アートを巡る旅　in ドイツ　11日目‐２～フランクフルト～

2015/06/30 - 2015/07/21

前日に買ったMuseumsufer-Ticketを使って、後半も、がっつりずっしりフランクフルトの美術館回りの旅行記。

この回は、７月１０日(金)の旅行記。

主な訪問地：ドライケーニヒ教会
　　　　　　応用工芸博物館
　　　　　　世界文化美術館
　　　　　　ドイツ建築博物館
　　　　　　シュテーデル美術館

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

対岸から見たこちらの教会に、おじゃまさせていただきました。

ドライケーニヒ教会 寺院・教会

天井が素敵です。

変わったデザインのステンドグラス。

人も少なく、より一層静かな教会でした。

船上レストラン。ちょいとお高めだったので諦めました。

鉄の橋 建造物

美術館回り、後半はこちらから。
Museum Angenwandtekunst　10:00～18:00
Richard Meier　　リチャード マイヤー　設計

窓のいっぱいの真っ白な建物です。

応用工芸博物館 博物館・美術館・ギャラリー

内側も、白。美しいです。

まずは、こちらの展示から。

お部屋のような展示です。
プロダクトデザイン製品が並んでいました。

パンフレットなど。

階段ではなくスロープ。外光も入り、美しい空間です。

こちらは、ベルリンのバウハウスアーカイブにもあったチェス。

このコルビュジエのソファーに座ることができます。ヘッドホンから流れる音楽を聴きながら、外の景色を楽しみながら、優雅な時間です。
実際は、ちょこんと座って、ちょっとだけ音楽聞いて、ささっと。
こういう所でどっかりくつろぐことができない性分。

お次の展示。

宇宙がテーマの展示でした。

不思議な展示でした。

平面の作品も。

旅行をテーマにした映像や写真などの作品が並んでいました。

お次へ。

陶磁器なども展示されていました。

渡り廊下は、壁も天井もガラス張り。

渡った側には、一昔前の家具などの調度品が展示されていました。

外へ。芝生の中に道がありました。
炎天下でなかったら歩いてみるのですが。

鳥がいました。

続いてはこちらに。
当初の予定には入れてませんでしたが、暑いし、ミュージアムチケットもあるし、せっかくなので。

世界文化美術館 博物館・美術館・ギャラリー

EL HADJI SYの個展をやっていました。

アフリカンアートのようです。

主に平面作品。力強い作風です。

元々はどなたかの邸宅だったのかな？素敵な空間の中に作品が展示されていました。

立体作品、インスタレーションなど、意欲的な作品が展示されていました。

次々に美術館が現れます。
多くの博物館が立ち並んでいることから、博物館通り(Museumsufer)とも呼ばれているそうです。
Deutsches Architektur Museum　10:00～18:00

ドイツ建築博物館 博物館・美術館・ギャラリー

お昼を食べ損ねたので、こちらのカフェにて。
このチョコケーキ、パッサパサでした。

地上階は、COOP HINMMELB(L)AU　コープ ヒンメルブラウの建築展でした。

欧州中央銀行の模型。変遷がわかって面白いです。

実物模型。

大連国際会議センター

ホールなどもあって、複雑ながら、かっこいい建物です。

フランス　リヨンのコンフリュアンス博物館。
外も中の造りもすごそうです。いつか行ってみたいです。

コンピューターも使うのだろうけど、このようなアナログのものも使っておおまかな形を決めていくのが分かって、面白かったです。

上の階に来ました。
監視のおじさん、暇そうです。

外の建築物を見せるためのような窓。

子供たちの作品。ボックスの中に、子供たちが考えたいろんな建物があって面白いです。

石器時代から、その時代ごとの代表的な建物の模型が展示されていました。

これは現代の。
Commerzbank Tower　コメルツバンクタワー　ノーマンフォスター設計。
昼間、アルテ橋上から見ました。

火山が噴火する前のポンペイの町の模型。

遺跡の方は行ったことがありましたが、在りし日の姿は、こんなだったんですね。
とってもよくできていて、見ていて、とても楽しい。

19世紀代表は、Crystal Palace　クリスタルパレス(水晶宮)
ロンドンで行われた第一回万博の会場。ジョセフ パクストン設計。
鉄骨とガラスでできていたそうです。焼失されて現存していません。

すっごく細かく、精巧にできています。

20世紀代表は、ニューヨーク　メトロポリス。

次の展示。
6月27日付のどなたかのサインがありました。

こちらも、また宇宙。
この時、宇宙ブームだったのでしょうか？

デッサン。建築らしいデッサン。

同じ宇宙ものでも、応用美術館、建築博物館、それぞれ特色があって面白いです。

日本を発見。

外観が面白かったので、余裕があったら入りたかったのですが、時間も体力も、次の美術館のために残しておかないといけなかったので、止めておきました。

フランクフルト通信博物館 博物館・美術館・ギャラリー

木々が癒しをくれます。

この日のメイン。
Staedelmuseum　10:00～19:00（木・金～21:00）

シュテーデル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

階段で、上がっていきます。

一番上の階の古典絵画から順に見ていきます。

Venus
Lucas Cranach 　ルーカス クラーナハ　

宗教画など。

Pieter Aertsen　　ピーテル アールツェン
頭部が大きめで、おもしろい。

Gerard ter Borch　　ヘラルト テル ボルフ

The Geographer　地理学者
Johannes Vermeer　ヨハネス フェルメール　　

和服をガウンにして着ていることでも有名な作品ですね。

他にも、ラファエロ、ルーベンス、レンブラントなど、巨匠たちの作品をゆっくりと鑑賞できます。

Sandro Botticelli　サンドロ ボッティチェリ
ありました、私の中での、古典の中の癒し。

時間的に穴場だったのだろうか？本当に人が少なくて、贅沢でした。

Oberon
Georg Baselitz　ゲオルグ バゼリッツ

古典の中に、現代作家の作品がありました。

近代美術(～1945)の階に来ました。

カンパーニャのゲーテ
J.H.Wilhelm Tischbein　ヨハン ハインリヒ ヴィルヘルム ティッシュバイン

ゲーテギャラリーでもお会いしましたね。右足の靴を左足用に描いてしまったというミスのある事でも有名な作品です。

Orchestra Musicians
Edger Degas　　エドガー ドガ　

Ophelia
Victor Muller　ヴィクター ミュラー

Paul Klee　パウル クレー

クレー大好き。

シスレー、ルノワール、モネ、シャガール、フランツ　フォン　シュトック、マックス　エルンスト、ピカソ、…などなど、見どころ満載。

Paula Modersohn-Becker　パウラ モーダーゾーン・ベッカー

影が面白い。

Max Beckmann　マックス ベックマン

下に降りてきました。
増設された新館は、Gustav Peichl　グスタフ パイヒル　設計です。

作品は、John M Armleder　ジョン M アームレーダー
鏡の間になっています。

細かい鏡でできていました。
映りこんでいるのは、ウォーホルのシルクスクリーンのゲーテ像。

時計を見ると、この時、18時20分。

更に地下も、現代美術(1945～)の展示です。

Naum Gabo　ナウム ガボ

Peter Roehr　ピーター ローハー

Arman　アルマン

Gunter Uecker　　ギュンター ユッカ―

Lusio Fontana　　ルーチョ フォンタナ

基本的に上の丸い照明(自然光？)だけなので、ちょっと薄暗い…。

センサーか監視カメラか分からないけれど、作品に近づきすぎてしまったようで、監視員さんに注意されてしまいました…。

Anselm Kiefer　　アンゼルム キーファー

こちらも、キーファー。
ブレーメンで見た作品を思い出しました。

この現代美術の展示に関してですが、作品の見せ方、配置、このドイツ旅行の中でも、センスの無い展示でした。ボイスの作品の置き方といったら…。
せっかく時代の流れで鑑賞できる美術館なのに…。残念でした。
なんか、どっかの公募展みたいな展示。

William N.Copley　ウィリアム N.コプリー

この階にも、ピカソ、クレーもあり、その他、ジャン デュ ビュッフェ、ジャコメッティ、フランシス　ベーコン、ボイス、等々、豪華メンバー、だからこそ、もっと、かっこいい展示をお願いしたい。

階段。この空間は、美しいです。

地下鉄Schweizer Pl.駅の周辺はレストランが連なっていて、どこかに入ろうかとも思ったのですが、どこも混雑していて躊躇してしまいました。
かなり疲れた果てていたので、ホテルに帰ることにしました。

この日の夕食。
地下鉄に乗る前に見つけた、おいしそうなパン屋さんにて購入。
お惣菜は、ホテル近くのショッピングモールの中のスーパーで量り売りのものを、見よう見まねで買ってみました。
リンゴ酒の代わりにリンゴジュース。フランクフルトは休肝日になりました。

ホテル アタッシュ ホテル

甘いのいっぱい買ってしまった。
昼間のは残念でしたが、こちらは、とってもおいしかった！

…そうだった、マイツァイルへ行くの忘れた…