鶴岡八幡宮～見頃を迎えた正月ぼたんと春の気配～

2017/02/08 - 2017/02/08

鶴岡八幡宮にある神苑ぼたん庭園では１月から２月の中旬と、４月上旬から５月上旬の年に２回、ぼたんを楽しむことができます。
１月から２月のぼたんは正月ぼたんと呼ばれ雪囲いがされていて、それこそ雪が降ったあとは風情ある姿を見せてくれますが、今年はなかなか雪が降らない鎌倉。ぼたんはすっかり見ごろを迎えてしまったので、晴天の日に見てきました。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5

早朝の鶴岡八幡宮

最近すっかりサボっていたウォーキングを再開しやってきましたが、さすがにこの時期の朝６時半では人の姿はほとんど見かけません。
前日降った雨で濡れた石畳が良いカンジです（＾＾）

鶴岡八幡宮 寺・神社・教会

源氏池の奥から日が昇ってきます。

静かな水面は鏡のよう！

境内では梅が咲き始めていました。

梅の季節か～と思っていたらなんと桜まで！
立春は過ぎましたが、もうこんなに近くまで春がやってきていたとは…

境内にある神苑ぼたん庭園にも『ぼたん見頃です』の案内が出ていました。

ということで、改めてぼたんを見るために２日後の午後、出直してきました。

初詣の時期も過ぎた２月の平日とあって段葛も人はまばらです。

昨年桜を植え替えリニューアルした段葛

さすがにここの桜の開花はまだまだ先のようですね。

三ノ鳥居をくぐった所から本宮をズームで１枚

まずは本宮ではなく、鳥居をくぐってすぐ右手のぼたん庭園へ

神苑ぼたん庭園は源平池の池畔に造られた回遊式庭園で、１月～２月中旬と４月上旬～５月上旬、年に２回、ぼたんを楽しむことができます。

今は正月ぼたんが見ごろ

入園料５００円を払って中に入ると、あらまぁ、すいていること！

でも雪や霜よけの藁に囲われた満開のぼたんが迎えてくれました（＾＾）

鮮やかな赤紫

可憐なピンク

これは「八千代椿」という品種です

珍しい黄色のぼたん

以前来園した時はちょうど雪が降ったあとで、雪をかぶった雪囲いがなんとも風情ある姿を見せてくれたのですが。。。

今年は雪が降る前に満開になってしまいました。

「島錦」

雪囲いの中でちょっと花が窮屈そう？

ひときわ目を引く真っ白な花

その名も「貴婦人」

雪囲いからちょこっと顔を出したカンジが可愛らしい（＾＾）

「新七福神」なんて縁起の良い名前がついていました。

これは「連鶴」

同じ白ぼたんでも「貴婦人」とはまったく雰囲気が違いますね～

ぼたんにはどれくらいの品種があるのかわかりませんが、色も形も様々でついつい写真の枚数が増えていきます。

おっと、ぼたんに負けない艶やかさ！

着物デートも良いですね～♪

「太陽」

「聖代」

「八千代椿」

この白い蕾から深紅の花が咲くのでしょうか？　不思議～！！

庭園からのぞむ源氏池

春には水面近くまで花でいっぱいになる桜の木も今は寂しい姿です。

それに比べてこのぼたんの艶やかなこと！「紫紅殿」という品種です。

「島大臣」

園内で数多く見られた品種です。

お天気が良く風もないので暖かく感じられた日、ぼたん鑑賞にはもってこいでした。

何といっても人が少ないのがありがたい！園内は三脚使用禁止でしたが、貸し切り状態だったのでゆっくり写真を撮ることができました。

開花まであと少し

こちらは全開の「島錦」

百花繚乱

本当はたくさんの種類の花が咲き乱れる様子のことを指す言葉だと思うのですが、他によい表現が見つからない。。。

思いっきりズームで１枚

どれくらいのぼたんが植栽されているのかネットで調べたら１００品種１０００株という紹介がありました。
さすがにそこまではなかったと思いますが、庭園はけっこう奥行きがあります。

「富士の峰」

真っ白なぼたんの清々しさを表すのにピッタリのネーミング

スマホを取り出し真上から１枚

こちらもスマホでパシャリ

以前一緒に来園した実家の母へ送信～

「新日月」

「島錦」

散った花弁とともに。。。

「湖石の庭」
現在は中国の天然記念物として保護され国外への持ち出し禁止になっている貴重な太湖石を配した庭園です。

庭園の傍らに書かれた説明によると
＝中国蘇州市園林管理局・蘇州市古典園林建築公司の技術者が自然の太湖石を使って造成しました。太湖石（湖石）とは、中国江蘇省の太湖という湖の底から掘り出された石灰岩に属する天然の名石で、中国の名のある庭園には必ずといってよいほど湖石の石組がみられます。我が国でも古来より「牡丹には太湖石」を描いてきましたが、太湖石が渡来することはなかったようで、実物を見ることはできませんでした。現在中国では太湖石は天然記念物として保護され国外への持ち出し禁止になっていますが、１９８４年（昭和５９年）、宗之光・李清中国駐日大使夫妻のはからいで鶴岡八幡宮の「神苑ぼたん庭園」に寄贈されました＝

貴重な庭の反対側には源氏池

早咲きの桜が咲いていますね～

ぼたん苑の一番奥、斎館までやってきました。

この先にもぼたん苑の出入口があるのでこのまま通り抜けることもできるのですが、クッシーはUターンして再度ぼたんを見ながら鳥居側の入口に戻ることにします。

淡いイエローの「黄冠」

「今猩々」

「猩々」って赤い髪に赤い顔をした中国の妖怪ですが、この花の名前に関係あるのでしょうか？

うーん、やっぱりこの色が一番好きかな～

最後にもう一度「島大臣」と

「八千代椿」をカメラにおさめて

ぼたん苑を後にしたら境内散策

源氏池ではカモが夢中で餌を食べています

本宮と舞殿

本当に今日は人が少ないな～

境内では椿

紅梅

華やかな着物姿のお嬢さんたちが見ているのは・・・

白梅とメジロでした

春の気配を感じますね～

桜は２日前からさらに花が咲いたようです。

こんなお客様も！

せっかくの桜、あまりつつかないでね～

最近ホントに着物で鎌倉めぐりをする人が増えていますが、艶やかな姿も境内の華ですね（＾＾）

正月ぼたんを見にきた八幡宮ですが、梅に桜と春の気配も感じられた１日でした。