ると、再びバスは停車した。
　何もない郊外なのに、終点だと言われて乗客全員とまどってしまうが、

　「前のトラックに乗ってくれ・・」と言われて一安心。

　ピックアップトラックに乗り移り、各自のホテルに向かうことになった。

　予約しておいた『シュエナディGH』では、私の他にも４人が降りた。
　人気のあるゲストハウスらしい。
　ネットで予約すると、際安の部類に入っているからか？
　時刻は15:30。
　送迎のピックアップまで含めれば、7時間が経過している。

シュエ ナ ディ ゲスト ハウス ホテル

　レセプションで予約票を見せると、スタッフはしばし困惑状態。
　「少し、待って・・」と言われてしまう。
　待つこと10分。
　どうにか部屋が確保できたらしく、キーとタオルを渡された。
　脅かさないでよ！

　バスの走ってきた道筋を載せておきます。

この旅行記へのコメント （1）

• trat baldさん 2017/10/26 10:54:08

  絶対面白い！

  こうゆうの大好き、motogenさんは準備万端の上の行動だろうけど行き当たりバッタリでこれをしたら心臓が止まるような思いを何度もするでしょう(^o^)